志願倍率は、、、とここまで話を進めてきたが、今日書きたいのは研究室配属についてではない。それよりも今、関心が高いのは、大学受験生の志願倍率だ。我が富山大学理学部生物学科においては、昨夕の時点で前期日程において2倍を越えた。なんだ2倍か、と言う無かれ。実はこの2倍を超えるか否かが、大学組織的には大きな分かれ目なのだとか。ま~、細かいことは書かないが、2倍を超えないともろもろよろしくないことがあるとか、ないとか。。。何はともあれ、2倍を超えて安堵している。
さて、研究室の話をしよう。先週、ABI310が直ってからは、毎日稼動してもらっている。やるべきサンプルは盛りだくさんだ。TSさんのナマコ、Hさんのイノシシ、Sさんのイタセンパラ、そして私が手がける頼まれ仕事の『淡水魚』。レーザー出力がバリバリなうちに、どしどし仕事をこなそう。そういえば、『淡水魚』の依頼主の高校の先生が表彰されていた。今朝の新聞記事にあった。お喜び申し上げます。私としても、今後もできるかぎり協力していきたい。
そしてもうひとつの大仕事といえば、論文書き。返却期限が迫っているスナヤツメの遺伝子流動論文だ。「しっかりと見直すように!」とのコメントを受けている。アクセプトとリジェクととの境目にあると考えてよさそうなため、いつも以上にしっかりとした対応が必要だ。そう考えながら文章改訂、読み直しを繰り返しているのだが、次第によくわからなくなってくる。今の直しでいいようにも思えるし、不足しているようでもある。悩ましい。久しぶりにこの感覚を味わっている。『これこそが論文書きの醍醐味!』と言い切ることができればいいのだが、そこまで器も力量も大きくは無いことは自分自身が一番知っている。ま~、ネガティブに考えても得るものは少ない。ここは開き直り、もちろんできる限りの対応はしながら、あとは先方の判断にお任せしよう。
ここで現在卒論執筆(初稿直し)に勤しんでいる山崎研学生へ。開き直りもいいが、くれぐれも『できる限りの対応』はやってもらいたい。以上!
2011年2月2日 志願倍率
今夕、来年度の研究室配属に関する第一回目の希望調査結果が発表された。定員3-5名に対して、山崎研は第一希望者が6名。
2011年2月3日 今年最後の講義
先週の上田主張のために休講にしていた講義の補講を実施した。内容は、当初の予定通り、富山県における生物多様性の現状だ。主に山崎研究室での取り組みを紹介した。これで今年度も無事に講義が終了した。あとはレポートの採点と成績づけだけだ。
さて、その講義は夕方にあったのだが、その前の大仕事といえば、論文投稿(返送)だ。これには朝から取り組んだ。そして結構「しっかりと」向き合うことができたと思う。文書の加筆などを行うことができた。が、見方を変えれば、これまでの直しでは気がつかなかったともいえる。もっとしっかりと見直さなければならないと再認識すると同時に、状況を変えることで、違った見方ができるということもできる。あるいは俗に「(神様からのお告げが)降りてきた」と表現することもあるが、予期しなかったところで、思わぬアイディアがひらめく(いい文章や直しを思いつく)こともある。ただこれも単なる神頼みではない。継続的な努力があってこそ、だと思う。
明日は金曜日だ。いつのまに時間が経ったのだろうか?と正直に思うほど、今週はあっという間に過ぎて言った。もちろん、日々の活動はそこそこやってきたと思うので、ここ最近に比べれば実入りが多い週だったと思う。だが、時間が少ないとの思いは捨てきれない。好きなことをやっていると、時間があっという間に過ぎていく、ということにしたいものだ。
2011年2月6日 残業?中
この週末も自宅に仕事を持ち帰った。この書き込みをしている「今」は日曜日の昼間だが、昨夜から時間をみつけては仕事を続けている。今の仕事は、富山県の希少魚に関するまとめ。レッドリスト見直しに関する文案を作成している。自分で直接調査に携わった魚種は書きやすいのだが、まだまだ情報が不足していることを痛感している。春からはこの手の調査を沢山やらなければならないと思うと同時に、卒論はじめ、これ以外の調査も多そうなので、どこまでできるかは不透明だ。卒論テーマにしてしまうのも一案だ。特定地域の調査については、卒論と絡めたいと考えているが、単なる魚類相調査では味気ない卒論になってしまう。そう考えて、しっかりとした調査をしようとすると、手間隙がかかる、、、結局のところ、可能な限り手足を動かすしかないようだ。いずれにしても来年度は、自分の新規研究やそれに基づく論文書きは少なくなりそうだ。もちろん、これまでのデータの論文化を目指す。
それはそうと、お手伝いを募集したい。過去のRDBの記載のテキスト入力をしてもらえると、仕事が楽になる。希望者は週明けに来室を!
2011年2月12日 一日一本ペース
卒論第2稿を読み進めている。SさんとY君のは読み終えた。Sさんのは今頃研究室の机の上に返却されているころであろう。少なくともこの2つに関しては、内容や方向性に対する再確認が必要。14日のプレゼンまでにコメントを一通り理解し、その上でプレゼンを必要に応じて修正してもらいたい。これを別としても、くれぐれも、最低でも提出要旨の内容に即して、プレゼンを作ること。それ以前にスライドを作り上げていたかもしれないが、全体的に見直し、かつ統一のとれたスライド・プレゼン作成を心がけるように。
2011年2月9日 さすがに疲れが出てきた
今日は予定通りに予定なし。な~んて文章を学生が要旨の中に書いてきたら、こっ酷く苦言を呈するだろうが、ここはブログの中だ。要するに、会議や頼まれ仕事の予定は当初から無かった一日、ということ。
今日の大きな仕事は、TSさんのナマコ発生に関する論文の投稿だ。もろもろの事情で私がCA(注:機内でお茶を配るわけではない)となり、投稿作業も行った。朝からTSさんに協力してもらいながら原稿の最終チェックを行ったのだが、私の凡ミスで余計な時間がかかってしまった。というのも、引用文献の書き方などを確認するために、投稿先の雑誌の最新論文をダウンロードし、微修正していたのだが、、、なんと投稿先の雑誌を間違ってしまった。正しくは、Aquaculture ###なのだが、間違ってFisheries ###の論文をダウンロードしてしまったのだ。どちらもはじめての投稿先だったこともあり、、、ってな言い訳は通用しないだろうが、ま~結果的には投稿前に気がついたので、時間は要したがどうにか規定どおりのフォーマットで投稿できた、はず。ただ、いざ投稿のためのweb上でのファイル・アップロードに時間がかかった。私のパソコンの性能不足が原因みたいなのだが、結局このために朝コンビニで買っておいた『カツ』を食べたのは、13時を過ぎていた。まっ、結果的には投稿作業は無事に完了した。審査がうまく進むことを祈ろう。
さて、その後も仕事がはかどった。というよりも、はかどったからこそ、疲れた。RDBを仮まとめして依頼主に返送。研究助成の申請書もほぼ書き上げることができた。そして頼まれ仕事のイタセンパラからDNA抽出を開始した。プラス自宅残業では、RDB原稿を仕上げた。さすがにこれだけやるとへとへと。だが明日も締め切り仕事がいくつかある。なんとか今週を乗り切れば!、、、と言いたいところだが、来週は学内外の会議がほぼ毎日あるので、それはそれで大変そうだ。だったらこの連休にのんびりと、したいところだが、山崎研の学生達が『十分に吟味された』卒論の第二稿を明日提出することになっている。校閲作業がまっている。ま~、いずれの仕事も(一部の会議は除いて)自分の利益になることなので、しっかりと対応しよう。
2011年2月8日 闇夜に響き渡る赤子の鳴き声、、、
久々?怪奇現象から。
今夜、と言っても未だ8時くらいに、自宅で食後のひと時を子供達と過ごしていると、外から赤ちゃんの泣き声と思しきものが聞こえてきた。なんともか細い声で、生後間もない子の泣き声だ。自宅の隣にはマンションがあるのだが、久しぶりに聞く声なので、最近お生まれになったのか、あるいは引っ越して来られたものと思っていた。だが、その声は、か細いにも拘わらずはっきりと聞こえ、思いのほか近くで聞こえる。よくよく聞いてみると、子猫の泣き声のようにも思えてきた。ただその時はそれ以上気にも留めずに、お風呂が沸いたので、子供達を連れて入浴。そして湯船に浸かっていると、またも『泣き声』が、、、先ほどの居間よりもマンションから離れているにも拘らず、今回もはっきりと、でもか細く聞こえる。あたかも風呂場の窓の外から聞こえてくるようだ。そこには隣家の駐車場があるので、来客でもあったのかとも思ったのだが、大人の気配は感じられない。やはり窓の外に、まさか赤ちゃんが置き去られているとは思えないので、子猫でもいるのかと思い、お風呂ではしゃぐ子供達を静かにさせ、外の様子に聞き耳を立てる。すると、こちらの様子を伺っているかのように、泣き声も途切れ途切れになる。さすがに状況がつかめないでいると、子供達にも不安が伝わったのか、今にも泣きそうな表情を浮かべ始めた。この状況では窓を開けて確認することもできず、風呂からあがった後に、外へ出て確認することを決意し、子供達を促して風呂場から出ようとした時に、涙ぐんでいた長男がお風呂場の片隅を指差し、そして思いも寄らない一言を発した、、、、、、(続きはまた何時か)
さて、現実も奇なり!とまでは行かないが、今日も盛りだくさん。まずは卒論要旨提出が、、、書きたいことがないではないが、何はともあれ、全員時間通りに提出することができた。1つの重要なステップはクリアしたということにしよう。あとはこの苦労を無駄にしないように、卒論第二稿作成、そしてプレゼン作りに勤しんでもらいたい。兎に角、要旨は要旨、卒論は卒論だ。特に、要旨では紙面の制限もあり、書けることは限られていた。卒論では当然ながら、より幅広いことを書くことができる、というか求められる。この辺が要旨とは違うところだが、全体の構成や考察の方向性については、大まかな道筋が見えたと思うので、要旨をしっかりと参考にして、卒論作成を進めてもらいたい。そしてプレゼンでは、要旨の内容に即することが基本だが(なぜならプレゼンの要旨だから)、効果的な補足説明を加えたり、データの追加を試みてもらいたい。くれぐれも、自分のデータ、そこからくる考察を充実させてもらいたい。細かい前置きや方法に走ることがないように。兎にも角にも、自分の卒論の面白さをアピールすることを第一に考え、それでいて独りよがりにならないように心がけてもらいたいところだ。
ところで、自分自身の仕事はと言えば、昨日よりは進んだ。助成金申請書の大枠を書きあげ、共同申請者のNさんへ。今回は通常の研究助成金申請ではなく、市民向けの野外活動に対する助成申請だ。予想以上に書くことが多く、四苦八苦。もっとも大枠のイメージはあるので、時間をかければ何とかなるだろう。一方、自宅残業では、RDBの改訂案作成。『遅々と、、、』進んでいるということにしたい。明日はイタセンパラ報告書を仕上げたい。それからTSさんの論文投稿、そして来年度の研究計画も具体化させたい。またまた、やることは盛りだくさんだ。
2011年2月7日 予定が進まず、、、
今日も一日早かった。いったい何をしたのだろうか?、、、と思うほど時間があっというまに過ぎていった。
スケジュール上は、今週は「ゆとり」がある。来週の予定表が真っ赤に染まっているのに対して、今週は大した書き込みはされていない。今日だってそうだ。15時から短時間で終わる予定の会議はあるが、それ以外はフリー。となると、仕事を沢山こなすことができるはずだ!、、、ったのだが、結果的には目論んでいたことは何一つできなかった。そもそも明日が卒論要旨の学科提出締め切りなので、今日は学生が提出してくるである要旨のチェックを仕事の中心にすえようと考えていた。ま~、要旨の中身は兎に角として、これ自体は予定通りにこなすことができた。が、この要旨チェックを差し引いても、今日はたっぷりと時間があるはずだった。そこで当初の予定では、RDBのまとめ、イタセンパラ報告書の作成、そして春からの氷見施設利用も絡んだ助成金申請書の作成、この三本立ての仕事をどれもそこそここなすことができるはずだった。が、いざ蓋をあけてみたら、早急な返事や対応を求めるメールが複数届き、これらに対応をしているうちに帰宅時間に、、、というくらいあっという間に時間が過ぎた。おまけと言っては何だが、先ほど、手早く子供を寝かしつけて、自宅残業でRDB直しを行おうと思ったのだが、、、こちらもあっという間に2時間くらい過ぎてしまっていた。要するに子供と一緒に寝入ってしまったのだ。結局、今はすでに日が改まっている。この後、少しは仕事ができるのだろうか?
こうは書いているが、一応進んだ仕事もある。「何時かは、やらなければならない」と思っていた仕事をこなすことができた一日、と書けば実りはあるだろう。それから昨日書き込んだ「お手伝い」にも3年生が2名来てくれたので、目的を達成することができた。まずは感謝。おかげでRDBの仕事がずいぶんと楽になった。でも本来ならばもう少しかまってあげるべきだったのだろうが、それすらできないくらい立て込んでいた。ま~、日ごろの学生への対応もこんな感じなので、ある意味実態を見てもらえたかも。ちなみにまだ(ちょとだけ)仕事があるからね。
さて明日は、、、今日とまるっきり同じ状況になりそうな気がする。何はともあれ、要旨が第一だ。極力時間を割くので、若者達もしっかりと頭と手を動かして、対応するように。「出す」ことが目的かもしれないが、これの機会を自分の卒論本文や発表の構成をしっかりまとめることに活用してもらいたい。というか、活用してもらわないと報われない。要旨が完成した暁には、作りかけのプレゼンや卒論本文をすべて作り直すつもりでいてもらいたい。それから小手先の直しではなく、毎回しっかりと全体像を見直すことが大切だ。当然ながら、今(今夜)完成させた要旨をそのまま明日の朝一に出すことは避けるように。明日の朝、すっきりした頭で自分の要旨を見直すこと。それも「大丈夫」を前提にするのではなく、「直す」ことを前提に見直してもらいたい。そうしないと、この一年、自分が『やってきたこと』が『やらされてきたこと』で終わってしまう恐れがある。確かに、理由はいろいろあるが(書きたいことも山ほどあるが)、今年はこの辺の教育が不十分だったと実感している。来年は少しは改善したいと思う。それと同時に、『撃てば響く』ことを学生には期待したいものだ。
2011年2月12日 オリジナリティー
本日2回目の書き込み。といっても、正確には日付が変わっている。
さて、先ほど全員分の卒論を読み終えた。今日は2本読めたことになる。詳細は原稿に書き込みをしたので、本人には近々わかることになるだろう。その一方で、『一般的なこと』を書いておきたい。それがタイトルにあるオリジナリティーだ。
卒論の位置づけやそれに基づく書き方、書かせ方には、研究室によってさまざまなスタイルがあるだろう。ここで言いたいのは当然ながら山崎研での卒論の話。山崎研では、卒論とはいえ、力をいれている。これは単に私と学生が時間をかけるというだけではなく、曲がりなりにも『学術論文』の端くれとしての位置づけを重視しているということだ。もちろん、第三者の審査を受けるわけではないので、その価値には限界があるが、少なくとも学術論文を目指す以上は、新規性(プライオリティー)と独自性(オリジナリティー)は求めている。これは研究の視点、データ、そしてその解釈(考察)においては当然のことだ。そしてこれらに対しては、学生達も彼らなりには意識して取り組んでいるようだ。もちろん、突っ込みどころは満載だが。それはさておき、今言いたいのは、序論におけるオリジナリティーだ。卒論全体としてオリジナリティーを求めているのであるから、当然ながら、それは論文全体にわたって求められている。ただ、卒論原稿を読んでいると、序論において、明らかに『書籍の丸写し』がある。あるいは、そう判断せざるを得ない文章が並んでいることがある。当然ながら、これは盗用・盗作と呼ぶべき行為で、前述の基準・基本姿勢からすると、決して許される行為ではない。
こういう文章を読んでいると、3年生までの講義レポートにおける「丸写し」体質が抜けていないと考えざるを得ない。レポートにしても丸写しはよくないが、卒論では、ましてや山崎研の卒論では、『ダメ』なことだ。このような状況に遭遇すると、この一年教えてきたことはなんだったのか、と考えざるを得ない。もちろん、今はまだ過程の段階だ。以上の状況についても、まだ改善のチャンスはある。今からでも遅くは無いので、『卒論』を書いているという自覚を持って、しっかりと取り組んでもらいたい。
2011年2月15日 あっという間だった。今日は。
今日は午前中から他学科(他専攻)の修論発表会に外部副査として参加。私が直接担当するものを含めて、温血動物が2題あったのだが、どちらもまだまだ伸び白が多かった発表だった。そして当初の予想では、午後まで拘束されることを覚悟していたのだが、予想に反して昼には判定会議も終わった。これにより、時間ができたので、もろもろの仕事をこなすことができた。文字通りに『もろもろ』の仕事のうち、大半が片付いた。
これと同時に、主要な仕事にも取り組む時間ができた。特にDNA関連の調子がいい。予想より早く進んでいる。頼まれ『淡水魚』は今夜の310RUNで結果がすべてでる予定だし、頼まれイタセンパラもPCRまで終了。明日の朝夕の310で結果が出るはず。これまでの経験からすると、実験結果というものは出せるときに出しておくべきものだ。その次の実験も控えているが、まずはこの2つの結果をしっかり出し、簡単な解析までやってしまいたい。
ところで、昨日に引き続き、今夜も自宅残業では来年度の研究計画練りを行った。そして概ね完成。卒論テーマがまとまったといっていい。テーマの数は『#題!』。今は内緒にしておこう。今の段階でテーマ数を書いてしまうと、受け入れ人数を表明したことになりかねない。これまでの繰り返しだが、来年度の配属については、人数がどうのこうのと言う前に、個々の学生がしっかりとやっていけるかを確認したい。もっともふたを開けてみたら、配属学生が激減していた、なんてことになるかも、、、ま~、そのときはそのときということにしよう。
2011年2月14日 今週もあっという間に過ぎそうな予感
今週は予定がぎっしりだ。でも言い換えれば、予定がわかっているので、その合間合間を活用して、仕事をこなしていくことができそうな気もする。
そんなわけで、今日は朝からDNA実験を積極的に行った。県内高校から頼まれている「淡水魚」のマイクロサテライト分析と、県外から頼まれているイタセンパラDNA分析だ。特に後者は、明確な締め切りが設定されていないのだが、そろそろやらなければまずい時期だ。そのため、焦りが出始めていたのだが、依頼された個体数が20個体程度であったこともあり、また現在動いている仕事でもあるので、案外すんなり終わりそうだ。今夜の310の結果次第でもあるが、すんなり行けば、PCRは後一回(と言っても4プライマーセット)と310RUNを3-4回で終わる。計算上は、「淡水魚」とあわせても、今週中に310まで終わってしまう。これが終われば、ようやくイノシシのマイクロサテライトに本格的に取り組める。こちらも引き受け仕事だ。
他の仕事としては、教務関連の事務対応と副査を頼まれている他研究室院生さんの修論読みだ。今年は2つ頼まれたのだが、まだ手付かずの1つは、お隣のM先生のところの修論。ただこれは例年完成度が高いので、内容には心配していない。むしろこちらがしっかりとコメントできるかが心配だ。で、もう一方は、他学科だが、うちと同じ温血動物を扱った研究だ。これに対するコメントを今日作成した。内容は、当研究室にも関連することなので、それなりに理解は容易なのだが、その分コメントも盛りだくさんになった。ま~、完成度云々を評するのはやめよう。
そして今日一番の仕事は、山崎研卒論発表練習1回目。詳細は本番で事細かに言ったので、ここでは書かないが、残念ながら予想通りのコメントを発することになってしまった点が多かったことは否めない。ま~、未だ時間はあるので、いい意味で開き直って、今後も取り組んでもらいたい。
そういえば、将来の山崎研を背負って立つ、というと大げさだが、来年の研究室配属学生さんに手伝ってもらいたいことが少なからず出てきた。一つはパソコン仕事。もうひとつは生き物の飼育だ。時間があれば、ぜひとも手伝ってもらいたい、と思うのだが、明日はそれを指示する時間がなさそうだ。う~む、忙しい。そしてこの話とも関連あるのだが、今夜の自宅残業では、久々将来(来年)の研究計画を考えることができた。卒論テーマ練りや、氷見施設利用の計画だ。やはり計画練りは楽しい。これが計画通りに実行できたらもっと楽しいのだが。もちろん何事もうまく行くとは限らないので、せめて、若者達が計画達成に向けて一生懸命取り組んでもらえれば、それに越したことは無い。
2011年2月28日 2月が終わる、、、
毎年のことだが、2月は予定が目白押し。その予定をみると、始まる前は気が遠くなるような思いだったのだが、いざ終わってみると『あっという間』という月並みな言葉しかでてこない。
今日も午前は学科会議、午後は氷見でのイタセンパラ会議。その合間にはもろもろの仕事。時間が流れるのが速かった。気がつけば明日は新卒論生の仮配属の日だ。一応、昨夜の残業で、諸々の対応は考えておいたので、どうにかなるだろう。ただ、もう少し時間に余裕があり、心の準備ができるはずだったのだが。こんなことでは、気がついたら新卒論生の卒論研究が終わっているかも、、、とまで言うのはさすがに速すぎるか。
何はともあれ、明日は10時に全員集合だ。朝、昼、夕にミーティングを行う予定。ミーティング以外もできる限り付き合いたいのだが、自分の仕事がまだまだ山積みだ。3日の南砺市での講演スライドは、今夜の自宅残業で概ね形ができた。これは予想よりも速い展開だ。ただ、学会スライドや報告書、どちらもイノシシ関連なのだが、これらは全くの手付かず。特に、報告書用のマイクロサテライトは、実験は終わっているのだが、アリル拾いができるかどうか、時間との勝負だ。ま~やることは沢山あるが、まずは明日を楽しもう。
2011年2月26日 3時間
卒論第3稿直しに要した時間だ。これで全員分。ここまで来ると、一通りの構成はわかっているので、割と短時間で全体のチェックを終えることができた。ただ、一人あたり1時間しかかからなかったからと言って、形式的にOKを出したわけではない。軽重混在してコメントは盛りだくさんだ。当初はもう少し軽くすませるつもりだったのだが。。。この後の対応は学生本人に任せたいと思う。ただし、形を残してもらいたい。そして、形は残る。そのつもりで対応してもらいたい。明日、実験がてら大学に行きたいと考えているので、そのとき返却(机の上へ)予定。
さて、気がつけば2月も終わる。まもなく始まる新学年にワクワクする一方、昨日も書いたが、学会が終わる3月中旬までは、まともに対応する時間も無いかもしれない。だがそうも言っていられないので、無理をしてでもやることはやろう。とりあえず今の予定では、次のとおり。
3月1日:全体ミーティングと調査関連機材の整理。加えて、各自に卒論でやりたいことを考えてもらいたい。それから「お仕事」を頼む予定。
3月2日:午前中は調査準備。昼から野外調査へ。湧水河川で魚とり実習と学生実験用のヨコエビ採り。
3月3日:ミーティング。魚津でナマコ引取り(予定)の後、計測手伝い。私は夜に南砺市で講演。時間があれば途中の高校によって、生態学会の打ち合わせをしたい。
3月4日:午前・午後と会議があるので、学生の面倒はほどほど。
ちなみに毎日のように『御題』を出したい。頭を使ってもらうのだ。その辺は初日に説明予定。
さて、そうこう考えていると、あっという間に学会がやってきそうだ。学会が終われば、時間ができる、、、はずなのだが。。。
2011年2月25日 静寂
大学入試前期日程の朝。理学部校舎も試験会場となっているため、一般学生は入構できない。それに代わって受験生やその保護者が真剣な面持ちで入室時間を待っていた。校舎内は至って静か。日ごろから講義時間は静かだと思っていたのだが、研究室に学生がいないだけでここまで違うものかというくらいに静かだ。そして試験が始まるとまさに静寂の世界が広がった。
今日は試験監督にあたっていなかったので、一日中自分の時間を持つことができた。当初は朝から310でイノシシMSを解析するつもりだったのだが、あまりの静けさのために、試験時間中の実験は見送った。普通の実験ならば大して音をだすことは無いのだが、そのちょっとの音すら出すことをはばかられるくらいの雰囲気だった。そこでデスクワークを開始。最初の1時間は、久しぶりに計画練をじっくりと行うことができた。いざ見直してみると、3月第2週目にある学会までの期間にやるべきことが目白押し。学会ポスター作成はもちろんだが、秋にアメリカであるシンポジウムの講演要旨を登録する必要があるし、「ひな祭り」の日に市民向け講演を依頼されている。イノシシDNAの報告書も締め切りを向かえる。そして新しい卒論が実質的にスタートする。これらの予定を無理やり詰め込んだ予定表を作成して1時間終了。
続いてイタセンパラ受託研究の事務向け報告書作成。今朝のメールで依頼を受けた。もっとも研究者向けの報告書はすでに提出しているので、それを基に比較的容易に作成・提出完了。とはいっても、この段階でお昼。その後は午後の実験開始までをシンポジウム要旨作成に当てた。要旨書きもさることながら、登録操作に手間取った。登録用のwebページで、自分の名前とタイトルをまず入力すると、『そのタイトルは既に登録されています(英語で)』と表示され、次に進めない。しばらく悩んだが、管理者から登録番号を送ってもらうことで、どうにか登録作業を進めることができた。もっとも要旨は未登録。一通り書き上げることはできたのだが、さすがに英文チェックが必要かと思って、英文校閲を依頼して、作業終了。
その後は、試験が終わったことを確認し、実験を開始。イノシシMSとナマコPCRの確認泳動。ナマコでいい結果が得られた。週明けにTSさんに続けてもらおう。そして最後は、Cロナからのメールにようやく返事を書いた。変な英語だが、Cロナは私の英語下手をよく知っているはずだ。気にせずメールした。結局、丸一日、自分の時間を過ごすことができた。でも気づいてみれば、卒論の第3稿を読むのを忘れた、、、週末に読もう。
2011年2月24日 あと少しで追いつける
卒論発表会が終わったからといって、私の仕事はまだまだ終わらない。年度末1ヶ月前の今頃は、もろもろの仕事が目白押しだ。助成金関連の報告書提出や事務対応、あるいは学会準備など枚挙に暇が無い。だが、そんな状況も1つ1つ対応することで、どうにか目処がついてきた。今日も今期の成績評価や来年度の講義シラバス作成、予算消化などの仕事が概ね終了。ようやく『現状』に追いついた感じだ。
その甲斐あってか、実験の方も将来を見据えたことができている。イノシシのMSやナマコのmtDNAなど。もちろん『今』を考える上でも重要な実験だが、いずれも将来につながる。
さて、将来といえば、新しい卒論生が実質的に決まったようだ。少なくとも今のところはやる気があるようだ。新学生には、細かい話は3月以降に直接伝えることになるが、今の段階で言っておきたいことは2つ。
1つは、『山崎研究室での活動は、これまでの3年間とは全く別物であることを自覚すること』
2つめは、『山崎研には前例はない。今年と同じやり方で来年もやるとは限らない.特にだらだら感は一掃したい』
というところだろうか。今日の自宅残業でも、この辺の対応を練っていた。3月1日が楽しみだが、その前に片付けておくべき仕事が盛りだくさん。
それから,今の4年生へ,忘れないうちにこの場を使って連絡.卒論データのうち,「卒論プレゼン(最終版)」と「卒論第3稿の本文,図,表のファイルすべて」を共通パソコンにコピーしておいてもらいたい.特に「イノシシ」!来週早々に学会用ポスターを作るので,元ネタとして必要だ.遅くとも28日までにはやっておいてもらいたい.
2011年2月22日 卒論発表会
『無事に』終わることができた。まずは山崎研の卒論生3名にお疲れ様を言いたい。だが、未だ終わっていない。卒論完成を目指して、がんばってもらいたい。もちろん、明日は学科への卒論提出なので、抜かりなく対応してもらいたい。これをやらないと単位はもらえないのでそのつもりで。
それにしても、丸一日の卒論発表会は疲れる。なんだかんだと言っても内容を理解しながら聞いていると、疲れも蓄積する。今日も終わった後には知恵熱がでたような感じだった。もしかしたら、山を越えた安堵感も加わって、明日当たり寝込むかも。ま~、もしそうなったら、卒論第3稿を持ってお見舞いにきてもらいたい。みんなの原稿をなおしていると、案外と元気を回復するかもしれない。
さて、卒論発表会にかかわらず、仕事は山のようにある。それも次から次へと。優先順位をつけ、可能な限り手早く片付けてはいるのだが、明日も盛りだくさんだ。イノシシとナマコの実験もやらなければならない。そうかと思えば、カワヤツメ種分化論文の改訂要請が来ている。学会などのプレゼン準備もそろそろ必要だ。幸いにして、今週は明日のD論公聴会を除けば比較的時間にゆとりがある。できる限り多くの仕事を片付けてしまいたい。そしてその次の週からは、実質的に新年度が始まる。新しい4年生に仮配属してもらう予定だ。4名くらいで落ち着くのだろうか。テーマは5つ用意していたのだが、、、この仮配属に関しては、今日にも学生を招集する張り紙をだそうと思っていたのだが、もろもろの理由で時機を逸してしまった。ということで、このブログを読んでいたら、まずは24日の午前中までに一度研究室に来てもらいたい。そして2月末日は一日中会議になってしまったので、3月1日から駆り配属期間として、朝10時には研究室に集まってもらいたい。この情報については、明日にでも張り紙を出す予定だが、できるだけ、仲間内で情報を伝え合うように。研究室配属後は、学生同士の協力が不可欠だ。今からその体制を作っていてもらいたい。
2011年2月21日 イノシシが予想外の展開
終わったことだが、この週末には、自宅残業でイタセンパラDNAまとめを完成させることができ、今日メールで依頼主に返送した。これでDNA実験の1つが終わったので、次なる締め切り間近仕事として、イノシシのマイクロサテライト分析に取り掛かった。と言っても、今日は卒論発表会前日。なんだかんだと言っても、私も浮き足立ってしまう。そのため、イノシシMSも大して進まないだろうと、むしろ気楽に考えていた。が、これがよかったのかもしれない。プライマー情報を確認しようと、昨年度卒論でやってくれたA君の実験ノートなどをみながら、マルチプレックスPCR用のプライマーミックスを作成。その後の卒論会場練習までの空き時間に、何も仕事が手につかなかったので、気分転換にPCRをスタートさせた。そしてPCR後、正直言ってうまく行くとは思っておらず、軽い気持ちでABI310で産物を流すと、、、なんと予想外の大成功!5座がきれいに読めている。そこで気をよくして、急遽30個体分のPCR、そして夕方には310RUN。さらにそれでも飽き足らず、帰り間際に30個体PCR。結局、今年度の富山県内イノシシサンプル約100個体のうち、70個体のPCRが終わった。発表会後にでも残りもPCR、310をやってしまおう。ということで、予想外にイノシシMSが進んだ。これならば、来年度の卒論で、このテーマを行うこともできる。もちろん、座数を増やすが。
さて、そんなこんなで、明日は卒論発表会。良いか悪いかはわからないが、例年に無く心穏やかに前日夜を迎えている。山崎研学生達に絶大な信頼を寄せているのか、はたまた割り切って気楽に考えているのか。何はともあれ、明日はしっかりと発表してもらいたい。
そして明日が終われば、、、やることは盛りだくさんだ。年度末の講義関連のお仕事が待っている。成績付けも重要だ。教養講義分の成績を今日の空き時間に終わらせた。学部講義の成績も早く出してしまおう。そしてうかうかしていると、あっという間に来年度の講義期間になってしまう。来年から生物学科では時間割が大幅に変更される。私は教務委員として、実質的な割り振りを担当した。もちろんこの際には、すべての講義の時間や開講学年、そして担当教員を考えての時間割変更だ。これまで何度も見直したので、大きな問題は無いはずだ(無いことを祈っている)。が、ひとつ忘れていたことがある。それは自分の講義がいつ行われるのか?と言うこと。前学期にいくつの講義を担当するかについては全く意識していなかった。さすがに重複開講は無いと思うが、おいおい時間割を確認して、準備を進めていこう。
2011年2月18日 C.ロナウドからのメール
世間にはC.ロナウドは沢山いる。もちろん私が今日受け取ったメールも、あの有名なサッカー選手のCロナではない。当たり前だ。
で、ここで言うCロナとは、以前から懇意にしてもらっているカナダの研究者のことだ。彼もまぎらもなくCロナだ。
そして彼からのメール内容といえば、ヤツメの総説を書いているので日本の情報がほしいとのことだ。希少種関連の情報提供は問題ないのだが、2000年に書いた日本語総説を英語に訳してくれとか言ってきた。が、さすがに今の時期は忙しい。可能な範囲で対応したい。
さて、今日は修士論文発表会。これ自体は恙無く終わった。だが、これと前後して、Cロナ以外にもさまざまなメールが舞い込んできた。1つは以前からの継続で、春の渡米におけるチケット関連のもの。内外の関係者とやり取りをしながら、どうにかチケットが決まり、予約をした。これで一安心といきたいところだ。それと先日実験を終わったばかりのイタセンパラ解析について、来週報告会を行うので、それまでに資料まとめが可能か?との問い合わせがきた。間に合わなければ後日でもいい、とも言ってきたのだが、こう言われてしまうと対応したくなるのが心情だ。ということで、修論発表とその判定会議との合間をぬって、アリル拾いを行い、データ打ち込みまで終わった。ただその後の解析にも時間を要するので、週末に自宅で対応することにした。これ以外にも事務関連のメール多数に対応しながら、慌しい一日が終わった。
来週に待ち構えるイベントは、なんと言っても卒論発表会。幸い、山崎研学生のプレゼンは、そこそこの方向性は見えてきた。安心とまでは行かなくても、多少は気が楽だ。あとはしっかり発表し、それまでに取り組んだことや、他の研究室からの指摘などへの対応を踏まえて、卒論第3稿を書き上げてもらいたい。特に提出期限は決めないが、完成するまでこの作業は続く。28日なったらOKというわけではないので、発表会あとも気を緩めずに、しっかりと対応すること。それから、卒論データなどを次につなげることも重要な仕事だ。ころあいを見て、データの扱い、まとめ方を指示するので、3月になっても卒業までは山崎研の一員であることを自覚して行動してもらいたい。
(※当日深夜に半ば眠りながら書き込みしたため、翌朝に後半を訂正・追加してあります)
2011年2月17日 30分の勝負
今日は予定通りに予定が盛りだくさんだった。と、またもや変な日本語でスタート。
午前中は2回目の卒論発表練習、午後は県庁でのRDB会議と大学での教務委員会。これらでほぼ一日が終わったわけだが、その合間合間におよそ30分の時間があった。普段であれば、だらだらと過ごすことになるのだが、今日は締め切り仕事が沢山あり、この30分を活用していくつかの仕事をこなすことができらた。順不同だが、教務関連のメール対応、JSTの申請、修論副査コメント書き、TSさんための310メンテナンスなど。そしてこれ以外にもちょっとややこしい仕事が舞い込んできた。4月の渡米における航空チケット手配だ。先方からの招待なのだが、チケットはこちらで手配することになった。ただ予算が限られており、既に見つけておいた直行便から、より安価な1stop便に変更を余儀なくされそうだ。ただこれでもやや高め。かと言って、ネット上の格安チケットに頼るのは心配が残る。それに格安チケットだと燃料サーチャージとかも別料金のことが多いため、結局のところいくらになるかわからない。これらのことを先方とやりとりしたり、同じフォーラムへ日本からの参加者に情報提供したり、、、明日も続きそうだ。結局は1stop便になりそうだが、その場合はカナダ・バンクーバー経由になる。憧れのカナダだ。乗換えだけではあるが、ちょっとワクワクする。
さて、そうこうしているうちに、明日は修士論文発表会だ。そして来週はじめは卒論発表会。いよいよ『今年度』も大詰めだ。と、感慨に浸っている暇は無い。あっという間に新年度(実質3月から)が始まる。それに今年の春は新たに始まることがある。まだここでは書かないが、それこそワクワクする。今はその計画練りをやっている時間が一番楽しく過ごせる時間だ。関連する研究テーマや、卒論テーマ、そして諸々の活動計画を考えている。しっかり準備しておきたい。でもそれ以上に、その時がきたら、みんな(山崎研メンバー)がその場に集まって、みんなで何をやるかをざっくばらんに話し合い、さまざまなアイディアを出し合いたいと思う。当初は論文に直結する研究活動からは少し遠ざかるかもしれないが、個人的な希望としては気長に、例えば、定年までの25年間のスパンで活動を考えたいと常々思っている。もちろんその間には幾多の論文も出すし、研究も発展させるし、そして幾多の人材を呼び込みたいand/or育てたいと思っている。そんなことを含めて、いろいろと思いをめぐらす時間が、今は一番楽しい。
2011年2月16日 私の居室から怪しい声が、、、
残念ながら(?)、怪奇ネタではない。今日、部屋の片隅に埋もれていたラジカセを引っ張り出し、CDを流した。といっても音楽を聴いているわけではない。『英会話』のCDを流しているのだ。そう、気がつけば渡米まであと2ヶ月。TSさんと時折英語で会話はするが、私の英語力向上には疑問が残る。もちろんたった2ヶ月で付け焼刃的にやっても限界はあるのだが、少しでも英語になれるために、耳慣らしのために部屋に英語を流すことにした。何もやらないよりはましだろう、との考えだ。だから私の部屋から変な声が聞こえてきても、あまり気にしないでもらいたい。
さて、今日も仕事が次から次へと。実験(310RUN)はどうにか予定通り進んでいるのだが、それ以外のデータ解析などは全く手がけることができなかった。やったことと言えば、教務関連の仕事。あと少しで任期満了なのだが、今の時期は最後の大波がやってきている。今月いっぱいが締め切りの依頼がいくつかあるので、これさえ乗り切れば、楽になるはずだ。
それから、今週末に生物学専攻の修士論文発表会があるのだが、そのうちの1題の副査を頼まれている。そのため、今日どうにか時間をつくって査読を行った。時間的なゆとりは乏しかったが、研究内容はとても興味深いものだ。いつもながらこの研究室の修論の完成度は高い。査読したというよりも勉強の機会をもらったと言った方がいいくらいだ。ただ部外者としての視点も当然あり、その辺を指摘させてもらった。と言っても今回の内容への指摘というよりも、今後の発展への指摘と捉えてもらえれば幸いだ。
さて、明日は朝から盛りだくさんだ。まずは卒論発表練習2回目。時間とレーザーポインターの使い方に注意を払ってもらいたい。もちろん内容も重要だが。そして午後はRDB会議。ただこれは学外であるのだが、イマイチ会場がわからない。確認してから行くことにしよう。そしてその会議の終了予定時刻の1時間後には大学で教務委員の会議がある。間に合うだろうか。明日もバタバタとした一日になりそうだ。