2016年6月30日(木) ライチョウ
今年もひなが無事に生まれたようだ。
私の方も、ライチョウDNA論文が順調に進んでいる。投稿予定先は、最近よく出している保全誌。今回も調査報告だ。ということで、報告っぽく、生データを沢山出すことにした。結果の方もそこそこまとまってきたし、どうにか形になるだろう。ということで、今日までに考察の8割方を書き終えた。もちろん、草稿レベルだが、それでも着実に書き進めることが重要だ。なんとか、形に残したい。
その他、最近は自分の時間が使えることが多いので、もろもろ仕事を進めている。明日は調査、今週末は野外実習のお手伝いだ。ひみラボで、できる限り仕事を進めよう。
2016年6月27日(月) 月日はすべてを変える。。。
今日、富山県生物学会の合同調査に行ってきた。山崎研が参加したのは、魚類部門だ。行き先は郷川。
この川は、山崎研発足時に、主要な調査地の1つとして使っていた場所だ。なんとも、思い出深いものがあった。先ほど、過去の記録を見直してみたら、2001年~2003年が本格調査を行った年だったので、軽く10年以上経っていることになる。
いざ、現場へ行ってみると、周囲の風景はほとんど変わっていなかった。が、川の中が違う。な~んというか、違う。そして、特に上流部で採れた魚も。以前だったら、スナヤツメとカジカ(大卵型)の宝庫だった。それが今日は。。。
ぱっと見、一番変わったのは河床だろう。以前はもっと石と砂(泥)が明確に区別でき、かつ隣接していた。ところが今日は、砂と砂に埋まった石、といった感じ。何が原因かは分からないが、時の流れを感じた1日だった。
そしてもう一つ、時の流れというか、現実というか、感じたことは、体力の低下。足が動かない。どうにか動かしていたが、キレと柔軟性が明らかに落ちていた。
どれもこれも、月日が変えていったのだろうか。が、少なくとも、自分の体力に関しては、もう少し悪あがきをしよう。最近は、体調自体は戻ってきたので、明日からは走ろう。
2016年6月24日(金) 再開
今日は朝一の講義の後、野外調査へ、、、は行かなかった。何はともあれ、体調が優先。
ということで、そのあとはフリー。ということで、昨日の予告通り、ライチョウDNA論文に取り組んだ。
取り組み方はいろいろあったのだが、意を決して(?)、イントロを書き始めた。
この手のことは、いざやり始めてみると、考えていたよりもスムーズに進むことが多い。結果的に、今日もそんな感じだった。夕方までに、どうにかイントロ書き完了。そして、その過程で、もろもろの文献検索を行った。するとその過程で、思わぬ展開。データ解析はすでに終わっているのだが、その結果の解釈がイマイチしっくり来なかった。が、今日の文献検索&読みを行うなかで、その「解釈」を裏付けるような情報が出てきた。これで、考察もスッキリしそうだ。おまけに、とりあえずやってみた解析が、結構「都合のいい」結果になった。もちろん、データの頑健性がやや心許無いため、可能性の指摘にしかならないのだが、それでもなかなか面白い結果だ。これで、論文書きのモチベーションも上がりそうだ。残りは考察だけなので、なんとか来週中に草稿を仕上げたい。
さて、来週はまたまた調査三昧。おまけに週末は、野外実習のお手伝い。体力勝負だ。
2016年6月23日(木) 終わった!?
昨夜は、疲れの蓄積もあり、早々に就寝、、、には違いなのだが、気がついたら居間で寝ていた。それでも夜中に布団に移動し、結果的には十分な睡眠時間が取れた。
ということで、今日も小雨降る中、朝練へ。雨だとカラスが、多少は少ないようだ。
さて、今日の予定は5限目の講義だけ。ということで、久しぶりにゆっくりとした午前中を迎えることができた。そこで、後期の講義準備などを中心に進めた。そして午後は、シカDNA実験。ついに、これまで受け取っていたサンプルの実験が終わった。アライメントなどは残っているが、これで一息。さて次の実験は。。。
一方で、論文書きの方は、ライチョウDNAを「再開」。と言いたいところが、全体を見直しただけ。何をどこまで書くべきか、あるいは論文としての価値がどこまであるのか、、、と考えてしまうが、成果は成果。形に残すことは大切だ。和文の予定だが、やることはやってしまいたい。
さてさて、バタバタと過ごしてるが、気が付けば学会申し込みの季節。さすがに私は発表ネタを持っていないが、若者を積極的に動かしていこう。今のところ、タナゴ3題が確定。発表者には、信魚研で腕試し発表をしてもらおう。ちなみに、信魚研では私も発表する予定。ネタは内緒。
ところで、学会準備に合わせて、研究室の論文紹介ゼミの日程も若干変更。スケジュールで詳細を見ると、担当者のイニシャルが書かれているので、確認してもらいたい。学会発表の準備に、できるかぎり専念できるように、考慮したつもり。発表がない若者は、しっかりとゼミ論を読み、ゼミ準備を進めること。
さて明日は、、、誰かさんの腹痛しだい。在室勤務ならば、ライチョウ論文に本格的に取り組もう。
2016年6月21日(火) イタセンパラ×2
朝、大学で郵便物を受け取ると、生態学会から雑誌の最新号が届いていた。そしてその表紙をみると、イタセンパラが貝を覗き込む写真が。そう、私が送ったものだ。そして、そのネタともなった、B君の卒論を論文化したものが、ついに掲載された。
もちろん、すでに受理(アクセプト)の連絡は受けていたし、ゲラ直しもしていので、掲載は時間の問題だったのだが、いざ掲載されると、素直に嬉しい。と、同時にホッとした。
ということで、内心気分を良くして、講義&野外調査へ。
野外調査も、順調に個体が採集され、上々の成果。特に、「浮上稚魚」が出ていた。これにより、生活史がだいぶわかってきたことになる。
その後、大学に戻って、来客対応。明日の学外会議の事前打ち合わせだ。ここで、内容をとやかくは言わないが、明日は(も)言いたいことは言わせてもらおう。
そして、帰宅時間となり、最後のメールチェック。すると、、、キソイタがアクセプトされた!というメールが届いていた。何はともあれ、ホッとした。
2016年6月20日(月) 月日が経つのは、、、
今日は定期調査。
今年度の調査が始まって間もない、と思っていたが、いつのまにやら夏至が近づいていた。日も長くなるわけだし、稲も育つわけだ。
さて、そんな調査だが、いざ始まると、ついつい前に出てしまう。そのいい例が、先週のヤリタナゴ調査。環境計測にしても、貝探しにしても。「私がやらなければ!」というのではなく、単に「こんなに面白いことはない!」というのが理由で,ついつい学生を押しのけてしまった。特に、貝探しは楽しい。
ま~、いろいろな考え方はあるだろうが、「研究を楽しむ」、あるいは「楽しいから研究をする」、というのは、忘れたくはないものだ。
でもその一方で、今の私の立場からすると、若者を育てることも求められる(のだろう)。ということで、今日の調査は(も?)若者に譲った。。。とか言いながら、やるべきことは、しっかりとやった(稚魚すくいとか)。ただ、それと同時に、今日はあまり動けなかった面もある。理由は「足が痛い」。毎朝、いい具合に朝練を続けているのだが、年には勝てないのか、どうしてもふくらはぎやももに張りが出てしまう。
ということで、若者には私の分もしっかりと頑張ってもらいたいのだが、、、やはり若者を見ていると、物足りなさを感じてしまう。特に、今日のウェーダーを履いての魚採りも、何度か私も川に入ろうかと思いながら、みていた。やるならば、もっとパワフルにやろう!特に、今日みたいに活性(遊泳力)の高い魚に対しては、こちらも体力勝負を挑んでなんぼだ。
さて明日は、講義、からの~、調査。定番化してきた。
2016年6月16日(木) リバイス
今日は、予想以上に仕事が進んだ。
もろもろの予定は午後に入っていたので、午前中は「仕事」に没頭。まずは、後期の授業について、担当者を手配したり、スケジュールを組んだり。久しぶりの作業であったため、過去のファイルやメールを見返して、思い出しながらの作業。そのため、予想以上に手間取ってしまった。それでもどうにか関係各所にメールを出し、とりあえずは、今日できることは終了。
続いて、シカDNA実験。ダイタミとシーケンス・ランだ。結構手間のかかる実験だったが、どうにか来週には終わりそうだ。でも、あっというまに今年度分のサンプルが届きそう。こうなると、やはり私が全てをやるのは限界がある。修論くらいまでのテーマには十分なるし、来年の卒論あたりで、真面目に取り組んでくれる学生が来てくれるといいのだが。
そして、昼飯を食べたあとは、キソイタ論文直し。で、これが予想以上にはかどった。いくつか残っていたエディター対応が全て終わり、改訂稿完成。そこで、早速リバイス(エディターへ返却)した。十分見直せたか、不安も残るが、割り切った対応をした。
その後は、会議&講義。粛々と。。。
さて、これで粗方仕事が終わった。そのため、あすの午前中の出張講義のあとは、ひみラボで研究計画練りやら、共著論文のチェックやらを行おう。当面は、助成金申請やら研究会・学会やらが待っている。早め早めに対応しよう。そして、関わっている論文も片付きそうな予感。ということで、久々、次なる論文に取り掛かろう。やはりライチョウだろうか。和文の短報ではあるが、しっかりと関連論文を読み、真剣に取り組みたい。
2016年6月15日(水) 着実に
1つ、1つ、仕事を片付けている。
今日も、もっぱらデスクワーク、と言いたいところだが、朝一講義と午後の会議のため、空き時間を如何に有効活用するかがポイントだ。そのため、あれもこれもと、手を広げると、結局何も進まないので、DNA実験は放棄し、頼まれていた論文直しに勤しんだ。昨夜の続きだ。そしてどうにか読み終え、コメントを書き加えて、返却。これでまた1つ、仕事が終わった。
ということで、明日はDNA実験を中心に行おう。でも、自分の論文直しもある。そこで、金曜日は、午前中に学外での講義が終わるので、その後で論文直しに取り組もう。とは言え、昼過ぎに大学に戻てきても、車を駐めるところがないおそれが高いので、いっそのことひみラボへ向かい、そこで詰の論文書き合宿を敢行!目標は、ひみラボで仕上げた後、夕方に大学に戻って、投稿だ。
2016年6月14日(火) メールの山
今日は朝イチの講義の後、調査へ、、、のはずだったのだが、学生の体調不良のため、急遽調査は中止。ということで、久しぶりに「自由な時間」ができた。と言っても、仕事は山積み。特に、ほぼ先週1週間貯めていたメールの山を、片っ端から片付けた。
結果的には、メール対応と、シカDNA実験とで、時間を使い切ってしまったのだが、それでも「お仕事」が粗方片付いたので、善しとしよう。やはり、たまには、お仕事の時間も必要だ。そして、今後の予定は、このブログのスケジュールに書き込んでおいたので、適宜確認しておいてもらいたい。
で、今後の予定といえば、7月には論文紹介ゼミがある。4年生には既にゼミ論を渡していると思うので、これをしっかりと読み込み、適宜関連文献も読み、要旨・プレゼンに備えてもらいたい。また、修士は自分で論文を見つけ、事前にチェックを受けること。いずれも、早め早めの準備が必要だ。その際、野外調査や論文読みが重なる、、、と思うかもしれないが、去年の若者に比べれば楽なものだろう。
ということで、今日はやるべきことをやった。が、その一方で、やろうとしていた論文直しが手付かず。ということで、自宅残業で「和文」論文読み。ちなみに、昨夜は「英文」論文読みを行った。何はともあれ、着実に進めていくことが大切だ。
2016年6月13日(月) 週明けは「雨」
久しぶりに,明け方雨が降った気がする.ということで,久しぶりに,雨合羽と長靴で完全武装して,朝練へ.と言っても,最近の疲れの蓄積と,多少の体の不調のため,あまり無理はせずに,ウォーキングだけにしている.それにしても,いつも行く公園に,カラスが増えた気がする...
さて,今日は氷見での定期調査.雨の影響も多少あったが,採れるものは採れ,採れないものは採れなかった.もっとも,先週行ったヤリタナゴ調査地点の様子が一変.雨対策のためか,水門が解放されており,上流部に水が無い...その影響か,定点の下流部では魚がほとんど採れなかった.
採集後はひみラボへ.いつものように,若者たちは計測.私はデスクワーク.特に今日はやることが多い.まずは助成金申請書類書き.続いて,学会対応のための計画練り.昨日も書いたが,あまり時間はない.ということで,学会発表希望者(発表確定のタナゴガールsは除く)は,週明けまでに現時点のデータをまとめ,提出すること.それを見て,相談のうえ,発表するか否か,判断しよう.もちろん,「まとめる」というのは,数値の羅列ではなく,説明のためのしっかりとした図表などを作ること.その辺も含めて,発表できるか否か,を判断する.
その他,ひみラボでは,キソイタ論文直しも手がけた.先週末に,改定稿に対するコメントが返ってきていた.概ね好意的なコメントだが,もう少し原稿の追加・改訂が必要だ.1か月の猶予はあるが,あまり時間をかけても仕方がない.今週のうちに,やることをやってしまいたい.
さて明日は,進化生態学の講義と,定期調査その2,だ.雨の影響が出ないことを祈ろう.
2016年6月12日(日) なんとか乗り切った!?
調査週間が終わった。月曜日の定期調査、火曜日のアカヒレ調査、水曜日のヤリ採集調査&大臣視察対応、金曜日のヤリ環境調査、そして土曜日の親子イタセンパラ教室。さすがに、体に疲れが溜まったようだ。今日は、体のだるさを感じながら、ゆっくりと過ごした。
それでも、成果はけっこうあった。まず、水曜日の大臣視察対応は、考えていたことを、すべて伝えるような状況ではなかったが、形ばかりでもひみラボを見てもらうことができたのはよかっただろう。その効果があったわけではないだろうが、同じ日に、ひみラボ絡みで申請していた助成金が採択された旨の連絡を受け取った。これで何かとやりやすくなる。
それと金曜日。残念ながら前日の雨のために、当初思い描いていた調査はできなかったが、限定的な調査を行うことはできた。特に、ヤリの浮上稚魚に関する情報も得られたが、それ以上に「貝」の方に、大きな成果があった。これだけの調査ができるのであれば、今後は貝を主要テーマにした卒論なんかもありだ。でも、貝の出現頻度の高いところは、みるからにナガモノの出現頻度も高そうだ。金曜日はいつ出会ってもおかしくなかった。水曜日にはいたし。というわけで、今後行う調査の続きの際には、若者に先頭切って、頑張ってもらおう。
ということで、週が改まる明日からは、のんびり過ごそう、、、と言いたいところだが、月・火は調査確定。ただ、幸か不幸か、水曜日からは先約があいっているので、調査以外のところで頑張ろう。
ところで、魚類学会の申し込み締め切りまで、あと1ヶ月。私自身はネタがないので、若者たちに是非とも頑張って発表してもらいたい。そこで、発表できるだけのデータがあるかを確認したいので、各自これまでの結果をまとめておいてもらいたい。これまでの流れからすると、たなごガールsは、発表確定だろう。
2016年6月7日(火) 調査は続く
最近は,公私ともにあわただしく,久々のブログ更新.「公」の方で言えば,ひみラボ泊まり込みでの「調査」などがあり,「私」の方では,ちび介3号が高熱を出してしまったため,夜遅くまで面倒を見ていることが多い.それと同時に,朝練を続けているので,夜は早くに眠くなる.ということで,なかなかブログが書けなかった.
さて,前回も書いたように,今週は調査三昧.月,火と調査は無事に終わった.だが,一口に調査と言っても,形態は様々.そして,誰が参加するか,参加すべきか,という状況も様々だ.
まず,毎週月曜日に実施することが多い「定期調査」は,自分の研究テーマとしている学生は,原則全員参加.自分の研究だから,当たり前,と言える.ただ,これまで見ていると,自分の研究とはいいながら,取り組み姿勢は,学生それぞれだ.やはりここで問題となるのは,やる気のない学生.口ではどう言うか知らないが,態度,行動に明白に出ている.やる気の有無(強弱)は,現場において自分で考えて行動しているか,という点でも見えてくる.本来であれば,調査はやる気のある者だけが,参加して行うべきだ.なぜならば,やる気の無い者が混ざると,一生懸命やっている者に迷惑がかかる.やる気にあふれる現場の空気を澱ませてしまうことも少なくない.あるいは,意味なくダラダラと行動し,他人のやっていることと同じことをやるだけで,時間を浪費してしまうことも多い.そして何よりも,調査を安全に実施することに,影響が出ることだけは,避けたい.そのような理由から,やる気のない学生を参加させない,ことも採り得る措置だが,ただ同時に,この定期調査は学生指導の一環でもある.そのため,教育的措置として,原則全員参加をさせている.それでも参加しない場合は,よほどやる気に欠けている場合か,自分のテーマでない場合,あるいはその両方が当てはまる場合だ.
一方,定期調査以外の調査も多いが,こちらは選抜メンバーだ.選ぶ基準は,基本的には上記と同じ.特に,みんなで楽しむ慈善ではないので,やる気がなく,動かない学生が加わる意味はない.また,特に最近の「調査」は,外的要因が様々関わってきている.私が予測できない展開になる場合もあるだろう.そのような場合,うまく対応できるか,という点も,考えて人選している.例えば,先週末に,テレビ取材に参加したが,万が一,急にマイクを向けられた時に,まともな受け答えができるか?もちろん,誰だって慣れてはいないだろう.が,そんな中で,まったく意味不明のことをされては,研究室にとって大きな不利益だ.
もちろん,調査メンバーについては,今後様々な状況で変わることもあるだろう.いずれにしても,そして,良いも悪いも,行動で示し,行動を評価するのが,山崎研の昔からのやりかただ.
2016年6月2日(木) 調査三昧
昨日、今日は大学で実験三昧だったが、明日以降は調査が増える。特に来週は、連日の調査が待っている。もちろん、修論・卒論の調査だし、会議に追われるよりは遥かにマシだ。体力が続く限り、頑張っていこう。
これらの調査は、当然ながら、学生が主体となるのだが、闇雲に調査に行けばいい、というものではない。やる気の乏しい学生がいると、全体の動きが鈍くなり、好ましいことではない。また、体外的なことも意識しなければならない。そのため、定期調査以外は、選抜メンバーで行く予定。
幸いにして、それぞれの調査は軌道に乗ってきた。もちろん、「採れた」ことも大きい。今の勢いで、このまま突き進みたい。
ということで、明日はひみラボで調査の予行練習。その後は、頼まれ仕事があり、ひみラボ宿泊の予定。と言っても、ちび助の面倒をみなければならないので、私は富山とひみラボを行ったり来たり。できるかぎり、体力は温存しよう。
2016年5月31日(火) 仕切り直し
ひみラボ自然史研究会と市民公開シンポジウムが終わり、一息ついている。と同時に、これまでは、これらイベントの準備などに忙殺?されていたので、終わった今は、改めて今後の活動を見直していく必要がある。
と言っても、この月曜・火曜は、調査の連続。あっという間に過ぎてしまった。ということで、今日の調査から戻ったあと、今後の予定をまとめ、仕切り直して活動再開。まずは、実験を再開した。そして自宅残業では、共著論文の直し。もう少し時間がかかりそうだ。明日も概ね、こんな感じでいきたい。
それはさておき、今日の調査は、みんなの頑張りによって、大きな成果を得ることができた。個体数は、何よりの成果だ。来週以降も、同じペースでやっていきたい。元来の「定期調査地点」の方で数が伸びないのは気になるが、それはそれで仕方がない、、、と、やや強気になれるくらいの成果だ。
ちなみに、今後の調査は「実働部隊」編成して動くことが多くなるだろう。各自、自分のやるべきとをしっかりと見直し、そして行動で示してもらいたい。
2016年5月30日(月) ひみラボ自然史研究会ほか
5月28日-29日に,ひみラボを会場に,ひみラボ自然史研究会と市民公開シンポジウムを開催した.県内外から多くの研究者や一般市民に参加いただき,無事に終了することができた.参加いただいた皆様,ご協力いただいた各位に感謝いたします.
自然史研究会の方は,回を重ねるごとに,形が定着してきた.特に,若者中心に話を進める「ひみラボ・カフェ」は,今年も好評だった.中には,なかなか発言できない学生さんもいたが,こういう機会を活かして,今後頑張ってもらいたい.この「カフェ」は来年も続けていきたい.その際には,参加者を幅広く集めていくことも,1つの目指すところだ.
一方,シンポジウムも成功といっていいだろう.講師の方々は,いずれも話がうまく,私自身も楽しませていただいた.ただ,残念なことをあげるとすれば,もっと若い世代の「一般市民」に参加してもらいたかった.ここでいう一般市民とは,生き物にそこまで関心がない人や,これまで活動をほとんどやってきたことがない人.ただ,このような人たちに来ていただくことは,もしかしたら今やっている希少種の保護活動を続けていくことよりも,難しいことかもしれない.でも,難しいから,,,で終わるのではなく,普及啓発の面でも地道な活動を続け,多くの人に参加してもらえるように,していくべきであろう.
2016年5月26日(木) 越境
山を越えて、飛騨高山まで行ってきた。が、越境には違いないのだが、地形的には、富山のつながりがある。言うまでもなく、高山を流れる宮川は、神通川に通じる。ってな感じで、富山都のつながりをアピールしながら、高校での大学説明会をやってきた。
説明会自体は、ほぼほぼ無事に終わったと思う。もっとも、どこまで生徒に伝わったか、それは知る由もないが。
さて、高校訪問も含めて、もろもろ仕事をこなしているわけだが、やはり目下の大仕事は、ひみラボ自然史研究会&市民公開シンポジウムだ。これらの準備も、昨日・今日と続けている。特に、シンポに関しては、昨日の段階でプレゼンと原稿は一通りできたのだが、その見直しを今日の電車での移動中に行った。そしてそれを自宅残業で直す、という作業を続けている。なにはともあれ、成功することを期待(祈念!)している。
ということで、明日はひみラボで会場設営や食材の買出し。でもその合間に、久々「スポーツ」をやりたい。グラウンドの状態がよければ、ソフトボール。悪ければ、体育館で「球技」だ。本当に久々なので、動けるかが心配。でもむしろ、最近の朝練のために、中途半端に動けて、次の日に疲れを持ち越すことは、避けたいところだ。
2016年5月24日(火) 新天地!?
今日も朝練で1日が始まった。ついでに、朝練後の、畑の水撒きが、日課となっている。それが終わって、シャワーを浴びると6時。その後、朝飯&お弁当づくりは慣れたもの。完全に、「主夫」やってます。晩飯も作って、子供も寝かしつけているし。。。ちなみに同居人は、洗濯と掃除を担当。それぞれの得意分野で分担が成立している。
さて、大学では朝一の講義。その後、調査へ、、、といきたいところなのだが、やることが実に盛りだくさん。明後日の高校訪問の事務手続きやら、プレゼンづくりやらを手早く終えたあと、キソイタ論文の返却。もちろん、お昼は「カツ!」。そして、今週末に迫ったひみラボ自然史の準備も際限ない。ひたすら、あれこれと処理して、ようやく昼飯後に調査へ。
以前から行きたかった、「例の場所」で、「例の魚」を狙った調査だ。
いざ現場へついてみると、思ったよりも「小さい」調査地だった。でもそこには、明らかに目的とする魚が。そこで、地元の人に聞き込みを行い、その場を管理している役場へ赴き、もろもろ奇跡とも言える展開も重なって、どうにか調査ができる運びに。地元の皆さんに感謝だ。
そして調査の方も、最初にしては順調に終わった。もちろん、目的の魚・データを得ることができた。
それと、嬉しい誤算?は、予想以上に、大学から「近かった」こと。時間だけで言えば、ひみラボよりも近い。これならば、今後も講義後に調査に行くこともできそうだ。もちろん、もろもろ課題も残るが、何はともあれ、採れて良かった。
2016年5月23日(月) 疲労蓄積?
朝練を続けている。ウォーキングが中心だが、ここ数日は、軽いジョギングを入れている。が、ジョギングをすると、如実に分かってくるのが、自分の「体重」。走ると、自分の重さが、よくわかる。そして、自分の足に、筋肉がついていくのもよくわかる。ということで、継続することにより、疲労も蓄積。普段はあまり気にならないのだが、ちょっと疲れた時に、体の重さがいつも以上に。。。
さて、今日は調査。で、採れ・・・・(ご想像にお任せします)
ただ、良いも悪いも進展があった。今後も、網をいれるだけではなく、自ら川に入って、体を動かすことが重要かも。そして明日は、新天地を求め、またまた調査。
ということで、学生実験も終わり、時間ができたので調査に行ける。。。が、とは言っても時間がない。直近でもひみラボ自然史、キソイタ論文、助成金申請とつづく。。。もちろん、自宅残業が不可欠。今日も、ほぼほぼ頑張った。今後も継続が重要だ。
2016年5月19日(木) ゼミ
2回目のゼミが終わった。詳しく(細かく)はゼミの時に言ったとおり。兎に角、特に上を目指している若者は、今後もしっかりとやっていってもらうたい。もちろん、もっと頑張る!が大前提だ。やるべき事は沢山あるのはどちらにも今日すること。
一方で、魚が採れないで、何をすればいいかわからないこともあるだろう。それに対しては、いつも言っていることだが、ジタバタするしかない。1日に5個体しか採れなかったら、、、10回行けば、50個体も採れる!もちろん、別の場所を調査することも大切(有効)だ。要するに、未だジタバタが足りない、ということ。2年間やって、結局大して採れなかったら、発表会で私も一緒に頭を下げてあげるので、細かいことは気にせずに、調査に集中することが大切だろう。もちろん、座して待つつもりはない。あの手、この手で、兎に角、調査だ。
ということで、本人には既に伝えたが、来週のゼミは延期し、ひみラボ自然史に集中してもらう。むしろそこで、いろんなアイディアをもらって、その後いくつか気になる調査に出かけた上で、ゼミをやってもらおう。もちろん、昨年からの継続テーマであり、ある意味やることが明確であるがための前向きな措置だ。
それから、今後の調査は、今まで以上に「自主性」を重視する。あるいは反対に、こちらから調査参加者を指名することもある。だんだん、各自の様子がわかってきた。各自の取り組み姿勢を判断して対処する。もちろん、若者からの積極的なアピールも期待したい。
その一方で、調査にはだいぶ慣れてきたようだ。もろもろの理由から、若者だけで調査に行かせても、大きな問題はあまりなくなった。こうなると1つの選択肢としては、今後の調査を若者中心で、、、と以前ならばそうしたのだが、今年は違う。私自身、現場を離れないようにしたいので、よほどの予定がない限りは、調査に参加する。なんといっても、フィールドがすべての出発点だ!この姿勢こそ、初心に戻ることの実践だろう。
2016年5月17日(火) 缶詰
久しぶりに、研究室にこもってお仕事。キソイタの論文直しと本気で向き合った。
最近は、論文書きにしても、実験にしても、「お仕事」にしても、やることが多いので、1日の中で複数を同時にこなすことが当たり前になった。ただそれだと、どうしても集中できない。だが、論文書き・直しは、やはり集中した時間が必要になる。そこで今日は、朝一の講義が終わったあとは、やらなければならない実験から敢えて目をそらし、黙々と論文直しに勤しんだ。
キソイタ論文に対してのレビュアーコメントは、「有意義」といえばそうなのだが、同時に好き勝手に言ってきているものが少なくなかった。そのため、個別に対応していくと、意外にも「コメントへのコメント」で終わるものが多々あり、本文直しや再解析は多くはないことが判明。もちろん、再解析を求めるようなコメントもあったが、根本からやり直し、みたいなものが多く、「言い訳」で対応することも少なくなかった。
ということで、缶詰になった甲斐あってか、帰宅時間ぎりぎりに、一通りの直しとコメント返答が完了。明日、共著者に見てもらい、そこそこのところで返却してしまおう。
これで当面の大仕事に目処がついた。今後は、月末のひみラボ自然史に向けたもろもろの準備がある。それ以外は、頼まれDNA実験。そして、ようやく時間ができてきたので、学生指導だ。野外調査関連で、しっかり動いていきたい。それと、いくつかの助成金申請が月末締切だ。今夜も自宅残業で少し書いたが、適宜進めていこう。
ちなみに、「朝練」は、頑張って継続中。今朝は雨が降っていたが、そもそも朝練の目的は、「野外調査の時にしっかり動けるようになる」だ。そして野外調査は雨でも実施することが大半。そのため、今日のような雨の日は、実は格好の練習になる。そこで、カッパ上下と長靴で完全武装して、いつものように公園をウォーキング。そして少しずつ、坂道登坂をいれながら、足腰を鍛えていこう。
2016年5月14日(土) 生物多様性を考える1日
巷では、G7環境大臣会合の話題で持ちきり(?)。そこで今日は、そこそこ自分で考えることができるようになったちび助1号と、生物多様性について考えてみた。
まず午前中のテーマは植物。優先種の群落の中に、後から侵入(移入)してきた種が、たくましく育つことを学んだ。加えて、そのような状況下では、人為的な圧力がないと、侵入種が繁茂することもある。そこで、実験的に、それら侵入種を人為的に除去するとどうなるか、ということに、ちび助と取り組んだ。
続いて午後は海洋生物の勉強。魚類群集に対する種多様性調査を行った。確認結果は、4種。ただし、採集技法が、種多様性の評価に与える影響も考慮する必要があるだろう。また、私とちび助とでは、採集技力に違いがある。このような調査者間における力量の違いが影響しないような配慮も必要だ。
最後は環境問題。資源の有効利用について考えた。
以上、実に有意義な1日だった。。。。と言っても、もちろんお堅い話ではない。すでにわかっているとは思うが、午前中にやったのは庭の草むしり。午後は釣り。そして最後は、釣った魚を食べキリン。もちろん、有意義な1日だったことには違いない。その辺でやってた研究会などに行くよりも、意義があっただろう。
ついでに、プチ情報。釣りは、氷見の臨海実習の場所へ行ったのだが、(私の)手のひら大のメジナが入れ食い。そして今日の午前中、同じ場所に、イノシシが「上陸」したらしい。見たかった気もするが、さすがに現場に居合わせるのも、ちょっと心配だ。
2016年5月12日(木) 朝練再開!
といっても、今朝、ウォーキングをしただけ。明日以降、しっかり起きて、続けることができるのだろうか。
朝練自体は、再開しなければ、と思いながら先延ばしになっていた。なかなかキッカケがつかめず、踏ん切りがつかなかったためだ。でも昨日、最近のスランプの原因となっていた「停滞期」を脱することに成功。要するに、今とこの先の研究方針にブレが生じていたのだが、改めてこの先を考え、昨今の研究活動と向き合ってみて、ある程度明確な方向性を描くことができた。その詳細はここでは書かないが、特段新しいことを始めるわけではなく、初心に戻ることの重要性を再認識した、というところ。
何はともあれ、これですっきりしたので、朝練を始めた、というわけだ。
ところで、今日は計画発表ゼミ。まずまずだっただろう。こちらも実行あるのみ。ただ同時に、あの手この手でジタバタ「する!」ことも大切。来週は多少時間があるので、定期以外の調査にも出かけたい。調査と実験で、本調子を確かなものにしていこう。もっとも、論文改訂稿返却の締切が迫っているのだが。。。
2016年5月10日(火) デスクワーク
昨日・今日と、講義以外はデスクワークが中心。
ここ最近、イマイチ論文書きが乗ってこない。データ自体がイマイチ弱いことも原因だが、同時に締め切りのある「お仕事」が多すぎて、集中できないのも一因かも。こういう時は、取るべきことは2つ。まずは、ジタバタ「しない!」。無理にもがいても、いいものは出てこない。いわゆる「スランプ」は時々ある。そして、時間が経てば解決することもある。だから、焦らないことが重要な時もある。そしてもう1つは、懸案の「お仕事」を片付けること。懸案、といっても、決して大きな仕事があるわけではなく、雑多といってもいい仕事がたまっているだけ。それらを1つずつ、確実にこなしていくことだ。
ということで、この2日間は、この方針に則って進めていった。そして、その甲斐あってか、雑多なお仕事は片付いた。そして、できることを着実にやっていった。できることとは、シカDNAのアライメント。当然ながら、重要な仕事だが、頭を(あまり)使わなくていい。ということで、アライメントをしながら、手を動かし、少しずつリズムを掴んでいった。
そんなこんなで、少しずつ頭も体も動いてきたところで、前向きなことにも取り組んだ。ひみラボ自然史研究会の準備だ。全体のスケジュールや、準備のやることを確認し、そして先延ばしにしてきたシンポの流れをまとめ、演者に連絡。これはこれで、1つの懸案事項だったので、これを片付けたあとは、肩の荷がかなり降りた感じ。
さて、そのシンポの内容だが、なんといっても、意味あるものにしたい。最近、G7絡みでよく似たシンポが多いが、「やることが重要」的なものが大半のようだ。そして同時に、著名?な講師を招いた講演会や、責任の所在が不明瞭な市民対話型の集会が多い。これでは、はっきり言って意味がないだろう。参加した人も、所詮自己満足で終わってしまう。もちろん、主催者側はもっと自己満足だろうが。
こうならないために、「ひみラボ。。。」では、しっかりと計画を練っている。シンポの方では、参加された市民が、実際に活動できる場を提供することを第一目的として、地元の博物館等で行われ、希望すれば市民も参加可能な活動を紹介することを念頭においている。また、研究会の方では、参加者対話型が中心だが、責任の所在ははっきりしている。すなわち、対話の場の主催者は、自分の研究について話し、参加者からはその研究に対する意見をもらう。そうすると、責任や得られた成果は、その主催者(発表者)に直接渡されることになる。だから、他の参加者の意見が無駄になることはなく、意味あるものとなるはずだ。
ということで、今年もひみラボ自然史研究会を開催するわけだが、幸いなことに、参加申し込みが好調だ。もちろん、山崎研の若者たちも参加してもらい、そして参加するだけではなく、院生および院を目指す学生には、発表(上記の対話型で)してもらうことを前提としている。まずはその準備も兼ねて、研究計画ゼミをしっかりと準備するように。
2016年5月6日(金) どこ行った?
ひみでの定期調査の日。。。
。。。
。。。採れない。。。
お魚さんはどこへ行ったのだろうか?
一方で、泳いでいるのに採れない。なぜ?
いさびさ天気に恵まれ、気温(水温)もそれなりに上昇中。田んぼの代掻きの濁りもはいっていたが、そろそろ慣れた頃では、、、と、条件はよかったはずなのだが、採れないものは採れない。
ま~、今日の結果は結果なので、仕方がない。今後採れることを期待しながら、できることはやっていこう。
でも、K川はいろいろ手が出せるとして、M川水系のタナゴ達が気になる。希少在来種のみならず、我が物顔で泳ぎ回っているはずの外来タナゴも入らない。去年の今の時期は入っていたのだが。どこかへ行ってしまったのだろうか。。。
な~んて、ことを考える機会が最近多い。採れないものは採れない。来週も頑張ろう。
2016年5月5日(木) 小人の世界!?
ゴールデン・ウィークも山を越した、、、と言いたくなるような体の疲れ。前半・後半(中盤?)とも、肉体的な疲れが蓄積する日々を送っている。
前半は、久々に帰省。ちび助たちをジジババに会わせるのが主目的。で、何をするにも、狭い都会の街中で、ちび助3号の動きを制御することに苦労した。そして大半は、「抱っこ」。なかなか、帰省先でのんびり過ごす、とはいかない。
ところで、帰省中は「小人の世界」に迷い込んだ気分も味わった。と言っても、どこぞのテーマパークに行ったわけではない。自分の生まれ育った家の周りの話だ。そこには、大学で北海道に行くまで住んでいたのだが、家の周りを意識して歩き回ったのは、ずっと小さなころが中心。そのため、当時(小学生くらい)、自分が渡り歩いた感覚が強く根付いている。そして今回、ちび助の散歩がてら、久々に近所を歩いてみると、昔はもう少し距離があったと感じていた実家周辺の建物や路地が、すべて近距離に位置づけられている印象を強く受けた。大半の家は、私が家をでた時と比べると、建て替えが進んでいたが、路地や区画は当時のまま。そのため、当時の記憶と、今の実感とが入り混じり、なんとも不思議な気分だ。それに、家々の間隔とかも、富山の自宅周辺と比べると、細々、窮屈な感は否めないのも、そう感じる一因だろう。何はともあれ、もう都会には住めないだろうな~、というのが、率直な感想。
そして後半(中盤)は、概ね自宅で過ごした。が、毎年恒例の畑仕事が待ってた。特に、今年は今までまったく手をつけていなかったため、畑が荒れ放題。収穫後に手をつけずにいたキャベツとブロッコリーが二番穂を出しただけではなく、立派な花まで咲かせていた。そのため、一見綺麗なお花畑。が、それらを根こそぎ引っこ抜き、雑草を取り除き、畑おこしをやったのが1日目。そして今日は、再び畑おこし。なんだかんだで、畑が年々拡大しているため、耕すのも一苦労。
さらに今年は「鳥よけ」対策も。畑ではないが、桜の木だ。うちの桜には、さくらんぼが成る。これが結構美味しい。が、鳥にも美味しいらしく、気づくと、朝のうちに赤い実が食べ尽くされてしまう。そこで例年だと袋をかぶせたりするのだが、年々実が増えてきて、さらに木も大きくなっているため、いちいち袋をかけていられない。そこで、今年はキラキラテープを買ってきて、それを巻いてみた。効果はわからないが、まずは試してみよう。
ということで、「ようやく、明日から仕事だ~」というのが、率直なところ。ほっと一息だ。が、それもつかの間、すぐに週末だ。。。
2016年4月28日(木) 計画練り
研究計画を考えた.と言っても,学生が出してきた計画書のチェックだ.
昨日今日と,2つの継続研究(要するにM1の修論)の計画書を読んだ.感想とアドバイスをいくつか.
まず,全体に細かいことに目が行き過ぎ,全体像が見えてこない.特に,どちらも卒論からの継続は大前提だし,おそらく修論でもこれが軸になるだろう.ということで,その軸をしっかりと計画に盛り込むことが必要だ.これを明確にしないまま,新規計画を練ってしまうと,新規研究の必要性や実行可能性が不透明になってしまう.これは,どちらの計画にも言えることだ.
だから,まずやるべきことは,卒論で何がわかったのか?を明確にすること.そして同時に,何がわからなかったのか?これらがはっきりすれば,おのずと次のステップは見えてくる.つまり,わからなかったことを調べればいい.ただ,去年と同じようにしたのでは,打開できないだろうから,そこでアイディアを練るべきだろう.
またこの際にお勧めしたいのが,対象種の生活史を描いてみること.もちろん,多聞に推定が入るだろうが,1年研究をやったからこそできる推定だ.言い換えると,このような生活史を描くことは,作業仮説を立てると言ってもいい.結局のところ,何がわかっていて,何がわかっていないか,それを明確にすることが大切だ.
その他,細かいことは計画書にコメントを書いてあるので,それを参照するように.
それから,ゼミが近づいてきたが,ゼミ要旨書きが一つの大仕事になる.「継続」の学生は勝手がわかっていると思うし,GWや調査が入るので,発表週の初め(月曜日)には要旨初稿を出すように.「新人(山崎研にとって)」は,前の週の週末には初稿を出すこと.ただ,出すと言っても,しっかりした形になっている必要がある.特に,要旨は「他人が読むもの」だ.自分の中でしっかり書いたうえで,他の人,できる限り経験豊富な人に読んで,直してもらって,初稿を書き上げるように.また,これも毎年言っていることだが,直す方は,「直す」こと.特に,読んでみて,理解できないところは,しっかりとその旨指摘し,できれば改善案を提示すること.わかったつもりになってあげる必要はないし,そんなことではお互いのためにならない.書く方も,直す方も,訓練だ.両方を繰り返すことで,要旨書きが少しずつ上達する(はず).
2016年4月26日(火) 後一歩
学生実験が、実質的に終了した。あとはGW明けに、データ解析をさせるだけ。案外、短く感じた、、、と言いたいところだが、気が付けば4月が終わる。
一方で、自分の研究は、イマイチ進んでいない。実験も、論文書きも、もろもろの予定に翻弄されて、後回しになっているのが現状。そんな中、ややブルーになるメールが届いた。以前投稿していた、キソイタ論文の返事が来た。結果は、「大幅改訂」を求めるもの。と言っても、これ自体は、よくあることだ。が、なんとなく、刺のあるコメントが多かった。もっとも、これもいつものことではあるのだが。中には、無理難題を言ってくるコメントもあったが、これはうまくあしらうしかない。エディターから「リジェクト」と言われるまでは、ジタバタするのが、論文書きの基本だ。
ということで、コメントのキツさ、はいいとして、タイミングが悪い。というのも、なんだかんだ言いながら、昨日の午前中にライチョウのデータ解析を終わらせ、いざ論文書き!と意気込んでいたところだ。また、キソイタ改訂稿の締め切りは、ひみラボ自然史研究会の直前。そして、来週はGW。。。いくら、学生実験が終わるからとは言え、結構厳しいかも、、、
が、そんなことは(も)、よくあることだ。論文直しは時間がかかる、といいながら、実質は短期間に対応することが多い。だから今回も、上手く、時間を使うことにした。
で、今後の(自分の仕事の)予定としては、まずは、ライチョウ論文の草稿書き。これをGW明けまでに仕上げる!早速、先程まで自宅残業で書き進めた。その後、キソイタに取り掛かる。そして、合間合間に実験。こんなところだろうか。
さて明日は、入っている予定は朝一の講義のみ。実験と、論文書き、そしてもろもろの「お仕事」を片付けていこう。
2016年4月24日(日) 魚が釣れない。。。
この週末、ある意味で仕事をしているよりも忙しく、そして疲れた。。。
昨日の土曜日は、なんといっても「草むしり」。この春、あっという間に伸びきった庭の雑草を、ひたすらむしった。草刈り機が故障したため、手でむしったのだが、仮に草刈り機があったとしても、いきなり機械でやったら、機械の方が負けてしまいそうな勢いだった。ということで、今週は手でむしり、来週以降に、機械を新調し、ようやく「芝刈り」をやることができそうだ。ちなみに、45Lゴミ袋で、8袋分くらいはむしった。頑張った自分を褒めてあげたい。
その他にも、昨日はちび助sのお散歩などが複数回。疲れが蓄積。
そして今日。午前中は、町内会の「子供神輿」。ちび助を連れて、歩き回った。で、午後は、やはりちび助sを連れて、魚釣りへ。そして、、、ほぼ釣れなかった。釣れたものといえば、ハオコゼとウグイ。いずれも放流。食べられる(食べて安全で美味しい)魚が釣りたい。岸壁にはメジナが寄ってきていたのだが、漁港のメジナって、釣れないものだ。氷見の例の場所のメジナは、入れ食いなのだが。まだ水が冷たいのだろうか。かと言って、夏を過ぎることには、「スレ」てくるので、やはりメジナは釣れない。来月あたりが、いい時期だろう。
ということで、週末もあっというまに過ぎていった。夜更かしと深酒ができたのが、せめてもの気分転換になったのだろう。
明日は、午後は学生実習。午前中は、時間があるようで、無いような。。。有効に使おう。
2016年4月22日(金) 魚が採れない...
今日は,ひみラボで定期調査.と言っても,私は所用があったため,遅れてひみラボ入り.野外調査には参加できなかった.
で,その野外調査だが,今日は(も!)魚が(多くは)採れなかったようだ.原因として考えられることは,昨夜降った雨.水田経由で,冷たく,濁った水が川に入る.そのため,魚の活性が落ちたのかも.このこと自体は,しばしば起こりえることだが,最近は調査のたびに「雨」に見舞われる.なんとも,運がない.
また,小さな支流では,他の場所へ魚が移動してしまったことも考えられる.本流までは行っていないと思うが,泳いでいれば見えるはずだが,少なくとも条件が同じだった先週は,魚影も乏しかった.他の場所を探すことも考えた方がいいのだろうか.少なくとも,次の時は,川の上からいくつかの場所をのぞいてみよう.
ま~,理由はいろいろ考えられるが,結局のところ,自然相手なので,「こんなものだ」と割り切るしかない.「こんなもの」も含めて,継続調査,経年調査の中で,生き物の情報を蓄積していくことが,醍醐味だ!とポジティブ(?)に考えよう.
ところで,今日,ひみラボに遅くなった理由の1つは,朝イチの講義.生物学科の全教員が分担する講義で,今日はイントロとして研究室紹介を中心に,短いプレゼンを行った.今の時期ではあるが,配属希望先を考えるための情報提供という意味を持つ.ということで,山崎研の「今」を中心に,3年生にアピールしてきた.もちろん,現時点で,研究室配属先を明確に考えている学生は少ないだろう.山崎研希望者も聞いていない.どれくらいの「潜在的」希望者がいるのだろうか.いずれにしても,配属に興味を持っている学生には,「できる限り早く」研究室に話を聞きにくることを言っておいた.はたして,来るのだろうか...
またまた話は変わって,DNA実験は順調だ.シカミトコンのアライメントまで終わったのだが,結構きれいに読めている.1個体について7つのプライマーを使って読んでいたのだが,そのうち4つのプライマーで大丈夫そうだ.これで解析速度がほぼ倍増する.来週も時間を見つけて,やっていこう.一方で,ライチョウのデータ解析は手つかず.これができないと,論文書きが本格化しないので,こちらもがんばってやっていこう.
2016年4月21日(木) 無心
あまり、深く考えないほうがいいだろう。淡々と、こなしていけばいい。学生実験の話だ。
何はともあれ、山は超えた。今週のDNA実験が終わり、来週は再び形態。あとは、自分の時間を如何にうまく使うかを考えておこう。
ということで、今日も自分の実験に勤しんだ。が、時間が足りない。実験はひたすら「シカ」をやればいいのだが、ダイタミ・精製・310RUN、そしてアライメントと、やることはたくさんある。もちろん、サンプルもたくさんある。これらをどうにかやっていたのだが、そうすると「ライチョウ」の解析がまったくできなかった。明日もなかなか難しかもしれない。
さて明日は調査だ、、、と言いたいところだが、私は朝から予定が詰まっている。ひみラボ入りは14時くらいになるだろう。
何はともあれ、やるべきことを、しっかこなしていこう。今のところは、一応は対応出来ていると思う。が、無心で進めていることが多く、しっかりできているのか、常に不安もつきまとう。何か忘れていないか、心配だ。
ま~、これは毎年のことでもあるので、今の時期は、ひたすら動き回るしかない。
2016年4月20日(水) 淡々と。。。
講義・実習があるときは、それらを黙々と。実習がないときは、自分の実験を淡々と。どちらであっても、やることは尽きない。
それでも今日は、1限の講義と5限のガイダンスだけだったので、合間にはシカDNAの実験に加えて、ライチョウのデータ確認を行った。その結果、ある意味大きな修正もあったが、それも含めて、生データのチェックは完了。明日以降、時間をつくって、データ解析をやっていきたい。それができれば、あとは論文を書くだけ。自宅残業でも多少のことはできるだろう。
そんな生活をしていると、いつも帰る時には、へとへと。だが、やることをやっているので、心地いい疲れ、とも言える。なんといっても、研究ができているのだから、善しとしよう。
2016年4月18日(月) 惨敗
ライチョウのPCR。論文用に、データが増えることを期待して実験をしたのだが、物の見事に惨敗。。。でもこれですっきりした。今あるデータで、論文をまとめていこう。ということで、今夜の自宅残業は、ライチョウ論文の構成練り。と言っても、Tさんの修論をベースに、使えそうなところと、そうでないところを分けていった。ちなみに、材料と方法や、結果のところは、KMOスナとの共通点が多い。だから、最近の論文読みとか、論文書きとかが、決して無駄になるわけではない。ただ、今重要なことは、しっかりとデータを見直し、適宜追加の解析をしていくことだ。この手の解析は、ある程度まとまった時間が欲しい。今週中になんとかしたいところなのだが。
一方,実験の方は、ライチョウがなくなったので、シカに専念できる。今日もダイタミ。明日もダイタミ。
当分はこんな感じで、空き時間を有効活用していこう。
2016年4月15日(金) 怒涛の如く。。。
この一週間、速かった。気が付けば週末だ。
例年通りの講義開始の1週間であり、講義・実習も例年同様ではあったのだが、なぜかいつも以上に疲れた感じがある。講義・実習の合間に、無理やり自身のDNA実験をいれたことが一因かもしれない。加えて、同居人の仕事がこの4月から変わったので、家に帰った後もちび助たちの面倒に奔走したことも大きいだろう。
でも、なんとか乗り切った。特に、実習に関しては、山崎研の若者達の頑張りに感謝したい。受講学生にはもろもろ言いたいことはあるが、若者たちがそれを上手くカバーしてくれた。ただ、来週はDNA実習なので、疲れ(フラストレーション)は、ピークに達するだろう。ただ、「噴火」ではなく、「脱力」の可能性の方が高いかも。
さて今日は、私にとっては、久々の調査。「採れなかった」ことも重なり、予想以上に体に疲れが蓄積している。この体の疲れで言えば、これまでの学生実習で立ちっぱなし、というのも足に負担を貯めていたのだろう。今は、特に太ももがきつい。でも、今日の調査は、ある意味で心地よい疲れだ。やはり、体を動かすことは悪くない。そして、採れなかったことも、「調査はこんなもの」と割り切るべきだろう。確かに、今年は場所によってはタナゴ類の捕獲数がイマイチだが、これも含めて、自然相手だ。こういうときは、悩んでいても仕方がない。ジタバタするべきだ!もちろん、ジタバタとは何かは、各自で考えてもらいたい。
一方で、自身のDNA実験も、先は長いがまずまず順調だ。シカ・ミトコンのSQを行ったが、概ね順調。あとは地道な積み重ねだ。ただ、概ね2ヶ月(5月いっぱい)で結果をだすことが求められているので、来週以降も、無理くり実験を組み入れていこう。
ところで、論文書きの方だが、前回書いたように、スナ論文は先送り。だが、論文を書かない、というのもナンセンス。ということで、予定通りの順番で、ライチョウを書こう。そこで、Tさんの修論などを見直してみたのだが、SQが読めていないサンプルもある。糞サンプルのため、状態が悪かったことも原因かもしれないが、一応、再実験も行ってみよう。もし、データが増えるようであれば、可能な限り増やすし、無理であれば、今すぐにでも書き始めよう。この実験も、無理くりのシカ実験の中にねじ込んでいくので、さらに大変なことは自明だが、それでもやっていこう。兎に角、今はジタバタするしかない。
ところで、「ひみラボ」のサイトに、ひみラボ自然史研究会と市民公開シンポジウムの案内を掲載したので、若者たちは見ておくように。
2016年4月12日(火)夜 予定変更
先ほどの「公約」通り、しっかりと自宅残業で論文読みを行っていた。読んでいる論文は、鴨スナ論文のためのもの。ただ、参考論文を読んでいるうちに、ふつふつと湧き上がってきたのが、「物足りなさ」。自分の論文への物足りなさだ。具体的には、データ量が不足している。そのため、解析結果も、いまいち押しが弱いものになっている。
これは、前々から気になってはいたのだが、例の「押し付けられた」件のこともあり、形だけでも論文にしないと、、、と書いていたのが現状。ただ、はっきり言って、乗り気がしていなかったし、筆も進んでいなかった。
やはり論文は、自分が書きたい!と思うものを書くのが、一番の幸せ。それに、書く気力も、面白さも湧いてくる、というものだ。いやいや書く論文など、意味がない。
ということで、予定を変更。しっかりした論文になるように、いくつかの作業を行う。まずなんといっても、データを増やす。解読した配列を伸ばすことにする。はっきり言って、かなりの実験が必要だが、これはやるべきだろう。データ解析自体は、今のままでいいのだが、元データが乏しいことによる「物足りなさ」が少しでも改善されるだろう。元来、論文を書き始めた後に、「追加」をするのは、論文書きからの逃避・言い訳であるので、私は極力やらないようにしてきた。が、上記のような理由で、今回は「敢えて」やることにした。
当然ながら、データを追加するということは、新たな実験をやらなければならない。そして実験には時間がかかるし、今やってるシカDNAを後回しにすることはできない。ということで、かなり先の話になるだろう。でも、考えてみれば、私が慌てる必要もないし、そこまで義理立てすることでもないので、自分の納得するやり方を採用したい。
繰り返すが、もちろん、しっかりとした実験・解析のあとは、形(論文)に残すことを諦めたわけではない。むしろその頃になれば、変な手枷足枷が実質なくなり、面白い論文が書けるだろう。
ところで、久々自宅で飲みながら書いているので、上記とはまったく関係のない、脈絡のないことを書きたい。
問題:「ひみラボから最も近いコンビニはどこでしょう?」
この問題は、ひみラボ活動する上で、特にお客さんが来たときなどには、重要な課題になる。ひみラボが出来た当初であれば、高岡北IC近くにあるコンビニが一番近かった。というか、そこしか無かった。でも最近、万尾川・中谷地川合流点のちょっと下流に、コンビニができたので、ここが一番近い!と思いがちだが、もっと「近い」ところを発見した。と言っても、これはあくまでも、google地図上でのルート検索の話。で、その一番近いコンビニとは、氷見IC出口前のコンビニ。そう、つい最近、氷見南ICがひみラボ近くにできたことにより、高速(自動車専用道路)を使った方が、計算上は近い(速い)のだ。ちなみに所要時間は、約10分(ルート検索上)。以上、脈絡の無い話でした。
2016年4月12日(火) 講義開始
昨日から,講義が始まった.そしていきなり,バタバタの日を過ごしている.
昨日開講した学生実習はガイダンスだけだったので,大した苦労はなかったのだが,なぜか朝から「お仕事」が目白押し.特にメール対応に追われた.
そして今日,講義が本格的に始動.朝一では進化生態学の講義.準備は問題なかったのだが,予想外のトラブル発生!プロジェクタが写らない.どうやら年度末に新機種に変更され,そのため私の古いパソコンではつながらない,というのが根本的な原因のようだ.仕方がなく,板書とプリントで難を逃れた(?).明日は,とりあえず事務からパソコンを借りることに.
午後は学生実習本格化だったのだが,その前に自分のDNA実験.頼まれている角の生えた四足動物だ.要するにシカ.頼まれ仕事のため,少しの時間を活用して,着実に進めていかないと,間にあわない.特に,昨日・今日は,これまで使っていなかった組織を使っての抽出.うまくいっているかを確認しないと次に進まないので,抽出とPCR&電気泳動を,講義の合間,実習の終わった後に実施.おかげで,実験は大成功!明日の分の抽出産物の溶かし出しを終え,今日の実験は完了.
話は戻って,午後は学生実験.ひたすらスケッチをさせた.こちらとしては,楽と言えば楽なのだが,「暇」ともいえる.そこで,若者たちに指定したゼミ論を読んだ.日本人&東洋人が書いた英語だったし,日頃研究していることに直結する内容だったこともあり,2本を読破!論文の内容には,いろいろ突っ込むところはあるが,最初のゼミ論としては,いい勉強になるだろう.学生実験の方も,まずまず無事に終了.ただ,受講学生は様々.既定の時間を越えて,「頑張る」学生はいいのだが,「だらだらする」学生がいることも否めない.私はともかく,お手伝いしてくれている先輩(山崎研の若者たち)の時間を無用に浪費させていることを,だらだら学生には少しは自覚してもらいたいものだ.もちろん今年も,学生実験は格好の品定めの場.山崎研に「欲しい」学生をチェックしよう.もちろん,その逆も,いやが上にも目に入ってくる.若者たちも,しっかりチェックしておくように.
さて,そんなこんなで,講義が始まると,夜が(私にしては)遅くなる.でも,幸いにしてちび介3号のお迎え時間を遅らせてもらえることになった.ということで,講義や仕事をしっかりとやっていくことができそうだ.それから,自宅では,ちび介たちが早めに寝てくれるようになったので,そこでも時間を有効活用して,論文読み(できれば書き)もしていきたい.
それにしても,バタバタだ...
2016年4月8日(金) 今さらながら
「富山自然めぐり」のサイトのリンクを,トップページに貼った...と言っても,何それ?と思うだろう.もしかしたら,これを作成した(一応今でも運営中)学生本人も忘れてしまっていたかもしれない.
これは,昨年度の若者(今のM1の二人)に,「富山の自然をアピールし,研究する山崎研にいる以上,富山の自然のことを知らなければならない.知るためには実際に行ってみて,行くだけではなく,サイトを作って対外的に紹介しろ!」と言って,実際にみんなで出かけて行ったのが,ことの発端.サイトはとっくに学生が作り上げていたのだが,私の怠慢でリンクを貼っていなかった.ということで,新しい大学1年生が理学部に入ってくるのに合わせて,急遽リンクした次第.
せっかくなので,新旧若者(ほか皆様)は,是非「富山自然めぐり」のサイトを覗いてもらいたい.結構,良く書けている,,,ところもあれば,書きかけのところも.この機会に充実化をよろしく!
2016年4月6日(水) もろもろ準備
今日は,「予定通り」に,もろもろデスクワークに専念した.
ひみラボ水族館用の展示物の印刷やら,学生実験のマニュアルコピー&製本やら,,,は,学生に任せたのだが,その他の学生実験関連の準備に時間を要した.
同時に,シカDNA実験も本格化.昨日の続きで,抽出を行い,その後はPCR.と言っても,久々なので,試薬の調整などもあり,結構時間を要した.
そしてもう1つの大仕事は,「部屋掃除」.溜りにたまっていた段ボール箱などを,学生に手伝ってもらって処分.私の居室がとても広くなった.頑張ってくれた学生たちに感謝.
さて,明日は入学式のお手伝い(?).その合間に,講義の準備を進めていこう.
2016年4月5日(火) 拾い物の1日
当初の予定は,今日もヤツメ採りだったが,昨日頑張った甲斐あって,今日はフリー.予定が全く入っていなかったので,拾い物のような1日だ.ということで,ひたすらデスクワークを進めた.
まずは,ひみラボ自然史研究会に合わせて開催するミニシンポジウムの計画練り.そしてパネラーに参加のお伺い.次に,講義もろもろの準備.特に,コーディネータをしている講義の,これまた担当予定教員にお伺いのメール.その他,事務仕事いろいろ.これで年度初めの大きな仕事は目途がついた.後は実際の講義の準備が残るだけ.スライドやらノートやらの見直しだ.これは明日やろう.
ということで,それなりに順調に進み,仕事も片付いてきたので,久々にDNA実験に手を出した.頼まれているニホンジカのDNA抽出だ.少し前に新聞にも載ったのでオープンにしていいことだが,富山県から依頼を受けているサンプルに加えて,環境省(の出先機関)からも頼まれている.2か月で概ねの結果を出したいので,ひたすら実験あるのみ.今後は,空いている時間を見つけて,無理やりにでもやっていこう.
それと同時に論文書き.ヤツメだ.昨日も書いたが,ひみラボでマテメソと結果を半分くらい書いていたので,こちらも着実に進めたい.それと先週あたりから,自宅残業で論文読みも再開している.とりあえずは,タナゴ関連の論文を斜め読みしているが,ヤツメ論文関連も読んでいこう.
最近は体ばかり動かしていたので,こうやって少しずつだが,頭も動かしていきたい.学生指導も大切だが,自分自身の研究もやっぱり大切だ.
2016年4月4日(月) ヤツメ採り
まず連絡から.3月までのブログは,「過去のブログ」に移しました.ただ,ゼミ連絡等が含まれているため,3月後半のブログは,以下でも重複して掲載しておきます.
さて,今日はヤツメ採り.筑波大学のS先生御一行様が来られたため,研究目的の標本採集です.狙いはスナヤツメ南方種の成体.数が集まるか不安でしたが,山崎研の若者たちの頑張りもあり,なんとか目標数に達しました.しかし,体はガタガタ.今夜の爆睡と明日の筋肉痛は既定路線.でも何はともあれ,遠くから来ていただいたので,手ぶらで返すわけにはいかなかったので,採れて何より.
というわけで,当初は明日も調査を予定していたところ,1日(実質半日)で目的達成のため,明日は調査無し.デスクワークに励みたい.特に,昨日ひみラボで,論文書きをそこそこ進めることができたので,こちらも継続させていきたいところ.もちろんネタはヤツメ.だが,他にもやることは盛りだくさん.時間を無駄にせずにやっていきたい.
2016年3月31日(木) あっという間
何時ものことながら,終わってみればあっという間だ.
3月は新人が加わり,新たな研究室活動が始まった.とは言え,講義がなかったため,比較的自由に,研究室活動を行えたため,調査に明け暮れた日々.当初は,一か月あれば,いろいろできるな~,と実感しながら進めていたのだが,,,気が付けば月末.3月が終わってしまった.
もちろん,今の時点でやるべきことは,(それなりに)やったと思う.新年度の修論・卒論は,少なくとも調査という点では,軌道に乗りつつある.これならば,学生だけで調査に行くことがあっても,大きな問題はないだろう.
その一方で,調査ばかりで,「頭」の方がどこまで仕上がっているかは微妙なところ.と言っても,勉強しろ~とか,論文読め~とか言ってはいるが,実践の機会がないとなかなか学べないものだろう.幸いにして,これからはゼミとか,ひみラボ自然史とか,実践の機会が待っている.そしてそれらは,あっという間にやってくるだろう.ここで改めて,『早め早めに,かつ着実に準備をしておくように!』と言っておきたいが,時間はあっという間に過ぎていくことだろう.過ぎた(過ぎる)ことは仕方がないが,常にその場その場の意識を持って,行動を重ねていくことが重要だ.
と,若者相手に言っているつもりだが,自分自身にも同じこと.溜まっていた「デスクワーク」は,だいぶ見通しがついてきたが,どうしても締切ギリギリのことが多い.同時に,締切のない仕事,特に論文書きやら,日頃の勉強やらは,気が付けば手つかずの状態が続いている,なんてことは今もある.間もなく,否応なく,講義漬けで,大学に縛られる日々が始まる.それを逆手にとって,実験や論文書きを少しずつでもやっていきたい.
2016年3月29日(火) 仕事の山
公約通り,今日はひたすらデスクワークで,仕事の山を片付けていった.
来年度の講義準備や各種報告書,実験依頼サンプルの整理,さらには諸々メール対応.ほぼ1日中,これらと格闘した甲斐あって,とりあえずのところは片付いた.もちろん,日数を要する仕事などは継続されるが,一息つけそうだ.
これで明日の調査は心置きなく行ける.だが2週間もすれば講義が始まる.そうなると,学生の面倒を見るゆとりが減る.気が付くと,学生指導が後手後手に回っていたりする恐れがある.そこで,今のうちから,この先を想定して,もろもろ進めていきたい.
この他(これと関連して)当面,考えるべきことは,講義の準備.それからひみラボ自然史研究会だ.これも早めの準備が必要だ.例年は,年度が改まってすぐに開催の案内を出す.今出せば,日程調整もしやすいだろう.それに,ひみラボ自然史研究会の主な目的は「新人」を鍛えること.そのため,どこの大学でも新人が溢れる今,たくさんの人に集まってもらい,交流を深めてもらいたい.そのためにも,名実ともに,もろもろ改まるこの時期に,案内を出している.が,今年は若干遅れるかも.というのも,実施内容の調整が十分にできていない.新たな取り組みをしたいところだが,やるからにはしっかりしたものをやりたい.でも,どこまでできるかが見えない.その辺も,じっくり考えていこう.やはり基本は,ニーズに答えていくことだろう.
ところで,新たな取り組みとかに関連して,最近巷では,PDCAサイクルというのが流行らしい.(P)ぱっと思いついたことを,(D)どうにかやり遂げて,(C)ちょっとだけ過去を振り返り,(A)あの時の思いつきではだめだと,もう一回やり直すこと...ま~,こんな感じだろうか(もちろん違うので,しっかり調べるように).
何はともあれ,研究においても重要なことだ.特に,どうにかやり遂げる,あたりが...
2016年3月28日(月)夕 1年総括
大げさなタイトルをつけてしまったが,まずは修了・卒業おめでとう.今年は,博士課程1名,修士課程2名,卒論2名を送りだすことができた.これまで,ことある毎に,言いたいこと,言うべきことを伝えてきたので,今さら言うことはない.強いて言えば,大学での,山崎研での活動を,少しでも活かして,社会で活躍してもらいたい.
と,言ってはみたものの,完全に巣立つ修士2名以外は,身近にいる.博士取得のNさんは,ひみラボでまだまだお世話になるし,卒業の二人は,身も心もすでに修論研究に没頭している(はず?).何はともあれ,堅苦しく考えすぎず,1つ1つ,自然体でこなしていけばいいだろう.
この1年を振り返ってみると,概ね,やりたい研究室運営ができたと思っている.その中で一番良かったことは,自他ともに,可能な限り現場に出ていたことではないだろうか.そして同時に,論文の方も,ほぼほぼ例年並みには書けたと思う.今年も同様にやっていきたいが,新人が多いため,現場に振り回される日が多いかも.ただ,あと2週間もすると,講義が始まる.そうなると,全く別の世界・時間が始まると言っていい.ま~,こちらもできる限り自然体で,かつ着実にやっていこう.
で,今日は(も)朝から調査...疲れた.そして,事務仕事がたまってきた.明日はデスクワークに専念しよう.
2016年3月28日(月)昼 【山崎研向け連絡】今後のイベント?について
この一週間は,卒業式はじめ,多くの行事があったのだが,タイミングが悪く,なかなかブログを書けなかった.この辺のことは,後ほど書こう.
今は,研究室メンバー向けの今後のイベント?情報について.いずれも重要なので,しっかり対応してもらいたい.
【ゼミについて】例年同様,前期・後期それぞれで,研究計画or中間発表1回,ゼミ論紹介1回を,各自に担当してもらう.もろもろ勘案し,現時点での予定は次の通り:
5月12日(木):研究計画(担当:I&T&K)
5月19日(木):研究計画(担当:A&N&F)
7月7日(木):ゼミ論紹介(担当:I&T)
7月14日(木):ゼミ論紹介(担当:A&K)
7月21日(木):ゼミ論紹介(担当:N&F)
いずれも木曜日に,大学で実施予定.というのも,前期はほぼ毎日講義が入っており,月・金曜日は比較的開いているが,調査を優先させたい.木曜日は5限目に講義があり,外出がしづらいので,この日の調査はなし.そこで,木曜日にゼミを開催する(予定).
【各種研究会について】現時点で,以下の日程で開催される予定.学生は,いずれもできる限り参加すること.特に,大学院を目指す学生は必須.
5月28日(土)ー29日(日):ひみラボ自然史研究会.毎年恒例.我々が主催者なので,運営面でもいろいろお手伝いしてもらいたい.もちろん発表も重要.原則的に,全員発表の予定.
8月6日(土)ー7日(日)か?:信州魚類研究会.こちらも毎年参加.今年も参加予定.もちろん,積極的に発表.
9月23日(金)ー26日(月):魚類学会(岐阜).1年のメインイベント.参加は全員.発表は進捗状況をみてから.昨年も発表した学生は,今年も発表が既定路線.
以上に加えて,富山県動物生態研究会などもあるかも.いずれも自分の研究・プレゼン訓練や,交流拡大のためなので,参加するだけではなく,積極的に活用してもらいたい.