2011年6月2日 研究者らしい活動
ここ数日,久しぶりに研究者らしい活動をしている.自分の実験を少しずつ再開し,夜の自宅残業では論文読みをやっている.講義も軌道に乗り,雑多な仕事も概ね片付いたためだ.ちなみに読んでいる論文は,若者達のゼミ論.イントロと考察を中心とした斜め読みだが,概ね1日1時間くらい使い,2日で1本読み終える.と言っても,日本人が書いた英語の場合だ.外人が書く英語の意味をとらえるには,もう少し時間を要する.でも改めて気がついたこととして,日本人の論文は,内容が丁寧だ.関連研究がしっかりとレビューされていたり,テーマの大きな背景が順序だてて書かれていることが多い.そして引用文献も教科書的な内容のものが多い.これを考えると,専門的な研究を勉強する上では,本を探すよりも論文を読んだほうが格段にいいことがわかる.今夜もこの後,読み進めよう.
そして今日は,本当に久しぶりに論文書きに取り組んだ.それも新規の論文だ.もっとも,内容としては先のカワヤツメ種分化論文をまとめる際に,分離させたもので,回遊型集団間の遺伝子交流を扱った内容になっている.データも既に出ているので,今日は思い出すようにデータの整理をして,全体像を把握するための解析を行った.タイミング的に論文化の前哨戦として,秋の水産学会で発表したいと考えている.ちなみに,この論文に取り掛かったか理由を一言で言えば,科研費対策だ.いやいや,対策というと誤解を招きそうなので,科研費研究の一環といった方がいいだろう.今回採択された科研費は,カワヤツメの資源管理を目的とした研究なので,今回の論文は重要なデータになるはずだ.解析も解釈もオリジナルなものになるはずなので,今年の成果として含めてもいいだろう.
ちなみに,この論文の後には,イタセンパラMSが控えている.こちらは今データを取っているところだ.残念ながら,もう少し時間を要しそうなので,そのデータを取りながら,カワヤツメ論文をまとめていきたい.もちろん,これらと平行して,卒論指導やら,氷見活動やらもやっていくので,ご心配なく.
明日は氷見で小学校を訪問する予定.ちょっとしたレクチャーを担当することになりそうだ.初めてのことなんで,楽しみだ.
2011年6月22日 こんばんわ
今,夕方の6時50分.岐阜です。今日の研究打ち合わせ、セミナーは無事に終了しました。これから交流会です。一番大切な仕事かも。
2011年6月22日 おはようございます..
今,朝の5時50分.これから岐阜へ出張のため,大学から書き込み中.日頃6時には起きているとは言え,さすがにこの時間は眠いです.
ここに来るまで,早朝散歩をされている方が結構いました.自分のことを考えると,朝から活動されている方々に敬意を表します.また,昨夕にスタートさせた解析ソフトmigrateが今も動いてくれています.パソコンだから当たり前ですが,しっかりと働いてくれることにより,次の論文もいい結果が出るのではないかと期待します.
さて,これからJRに乗るために駅へ向かいます.
2011年6月20日 氷見から始まる一週間
今週も月曜日にはしっかりと氷見へ行ってきた.朝から行くと,結構時間がある,と言いたいところなのだが,いつも諸々のことで時間をとられる.今日も着いてすぐにヤツメ水槽をチェックして,水位が下がっていたので,水を足したのだが,その直後にポンプが動かなくなってしまった.どうやら舞い上がった砂がポンプの中に入ると,故障の原因になるらしい.仕方が無いので,以前買っておいた大型の循環ポンプを立ち上げた.どうにか動いたのだが,なんだかんだで1時間を要してしまった.
でもその後は,仕事がはかどった.水曜日の岐阜出張で使うプレゼン資料(パワポファイル)を概ね仕上げ,その後は夏の氷見研究室セミナーの企画をNさんと打ち合わせることができた.このセミナーは,氷見研究室発足当初から,やることになっていたのだが,何となく時間だけが過ぎてしまっていた.ただ,夏休み中の開催を当面の目標にするならば,そろそろ具体化しないと困る.そこで,細かいことを考えても前に進まないので,兎に角,できるものをやる!それで課題が生じたら,次の時に考慮する!というスタンスでやることにした.特に,講師集めがポイントになるのだが,まずは頼みやすい人にお願いすることにしたい.それでもなかなかの人選かと思う.私の腹案では,植物の先生と昆虫の先生.ちなみにどちらもI先生だ.近々お願いに伺うので,お覚悟を,,,ではなく,よろしくお願いします.
ところで,最近ブログの書き込みは滞ることが多いのだが(ましてやポートランドって何?),カレンダーは小まめに更新している.それから,先日時間があったので,ようやくメンバーを今年度に書き換えた.それから研究内容なども更新した.どこが変わったかは,よほどのマニアでないと,わからないだろうが...
2011年6月15日 最近の自宅残業
昨日今日と講義・会議で時間をとられて,氷見行きはおろか,自分の研究すらまともにできない状態が続いている.でもそんな中でもNさんの卒論研究指導やら,来週のプレゼン準備やらを進めている.
来週のプレゼンとは,岐阜の土木研究所・自然共生センターで講演することになっている.招聘研究員として呼んでいただいたのだ.自然共生センターといえば,大規模な『実験河川』を有することで,知る人ぞ知る有名な施設.もちろんそこで働く研究者は名うての方々ばかり.そんな方々相手の講演となると内容を吟味せざるを得ない.つまり,日ごろ取り組んでいる『魚と環境との関係』とかの話では,あちらの方が上手なので,具合がよくないわけだ.そこで,やはりここは私の得意分野の『遺伝子』の話をすることにしたい.もちろん,自然にいる生物に対する遺伝子研究の話だ.そして,自分自身の研究から話を作り上げたい.という基本姿勢のもとで,プレゼン準備を進めた.
一方,自宅残業もしっかりと継続している.今週はもっぱら新規論文の構成練りを行っている.カワヤツメ分散論文だ.前にも書いたが,現在投稿中のカワヤツメ種分化論文をベースにして,追加集団や再解析などを加味した論文として作成している.そこで残業では,先行(未だアクセプトされていないが)との関連を考慮しながら,内容の大枠を練ることをしている.上記のような状況なので,大学で論文書きをする時間は皆無と言っていい.そこで,できる限りのことを自宅残業でやりたいと思っている.目標は7月中の草稿完成だ.
2011年6月13日 月曜日の氷見が定着してきた
今日も朝一の310RUNの後に氷見へ.TSさんも一緒だ.道中はいつもながら,私にとっては英会話レッスンだ.といっても片言で会話をするだけ.ただ,間違いを恐れずに話すことが大切であるを彼も理解してくれているため,思いついたことは躊躇無く口にしている.
そうこうしながら氷見についたら,ざっと見回りをするのが日課だ.特に先週から始まったヤツメ飼育水槽はまじまじと見てしまう.目を凝らしてみると,ヤツメの「穴」がみえる.それもちゃんと流れに向かって開いていることもみてとれる.この穴は,ヤツメが自ら出す粘液で固められているといわれるが,確かに崩れやすい砂の中でもしっかりと形状を維持している.ちゃんと餌を食べていてくれるといいのだが.
そしてその餌だが,マス稚魚用の餌を与えている.もちろん,餌を水槽に入れたからと言って,ヤツメが水面まで出てきて餌をむさぼるわけではない.水槽の中で作られた水流に流されて,餌が動く.これがヤツメの「穴」に届いたときにいい具合に口にはいるのではないかと考えている.それも1日くらいたって,多少ふやけたくらいが良いのでは...だが今日見たら,残餌が鎖はじめていた.果たしてこれがいいのか悪いのか?次回言ったときの様子次第で,餌のやり方を考え直そう.ヤツメでの報告によると,飼育の際には酵母(イースト)を餌にすることが多いらしい.今度餌を再考してみよう.
この他今日は,TSさんがナマコの人工授精をさせていた.一部で成功したようだ.それからB君は日々イタセンパラの世話をがんばっているようだ.継続こそ大切だ.ちなみに明日も行きたかったが,会議が入ってしまった.次回の氷見は金曜日の予定.
それから書き忘れたが,朝一で山崎研卒論生対象のミーティングも行った.ともすると気が緩む時期だ.あるいはゼミ論だけを読んで満足してしまう時期だ(特に去年の学生).それではいけないので,今日は多少の苦言を呈した.そして方向性を再確認した.各自,今自分がやるべきことを,1年間の中での位置づけを明確に考えながら,やっていってもらいたい.
2011年6月10日 老いを感じた...
今日は午後から氷見へ.予定通り,ヤツメ飼育をスタートさせた.飼育水槽は既に準備してあったので,先週学生に採っておいてもらったヤツメを計測し,水槽にいれていった.この計測の際に,個体識別のためのマーキングを行う.今後,個体レベルでの成長を追跡するためだ.このマーキングの際には,イラストマー蛍光色素というものをヤツメの皮下に注射する.注射場所と色の組み合わせで個体を識別することができる.問題はこの注射だ.かなり細かい作業なのだが,私自身は数年前に別の川のヤツメを調査したときに,毎月数百個体をマークしていたので,慣れたものだ.が,いざはじめてみると,当時と勝手が違う.表皮のすぐ下への注入などは難なくこなせたのだが,そもそも『見えない』.そう,いわゆる老眼だ.目の前にヤツメを持ってくると,ぼやけてしまう.こんな状態で注射なんてしようものなら,自分の指をマーキングしてしまうだろう.結局,手伝ってくれたTSさんに照れ隠し笑いをしながら,眼鏡をはずして作業した.まぁ,やることがやれたから,善しとしよう.
ちなみに今日は生物圏のI先生にも御同行いただいた.ぜひともご活用いただきたい.
2011年6月9日 今時の学生さん
山崎研の学生のことではなく,1年生のこと.今日の5限は,生物学科1年生向けの基礎生物学セミナー.学生が主体となって,自分達で決めたテーマを調べていく.学期末にプレゼンがあり,今はその準備段階だ.毎年4-5名の学生の面倒をみるのだが,そこそこ真面目に取り組んでいる.が,今年はどこか「やらされている感」が漂っている.何のためにこの講義をやっているか,この講義を通して何かを得ようという気概が感じられない.かと思えば,自分達だけで話をすすめ,こちらが話しかけても聞くそぶりをみせないことが多い.最近大学では,このような学生をみることが多いのだが,他の場所でも良く見ることがある.そう,我が家の小学1年生の息子だ.今時の大学生は,小学生と同じような振る舞いをすることが多いと感じてしまう.もっとも『今時の若者は,,』というのはいつの時代も同じことだろう.私だって,普段はぺら~とした格好で,大学内をうろうろしている.年配の先生に言わせれば,『教員としての自覚が欠けている』というところだろう.
さて,そんな先生業であるが,上記講義の他,午前中は会議.だが,会議は短時間で終わったため,自分の時間を多く取れた.そして,その時間を利用して,氷見での小学校向け講義のストーリーを練った.講義といっても,魚をみせながら,生活の多様性や,生物間のつながりを話していく内容だ.近いうちに完成させて,売り込んでいこう.
それからカワヤツメ分散論文のデータ再解析も続けている.久しぶりにMIGRATEを動かし,長い時間スケールにおける集団間の遺伝子流動量の推定を行っている.しかし,この解析が長い.おとといはじめた計算が未だに終わっていない.そして今後も,3回くらいは同じ計算を繰り返す.時間がもったいないので,おおよその結果がでてきたら,論文書きをはじめていこう.ちなみに,投稿先として,FSあたりが妥当だろうか.さすがに海外誌には無理がありそうだ.そして今回もIRはスルーしよう.目標は,夏に原稿を買い上げ,共著者に送付だ.
明日は午前中に会議が入ってしまったので,午後から氷見へ.ゼミも翌週になったため,時間がある.ヤツメの個体識別を行い,飼育実験を開始しよう.
2011年6月6日 開始
イタセンパラの飼育実験が始まった.B君の卒論だ.いざ始めてからわかることや修正することもあるかとは思うが,研究とはそのようなものだ.Nさんサポートの下,しっかりとやってもらいたい.もちろん私も,,,う~む,どこまで動けるだろうか?
これと同時に,私のヤツメ飼育の準備も始まった.水槽購入,砂粗い(TSさんに感謝),水張り(Nさんに感謝),そして水中ポンプのセッティング(これは自分でやった).その結果,いい感じの循環水槽ができた.これで数日水をなじませれば,飼育を始められるだろう...と,思っていたのだが,帰り間際に除いてみたら,2組準備した水槽のうち,1つの水中ポンプが止まっていた...買ったばかりなのに,故障だろうか.かなりショックだ.
これ以外には,近隣中学校の先生2名が来室.今後の連携について打ち合わせ.それと近くの交番のお回りさんが尋ねてきてくれた.丁度私がヤツメ水槽を買いに外出していたときだったので,後ほど交番を訪れて,挨拶.ほんらいならば真っ先に挨拶しておくべきだったのだが,ずるずると今に至ってしまった.思えば,4月から氷見活動を始めたが,すべてがあっという間に過ぎていった気がする.そしてどうにかこうにか今に至った.そろそろ腰をすえて,取り組んでいきたい.
明日も1限の講義の後は氷見へ向かう.やることは盛りだくさんだが,1つ1つ確実にやっていこう.
でも,とても有意義な時間を過ごすことができた.
昨日の話だが,岐阜にある土木研究所との共同研究を開始することになり,その打ち合わせを行った.その共同研究者の一人であるS氏は大学時代の同期だ.当時は研究分野が違ったので,まさかこのような形で一緒に仕事ができるとは思わなかった.夜の交流会もとても楽しい時間を過ごすことができた.特に土木研究所に隣接する水族館の方も数名参加されており,その中にこれまた大学時代の飲み仲間のI氏がいた.旧交を深めつつ(と言っても昨年も魚類学会で一緒に飲んだのだが),美味しい料理をいただいた.こういう仲間と一緒に共同研究ができることに感謝したい.
そして今日は,現場を案内してもらった.今回の共同研究の対象生物(具体名はとりあえず伏せておきたい)の生息地をS氏に半日かけて案内していただいた.これまでも話には聞いていたが,実際に現場を見ると状況の理解が深まる.ただ,,,暑かった.
ところで,場所が場所だけに,でるものはでた.ナガモノだ.3シマ,2白.白とは,水族館の裏方でみた海外産と思しきモノ.ま~,避けて通れるものではない.まさに,JAの道は○ビ,だ.
2011年6月23日 暑かった
富山も暑かったようだが,岐阜はおそらくもっと暑かっただろう.少なくとも体感気温は暑かった.なんといっても日差しが強い.
2011年6月24日 中学生向けは難しい
来週の月曜日,氷見市の中学校で講演をする.氷見活動の一環なので,依頼された時にはもちろん快諾した.そして今日は,ほぼ一日その準備を行っていた.が,難しい.これまでに高校生や小学生向けに話したことは何度かあるのだが,中学生は初めてだ.高校生ならば,一般向けとほぼ同じ話をすることができるし,小学生相手ならば,生き物の写真をふんだんに盛り込んで,生き物を調べることの楽しさをアピールすればいい.しかし,中学生にはどう接すればいいのだろうか?もっとも多感な時期であるだろうし,将来を考える時期でもあるはずだ.それでいて,難し過ぎる話はよくないだろう.そう考えながらスライドの準備を進めたのだが,今ひとつしっくりした流れにならない.おそらくこういう時は,考えすぎると益々深みにはまってしまう.シンプルに,自然の流れで行くのがいいのかもしれない.今週末はなかなか大きな宿題を抱えてしまったようだ.
氷見での活動が充実している一方で,大学に宿題も多く残している.8月9月は,自由な時間が多い『夏休み』のはずなのだが,すでにほぼ予定で埋まってしまっている.カレンダーに書いていないものも多いが,8月は実習関連,9月は海外のも含めて学会関連だ.どれも今の時期に実施計画を具体化していく必要がある.今日は9月に開催される応用生態工学会で予定しているヤツメの自由集会で講演してもらえる方と連絡を取り合った.幸いにして,講演を快諾いただくことができた.また8月に氷見連携研究室で開催する大学出前講義に関する問い合わせへの対応もこなした.この他にも水産学会の準備など,来週もやることは多そうだ.
2011年6月28日 さすがに暑かった
富山は暑い.氷見ならばもう少しは涼しかったのだろうか.兎に角,暑い.おまけにシーケンサーが稼動するまでは,実験室でもエアコンを控えた.もちろん,教員室では全くつけていない.
そんな中で,デスクワークに勤しんだ.朝イチの講義後は,大きな仕事が入っていなかったので,久々に溜まっていた仕事を手がけることができた.特に,夏のイベントものの準備が多かった.臨海実験の内容を煮詰めたり,氷見で行う公開講座の準備を進めたり,担当の先生と内容調整をしたり.そんな中,TSさんの解析も指導.彼自身が結構解析を進めてくれるので,かなりやりやすい.結果もなかなか興味深いもの.対象集団が富山湾内の3地点だけだったので,当初はどうなることかと思ったが,これだけでも立派な論文になりそうな雰囲気だ.データは後一歩なので,あとは考察をいい具合にまとめよう.まずは学会発表をやってしまうことだ.
一方,自分の仕事としては,私も学会用のデータまとめ.カワヤツメ集団解析だ.こちらも結果はまずまず.インパクトはそこまで無いかもしれないが,堅実なまとめをしていきたい.できれば今夜の自宅残業で進めたいのだが,体の疲れも溜まってきている.状況をみながら対応しよう.
2011年6月28日 英文講読ゼミの日程【山崎研学生向けアナウンス】
山崎研4年生の英文講読ゼミを7月後半に行います.カレンダーに担当日をイニシャルで書いておいたので,事前要旨も含めて,余裕を持って取り組むように.日程に不都合があれば,今週中に申し出てください.なお,順番は,試験勉強関連がある人を後半に持ってきていますが,全員しっかりと準備をするように.
2011年6月27日 中学生向け講演
今日は氷見市の十三中学校で,地元氷見の生物や自然に関する講演を行った.氷見連携研究室活動の一環だ.
朝の天気予報では,気温35度に迫ろうかというものであったが,幸いにしてそこまで上がらず,会場となった体育館でも概ね快適に過ごすことができた.生徒さんもお行儀良く,50分弱の話に付き合ってくれた.ただ,こちらとしてはイマイチ勝手がつかめなかった.全校生徒を相手にしたため,今日の講演に対する関心の程度もばらばらだっただろう.そして生徒さんの表情からは,関心の程度を読み取ることができなかった.日ごろ,この手の講演をしていると,興味をもっているにしろ,もっていないにしろ,案外その関心度合いがわかるものだ.話をしながら聴衆を見回したときに,しっかりこちらを見ていてくれる人がいるかと思えば,全くの無関心で居眠りをしている人もいる.それはそれでいいと思う.しかし今日は,みんなお行儀良く,前を向いている.こちらの用意した話がイマイチつかみ辛かったのかもしれない.今後,改善していくべきであろう.ただ,何をどのように改善するかもつかみ辛かった.一方で,生徒の後ろに並んだ先生方の反応はつかみ易かった.身を乗り出して写真を撮っておられた先生もいれば,何人かの先生を軽い眠りに誘ってしまったようだ.いずれにしても,私の話に改善の余地があることは否めないので,今日をいい教訓として,今後改善していこう.
そして,これから夏休みにかけて,幾つかの同様の企画がある.今日はその準備にも追われた.特に,8月に連携研究室で開催を予定している出前講義の詳細を詰めた.大変ではあるが,今後のことを考えると,ここはがんばりどころだろう.
それから気がつけば,秋の学会の登録締め切りが迫っている.最近は氷見活動ばかりに集中していたため,自分の発表とTSさんの発表の準備が遅れてしまっている.明日から三日間は,久しぶりに大学で仕事をする時間があるので,やるべき仕事をしっかりとこなしていきたい.
2011年6月29日 夏ばて?
ここ数日,自宅残業が進まない.兎に角,体が疲れている.いわゆる夏ばてだろうか?でも,食欲はある.睡眠時間もいつもどおりだ.考えられる原因として,昨日今日とクーラーの無い暑い部屋で講義を行った.これが予想以上にきつかった.そして研究室(居室)に戻った後,エアコンをつけずに,暑い部屋でデスクワークをしている.これだけで,体の疲れがいつもより大きい気がする.そして仕事自体もはかどっているのかいないのか.
だが,一日中大学で過ごすと,曲がりなりにもさまざまな仕事ができる.今日やった仕事を時系列で列記してみよう.
・「動物行動学」の講義
・310のポリマー充填とRUN
・氷見研究室の紹介スライドおよび配布資料作り
・理学部事務長さん来室および打ち合わせ
・TSさんへの解析指導
・氷見研究室での公開講座の打ち合わせメール対応
・AFSスケジュール確認と対応検討
・共同研究のための秘密の生物のマイクロサテライト情報検索
・イノシシサンプルの切り出し
・再度310RUN
・カワヤツメ集団論文用のデータ解析
う~む,こう書くといろいろやった気がする.だが,どれもばたばたと対応したため,実りがあったかが実感無い.
さて明日は,,,今日と同じようなことになる気がする.同じように暑そうだし.