2010年11月30日 就職率100%!
今の時期なので,正確には『就職内定率100%!』だろうか.いずれにしても,今年の山崎研4年生全員の就職先が決まった(内定をもらった).3名だけなので,100%!とは大げさかも知れないが,それでも就職を希望していた学生の行き先が全員決まったことは喜ばしいことだ.第一志望の就職先だったかどうかは知らないが,入った先で頑張ってもらいたい.で,お金を貯めて,研究室に戻ってきてもらいたい,,,(本気?冗談?).そしてせっかくの機会なので,過去の山崎研のメンバーを振り返ってみた.このサイトの『メンバー紹介』に当時の学生と卒論テーマ(簡略版)を載せてみたので,ご覧ください.随分といろんなことをやってきたものだと実感.
さて,私自身の仕事も順調,,,と書くべきか.細々とした仕事をこなしているのが現状.実験関連は主に頼まれ仕事の対応.動物園から頼まれていた『哺乳動物』のDNA鑑定にも一応の結果が出た.ただ主目的の『動物』については結果が得られず,実質的には白旗を揚げることに.ま~,やるだけのことはやった.こんなこともあるさ.一方,下関にある大学のS先生から頼まれていた『淡水魚』の系統解析も概ね結果がまとまった.塩基配列データ自体は既に得ていたのだが,系統樹作成が先延ばしになっていた.もういくつか解析が残っているが,早めに仕上げてしまおう.コレラの仕事については,概ね自己期限にしていた11月中には片が付いた.ついでに多方面から依頼されているヤツメウナギの種判別.こちらもDNA抽出は完了.順次SQをやっていこう.一方で『鳥』.マイクロサテライトのPCRまでは終わったのだが,310が不調.実は研究費が確保できたので,310のメンテナンスが可能になったのとほぼ同時.いつもながら,周囲の状況を読む?機械だ.確かにここ1年,調子が良かったので,「そろそろやばいのでは,,,」と思っていた矢先の出来事だ.ただ,310は当面はフラグメント解析専用につかう予定だが,この手の実験も卒論やら頼まれ仕事やら目白押し.早めに直してしまおう.
さて,明日から12月(時間的には既に12月).何はともあれ,卒論最終段階だ.近日中に今後の予定やら,まとめ方の指導やらを行う.山崎研の4年生は,まずは自分の卒論計画を見直し,かつ必要に応じて練り直し,それに向けて今自分がどのような段階にあるのかをまとめておいてもらいたい.それと関連する文献・資料をしっかりと読んでおくこと.
2010年11月25日 バタバタその2
タイトルが思いつかないが、今日もバタバタで過ぎたことには違いない。1限、5限の講義はわかっていたことなのでいいとして、その合間を利用した実験やら事務対応やらが大変だった。
とりあえず、1限講義後は、PCR。予定通り『鳥』に対して蛍光dUTPを用いたPCRができた。で、その後は教務委員関連の資料作りをしたのだが、これが難航。次から次へと課題が出てくる。結局、明日の会議の資料は未完成。明朝何とかしよう。でで、夕方PCR産物を310で流したのだが、、、前途多難。
もしかしたら、今日一番実りのあった時間帯は、先ほどまでの自宅残業かもしれない。今夜は、来年度から氷見市で利用させてもらえそうな施設の利用計画を練った。せっかくの機会なので、十分に活用させてもらい、十分な成果を挙げたい。この場合の成果とは、もちろん研究論文を書くこともさることながら、地域住民の方々への普及啓発も重要だ。がんばろう!
2010年11月24日 バタバタ
今日も1日、音を立てて過ぎていった。午後から推薦などの入試だったため、午前中にできる限りのことをやろうと出勤早々から実験開始。『鳥』のマイクロサテライトPCRの泳動だ。糞から抽出し、QIAquick精製したテンプレートを使って、既報の3プライマーセットを試した。結果は、、、う~む、、、一部のプライマーでバンドがみえるのだが、単なるプライマーかすのような気もする。明日は蛍光dUTPを使ったPCRをやってみよう。
その後は来客応対やら、明日の講義準備やら、事務対応やらがあったが、午後は入試で過ぎていった。
実験も大切なのだが、論文直しが全く進んでいない。明日は何とか時間をつくって、論文に取り組みたい。でも実験もやりたいな~。
2010年11月22日 みんなで出演!?
午前中に新潟のテレビ局スタッフがイノシシDNA実験取材のために来室。30分くらいで終わるかと思いきや、学生たちの『普段の風景』の撮影も含めて1時間半くらい撮影していたようだ。もっともわざわざ隣県まで来たのだから、それくらいはするのだろう。ちなみに水曜日に放送とのことだ。が、もちろん富山では放送しない。『テレビ観たよ』という声も気かないだろうから、細かいことには気を使わずに対応できた。でももう少し部屋を片付けておけばよかたかも。
午前中はテレビ取材の対応で終わってしまったこともあり、午後もイマイチ波に乗れなかった。明日が休みだってことも、実験を躊躇させる。結局、やりかけの実験をそこそこ進めただけで終わり。水曜日から本格的に再開!と思ったのだが、入試がある。で、木曜日は講義。そして金曜日は会議とゼミ。さすがに野外調査に行く時間はなさそうだ。合間を見て、ちまちま実験を進めていこう。11月中に3つの実験を終わらせようと目論んでいる。ヤツメ種判別と、大型哺乳類と、山の上の鳥類のDNA実験だ。いずれも頼まれ仕事。さくっ!とやって、次の実験に取り組もう。
今日は実験がイマイチだったので、木曜日の講義準備をした。いろいろ先のことを考えると、準備の時間が今しか無い。結局準備自体はほぼできたのだが、いつもながらこんなことで達成感を感じてしまう。肝心なことは何一つできていないのだが。。。早めにカワヤツメ論文を直してしまいたい。
2010年11月21日 疲れが抜けない
先の土曜日は予定通りにホトケドジョウ探し。結論を述べるまでも無く、ホトケドジョウの発見には至っていない。ただ、くまなく地形を見ながら調査していると、次第に状況はつかめてきた。今回入った2河川は、ともに一見すると『とてもいい』感じだった。だがよくよく見ると、水が流れすぎていたり、あるいは上流に砂防堰堤があり、流れが「自然」とはいえない状況だったり、山の斜面が急すぎて、魚がとどまるような流れが形成されていなかったり。そもそも今回の調査地選びは、事前に地形図とにらめっこをして、めぼしをつけている。調査地を決めるポイントは、まだ内緒にしておくが、大きくははずれていないような印象を受ける。あとは、ひたすら調査を続けていくだけだ。
それはそれとして、やはり山登りや藪漕ぎを伴う調査は体が疲れる。特に足がパンパン。さすがに今日の日曜日はゆっくり休もう、と思っていたのだが、子供にせかされて、朝から海釣りへ。ま~、サビキ釣りでクロダイ稚魚とメジナ稚魚とホンベラがそこそこ釣れたので楽しかったが、体が休まらない。おまけに家に戻ってから、やわらかすぎるクッションに足をとられて、アキレス腱が妙に伸びた気がした。今も違和感を覚える。明日までには直ってくれることを期待しよう。
さて明日は、会議も講義も事務仕事も予定がないので、ゆっくりと自分の実験ができる、、、と思っていたのだが、テレビ取材を受ける予定になっていた。新潟県のテレビ局がわざわざイノシシのDNA分析に関する取材にくる。対応をしていたら、なんだかんだで一日が終わりそうな予感がする。ま~、火曜日は休み出し、のんびりやろう。
2010年11月18日 なんだか忙しい
木曜日は講義の日。だから仕方がないのだが、今日もあわただしく一日が過ぎた。何をやっていたのか、思い出せないくらいばたばたと過ぎていった気がする。
当面の大仕事としては、やはりカワヤツメ種分化論文の改訂だろう。ただ、いまだ手付かず。コメントはいずれも好意的みたいなので、来週に集中して取り組みたい。これが終わらないと、次の論文に腰をすえて取り組むことができない。でも次の論文って何だっけ?、、、イノシシだった気がするのだが、今年のデータが出てから、とかよくない言い訳をしながら、別のヤツメ論文に取り掛かった方が効率的かもしれない。
一方、実験も少しずつ再開した。今日、ちょうどABIの人が来たので、山崎研の310についていろいろ聞いてみた。一番安心したのは、310は当面は製造・メンテナンスが継続されるとのこと。また多少予算にゆとりがあるので、保守契約を結ぶことになるかもしれない。ということで、今はバリバリ活用した方がいいようだ。特にフラグメント解析で、どんどん使用しよう!
明日は多少は時間がありそうだ。だが、教務委員がらみの仕事がある。おまけに、お隣の県のテレビ局が取材にくるかもしれない。明日来なければ月曜日に来るそうだ。そして夕方にはゼミ。なんだかんだで、明日もあっという間に過ぎそうな気がする。土曜日の調査くらいはまったりと行きたいものだ。
2010年11月17日 至って健康
今日の午前中、市民病院へ健康診断に行ってきた。一番の関心事は、ガンマGTPの値。2ヶ月前の定期健康診断で、『かなり』高い値が出てしまった。そのため、さすがに気になってそれ以来節酒を続け、この2週間は全く飲まなかった。そしてどきどきしながら今日の血液検査の結果を聞いたら、正常値の範囲内に収まっているとのこと。その他の数値も問題なし。節制生活が実を結んだ結果だ。何はともあれ、よかったよかった。それにしても、お酒を飲まないだけで、値が下がるものだね、とちょっと関心。もっともこれで値が下がらなければ、どこか悪いんだろうから、とりあえずお酒を控えれば健康が維持できるってことで。で、今は祝杯中、、、それでいいのか?
さて、大学に戻ってからは、もっぱら明日の講義準備。それから実験。いつも書いているが、実験は次から次へと依頼が来る。先日も本職であるヤツメの種判別依頼があった。今月中には結果を出したい。それ以外の溜まった依頼仕事も今月中に片をつけよう。その後は、もっと大きな依頼仕事が待っている。年内にできるだけ進めておけば、年度末(実質年明け)の報告書が楽だ。
そういえば、以前からメールをやりとりしているのだが、来年の4月にアメリカで開催されるヤツメシンポに招待してもらえることになりそうだ。講義開始時期なので、日程的には厳しい面もあるが、せっかくの機会なので行ってきたい。実はアメリカ本土は初めてだ。これまでユーラシア大陸の国々へはいくつか行ったことがある。アメリカはハワイのみ。今回は北西部になると思うが、今から楽しみだ。幸いTSさんのおかげで英語にも慣れてきた、かどうかは疑わしいが、今までよりかは格段にいい状態のはず。今後も下手な英語を沢山話そう。
2010年11月16日 いつもながらのgood?タイミング
昨夜の自宅残業の甲斐あって,TSさんの論文原稿チェックも終わり,今日はそれに関するディスカッションができた.また締切日となってしまった事務書類も片づけ,これで綺麗さっぱりと仕事がなくなったので,実験に専念できる!と思った矢先.カワヤツメ種分化論文の審査結果がJFBから戻ってきた.なんというタイミングだろう.私の仕事を見透かしているようだ.でもこのようなタイミングはちょくちょくある.実験しようと思ったらややこしい事務仕事が舞い込んだり.だから,自分の研究関連の仕事が入ってきたことは,ましな方だ.
そしてレフェリーからの返答も結構良好.興味をもってくれたようだ.これだと直し甲斐があるってものだ.ということで,明日からは全体に時間の余裕があるので,実験しながら論文直しに精を出そう.今後どんな仕事が舞い込んでくるかわからないので,出来るときにやっておくのは研究の鉄則だ.タダ明日は,朝から健康診断に行ってくる.体が悪いわけではなく,とある手続きに必要なのだ.でも考えてみれば,最近はお酒を飲んでいない.ここ2週間は全く飲んでいないような気がする.血液検査でいい結果がでますように.
2010年11月15日 実験再開
今日も学生への苦言から。今朝1限目に、理学部1年生向けの講義を担当した。1回のみの担当だが、全学科+単位未修得者がいるために、名簿上は269名もの受講者だ。が、講義を始める時間には、な~んか、がらがら。聞いてはいたが、遅刻者が多い。それに明らかに遅刻だというのに、慌てるそぶりをみせない。そもそもこの講義は、地球生命環境理学と銘打ち、理学部の各学科の先生による多彩な話を聞き、理学部生として幅広い知識を身につけてもらおうと始まったもの。私は「生物進化」の話題を担当している。
ただ、去年も担当して、感じたことなのだが、今の時期になると、入学当初(半年前)の初々しさがない。それと同時に、「学ぶ」術や面白さを体得していない。そんな印象を受けざるを得ない。後者に関しては、学年を増していくと徐々に身についてくるもののように見受けられる。少なくとも『これまでの』生物学科の学生においては、2年生よりも3年生になったときの方が、しっかり学ぼうという姿勢は見て取れた。もっとも、今時の学生は、、、と続けたくなるのだが。
それはさておいて、話を戻して今日担当した入学後半年の学生においては、上記の両方ともあやふやな状態に見える。なんとなく大学にも慣れてきて、大学の『楽』なところばかりを楽しんでいる時期のようにみえる。
ちなみに、遅刻者に対して、こちらも手をこまねいてみていたわけではない。出欠確認票を数種類用意して、時間帯ごとに配り分けた。『遅刻(扱いの)者』は一目でわかる仕組みだ。またレポート課題もあえて講義冒頭にしか説明しなかった。冒頭といっても全体説明などもあったので、開始10分くらいまではレポートの説明をやっていたことになる。ただそれでも、講義終了後に、『(遅刻者用の出欠用紙をもった学生が)出欠票の種類が違うようですが、これはなんですか?』とか、『レポートはあるんですか?』とかを平然と聞いてくる。自分が遅刻したとか、それにより不利をこうむることもありえるということに、全く自覚がないとしか考えられない。昔からこんな感じだっただろうか?
さて、講義が終わった後は、久々に時間ができた。ということで、DNA実験を再開。とある「鳥」とか、「犬の先祖」とか、「氷見で拾った米+異」とか。溶かし出しを開始。明日の午前中はひたすら抽出だ。
ちなみに自宅残業もちまちまやっている。昨夜の段階で、講義ノート作りが終わった。そこで今夜はTSさんの論文原稿チェック。こちらもほぼ終わったので、明日中に清書した上で、彼と話し合おう。今週は研究らしいことができそうだ。
2010年11月13日 フルメンバーで調査
今日は土曜日であったが、まさに山崎研のフルメンバーでの調査。TSさんが加わってから1週間しか経っていないとは思えないくらいに『しっくり』きていた。今日の調査や、これまでのDNA実験をみていても、TSさんは研究慣れしているし、研究が好きな印象を受ける。とてもいいことだ。また先行メンバーもいい感じで打ち解けているので、この状態を続けたいものだ。ぜひとも、来年度の新4年生もこの雰囲気に溶け込んで、しっかり研究を楽しむことのできる学生に入ってほしい。
さて、今日の調査だが、まずはイタセンパラ。今年度の繁殖期2回目の野外採集を実施。『少ない』というのもいいデータだ。そして飼育池の調査もできた。さらには『山』へ。ホトケドジョウを探しに沢、というよりも、山水の流れをさかのぼって、藪漕ぎを行った。なかなか楽しい。幸いにしてクマには出会わなかったが、平地に戻った際に、大型哺乳類のものと思われる『糞』を発見。おそらくシカではないかと思われる。サンプルを持ち帰ったので、今度DNA分析をやってみたい。
2010年11月11日 こんなものかな
学生の話。と言っても山崎研の学生ではなく、担当している教養講義の受講生の話だ。
毎回の講義で、出欠確認のために講義開始時に記入簿をまわしている。ただ毎週のように記入した後に退席する学生が少なからずいる。これを防ぐ目的もあり、今日の講義では、この記入簿とは別に、記名式のアンケート(出席確認を兼ねる)を講義時間内に提出してもらうことにした。ただ本音を言えば、抜き打ちでやりたいところだが、そんなことをやると今時の学生からは文句がでる。ということで、先週のうちにアンケートをとる旨を伝え、今日実施。ただ、いつアンケートをとるかは言わなかった。もっとも私としては、講義の最後にとるつもりだった。そして、いざ講義をやってみると、今日は最後まで退席者は1名のみ。普段だったら20名近くが退席するのだが、ほとんどの学生が講義最後のアンケートを提出したことになる。
う~む、今時の学生は真面目というのか、言われたことには対応できる(言われたことにしか対応できない)というのか、形式(だけ)を重んじるというのか、あるいは単にせこいというのか。もっとも今に限ったことではないのだろうが。いずれにしても、普段途中退席をするような学生には、もう少し自主性をもってもらいたいものだ。単位のための教養講義だから、、、では意味がないと思うのだが。
もっとも、全体からみれば、3分の2の学生は、普段から真面目に最後まで講義を受けている(当たり前か?)。そういう学生に期待をしているので、こちらとしても毎回アンケートをとるようなことはやらない。出席記入簿も学生が自分の名前だけを記入することを信じて扱っている。もっとも、最初のころに明らかな代筆があったので、そのことは学生にチクリと言ったが。
何はともあれ、正直なところ、あまり細かいことに対応しているほど暇ではない。講義を受けたくないものは、その学生自身が損をするだけだ、と割り切って、本当に真面目に受けている学生に対してしっかりとした講義ができるようにやっていこう。
ということで、今日は2回の講義と合間の会議、TSさんとの実験、そして共著の論文原稿のチェック+返却で一日が過ぎてしまった。今週はとても早く過ぎていく。
2010年11月9日 突然放送決定!
昼前にBBTの担当者から電話があり、『今日』放送とのこと。なんでこんな急に決まるんだ?と思ったのだが、今朝の朝刊のテレビ欄にしっかり出ていた。で、夕方いつもより少し早めに帰って、ビデオ録画成功!放送されたので、内容を書くが、富山では絶滅したとされるホトケドジョウを探す調査がテーマだ。もちろん、未だ見つかっていない。今後も調査は続く、、、となっていた。うそではないが、ホトケドジョウ調査ばかりをやっているわけにもいかない。希少種全般の調査ということになるだろう。ただその一方で、ここまで言われると見つけてみたくもなるのは研究者の性か。クマは怖いが、年内ももう少し探してみようかな。ところで、on airでは、学生が結構映ってた。でも、『ドジョウパラダイス、、、』はないだろ。
さて、今日も次から次へと仕事が舞い込んできた。おまけに電話も多い一日だった。まずは入試関連で急な対応を迫られた。教務委員をやっていると、この手の仕事が結構入ってくる。それと共著にしてもらっていた論文原稿のチェック依頼も。残念ながら投稿していたJFBにリジェクとされ、次の投稿先用に改訂した原稿のようだ。今週中に返却が必要。そしてTSさんの論文原稿チェックと実験指導。今日はこんなところか。英語はまだまだだが、徐々に慣れていこう。
明日は、午前中はTSさんの実験と氷見のNさんと打ち合わせ。午後は教授会。のんびりしていたが、明後日は講義なので、その準備もやらなければ。う~む、楽にならないな~、、、
2010年11月8日 ナマコ三昧
今日からTSさんが本格加入。朝からみんなで、彼の机周りの整理をした。その後、これまでの研究や今後の方針を打ち合わせ。彼が前に所属していたK先生の話を伝え聞いたところだと、研究が進んでいないような話だったが、直接TSさんと話したら既に3報の論文原稿ができていた。早速、それら論文原稿を受け取り、チェック開始。近日中に読み上げたい。今日は、これと前後して、県内の研究機関を中心に、ナマコ研究への協力依頼のメールを出しまくった。概ね好意的な返答があり、県内のナマコ集めは思ったよりは順調に行くかも。
ところで、山崎研メンバーなら現場にいたからわかると思うが、私の英語力はへろへろ。が、それでも良いからできるだけ英語で会話をするように心がけている。話をすることこそが、一番の練習だ!と思う。ということで、若者たちも臆せずに、TSさんとの会話をどんどん楽しんでもらいたい。
さて、学長選考の結果が出たようだ。ある意味、予想できた結果というか、なんと言うか。来年度からは、いろんなところで厳しさが増しそうだ。研究教育のモチベーション上昇につながればいいのだが、手かせ足かせが増えるだけだとたまらない。いずれにしても、自分の研究はしっかりとやる必要があるだろう。
2010年11月5日 国際化!
山崎研がついに国際化!
先日来、『秘密裏の事案』としてきたが、ようやく公表しても問題なくなった。なんと、山崎研に1名メンバーが加わった。形としては、来週の月曜日から席を置くことになる。そしてそのメンバーこそ、エジプト出身のTSさん。多少の日本語は話せるが、英語中心で会話が進むことになるだろう。というわけで、このブログもこれからは英語で書きたい、、、と思ったが、無理無理。そもそも私は英語が苦手。そんな私にとってはいい機会になるだろう。ちなみに今日の午後、彼と研究の打ち合わせを行ったのだが、まさに英語と日本語がごちゃ混ぜ。でも何とか話が通じた。そして彼もこの状況(私の英語下手)をよく理解しているようなので、案外やりやすいかも。ということで、山崎研のメンバーも、わけのわからない?英語でいいので、そして日本語とごちゃ混ぜでいいので、コミュニケーションをとってほしい。兎に角、声を掛け合うことが大切だ。
さて、やはりみんなの興味は、TSさんが山崎研に配属した経緯かと思う。実は研究のために来日してからすでに1年以上経っている。すでに富山大学の博士課程に入学済みだ。要するに、今回は研究室換え。これまでは生物学科の他の研究室にいたのだが、研究内容のさらなる発展のために山崎研で遺伝子関連の研究、特に集団遺伝やら分子系統やらをやることになった。ま~、理由はそんなことにしておこう。ウソではないが、断片的な情報ともいえる。その辺を詳しく知りたい場合は、知る人ぞ知る、山崎研の裏ブログをご覧いただきたい。
そして研究テーマは、今日の話合いによると、『ナマコ』を対象とした資源管理を目的とした研究だ。上記の集団遺伝とかに加えて、発生の仕事も進めていく予定。その辺の状況を昨日調べていた。さすがにナマコはいろいろと調べられているようだ。論文になりそうなネタを今後見つけていこう。
何はともあれ、新たな山崎研のスタートということで。今後も乞うご期待!
2010年11月4日 何もできなかった気がする
最近同じことばかり書いている気がするが、まともな仕事がまったくできていない。今日も講義とその準備に追われた。空いた時間は、ちょっとした調べもの。内容は、以前書いた『秘密裏に進行中の事案』に関すること。調べた対象は、とある生物に関する研究の現状。これだけ書けば、勘のいい人ならば、どのような事案かがわかるはず。
何はともあれ、時間がない。締め切りが迫っている論文書き・直しはないのが幸いだが、将来の論文のための実験データまとめが進んでいない。実験そのものもさることながら、生データがあるのに、まとめることすらできていないものがいくつか。例えば、、、思い出せないくらい、最近は何もやっていない。一方で、来週中に生態学会の申し込みを行う必要がある。確か要旨はまだだったはずだが、発表内容やそのためのデータまとめははじめたいところだ。ちなみに、今回はいよいよイノシシネタを発表したい。というか、ヤツメネタはなくなってきたし。スナ北方種の河川内分散・遺伝子流動ネタは、学会発表をすることなく、論文化の道を進んでいる。もちろん、先日の改訂稿がすんなり通るとは思えないが、仮にだめでもすぐに別の雑誌に出すだろうから、学会発表の機会はないだろう。
さて、明日の午前中は氷見施設へ視察。昼から例の事案がらみで打ち合わせ、それが終わったら久々に研究室ゼミだ。
ちなみに、このブログで、私の日常を書くことが多いが、その目的の1つは、私が何をやっているかを山崎研学生に知らせることにある。ともすると、私は部屋にこもっている日が多いが、部屋の中で何をやっているのかがわからないよりも、それなりの情報を出した方が学生も安心?できるだろう。ということで、対外的には意味のない情報が多いが、今後も日々の出来事をこのブログで書いて行く予定。
2010年11月2日 テレビ局+ウェーダー=雨
イコール「クマ」でなかっただけ、よかったかもしれない。でも、雨がよく降った。昨夜の心配が杞憂に終わるかと思われた出発前の天気。晴れ間すらのぞいていた。淡い期待を持ちながら、車を走らせて調査地に到着。調査準備を整えると雨が、、、それも次第に雨脚が激しくなっていく。河川上流部だったので、目立った増水が無かったのは幸いだが、ひたすら振り続ける。場所を移動しようと車に乗ると、雨は小降りに。が、次の場所で網を入れると再び大雨。極めつけは、調査が終わって、帰宅の途についた我々の目の前には立派な虹が。その後は大して降られることなく無事に大学へ。我々も参ったが、テレビ局のクルーも大変だっただろう。河川調査の取材だったため、雨具や長靴を用意してあったのが幸いしただろうが。
調査自体は、まずまずというところ。さすがに目的の『例の魚』は採れなかったが、調査地としての感触はつかめた。それにしても、いつクマが出てもおかしくない場所だった。ただ、出るのが当たり前のような場所だったので、クマも人に近づかない方がいいことをわかっていたのかも。我々の気配を感じ取ったクマが1頭くらいあの場所にいてもおかしくはない。もちろん、こちらとしては至近距離で出会うのは遠慮したいので、ひたすらホイッスルを吹き鳴らしていた。次もこんな感じでやっていこう。
2010年11月1日 月日の流れるのは速い
月並みだが、時の経つのは速いものだ。もう11月だ。
今週は予定が入り組んでいる。今日は朝から会議。明日は朝会議で、その後テレビ取材の野外調査。木曜日は講義2つで、金曜日は午前は氷見へ、午後はゼミ。水曜日が休みなのは痛手だ。でもさすがに授業準備ができないので、午前中だけでも研究室で仕事をする予定。
仕事も次から次へと入ってくる。今日の大仕事は、教務委員として、来年度以降のカリキュラム編成を行った。来年度、大幅な講義の入れ替えを予定しているので、それに対応した時間割作成や、重複講義の実施などを立案。結局終わらなかったので、明日以降も継続。
ちなみに午前中の会議は氷見の施設利用について。さまざまな方の協力もあり、いい方向で進んでいるようだ。私としては、施設を利用させていただき、しっかりと成果を出し、しっかりとアピールしていくことが、一番の恩返しだろう。
さて、これで今日の仕事が終わったと思った矢先、1本の内線が。急な会議だ。そして内容も寝耳に水。まだ確定ではないが、山崎研に関わることだ。決して悪い話ではない。近日中にこの場でも発表できるかも。それと同時に裏ブログで久々に愚痴りたい気分。でも全体がまとまってからにしよう。
さてさて、明日は調査、、、と思ったが、雨は大丈夫なのだろうか?参加者は、とにかく暖かい格好と、可能な限り着替えを持参すること。入荷したヘルメットを被って、出動だ!