2015年6月29日(月) 時間の使い方
今日もタナゴの定期調査。現地調査は一緒にやっているが、計測は若者に任せている。その間、私はというと、、、その場その場で過ごしている。今日は、サンプルチューブの準備や、計測の終わった魚の放流などを行ったが、それ以外はもっぱらパソコンに向かって「お仕事」。
今日一番の仕事は、学会準備だ。要旨をチェックした。特に、専門用語が正しいかをチェック。日頃、何となく使ってしまっている言葉があるが、より適切な表現を確認していった。そんなこんなで、要旨はほぼ完成。明日、登録してしまいたい。
その後は、タナゴの情報収集。Nさんたちと情報交換したり、ネットで幅広く検索したり。知らないことがいっぱいだ。特に今は、単に調べていくだけではなく、それら情報をPVAのパラメータに生かせないか、ということを考えながらやっている。情報収集の際には、もちろん論文情報が重要なのだが、残念ながらひみラボでは見れない論文が多い。そこで、それら文献検索は大学でやるとして、ひみラボではWeb上の情報を集めることに専念している。もちろん、様々な価値を持つ情報が出てくるわけだが、それら情報をうまく活用していきたい。
ところで、今日の夕方、「どうなんだろうな~」っていうか、「そりゃ、ダメでしょ」という事案が。ひみラボを使っている別学部の某先生の話だ。事前連絡・調整無く、ひみラボを、それも夜間使おうとしていた。ここでイチイチは書かないが、実に多くの問題を含んでいる。そして、勘違いが甚だしい、といっていいだろう。大学全体にとっても、いい迷惑だ。何はともあれ、いつも書いていることだが、「使わせていただいている」ということを忘れてはいけない。
2015年6月27日(土) のんびり来週の準備
気が早いが、できるところから来週末の宅飲み準備。
まずは庭の草むしり。スギナ中心に、雑草が茂っていたので、手でむしり取っていった。とりあえず、芝生のところはそれなりに綺麗になった。天気がよかったら、ぜひ芝生を転がりまわってもらいたい。
それからメニュー考え。「催し関連」にまとめておいた。定番メニューをベースに、いくつか新作もある。リクエスト募集中!
2015年6月26日(金) 先が見えない、、、
私の前に立ちはだかるは、高い壁、、、ではなく、背丈を越えた草、草、草、、、その先に、目的地である「池」があるはずなのだが、鬱蒼と茂る草で先が全く見えない。
今日は県内のタナゴ調査。某種の生息情報がある「池」へ初めていった。が、季節が悪く、近くまで行っても池が見えない。大まかな方向はわかっているので、藪こぎ開始。とは言え、かなりの難敵だった。これだけの藪こぎは初めてかもしれない。平地だったのがせめてもの幸いだ。
それでも藪と格闘すること10分弱。どうにか目的の池と思しきところに到着。網もんどりを投入。だが、目の前は急深かで、タモ網は使えない。別の場所に移動しようにも、体力がもたない。ということで、現場で30分くらい虫取り?しながら待った。で、収穫ゼロ。今度また来よう。
続いて2つ目の地点へ。こちらは場所はすぐ分かり、河畔の草刈がされていたため、楽に現場着。流れが緩やかで、深みもある、網もんどりを仕掛けるには絶好の場所だ。が、結果から言えばここでも目的の魚は採れず。タモ網もつかったが、外道ばかり。目的の魚はいなくなった、とは思いたくない。おそらく「雨」のために、動きが鈍かったのだろう。
3つ目の地点でも採れず。以前は魚影が見えたのだが、こちらも雨で魚が隠れていた、ということにしよう。この3地点目は、二枚貝が多い場所なのだが、調査中、岸辺に貝殻が溜まった場所があった。おまけに臭い。よく見ると立派な糞が。哺乳動物に食べられたのだろう。ヌートリアとかだと、タチが悪いのだが。
ということで、久々に「野外調査」を実施。おまけに汗だく&雨でずぶ濡れ。幸い体調は大丈夫そうだ。だが、「痛み」はぎりぎり。まだ完全な動きはできないようだ。ま~、この手の調査を少しずつやって、体を作っていこう。一緒にいった若者たちも、風邪などひかないように、しっかりと体をやすめてもらいたい。
2015年6月25日(木) 久々開催!
7月4日(土)夕方、久々に山崎宅飲みを開催!若者たちには連絡してあるが、OBOGも参加歓迎。メニューは近々掲載予定。リクエストも募集中。
さて、昨日今日と、目先の仕事から学会準備まで、手広く対応した。目先の仕事としては、締切が迫った助成金申請が2つ。学科パンフレットも完成させ、印刷依頼。
学会準備は自他ともに行った。今日の午前中には、若者たちと打ち合わせをして、どのような内容で発表するか、でもその前に、どのような内容で要旨を書くか。一応の方向性は見えただろう。まずは、要旨を書いてもらい、来週前半には最初のチェックをしよう。一方、空いた時間を使って、自分の発表準備も行った。特に、やり残していたPVAを実施。すると、お想通りの結果が得られたのと同時に、予想外の、案外面白い結果が得られた。これらを基に、今日は要旨を書き進め、下書き完成。意外に書く事が多く、文字数オーバー。細かいことは、自宅残業と明日やっていこう。
さて明日は、野外調査。それもいつもの定期・定点調査ではなく、県内でタナゴ探し。見つかるだろうか?
2015年6月23日(火) 空から降ってきた、、、
ヤツメが、降ってきたらし。アラスカの話だとか。
この話を最初に知ったのは、昨日の夕方。某有名テレビ局の、某有名朝の情報番組の担当者からメールが入っていた。メールの内容は、上記の話を流すので、ヤツメの動画が欲しいとか。残念ながら持っていないと返事を書いて、昨日は終わった。そして今日、朝メールをチェックすると、同じ担当者からメールが入っていて、添付した写真を見て、種類を教えてほしいとのこと。だが、いざ写真をみてみると、ヤツメの横顔が映っていた。残念ながら、肝心な部分が写っていない。でも、大まかな大きさと、場所、そして横顔から判断して、「カワヤツメ」だろう、と返答。
そのメールの返事をだしたのが、番組が始まる数分前。さすがに、間に合わなかっただろう、と思ったら、今度は電話がなった。担当者からだ。内容は、ヤツメを紹介する文言のチェックをして欲しいとのこと。そこで、電話口でやりとり。これで対応は終わった。でも、さすがに放送をみることはできないので、若者にメールで録画をお願い。1限の講義後に見せてもらったが、チェックした文言が、そのまま放送されていた。だが、残念ながら私の名前は出なかった。ま~いいか。そして、出演者たちのコメントは、「ヤツメ気持ち悪い」とのこと。ま~真っ当な感想だろう。
ちなみにその後、ネットでチェックしたら、数日前の話題として載っていた。写真もいくつかあり、中にはしっかり歯の写真も。これをみて、「カワヤツメ」であることが確定。そしてその後、例の担当者からお礼メールが届いた。この手の話では、あまり例の無い対応だ。もちろん、言葉だけ(通常はこれで十分)でもお礼を言ってもらえると、うれしいものだ。やはり大手は違うのだろうか。
ちなみに、ヤツメが空から降ってきたのは、番組等でも言っていたが、おそらく鳥(かもめとか)が加えたものが落ちたのだろう。かもめがヤツメを食べる話は聞いたことがある。それに今の時期はヤツメの産卵期だ。普段は砂の中や、海の底に潜んでいるヤツメでも、産卵中とか、そのための遡上中であれば、鳥に襲われる可能性も高まる。そんな話も電話ではしたのだが、番組では採用されなかったようだ。
それはさておき、今日は「お仕事」が盛りだくさん。講義後にまずやったのは、B君の論文投稿。無事に終わった。うまくいきますように。もちろん、昼飯にはカツ(サンド)を頂いた。
昼飯後は、学科のパンフレットの最終チェックをして、印刷依頼。続いて臨海実験の日程チェックと掲示。その後は助成金書類書き。そんなこんなで、一日が慌ただしく過ぎていった。ということで、今日は忙しすぎて、タナゴ関連の仕事が全くできず。明日こそは、しっかりやろう。
2015年6月22日(月) 当面の計画練り
若者たちが、タナゴを計測しているとき、私はひたすら当面の予定をみながら、計画を練っていた。先日も書いたが、この先研究会や学会が目白押し。特に、4年生の段階で学会発表に挑戦するのだから、本人たちは右も左もわからないはずだ。当然ながら、本人たちに頑張ってもらうのだが、周囲(私)にはお膳立てをする義務がある。ということで、いろいろと教えることが多いのだが、何をやるにしても時間を要する。早め早めの計画練りと、その実行が必要だ。
一応、現時点での計画を練ることはでき、学会発表まで大まかな目処はついた。あとはやるだけ、やらせるだけ。でも、これもいつも言っていることがだ、「先」の計画も大切だが、「目の前」も重要。その積み重ねが将来につながる。ということで、野外調査をこれからもしっかりやっていこう。もちろん、院試勉強も忘れずに。
さて、私自身の仕事はといえば、もちろん自分の学会発表もあるので、その準備のためのデータ解析もちまちま行っている。それと同時に、最近は民間助成金の申請シーズンだ。ということで、自宅残業では申請書書き(練り)を行った。時には自由な発想で、大きなことを書いた方がいい。ということで、一杯引っ掛けながら、思いつくままに書いていた。もちろん、明日以降、読み直しながら、書き進めていく。今月末締切だが、その前に学部長のハンコをもらわないといけないので、ここ数日で、集中して書き上げてしまいたい。
ということで、明日はこれらの仕事に専念。と同時に、いよいよB君の論文を投稿する準備が整った。もちろん筆頭著者は、主執筆者のB君だ。私は投稿手続きを担当する。なんだかんだで、最近は投稿に関わることが多い。自他あわせて4報が投稿中になる。どれもうまくいくことを願っていよう。
2015年6月19日(金) あっという間に時間が過ぎてく。。。
今更書く事ではないが、今日も実感。
ひみラボ自然史研究会が終わり、その後の1週間で、イノシシMS論文をどうにか仕上げ、これからはタナゴに専念できる、と思って過ごしているのだが、気が付けば魚類学会の要旨提出、論文紹介ゼミ、信州魚類研究会、臨海実験、院試、そして魚類学会本番、とイベントが目白押し、かつ着実に近づいてきている。のんびりしていたら、6月も後半に突入していた。どれもこれも、手早く対応しなければならないことばかりだ。まずはじっくり、かつ早急に当面(魚類学会まで)の予定を考えておこう。
一方,自分のお仕事(タナゴ域外保全)は、といえば、まずまず順調。基本的な図表はだいたいできた。現時点でも、学会発表ならば、十分対応できるだろう。が、面白さが足りない。そこで面白くするために、PVAまで手を出そう。これをやることによって、単なる結果の提示ではなく、結果を受けての方策を提言するところまでたどり着ける。投稿論文でも通用するか否かはわからないが、まずは学会発表を見据えて、やっていこう。それから今日は、最近の関連論文を漁ってみた。が、理論的なところで、興味深い論文がでてきたのはいいが、実践的な論文が少なかった。それだけ、域外保全&遺伝的管理については、研究が少ないということだろうか。もちろんこのような状況であれば、我々の研究が大きなアピールになることは間違いない。
そして、冒頭の話に戻るが、自分の学会発表は、ある程度目処がついてきたが、若者たちの発表にも目を向けなければならない。基礎データの蓄積は大丈夫だろう。あとは、以下にアピールしていくかだ。私も考えるが、もちろん自分たちでも考えておくように。
2015年6月18日(木) ミーティング
若者たちとミーティング。宿題をレポートしてもらい、それの答え合わせをおこなった。答えをいちいちここでは書かないが、若者たちには伝えた。今の時点では、まずまず理解できればいいだろう。今後、事あるごとに自分で考え、それを相手に伝えながら、理解を深めてもらいたい。何といっても、自分自身をアピールすることに他ならない。しかりと咀嚼してもらいたい。
さて、それ以外は、ひたすら学会準備。というか、新たな論文書き始動、と言ったほうがいいかもしれない。内容はタナゴの域外保全だ。氷見以外の話だ。データはすでにあるので、今日は改めて、1から解析をやり直した(繰り返しが大半)。そして、ある意味、興味深い結果が得られた。域外保全の光と影、といったところだろう。ただいずれにしても、今後に向けて、発展性がある結果だ。ありそうで、無かった研究(結果)とも言えるだろう。この辺も含めてしっかりとアピールしたい。
それはさておき、最近は時間がある。もちろん、その時間を上記のように有効活用している。来週の予定をみると、3回の講義と1回の高校訪問が入っているが、それ以外はフリー。タナゴに費やそう。
それもさておき、明日は病院。やっぱり、いつになっても気になってしまう。ここ数日はとても調子がいいのだが、油断していると痛い目をみることは、これまでの経験からわかっている。昼前の診察なので、大学でひと仕事してから、向かうとしよう。
2015年6月17日(水) 高校に行ってきた
最近はやり?の「探求」学習なるものの指導のため、県内トップクラスの「学力」を誇る高校へ行ってきた。「探求」の課題は生徒たちが考えたみたいで、今日はその計画にコメントするのが主な仕事。専門とは、やや異なる分野ではあったが、それなりに状況は掴めたし、そこそこ実験アイディアなどのコメントをしてきた。「実験の計画だけではなく、得られたデータをどのように扱うかを今から考えておくこと」という、我々の研究と同じコメントを残してきた。
さて、我々の、というか自分の研究であるが、学会発表に向けた準備をスタートさせた。ネタは決まっているので、具体的にどのデータを扱って、どのようなことを言うか、そのためにはどんな解析がいいか、などを考えながら、基本的な解析を改めて行った。経過は順調だ。ただ、今日も朝一で講義、昼から高校訪問だったので、実質的には夕方になって、ようやく取り組めただけ。明日こそは、じっくり自分のデータと向き合いたい。
2015年6月16日(火) 祝・投稿!
ついに、イノシシMS論文を投稿した。何はともあれ、目出度い!あとは無事に受理されることを祈るばかり。もちろん、リバイスはあるだろうが。
これでようやく、イノシシの呪縛?から逃れることができた。一時的にではあるのだが、とてもスッキリした感じだ。
そこで次なるは、、、と行きたかったのだが、会議やら、明日の高校での実験指導の準備やらで、気が付けば夕方に。そこでようやく、タナゴと向き合うことができた。
やったことといえば、文献検索が中心。そこそこの論文を発見。だが、それ以上に時間を費やしたのが、最近、一部で話題になっている(?)、某地域の某施設のイタセンパラ飼育が終了される、という問題。新聞(ネット)記事でしか情報が入っていないのだが、その記事をそのまま読む限り、「それでいいのか?」という思いが付きまとう。
まず最初にはっきりさせておきたいのは、どんな希少生物であろうと、それを守る(飼育含む)には、財政面、人材面、施設面、時間面など、様々な側面で要求が絶えない。それらを考慮しないと、特に継代飼育はできない。つまり、綺麗事や、性善論、理想論、さらには学術的な重要性だけでは何もできない、ということだ。だから、その辺の指摘はここではしない。ここで言いたいのは、新聞記事ではあるが、随所随所に出てくる、今回の方針の根拠となった事柄だ。特に、「遺伝的に異なる集団、、、」みたいなことが書いてあったのだが、これは本当だろうか?何を根拠に言っているのだろうか?その根拠としていることが、今の状況下で妥当なのだろうか?ということ。
そこで、関連文献を、今夜の自宅残業で読み直してみたのだが、説得力ある根拠とは言えないことが、改めてわかった。確かに、遺伝的な違い、云々の言及がされているものもあるが、それははっきり言えば、表面的なことを扱っているだけ。綺麗事だ。地域個体群を是が非でも守ろうとした時、その綺麗事だけでいいのか?もちろん、保護のためなら何をやってもいい、と言っているのではなく、妥当と思われる科学的解釈をした上でも、上記の「遺伝的云々」には根拠が乏しいと言わざるを得ない。もっと言えば、理解不足といえるだろう。
新聞記事などで、「遺伝的に見ると、、、」とか書かれると、さも真実のような印象を受けるが、少なくとも今回の記事については、私は「?」である。
2015年6月15日(月) 毎週月曜日は、
タナゴ調査の日。
なんだかんだで、他の曜日に時間がとれないが、とにかく、月曜日だけは確保しよう。当面は月曜日は調査だ。もちろん、ぼちぼち県内調査も始めたいところだが、ほんとに、細々?した用事がはいってしまう。今週も、火曜は会議、水曜は高校訪問、金曜は病院の予定だ。来週こそは、どこかで出かけたいところだ。
さて、タナゴ調査の方も、全体的には順調。学生たちが計測している間は、もろもろのお仕事もできる。今日はもちろんイノシシMS論文の原稿読み。そして、それなりの改善点が見つかったので、それらを直し、完成、とみていいだろう。明日、投稿しよう。
ということで、いよいよタナゴに専念できそうだ。まずは、文献チェックと、資料整理からはじめよう。それから、保全の話も改めて見直したい。特に、学会発表ネタの域外保全のところ。
2015年6月14日(日) 少しは余裕が出てきたか?
心の余裕が大きいかもしれない。と言っても、これまで、そこまで余裕の無い生活をしていたわけではない。随分と「楽(な and/or しい)」日々を送ってはいただろう。
「余裕」というのは、もちろん、これまでの仕事が一区切りついて、新たな?仕事に専念できることが、大きな要因だ。
金曜日。病院へ行く日だったのだが、前日からの体調不良が継続で、キャンセル。体調が悪いから病院へ行かなかった、というのは変な話のようだが、今通っているのは、強いて言えば外科。だから、病院まで行く元気がなく、かつ今の病状に伴う「切実な問題」もあったので、行かなかった。でも、大学で仕事をする元気はある。ということで、時間を有効利用することにした。
ここでやるべきこととして、まず思いつくのはイノシシ論文。だが、敢えてなにもやらなかった。そもそも、論文を書くときには、じっくりその論文と向き合うことが大切、ってことは今更言うまでもない。その一方で、早く論文を投稿して、スッキリしたいがために、「そこそこ」向き合った状態で、投稿してしまうこともなくはない。イノシシ論文についていえば、最近は後者が多かった。そして、失敗してきた。そこで、たまには?少しは?じっくり向き合おうと思って、「寝かす」ことを選択。「寝かす」とは、論文執筆中に、論文を読まない期間を設けること。自分の論文(文章)を継続的に読むと、次第に「これで良いか~」という妥協のようなものが出てくる。あるいは、「これでOK」と思い込んでしまう。このような時に取るべき方策として、第三者に読んでもらうことが効果的だ。共著者とか、信頼のおける関連研究者とか。ただ、該当者がいない場合は、自分で読むしかない。となると、「違う自分」に読んでもらうのが近道だ。この「違う自分」にもいくつかある。例えば、「一杯ひっかけた自分」。お酒を飲むと、考えが大らか(大雑把?)になり、変なこだわりがなくなる分、自分の凝り固まった文章に対しても大胆な改訂ができることが多々ある。もう1つの「違う自分」は、「時間が経った後の自分」。何日か時間を経てから原稿を読むと、そのときは気付かなかった「粗」が結構見えるものだ。この時間を経過させる措置を「寝かせる」と読んでいる。卒論でもよく使う(ことを推奨する)方法なので、覚えておくといいだろう。
説明が長くなったが、とにかく今回は「寝かす」ことを採用し、論文はスルー。その代わり行ったのが、助成金申請。学長裁量経費への申請だ。これまで、大まかな流れを考えていたのだが、じっくりと考え、申請書を書き上げた。そしてこちらは、寝かせることなく、申請。うまくいくことを願って(祈って)いる。
その他、溜まっていた事務仕事などなど、片っ端から片付けていった。煮詰まったら気分転換に若者の様子を見に行き、またお仕事、の繰り返し。
そんなこんなで、週末へ突入。週末の自宅残業は、次なる申請書のアイディア練りを少しだけ。結局は、明日からまた頑張ることにしよう。明日はタナゴの定期調査だ。そして空いた時間には、イノシシ論文を読んで、投稿へ持っていきたい。そしていよいよそのあとは、「たなごの世界」にどっぷり浸かる予定。イチから学び直すつもりでやっていきたい。なんだか、久々に初心に戻り、ワクワクする感じだ。
2015年6月11日(木) どうにか形になってきた
昨夜は、疲れ果てて眠ってしまったので、昨日から振り返りたい。
仕事は順調、というか、もろもろ締切が迫ってきているので、いやでも集中せざるを得ない。何と言ってもイノシシMS論文。解析は着実に進んでいるのだが(未だ計算中)、全体の結果はつかめてる。そこで、本文直しに取りかかった。講義・会議で時間が十分ではなかったが、この手の論文原稿読み直しとかは、短期集中でできることも多い。そして今日は、まさにそれ。何回かの30分程度の空き時間をうまく使いながら、全体を読み直し、改定案を作成。既に投稿したことのある論文だったので、大きなところは書けていたのが幸いし、どうにか全体直し完了。
この時点で、帰宅まで残り30分。図表とかを整えながら、頼まれていた別の論文のチェックも行った。
そんなこんなで、昨日は一日頭をフル回転。続いて自宅残業へ、、、、と行きたかったのだが、知恵熱と、ひみラボ自然史研究会依頼、ゆっくりと休養がとれていないことが祟って、体調悪化。晩酌もせずに就寝。ゆっくりと眠った。
そして今日。目覚めは良好。
講義は5限目なので、それまではお仕事に没頭。もちろん、取り掛かったのはイノシシMS論文。まずは全体を読み直し、続いて文献リストチェック、そしてフォーマット調整。この間、データ解析の続きやら、図表づくりやら。アブストラクトも書き直した。そしてついに、再計算中の図を除いて、完成。この週末は寝かせて、週明けに読み直し、投稿しよう。内容としては、もちろん、国際誌に投稿したものがベースになっているのだが、全体にトーンを落としている。無難にまとまった、と思うのだが。。。
その後、明日の午後にある研究紹介プレゼン作り。なんだかんだで時間をかけて、それなりものができた。が、イマイチ乗ってこないのは何故だろう。今年は、まだ決まったわけではないが、実施的に配属時期が早まるかもしれない。でも、な~んか、実感がわかない。誰が配属希望かわからないのも理由だろう。でも例年だと、なんだかんだで、新若者に(必要以上の)期待をしてしまうのだが、今年はそれがない。理由の1つは、今の若者の頑張りに満足していることもあるかも。私自身の活動も含めて、今はいい感じで進んでいると思う。ここに新人が入ってきて、果たしてどうなるか、というところだ。それと、来年度のテーマが未だまとまっていない。ま~、当然だろう。ようやく今年のテーマが現実化してきたところだ。もちろん、やるべきことはたくさんあるし、新たな仕事の依頼が、富山県外から舞い込んできたりもしている。でもやっぱり、自覚は薄い。
ところで、現役若者(4年生の二人)に出していた宿題の締切を、来週の水曜日まで、としたい。ひみラボ自然史研究会を通して考えてもらった「なぜ富山か?」「なぜタナゴか?」「なぜ繁殖生態か?」の3題だ。レポートにまとめて、提出してもらいたい。ちなみに、水曜日を期限としたのは、その時までにイノシシMS論文と、助成金申請を終えるため。つまり、その後は、いよいよタナゴに専念することになるためだ。
さて明日は、久々の病院。痛くありませんように。。。
2015年6月9日(火) お詫び
今日は、自分の仕事に専念した。そのため、各方面から「仕事」依頼がいくつも入っていたが、そのほとんどに対応できなかった。明日はやりたいと思うので、ご了承を。
さて、そんな今日やったことといえば、まずは朝一の講義。そしてこれも辛かった。未だ体から疲れが抜けきっておらず、全体に浮ついた感じで講義が進んだ。また別の要因としては、今日の話が「生物多様性の現状:外来生物を例に」だったのだが、見せたいスライドが多く、その分、黒板を書く時間が少なかった。いつもの講義では、適度に板書、スライド、お話をおりまぜながら、学生が飽きないような構成にしている。が、今日みたいにスライドを流しながら、一方的に話しまくると、学生は飽きてきて、そして寝てしまう。ま~、こんな日もあるさ、ということにしたい。
さてさて、講義が終わって、いよいよ本格お仕事スタート。もちろん、イノシシMS論文だ。改めてデータを見直し、再解析を進めた。計算中の解析もあるが、それ以外は概ねまとまった。そして図表も作り、いよいよ原稿読み直しへ。さすがに、かつて自分が書いた文章なので、スラスラと良い直しながら、今度の投稿に合わせた内容にしていった。と言っても、イントロまで終わったところ。先はまだ長い。明日もしっかりやっていこう。
そして自宅残業では、こちらも近々に締切が来る学長裁量経費の申請書類を考えた。今日のところはアイディアを列挙するだけ。細かい内容は、こちらも明日以降に詰めていきたい。
2015年6月8日(月) 新たなスタート
一夜明け,体が重い...今年初めて,「今日は調査に行きたくないな~」と思った.ひみラボ自然史研究会が無事に終わり,やりきり感なのか,脱力感なのか.
ただ,のんびりはしていられない.ということで,まずは,しっかり「調査」.もちろんタナゴ.成果は,アカヒレはまずまずだったのに対して,ヤリが大漁.卒論に対する安心度が増した.
一方で,当面の予定を考えていたら,魚類学会の登録&要旨提出締切が1か月後に迫っていることが判明.本腰を入れなくては!と思いつつも,やはり気がかりなのがイノシシMS論文.ということで,以前も書いたが,まずは論文を仕上げよう.でも,今日はバタバタと過ぎていったので,明日から.
2015年6月7日(日) 無事終了
ひみラボ自然史研究会および市民公開講座が無事に,そして盛会のうちに,幕を閉じました.ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.ひみラボのホームページ(こちら)に写真も掲載してあります.
今回の研究会では,ひみラボカフェでの発表が11題もありました.このひみラボカフェは,当研究会の目玉ともいえます.研究成果の発表よりも,計画発表を行ってもらい,それに対して,参加者全員で自由に意見を出し合い,研究者間の情報交換や交流を目的としています.実質的な全員参加を行うために,大きな学会などよりも,むしろこの研究会くらいの規模(今回の参加者34名)の方が適しています.参加者からは,おおむね好評を得ており,年々参加・発表者が増えていることこそ,その効果の証といえるでしょう.
このひみラボカフェの形式は,いわゆるワールドカフェ形式と呼ばれる意見公開のやり方です.もちろん,ひみラボオリジナルではなく,様々な情報交換の場で使われています.私自身がそのような場に参加し,ひみラボカフェをスタートさせました.ただ,従来行われている意見交換会よりも,ひみラボカフェが優れている点があると思います.それは,参加者から出た意見や情報が,どのように活用されるか,という点にあります.従来のワールドカフェ形式の話合いは,例えば,「地域の希少生物を守ろう」などがテーマとなり,様々な有益な意見やアイディアがだされます.問題は,そのような意見やアイディアは,どのように活用されるのでしょうか?誰が活用するのでしょうか?主催者が,積極的に,かつ責任もって活用すれば問題はありませんが,はたしてそのように使われているか,気になるところです.つまり,意見やアイディアを出してもらうだけで,それを無駄にしてしまうことが少なくありません.それに対して,ひみラボカフェでは,責任の所在やアイディアの行先が明確です.すなわち,すべての意見は,ホスト(発表者)の研究(計画)に向けられています.ですから,ホストにとって,直接的な情報となり,それをホスト(あるいはその指導教員)が責任もって扱うことができます.つまり,参加者から出たアイディアは,決して無駄になることはありません(もちろん,ホスト次第ですが).同時に,昨日も書きましたが,ホストだけではなく,ゲスト(他の参加者)にとっても,ゲスト自身の研究のアイディアになったりもしますので,参加者全員にとって,有益だと言えます.
この点に関しては,ほとんどの参加者にも理解いただけているように思えます.たとえば,昨日も,初日の発表後,夜遅くまでみんなから出た意見をまとめているホストの姿が少なからず見受けられました.若者たちのがんばりを見ていると,主催した我々としましても,嬉しい限りです.
来年度以降も,同様の研究会を開催する予定です.より多くの方にご参加いただけること,そしてもちろん,この研究会が参加者にとって有益である(あった)ことを願っております.
最後になりましたが,遠路ご参加いただいた皆様,開催において様々な面でご協力いただいた皆様に,改めてお礼申し上げます.ありがとうございました.
2015年6月5日(金) 準備完了!?
今日は朝からひみラボ入り.いよいよ明日になった,ひみラボ自然史研究会の準備だ.
会場設営や,もろもろの買い出しなどなど.学生たちは,市民公開講座のポスターを作ってくれた.夕方までには,一通りの準備を終え,後は本番を待つばかり.
ところで,研究会のメインは,ひみラボ自然史カフェだ.発表者の研究計画等に対して,他の参加者が自由に,様々な意見を述べる.これを通して,研究計画をより発展させたり,具体化させたりと,様々なアイディアを得られるので,発表者(多くの場合は若者)にとっては,とても価値がある(はず).同時に,参加者にとっても有意義なはずだ.
というのも,発表者の研究計画に対して,いろいろなコメントをしたり,あるいはみんなの話を聞いたりすることで,発表者以外の参加者にとっても,自分自身の研究のアイディアがわき上がってきたりすることも期待できる.私自身もカフェに参加しながら,しばしば新たな計画を思いついたものだ.ヒントはどこに転がっているかわからないので,それらを拾い集め,受け止めるための心の準備をしながら,研究会に参加してもらいたい.
明日は,天気が若干心配.夜の親睦会の時は大丈夫そうだが,外でやるには,やや涼しいかも.でも,室内も使えるので,皆さんに楽しんでもらえる会になることを願っている.
2015年6月4日(木) 来週の予定
今日もひたすら、ひみラボ自然史研究会の準備を行った。同時に、直前にある親子イタセンパラ教室のためのプレゼンも作った。おかげで、一通りの準備が終わった。明日、会場設営をしながら、足りないものがないか確認しよう。もちろん、買い出しも重要な仕事だ。
ということで、今日も休みなく動き回った、、、と言いたいところだが、昨日からの頑張りと若者たちの協力の甲斐あって、午後は別の仕事をする時間もとれた。来週の講義の準備やら、科学英語の添削やら。そして「タナゴ」と「イノシシ」。
タナゴの方は、改めてタナゴ研究について考えた。昨日出した宿題の答えを私なりに考え、まとめた。もちろん、宿題以上のことも。やりたいこと、新しいアイディアも結構出た。この先数年はネタに困らないだろう。もちろん、今の若者たちが修士になっても、あるいはさらに先に進んでも?大丈夫だ。ただ、それぞれの研究に対して、野外調査をはじめとして、もろもろに私自身も積極的に関与することを前提としている。久々に書くが「初心に戻って!」を継続するというわけだ。だから、当面はバタバタと体力勝負が続く、ということだろう。体力自慢の若者が増えることに期待だ。
一方、イノシシは、もちろんMS論文書き、のためのデータ再解析だ。時間を要する計算をパソコンにさせるため、もろもろの仕事の裏で計算を続けさせている。ただ、改善点なども少なくない。まだまだ、解析が続きそうだ。
ところで、毎月はじめには、1ヶ月の予定を練る。そしてそれをベースに、毎週・毎日の予定を立てていく。が、今月はまだそれをやっていない。理由の1つは、忙しくて、時間がないこと。そしてもう1つは、とにかく「ひみラボ自然史」を終えてから、次を考えよう、と思っているためだ。というのは、時間がなくてゆっくり計画練りができないこともさることながら、研究会や学会に参加すると、様々なアイディアをもらったり、湧いてきたりする。だから、いま予定をたてても、研究会が終わることには、別のところに興味が移っている可能性が高い。そのため、今はやらずに、来週になったら、じっくりその先を考えようと思っている。。。が、今日、のんびり歩いて帰宅しているとき、何となく考えていたら、来週以降の「現実」が具体化してきた。
もちろん、タナゴ調査は継続。アカヒレもヤリも軌道に乗りそうだ。これ自体に大きな問題はない。となると、次なる大きなイベントは魚類学会だろう。そこでは、「例の」タナゴの研究成果を発表する予定。データ・結果はすでに出ているのだが、まとめに工夫が必要だし、理論武装も必要だ。でもそれ以上に大事なことは、それら作業ができる環境をつくることだ。つまり、他の研究を片付け、タナゴに集中できる状況を作り上げることが大切だ。つまり、イノシシMS論文を片付ける、ということだ。ということで、論文の方は、妥協する、ではなく、現実的なまとめをするという方針で、手早く片付けてしまいたい。魚類学会の要旨締切が7月だとすると、1ヶ月はタナゴに専念したいので、イノシシ論文に費やせる時間は1-2週間しかない。と考えると、来週の予定は決まったようなものだ。是が非、無理矢理にでも、イノシシMS論文改訂稿を仕上げる!
ということで、来週のお仕事も決まってしまったようだ。繰り返すが、もちろん、タナゴ調査には行くので、自宅残業が重要になってくるだろう。とか言いながら、今日は書き込みが多いが、取りも直さず、自宅残業から逃げている証拠。。。来週、大丈夫だろうか。
2015年6月3日(水) A君やら、B君やら
最近、学生達が論文書きに積極的に取り組んでくれている。すでに卒業しているA君やB君(伏字ではなく、イニシャル)が、それぞれ別の論文で原稿作成や原稿チェックに取り組んでくれている。もちろん、現役のNさんは言うまでもない。その他、Hさんも頑張ってくれている。卒論が投稿論文になることはいいことだ。これまでも何報もあったが、これからも、どしどし、投稿していければと思う。
さて今日は、忙しかった。1限目に基礎生態学の講義を行い、午後に入試の面接を担当したのだが、それ以外は自分の時間。そのため、お仕事時間はたっぷりあったはずなのだが、ほぼ休むまもなく、あれやこれやと時間が流れていった。もちろん、最大の仕事はひみラボ自然史研究会&市民公開講座の準備。いよいよ土曜日に開催だ。準備すべきことはたくさんある。特に今日は、要旨を印刷し、製本してもらった。これは現役の若者たちの頑張りあってのこと。要旨集の他にも、説明プレゼンの見直しや、名簿づくりなど、細々とした仕事が続いた。それでもまだ残っている。明日続けよう。
その一方で、今回の研究会は、4年生の二人にとっては、対外試合のデビューとなる。「カフェ」での発表なので、事前のプレゼン準備よりも、カフェ本番でのやり取りの方が重要になる。この機会を無駄にせず、しっかりみんなからアイディア、情報を引き出してもらいたい。そこで、研究会に挑むにあたって、二人に宿題を出しておこう。
「なぜ富山か?」
「なぜタナゴか?」
「なぜ繁殖生態か?」
これらの問いかけに、そろそろ答えを出してもらいたい。もちろん、
「富山大学生だから」
「希少種だから」
「保全のために大切だから」
では、答えとしては不十分だ。どれも間違いではないのだが、これ(だけ)が答えでは、研究の発展はない。おそらく答えるには、自分自身の卒論に留まらず、もっと大きな視野が必要になるだろう。自分の卒論ではなく、山崎研の全体研究テーマ、くらいの位置づけで考え、答えを引き出し、そして研究会後に、レポートとして提出してもらいたい。その後、答え合わせをしよう。
2015年6月2日(火) 採れた!
ようやく、ヤリタナゴが採れた。というより、採ってもらった。
これまでも数個体採れたりしていたが、今後は安定して、採集できるだろう。これで若者二人の卒論は、当面は安心だ。
今日、採れたこともあり、木曜日の調査はキャンセル。水・木と時間ができるので、ひみラボプレゼンの準備に取り組んでもらいたい。特に、今までの結果もまとめ、出すこと。
一方,私の方もひみラボ自然史研究会の準備とかが残っているので、この二日間は有意義に使いたい。万全の体制で、研究会に臨みたいところだ。
2015年6月1日(月) 調査週間初日
今週は調査三昧。今日は早速、ヤリタナゴ調査と小学生との合同調査。暑かったが、調査自体は順調、、、と言いたいところだったが、ヤリタナゴ採りのための網もんどりが、回収時にあらぬ方向へ流されている。水門操作の影響だろうか。さすがに予測できなかった。ヤリタナゴ調査は七難八苦の連続だ。ただ、確実に情報は集まっている。なんといっても、今日は綺麗に婚姻色の出た個体を目視できた。そして、数は少なかったが捕獲もできた。明日以降、継続してしっかりとデータを採ろう。
ひみラボ自然史研究会の準備も進んでいる。要旨は大方集まった。今日はプログラムのチェックや、全体の動きの確認、そしてカフェの準備。なんだかんだで、時間を要した。明日も空き時間を使って、準備を進めよう。
そしてイノシシMS論文もそこそこ進んでいる。特に、データ解析が順調だ。週末にかけていた計算が終わっていたので、今日はその続きを夕方にスタート。こちらも明日以降、続けていこう。ただ、なかなか本文直しに入れない。できればまとまった時間が欲しいが、これは今週中には無理だろうか。
2015年5月29日(金) やりきった?
長い一週間が終わった感じ。今週は、週明けの調査以外はデスクワークが中心。講義・会議等もあったが、空き時間にもろもろやることができた。最終日の今日も、イノシシMS論文用のデータ再解析がかなり進んだ。パソコン上で何日も計算するものの進行中だが、それ以外は終わったと思う。まずまず、全体によくできた方だろう。もっとも、それ意外にも細々とした仕事があり、全体的に最後までバタバタした感は否めない。ちなみに、投稿先にも目処がついた。ZSあたりでいこう。
さて、来週は一転野外調査ウィークになる。こっちはこっちで、ばりばりやっていこう。そして時間を見て、ひみラボ自然史研究会の準備も進めていきたい。さらに余った時間には、論文書きもちまちまと。。。
2015年5月28日(木) 富大の将来は、、、?
珍しく重いタイトルをつけた。
今日の会議で、図らずもそんな話題になった。と言っても、とあるお方が、一人で言いたいことを、そして脈絡があるようなないような話をしたことにたんを発したことだ。この場で、その詳細云々は書かないが、この手のことを考えるのは悪くはない。ということで、会議の後や、自宅残業の際に、もろもろ考え、多少はまとめてみた。結論だけ言えば、自他ともに認める地方大学なのだから、先端研究では対外的なアピールは乏しいだろう。田舎ならでは、あるいは「地の利」を活かした方がいいと思うのだが。そしてそれは、もちろん「自然や地形」だろう。具体的なアイディアも思いついたが、ここでは書かない。ただ、今後、アピールを強めていくべきかも。ただし、やりすぎると、重責を負わされるので、陰ながらこっそり(アピールになるのか?)やっていこう。もちろん、アピールの中心には、ひみラボ活動があることは言うまでもない。
さて今日は、会議以外は概ね予定通りの仕事ができた。ただ、嬉しい追加仕事が舞い込んだ。卒業生のB君が、論文の改訂稿を送ってきてくれたことだ。以前、他の共著者も含めて、何度もやりとりを繰り返したので、投稿の一歩手前まで来ていた。そして今日、実質的に投稿OKを出した。ひみラボにお世話になった研究だ。しっかり形に残していきたい。もちろんこの仕事は、最優先で取り組んだ。
その他、メダカ実験も実施。ダイタミからSQまで。結果は順調だ。明日時間があればしっかりとチェックしたいが、大丈夫そうな予感。これで方法の確立は大丈夫だろう。あとは、負担にならない程度の依頼を受けて、対応していこう。
そして残りの時間&自宅残業(その2)では、イノシシMS論文に取り組んだ。今日はデータ再解析を実施。割り切っているので、余分なデータはすべて排除して、できる限り無理が生じないものだけを扱った。もちろん、恣意的にデータを取捨選択したわけではなく、客観的な視点での措置だ。というか、今までの解析・原稿に無理があったとも言える。そして自宅残業では、昨日チェックしたところの原稿を打ち直した。もちろん、まだまだ直すべきところは多いが、着実に進めていることだけは評価したい。
そうそう、ひみラボ自然史研究会の方も順調だ。追加申し込みが今も続き、ついに参加者が30名に達した。実質的に、昨年と同レベルになった。本番が盛り上がることが、今から楽しみだ。
2015年5月27日(水) 早く抜け出したい
自宅残業が好調?だ。今夜は、イノシシMS論文のレフェリーコメントチェックを終えた。
そもそも今日は、講義と講習会があり、その合間はひみラボ自然史研究会の準備に勤しんだ。特に、プログラムが大方できたので、参加者にメールで連絡。同時に、研究関連の様々な人たちに、公開講座の案内を出した。なんだかんだで、これらの作業に時間がかかった。もちろん、昨日も書いた助成金申請もしっかりとこなした。一応、学生の面倒見も。。。
そんなこんなで、やることはやっているのだが、どうしてもやり残しているイノシシ論文が気になってしまう。ついつい先送りになってしまうのだ。そこで、今夜は一念発起(!?)し、かつちび助たちが早めに寝付いてくれたので、仕事に取り掛かることができた。
一通り、コメントを確認すると、ま~ま~、レフェリーの言うことにもうなずける。何はともあれ、もう一度、全体を見直さないといけない。同時に、解析のやり直しを要する箇所もあるだろう。などなど考えていると、時間がかかりそうな予感。。。このような状態が続くと、雑誌の質よりも、形に残す方を優先して、早いところこの仕事を終えたい気持ちが強くなってくる。ま~、正直、あまりこだわり(思い入れ)も持たなくなったので、形が残れば御の字、という感じ。
さて、何度も書くが、今週は在学仕事が続く。明日は、講義・会議の合間を見て、メダカSQを進めていきたい。
2015年5月26日(火) 氷見に住んだほうが早いかも
まだスケジュールには書き込んでいないが、来週は調査三昧の予定。もちろん、すべて氷見(ひみラボ)だ。タナゴ調査の時間がようやくまとまって取れることになったのが1つの理由。もう1つは、そろそろ、ヤリタナゴの定期調査地点を選びたいため。なんだかんだで、連日の調査が続き、週末はゆっくり、と思ったらひみラボ自然史研究会の本番だ。兎に角、来週は動き続けよう。
その代わり、というわけではないが、今週の残りは在学してお仕事。こちらはこちらで、なんだかんだで講義、会議が続く。そのため、外出ができない。それはそれで開き直り、大学だからできることを進めていきたい。特にDNA実験。もっとも、今日から再開する予定だったのだが、急な会議が入り、今日は講義やら、会議やら、事務対応やら、事務対応のための対応やらで大わらわ。かろうじて空いた時間に助成金申請書類を書き上げることができた。明日、申請しよう。
そんなこんなで、明日も講義と講習会。ひみラボ自然史の連絡やら、学生の面倒見?やらもあるので、明日もあっという間に時間が過ぎそうだ。
2015年5月25日(月) 採れない、、、
気温も(おそらく水温も)上がり、魚の動きが活発になってきたのは、海も川も同じようだ。
今日のタナゴ定期調査においても、「タナゴ類」が大量に採れた。が、ミナミアカヒレタビラとタイリクバラタナゴの話。ヤリタナゴが採れない。新規調査地の開拓も試みたが、惨敗。。。とはいえ、これで一喜一憂していても始まらない。次は、「例」の川で、体を動かして採ろう。と言っても、案外野外調査の時間がない。学生実験が終わって、時間出来たとは言いながら、何かしらの予定の入ってしまう。デスクワークははかどるのだが。。。
ということで、次なる調査は来週だが、来週こそは、複数回の調査に出られるだろう。
何はともあれ、「試行錯誤」も研究の醍醐味!ということで、、、(多少無理があるか?)
明日は、講義、片付け、会議、事務対応、ちび助のお迎え、、、予定が詰まっている。他にもやりたいことは盛りだくさんなのだが。
2015年5月24日(日) 大漁!!
今日は、山崎研若者を引き連れて、氷見の海で「生物多様性調査!」。方法は、釣り。。。要するに、みんなで釣りに出かけた。ちび助1号も参加。
行き先は臨海実験で使わせてもらっている場所。初心者にも優しい場所だ。主な釣り方はウキ釣りだ。
正直に言って、そこまで釣れないと思っていた。ベラでも釣れれば、いいかな、くらいに考えていたのだが、釣りを続けると、釣れるは釣れる。今日釣れた魚を列記してみよう。
メジナ、カサゴ、アナハゼ、クジメ、ウミタナゴ、マフグ、コモンフグ?、ダイナンギンポ、ホンベラ、キュウセン。
こんなところだろうか。これだけ釣れると、まさに「穴場」。釣った魚は、美味しくいただきました。メジナは、甘辛くにつけると美味。
ということで、平日も、休日も、氷見へ。そして明日は、もちろん氷見。定期調査だ。
2015年5月22日(金) 準備着々
今日はタナゴの定期調査。ひみラボでの作業は学生達に任せ、その間に私はひみラボ自然史研究会&市民公開講座の準備に勤しんだ。特に、プログラム作成と、当日の動きについて、昨年を参考にしながら、まとめていった。順調に準備が進んでいるといっていいだろう。あとは、もう少し宣伝が必要かも。特に、市民公開講座。
ところで、今日と来週の月曜日はタナゴ定期調査。その間の日曜日には、氷見の沿岸域魚類調査を実施する。。。と言っても、早い話が釣り。先週同様、ちび助1号を連れていくのだが、今週は山崎研の若者たちも参加することに(要するに、釣りに行きたい!とのこと)。しっかりと、「調査」をしよう。
2015年5月21日(木) 綺麗スッキリ!
研究室の(大)掃除を行った。年度明けから、学生実験へと続き、実験スペースを中心に物があふれていたが、ようやくスッキリ。同時に、実験用冷凍庫や部屋の要所要所の片付けをしたので、これでようやく、昨年までの「しがらみ」ともお別れできるかも?
さて、今日は朝からメダカDNA実験。抽出からPCRの確認泳動まで、無事に終わった。結果も上々。主な目的は、「外来種」探し。多くの場合はRFLPをするようだが、今回は敢えてSQをやる予定。というのも、最近はエチブロを使っていないので、バンド染色が不鮮明になる。そのためRFLPだと、綺麗な結果が得られないかもしれないので、手間はかかるが、確実に結果のでる(ことが期待される)SQだ。まずは、方法をしっかり取得し、今後は厳選したサンプルを対象とした解析をやっていこう。
5限目には講義もあったし、メール対応もいろいろあった。そんなこんなで、イノシシ論文直しは、少しだけ。まずはレフェリーコメントのチェック&必要箇所の対応だ。次のステップとしては、全体を読み直して、構成を練ることをやっていこう。毎日同じことを書くが、タナゴ研究にすっきりと移行するために、短期集中でイノシシを終わらせてしまいたい。
そして自宅残業では、助成金の申請書類書き。いくつかアイディアはあるのだが、今回の申請先だと、もう少し練る必要があるかも。なぜならば、当初タナゴ保全で押そうとおもったのだが、昨年、ほぼ同じネタが。。。
2015年5月20日(水) 二日に一度
最近は、なんだかんだと慌ただしく?、ブログの書き込みが二日に1度のペースになってしまっている。ただこれも成り行き次第。
昨日はゼミ。今年の卒論生の研究計画発表だ。総じて、よくできていた方だろう。例年だと、プレゼンそのもの(スライドのつくり方とか話の構成とか)に対する指摘に終始してしまうのだが、今年は内容に対する指摘をみんなからもらうことができたはずだ。今後も気を抜かずに、しっかりとやっていってもらいたい。
一方、今日もなんだかんだで、バタバタと過ごしたのだが、なんだかんだで時間ができてきた。やはり学生実験が終わったのが大きいだろう。時間があるからこそ、なんだかんだとやることが多くなるのだろう。
そのなんだかんだの中で、新たに?取り組んだのが2つ。まずは、イノシシMS論文書き。再開だ。リジェクトされた際のレフェリーコメントを見直してみた。もろもろ理由が書かれていたが、確かにまとまりの無い内容になっていることは否めない。次は、国内英文誌を狙いにいくが、全体構成の見直しが必要かも。最初に書いた原稿を、ツギハギで直していたが、どうしても無理が溜まってしまったようだ。原稿に書いてあること全てにこだわるのではなく、要点のみをすっきりとまとめたほうがよさそうだ。幸か不幸か、結果へのこだわりは薄れてきた。今は、雑誌の質を求めるよりも、確実に形に残し、早めに次の研究に取り組む方を優先したいと思うようになっている。もちろん、次なるはタナゴ関連。これに集中していきたいところだ。
とい、いいながら、もう1つの新規取り組みは「メダカ」。外部からの依頼でもあり、他研究室からの引き継ぎでもある。当面は実験方法を確立することが目的。今後、新たな依頼があった時、それに対応できる体制づくりをしておけば十分だ。そのため、「気分転換の実験」くらいの位置づけでいいだろう。あまり頭は使わないようにしたい。
ということで、当面はなんだかんだとやることは多いが、ゆとりが出た時間を使って、肝心なタナゴ調査を本格化していきたい。
2015年5月18日(月) ぎりぎり間に合った
大学への行き来は、基本的に歩いている。家と大学との往復であれば、「痛み」も大したことはない。ただ、帰りがけに食材を買うために、少し遠くのスーパーに寄るとなると、さすがに歩くのは辛い。そこでバスを使う。だが、バスには時間がある。「遅れ」を見込んでも、それに乗り遅れると大変だ。で、今日の帰りはぎりぎりだった。
昨日書いたとおり、今日は朝から平常営業。だが、予定が全く入っていなかったので、ひたすら「お仕事」を片付けていった。
まずは、イノシシミトコン論文の最後の直しを終え、そして投稿!受付確認のメールをもらい、一安心。お昼は恒例の「カツ」をいただいた。今日はチキンカツサンドだ。
続いて、明日の講義や、明後日の高校生向けプレゼンの準備を行った。合間にメール対応やら、レポート採点やらをやりながら、すべて終了。まだ時間があったので、学科のパンフレット作成に取り掛かった。そしてこれが意外にも時間を要した。もちろん、時間がかかることは想定済みで、今日で仕上げるつもりはなかった。むしろ、順調に進んだので、「あともう少しやってしまおう」と思っていたら、バスの時間。研究室で荷物を抱えた時には既に「定刻」。さすがにまずかったので、小走りでバス停へ。足を大きく開くことはせず、小股でぱたぱたと走っていった。調子は悪くない。これならば、少しずつ運動をしていくことができそうだ。
そしてどうにか、バスには間に合った。やれやれ。
2015年5月17日(日) アメフラシ天国
午後から釣りへ出かけた。ちび助1号の希望で、ウキ釣りをやることに。選んだ場所は、氷見の「断崖絶壁」の下。毎年、臨海実習をやっている場所だ。この場所は、堤防も低くて子供でも釣りやすいし、親も安心。岩場(正確には投石)もあるので魚も集まる。加えて、今日は天気もよく、海も穏やか。ということで、の~んびりと、釣りを楽しんだ。釣果はまずまず、こんなところだろう、という感じ。カサゴ、メバル、ホンベラ。と言っても、どれも手のひらに収まるサイズ。それでもちび助は大満足の様子。だが、コマセをまいていると、フグがたくさん集まってきた。特に夕方、大型のメジナが顔を出し始めたのだが、同じ場所に同サイズのフグも。。。結局、メジナは釣れなかった。おまけに天草漁の小型漁船が近づいてきたため、音に驚いた?魚が散ってしまった。ま~、お仕事だから、仕方がないのだが。
それはそうと、釣り場で目に付いた生き物が2つ。まずはアメフラシ。大物が大量に。夏の実習では見ないサイズだ。今の時期に産卵するのだろうか。それともう一つ。断崖絶壁に垂れ下がる蔦に、猛禽類の姿が。蔦に藤の花が絡まって、なかなか絵になっていたのだが、こんな日に限ってカメラを忘れた。結構長い時間、滞在していたので、住みかにしているのだろう。残念ながら、鳥には詳しくないので、種類はわからなかった。今度は、双眼鏡とカメラをもっていこう。
さて明日は、「お休み」です!と言っても形ばかりのもの。土曜日に実習に出かけたので、その振替休日。でも、それは書類上のこと。他の日には講義があるので、明日しか休みに指定できる日が無かった。ま~、繰り返すが、あくまでも形ばかりのこと。普通~に、朝から行って、いつもどおりのお仕事をする予定。ただ、明日は久しぶりに「予定」が入っていない。自由かつ有意義に使おう。
2015年5月15日(金) 実験
昨日は、ひたすら実験。予定が5限目の講義だけだったので、抽出、PCR、精製、ダイタミ、そしてSQと、一通りのことをやり通すことができた。そして、310が夜通し稼働してくれて、今朝には結果が出そろっていた。そして午後、解析してみると、、、「ま~、当たり前だよな~」的な結果が。早速依頼主にメールで連絡した。おそらく、この先の継続実験は無いだろう。
実験と前後して、論文直しなども。共著者から返事がぼちぼち集まっているのと、英文校閲が返ってきたので、それらを直した。週明けには完成できるだろうか。
ちなみに今日の午前中は病院へ。経過は良好とのことで、一安心。「でも、再発しないとは言い切れない」との一言も。ま~、何はともあれ、あと少しで「とりあえず」傷口は塞がる。そうすれば、今以上の動きをすることができるだろう。特に、前後左右の動きは大丈夫なのだが、上下の動きができない。つまり、山登りで、大きく足を上げるとかの動きができないのだ。もちろん、できないわけではないが、むりにやったら、激痛→出血→痛みが続く、、、、だろう。そのため、最近ライチョウ調査が無いのは、むしろ幸いだ。もちろん、筋肉も落ちてしまっている。傷口が塞がったら、徐々にリハビリしていこう。
2015年5月13日(水) 急な取材
予定通り、1限目の講義のあとは、タナゴ調査のためにひみラボへ。するとそこで、今日の調査にテレビ取材が同行するとの話が。てっきり、我々が調査をしている横で、Nさんたちの調査をテレビが取材するものと思っていたのだが、、、蓋を開けてみると、我々が主役に。ま~、今、特に力を入れている調査を取材してくれるわけだし、悪い話ではない。ということで、主な対応を学生に任せて、私は高みの見物(?)。
結局、学生たちの頑張りもあり、無事に終了。お疲れ様。金曜の夕方に放送とのこと。
その他、今日は(も)、イノシシ論文書き。英文要旨を校閲に出した。週明けには投稿にもっていきたい。
そして最後に、頼まれ実験スタート。無事に進むといいのだが。
2015年5月12日(火) 今年も、あと一歩、、、
申請していた科研費。2件出していたが、どちらもダメだった。もっともこの結果は、年度初めに来ていた。そして今日、審査結果が伝えられた。それを見ると、ひみラボ関連の申請がA判定。ただし、採択されなかったものの中でA、ということだ。あと一歩だった。個別の項目で評価を見ると、採択課題の平均を上回っているものも、いくつかあった。一方で、もう1つのライチョウ絡みの申請はC判定。箸にも棒にもかからなかった、というところか。ま~、今更何を言っても、今年はダメだった。そして、来年の方向性が見えてきた。当然ながら、ひみラボ1本で狙いにいこう。そしてそのためには、実績の積み重ねが必要だ。論文もそうだし、地域貢献に関する活動も。
さて、週明けから、バタバタと過ごしている。昨日は、学生実験が終わった。これで随分と楽になるかと思いきや、次なる「お仕事」の依頼が舞い込んできた。これは明日から取り掛かることになりそうだ。内容は「DNA実験」とだけ書いておこう。
一方,きょうは、朝一で講義の後、ひみラボへ。一息いれた後、氷見高校で出前講義。毎年やっているものだ。その前後に、山崎研若者たちの要旨チェック。これも毎年のこと。当人達にとって、今回が初めてだったが、まずまずというところだろう。でも、文章の内容よりも、直そうという姿勢は、昨年よりは格段にいい。何より、人の話を聞いている。ま~当たり前のことなのだが、昨年はこれがまったくできていなかった。あとは、「打たれ強くなる」ことだ。もちろん、その場では落ち込んでもいいが、しばらくしたら気分を入れ替えて、次に向けて取り掛かってもらいたい。私自身も昔はそうだったし、今でも論文にレフェリーから指摘されると、落ち込むことが多い。が、その後、開き直って、またやり直す。継続していくこと(できること)が大切だ。
さて、明日は講義と調査。今日の荒天が影響しないといいのだが。でも予想に反して、こんな時(若者が、はやく要旨直しをしたい時)に限って、たくさん取れたりして。。。
2015年5月10日(日) 遊び疲れ?
こう書くと怒られるかもしれないが、GWに遊びすぎたかもしれない。その疲れが出た。
週末から、胃が痛かったのだが、やがて関節痛も。どうやら風邪のようだ。それでも金曜日まではしっかり仕事をし、そして土曜日、実質寝て過ごした。熱はでなかったが、体がだるい。薬を飲んだせいもあるが、眠気がするし、頭もぼーっと。ま~、特段やることもなかったので、ゆっくり休養することに。
それはそうと、金曜日はしっかりお仕事。3限に科学英語があったが、それ以外は自分の時間。と言っても、午前中はメール対応に追われ、あっという間に過ぎていった。結局、イノシシ論文書きに取り掛かったのは講義の後。全体の読み直しも行ったが、メインは要旨&abstract書き。本文が書けているので、それらをまとめればいいのだが、なんだかんだで時間を要した。そしてどうにか、帰宅30分前に完成。これで一通りの原稿が出来上がった。そこで共著者へ。と言っても、久々に連絡する元学生もいるので、まずはメール連絡。週明けに対応しよう。
ところで、金曜日は研究室に学生がいなかった。修士は就活、4年生は博物館実習。研究室内が何時にも増して静かだった。お陰で仕事がはかどる。昔を思い出すと、私が学生だったころ、「先生元気で留守がいい」とみんなで言っていたことを覚えている。当時、先生(指導教員)が嫌いだったわけではないが、やはり出張とかでいないと、気が楽になったものだ。さしずめ今は、「学生元気で留守がいい」って感じだろか?もちろん、学生が嫌いではないが。
ちなみに、私が学生だった頃、先生が留守の間にやっていたことといえば、研究室で自分の研究をすること。私だけではなく、同期・同僚も当たり前のように、研究室で活動していた。あれはあれで、いい時代だった。
2015年5月7日(木) いきなりリジェクト
連休明け、第一報は、イノシシMS論文のリジェクトだった。レフェリーからのコメントは要改訂だったが、投稿論文数が多いとかの理由で、リジェクトになった。やはり、富山中心の話だと、国際誌では弱かったか。もちろん、地域に縛られないアピールもしたつもりだが、なかなかうまくいかない。今後のことを考えると、順番としてはミトコン論文の投稿が先になりそうだ。その後、早々にMS論文を直して、投稿しよう。投稿先は、さすがに国内英文誌を考えた方がいいかもしれない。最大の目的は、結果を公表すること。その次の論文も控えているので、今はこだわり過ぎず、割り切っていこう。
このような姿勢は、研究では往々にして必要だろう。もちろん、いろいろな考え方があるとは思うが。これは卒論などでも同じ。とにかく、とことん考えて計画を練る。ここでは大いにこだわりを持つ方がいい。そして、計画を実行する。その上で、結果や経過をみながら、時には(往々にして?)割り切りが大切だ。ただし、割り切った分は、常に次のステップを考えておくことも、研究の発展に直結する。卒論だったら、卒論でやるべきことをやり、やり残しは修論(以降)でやり遂げる。もちろん、割り切らざるを得なかった原因を探求し、可能な限るそれをクリアする計画を考え出すことも大切だ。
てな感じで、連休明けがスタート。明日は比較的時間があるので、イノシシミトコン論文の原稿を完成させ、共著者に送るところまでやってしまいたい。
2015年5月4日(月) 今日は「お客様」
この連休、なんだかんだで、動き回っている。
土曜日は、福井の恐竜博物館へ。感想は2つ。「すばらしかった」、そして「もっとゆっくりみたかった」。
施設の規模も想像以上。そして内容も充実。迫力もあった。展示物も「綺麗」だし、手すりのすぐ先に恐竜の顔があり、臨場感もばっちり。そして、見学ルートの設定もよかった。「お勧めルート」があると同時に、自由に動きたい人用の抜け道も随所にある。日本の博物館関連の施設では、ほとんどに「見学ルート」が設定されている。否応なく、一本径を歩くようなつくりになっているところも少なくない。一方で、海外の博物館へ行くと、決められたルートなんて、まず無い。自分で好き勝手に動くのだ。日本の場合、どうしても「狭い」施設になってしまうことが多く、物理的にルートを設定せざるを得なかったり、日本人は決められた道を歩くのが好きなので、ルートの提示は日本人にあっているのは間違いない。が、日本人のライフスタイルが変わった、とか言うと明らかに大げさだが、今後は、このようなルートの無い施設・展示がますます増えていくだろう。
その一方で、ちび助たちと行ったため、ゆっくり見ることは不可能。もっとじっくり見たかった。。。
さて、連休はその後、遠出こそしないものの、午前は公園、午後はお出かけ。今日はひみラボへ「お客様」として行ってきた。初めて、図書スペースのソファーでリラックス。なかなかいい。改めて見直すと、展示も悪くない。特に、個別展示で、魚を1種類ずつ見せるのは良い。じっくり見たい人は見れるし、流したい人も「いろんな魚がいるな~」と実感してもらえるだろう。それに、どこかと違って、説明もしっかりしているし。Nさんはじめ、ひみラボの皆さんに改めて感謝したい。
さてさて、残りの連休は、、、そろそろ畑仕事をやっていこう。
2015年5月1日(金) 曜日感覚がなくなった。。。
今週は、水曜日が祝日、でも野外調査。そして今日は金曜日だが、水曜日の授業時間割。なんだか、曜日感覚がなくなってしまった。そしてそのままGWへ突入。
ということで、今日は朝から基礎生態学の講義。午後は、科学英語。本来は金曜日の開講だが、学生たちの希望(その前に、私の都合で先週は休講)で、今日実施した。
それ以外は、概ねイノシシ論文書きに取り組んだ。そしてようやく、初稿完成!引用文献などもしっかり見直し、新たなものも探し出し、一通りの文章も書きあがった。できればGW中に読み直し、GW明けに直して、共著者へ渡したい。同時に、Nさんからも論文原稿が届いた。こちらも「できれば」GW中に読みたいところだ。投稿直前だし、これまでも読んできたので、おそらくスラスラ読めるだろう。
ということで、GW中は、基本的にはまったりと過ごす予定。でも、GW明け早々にタナゴ調査がまっている。博物館実習に行っている4年生二人は、「若さ」で乗り切ってもらいたい!
2015年4月30日(木) 基礎ゼミスタート
午前中にやるべき仕事はたくさん。特に、午後の実験の準備やら、月末締切の書類やら。
だが、それらに取り掛かる前の2時間だけ、イノシシ論文書きの時間にした。内容は、昨日のつづき。考察を中心に、読み直し&書き直し。そしてどうにか、形になった。もちろん、全体を通しての読み直しがまだだし、要旨も手付かず。引用文献も整っていない。今後、これらにしっかりと対応したいが、できるところは、明日には仕上げてしまいたい。
そして午後は、今日も学生実験。山は越えた。実質、あと1回やれば終わりだ。それと同時に、1年生対象の基礎ゼミが始まった。今日は担当学生が決まり、研究テーマの話し合いをやってもらった。今の段階では、みんな初々しい。そして、概ね積極的だ。これが「いつまでも」続いてくれるといいのだが。
明日は、変則的な時間割のため、朝一に講義。午後一も講義。残りの時間は、論文直しに勤しもう。
2015年4月29日(水) タナゴ調査
今日は休日返上でタナゴの定期調査へ。天気が良い。というよりも良すぎるくらいで、暑い。それでも、風は穏やかだったため、調査をしていて、まずまず心地よかった。ただ、(思ったほどば)採れない。川の状態も結構良いと思ったのだが。もしかしたら、水が増え、状態のいい場所が増えたために、魚が一か所にまとまらず、密度が薄くなっているのが、数が出ない原因かも。今後、やり方を検討した方がいいかもしれない。
一方で、調査の合間も含めて、論文書きは続けている。そして結構進んだ。昨日の時点で、図表は完成したし、原稿の読み直しも進んでいる。まだ初稿まではたどり着いていないが、早晩できるだろう。というか、GWが本格化する前の今週中に、(自分の中の)初稿完成までもっていきたい。そしてGW中に寝かせて、その後直し、共著者にも見てもらおう。そしてもちろん、早々に投稿してしまいたい。
このように、最近はちょっとずつだが、ゆとりが出てきたような気がする。その背景には、講義や実験で、大学に留まる日が増えたためかもしれない。午前中予定(講義等)無し、とかの日もあるので、論文書きもはかどる。もちろん、論文書きが軌道に乗ったことも大きいだろう。何はともあれ、今この時を有効利用して、しっかり形に残していきたい。
そしてGWが明けたら、久々DNA実験を再開させたい。頼まれ実験とか、取り組みたい実験とか、たくさんある。4年生にも指導兼お手伝いで、頑張ってもらいたい。同時に、野外調査も拡大したい。定期調査はもちろん継続するとして、他の地点での生息状況調査とかも。でも、そうこうしているうちに、ひみラボ自然史研究会が開催される。今のところ、昨年同様に賑やかな会になりそうだ。その準備も怠りなくやっていこう。今から楽しみだ。
2015年4月27日(月) 論文書き
今日は公約通り?、イノシシ論文書きに勤しんだ。そして、草稿完成!あっという間に終わったような印象をうけるかもしれないが、それなりに時間を費やしてきた。そしてもちろん、日本語であることも大きい。
とはいえ、まだ「草稿」。つまり、一通りは書いたのだが、内容はまだまだ荒削り状態。今後しっかりと直して、初稿(その時点で、しっかりした原稿になった状態)へ仕上げていこう。ただ、今回の論文に関しては、文章書きの方が先行している。一方で、図表はまだまだ未完成。理由は明白。データ量がありすぎて、図表1つを作るにも、相当な時間を有するためだ。とはいえ、しっかり、手早くやっていきたい。
そして自宅残業でも、原稿読み直しができた。まだまだ粗さは残るが、1つ1つ、形にしていこう。
さて明日は、講義と実験。論文書きは、図表を中心にやっていこう。何はともあれ、形にしていくことが大切だ。
2015年4月26日(日) まったり週末
なぜか、自宅パソコンが不調で、週末の書き込みができなかった。そこで、この週末を振り返ろう。
金曜日。ひみラボで「調査」。が、様々な面で、予想に反して、調査は午前中で終了。。。いろいろ考える(反省する)べきところはあるが、今後に期待?ということにしよう。
で、午後に時間があったので、ひみラボの皆さんとともに、最近オープンした某施設へ。
でで、感想はというと、、、詳しくは当該の方にはメール連絡済み。ここでは当たり障りのない?ことを書こう。
まず、これはメールでも書いたのだが、総じて言うならば、「今後の発展が期待される」施設だ。つまり、今後に期待、ということは、今は?ということ。ま~、行った人ならば、みんなが似たような印象を受けるだろう。はっきり言って、あれが300円ならば、ひみラボ水族館は500円は取れる。もちろん、ひみラボでお金をとれと言うのではなく、300円が高すぎだ、といいたい。
そして一番言いたいのは、「あれのどこが「番屋」なのか?」ということ。私も、そこまで多くの番屋を見たことがあるわけではないが、大学時代に北海道などで見た覚えはある。さらに言えば、入ってすぐのあの「受付」は、なんだろう。少し高い「座敷」に職員が座っている。あれは客を迎える姿勢なのだろうか?もし、あれが「氷見の番屋」ならばそれでいいのだが、客から見れば、「お高いところに、腰を下ろしている」、それでいいのか?イメージとして、京の反物屋とか、奥に番頭さんが座っていて、一見あのようなスタイルだろうが、それでも、客と同じ高さにいて、客に対応する人はいるだろう。さらに、番頭がお高くとまっているとはいえ、常連客とか来たら、お座敷に招き、(お高い)同じ目線で、接客をするだろう。が、あの施設に、お客さんを招く「高さ」はなかったはず。となると、自分たちだけ、高いところにいることになる。ひみの番屋に、そんな非礼は無いと思うのだが。。。
それ以外の真面目なコメントはメールで書いたとして、もう一つ言いたいのは、「誰をターゲットにしているかわからない」というところだろう。市民なのか、市外、県外から来られた方なのか。まさか、東京の人をターゲットにしているならば、お笑いだ(分かる人には分かる皮肉です)。
う~む、ここまで書くと、言い過ぎ(書き過ぎ)かもしれないが、敢えて書こう。そしてもちろん、我が身を振り返ることを忘れなようにしたい。つまり、ひみラボもさらに精進していかなければならないだろう(今に不満はほとんどないが)。
さて、話はがらっと変わって、土曜日には一家で金沢へ。もちろん、新幹線に乗った。天気もよく、「園」も「城」も満喫。久々、週末らしい週末を過ごした。
さてさて、明日から1週間がスタート。久々に月曜日に調査なし。さすがに学生実験をしっかりしなければならないだろう。でも、これまた久々に、午前中が完全フリー。講義準備やら、実験準備やらがあるが、ここは論文書きを進めたい。金曜日の段階で、考察も半分以上進んだ。あと一歩で草稿完成だ。講義・実験の合間を使って形を残す、という点では、論文原稿を仕上げることは、悪くないだろう。しっかり形にしていきたい。
2015年4月23日(木) 論文書き
なんだかんだで、大きな問題はなく事は片付いた。昨日書いた県庁関連だ。今回は幸い、大学の方の対応が素早かったので、どうにかなったようなものだ。この先が思いやられる。
さて、そんなこんなで、午前中に県庁御一行様の対応があったのだが、それ以外は実に久しぶりに「朝からフリー」。天気が良かったこともあり、のんびりと過ごすことができた。と言っても、のんびり「お仕事」をこなした、といったところだ。なんだかんだで、書類やら、メールやらの対応で、気が付けばお昼。あっという間だった。
そして午後は、今日も学生実習。と言ってもスケッチだったので、学生が描いている間はやることがない。ということで、論文書きに取り組んだ。今日から考察。書きたいことは概ね決まっているのだが、なかなか筆が進まない。特に、書き出しが決まらず、なんとなく、先送りしていた。が、今日は、まずは考察の中でも、書きやすいところを書いた。実習中には、紙に手書きで原稿を書き、実習が終わったのち、パソコンに打ち込むというスタイル。そして今日は、習い事をしているちび介たちの送迎時間の関係で、待ち時間に「残業」をすることができた。その残業では、いよいよ、考察の中心テーマに取り組み、そして書き始めることができた。いざ始めると、筆は進む。やはりこの手のことは、無理にでも一歩目を踏み出すことが重要だろう。殊、論文書きでは、いくらでも読み直しができるので、ある程度構成を考えた後は、書いてみることが大切だ。それによって、はじめて直すこともできるようになる。ということで、勢いに乗って書き上げていきたい。
ところで、今年の3年生だが、例年とはちょっと違った感じ。なんというか、要領がいいといえば、むしろ褒め言葉。良いも悪いも静か。真面目であったり、知識が豊かな学生がいるようではあるが、覇気がない、と言ってしまえばそれまで。一方で、3年生向けの選択講義には、ほぼすべての学生が出席している。例年だと半分強くらいの学生なのだが。この辺も、真面目というのか、周りと同じことをやらないと不安なのか。。。とにかく、周囲をみて、それに倣う傾向は強い。そのような学生を個別に見たとき、使えない、とまでは言い過ぎかもしれないが、面白みは乏しい。山崎研にほしい学生が、果たして何人いるか。あまり希望者もいないようなので(少なくとも、アピールしてくる学生はいない)、ま~、いいか?
さて明日は、、、明日も、、、調査。
(24日に一部書き足し)
2015年4月22日(水) ひみラボ
1限目の基礎生態学を終えた後、予定通りひみラボへ。今日なヤリタナゴ調査の日だ。と言っても、私はひみラボで、氷見市と理学部との打ち合わせがあり、それに参加。そのため、調査は学生に任せた。
打ち合わせでは、具体的なアイディアも多数出てきた。でもまずは、実績作りが重要、ということで共通認識を持つことができた。そこで、山崎研の活動や私が担当している講義・実習などで、その実績(の一端)となる活動を、どしどし取り入れていきたい。
その後、大学に戻り、学科の会議に出席。こちらでも「将来」のことが議題になった。まだまだ青写真を描いている段階ではあるが、無視することはできないことなので、それなりに、考えていこう。
さて明日は、午前中は県庁の方々が来室される。実は、今日の夕方になって、「どうなんだろうな~」という出来事が。そのことも、明日は話題になりそうだ。詳しくは、ここで書くには難があるので、関係者においおい愚痴っていこう。
2015年4月21日(火) ひみラボ自然史研究会
今日も講義と実験が詰まっているので、空いた時間を有効利用、と思っていたのだが、、、
まず1限目は進化生態学の講義。午後は学生実験なので、空いた2限目に多少無理してでもイノシシ論文を書こう!と思っていたのだが、6月に開催するひみラボ自然史研究会の準備に関するメールが届いた。
今回の目玉として、研究会参加者に市民向けの講演をしてもらうことにしているのだが、その演者が決まっていなかった。だが、広報のため、早急に決める必要が出てきた、ということだ。そこで、取り急ぎ、メール攻勢!まずは、対象者全員に、お決まりのお誘いメールを出したのち、話してくれそうな数名に一本釣りメールを送信。そんなことをやっていたら、実質2限目が終わってしまった。だが、その甲斐あって、2名+氷見のNさんの講演が概ね決まった。内容も、市民参加型の希少生物保護活動、ということで統一性もある。なかなかの講演会になるのではないだろうか。私自身もとても楽しみだ。
さて、今日の話に戻ろう。結局、午後は学生実験と次の実験の準備に追われた。と言っても、学生が標本計測をしている間、イノシシ論文の結果を下書きし、少しの時間を使って、書き足すことができた。ということで、草稿レベルではあるが、結果も完成。残るは考察だ!ただ、さすがに考察はじっくりと向き合う必要がある。今週まとまった時間をとることはできるのだろうか。。。それと、今回の論文、結果が多い。そもそも解析したイノシシが1000個体を越す。さらに「群れ」をまとめようと思うのだが、それですら130組みくらいあり、表として出すかどうかを考え中。追加電子データという形をとれるのかどうか。その辺もいろいろ検討しよう。
さてさて明日は、、、明日も盛りだくさん。1限目の基礎生態学の講義を行った後、ひみラボへ。氷見市と理学部との打ち合わせ(?)に参加する。だがその合間を縫って、タナゴ調査。そして夕方には会議が入っている。バタバタと過ぎて行きそうだ。
2015年4月20日(月) 今週は、調査週間
月曜日、予定通り、タナゴの定期調査。捕獲数はまずまず。場所によってばらつき(偏り)があった。ま~、これもこんなものだと思うしかない。
水曜日も調査。金曜日も。それぞれ、目的は微妙に異なるが、どれも重要な調査だ。若者たちにとっては、お手伝い調査も含まれるが、それもいい経験だろう。
今日は調査中、というよりも帰りの車の中で、いいアイディアが浮かんだ。学生たちと、今後の調査について話していたとき、なかなかナイスで、挑戦的なテーマが思いついた。ネタバレするといけないので、「貝」「卵」「環境DNA」とだけ書いておこう。やってみる価値はあるだろう。そのうちに。
さて、調査以外は、今週も講義やら会議やら打ち合わせやら。。。これからしばらく、予定の入っていない平日はなさそうだ。ま~、充実していると思って、しっかりやっていこう。ただ、気が付けば4月も後半に突入。月日の流れるのは早い。先を見ながら、やっていこう。
イノシシ論文も順調といっていいだろう。若者たちが計測している間にも、そこそこ書き進めることができた。1日30分でもいいので、集中してやっていきたい。
2015年4月19日(日) のんびり週末
久しぶりに、健康に、のんびりと、週末を過ごすことができたと思う。
と言っても、土曜日はちび助たちの学校公開があったので、午前中はそれに費やした。午後はのんびり過ごし、夕方から畑を耕しはじめた。と言っても、さすがに体に負担がかかるので、草むしりと、石を動かして、畑の全体を整えることで終了。今日は雨が降ってしまったため、本格的な耕しは来週やろう。
今日は今日で、町内会のお祭りにちび助たちが出かけたので、なんだかんだで、時間を過ごした。
一方で、昨日今日と、自宅残業が進んだ。先週の学生実験中に考えた論文構成をまとめ、多少書き進めた。結果、マテメソがほぼほぼ完成。結果と考察の構成も考えた。明日以降、しっかり書き進めよう。
さて、明日は調査。しっかり頑張ろう。
2015年4月17日(金) 時間を有効活用
なんだかんだで、今日は動き続けた。
朝、ちび助2号を病院の保育室に送り届けた後大学へ。当初予定していた午前中の卒論ミーティングはできなかったが、宿題にしていた研究計画を提出してもらった。それに目を通していたら会議の時間。これも予想よりも長引き、終わってみれば昼飯時。
そしてのんびり食べる間もなく、3限の講義開始。今年から始まる科学英語だ。3名の学生(3年生)を受け持つことになった。そこで、論文に関する一通りの説明を行い、今後の流れなどを話した。
それが終わって、ようやく卒論ミーティング。今の時期、研究計画をしっかりと練り、同時に理解することは重要だ。その辺の大切さは、4年生にも伝わった(と思いたい)。そして、続けて行ったのが、遺伝子実験指導。ようやく基本的なことを教えることができた。
それを17時まで行い、ようやく自分の時間が、と思ったら、、、昨日研究紹介を行った1年生が、話を聞きに来てくれた。ということで、小一時間お話。
それが終わって、帰宅までの数十分間、ようやくイノシシ論文に取り組むことができた。
だが、ここからが、ここ最近とは違う!久々に自宅残業を行った。もちろん、イノシシ論文書き。そして、どうにかイントロの草稿が出来上がった。今日はここまでだが、昨日の学生実験の合間に、これ以降の流れもまとめているので、勢いのあるうちに、全体を書き上げてしまいたい。
2015年4月16日(木) やっぱり疲れる
昨日、今日と、やることはしっかりやってはいるし、それ相応に充実しているように思えるのだが、疲れた。講義の連続だ。
昨日は、1限に基礎生態学、3-4限は基礎生物学実験で、5限は臨海実験のガイダンス。結局夜は、ブログも書けずに居間で爆睡。
今日は、久しぶりに午前中はフリーだったが、午後は実験と基礎ゼミ。ただ、昨日と違うのは、午前中と実験の合間を有効活用した。すなわち、イノシシ論文書きだ。
大きな構成は決まっているので、前から順番にイントロから書き始めた。そして、もちろんまだまだではあるが、イントロもいい具合に書き進むことができ、また全体の構成を改めて見直し、具体的な流れも決まった。そこで、この勢いで正真正銘の「残業」をするつもりだったのだが、、、ちび助2号の体調不良のために、いつもどおりの時間に帰宅。論文の続きは明日やろう。
ところで、今週の一連の講義を通して、生物学科の1~3年生に山崎研の宣伝をした。そして同時に、研究お手伝いの募集をかけた。毎年、似たような事を言うのだが、今年は少し違う。つまり、「お手伝い」してもらいたいものが既に準備済み。タイリクバラタナゴ標本の計測だ。最低限でも個体数チェックや体サイズのチェックをやってもらいたいし、やる気がある学生がいれば、繁殖形質も調べてもらいたい。やる気のある学生が来てくれるといいのだが。
2015年4月14日(火) 久しぶりは疲れる
実質的な講義初日。朝一の進化生態学、午後は学生実験。どちらもガイダンスではあったが、久しぶりの講義だと、やはり疲れる。加えて、完治していないので、「痛み」を常に意識しないといけない。
とは言え、泣き言ばかりを言ってもいられないので、しっかりやっていこう。
ところで、今日はガイダンスだったため、結果的に時間は余った。これからも、講義と実験がある日は野外調査には出かけられない。上手く時間をやりくりすれば、講義の合間の時間を有効活用できる。ということで、イノシシ論文書きを本格
化させた。
特に今日は,全体の方向性をしっかり見極めることができた。まずは、生データを見直し、正確性に少しでも疑問の余地が残るところを、論文から切り離した。つまり、ミトコンデータとはいえ、今回の論文で全てをだすのではなく、「保留」のデータも出てきたということだ。もちろん、結果を意図的に変えることではない。
それともう1つ。投稿先を決めた。生態学会の保全絡みの雑誌だ(正式名称を忘れた)。日本語だが、イノシシデータの公表と、山崎研としてのアピールを考えると、決して悪い選択ではないだろう。もちろん、査読付きだ。
ということで、方向性が明確になったので、明日以降、ばりばり進めていこう!
2015年4月13日(月) 採れない、、、
今日は、タナゴ定期調査。「痛み」の影響も少なく、体調も万全。久々、ノリノリ?で調査へ。が、採れない。。。
何故だろう?と考えてはみたが、ま~、こんな日もあろうだろう、くらいに軽く流すことにした。日によって採れたり採れなかったりした方が、後々データとしてはもっともらしくなるだろう。それに気温も低く、天気も悪かった。これらも「採れない」ことに影響しているかも。この辺を統計的に処理するようなデータ取りはしていないが、調査を続けていくことで、経験的かつ直感的にわかってくるかも。そんなことがわかる(?)ことも、野外調査の面白さといったところだろう。
一方で、そんなこんなで、ひみラボではいつも以上に、自分の時間がもてた。そこで取り組んだのが、今後のタナゴ研究などなどの計画練り。いざ考えてみると、ヤリの方が、やることが多く思いついた。もちろん、今年の調査をしっかりやり遂げた上での研究計画だが、おそらくヤリの方が「なぜ?」が多く出てきそう。同時に、もう一方の種でもそれはでるだろうが、調査のやりやすさからしても、ヤリの方が現実味がある。つまり、もう一方の種も「なぜ?」やそれを解明するための手法は思いつくのだが、個体そのものに対するダメージを減らしたり、「天然記念物」との絡みで、手かせ足かせが多かったり。
ま~、何はともあれ、どちらも種も、生態調査に限ってもやることはたくさんあるということだけは、再認識できた。加えて、飼育実験や遺伝子実験もアイディアがたくさん浮かんだし、タイバラも実験対象生物としての価値は高い。
それと同時に、ヤツメ研究にも未練が。。。
2015年4月10日(金) 多少はマシ
病院へ。経過は良好とのことだが、完治まではまだまだ時間を要するようだ。なんでも、無理に急いで直そうとすると、再発の恐れがあるみたい。そのため、「時間稼ぎ」として、今日の施術は「緩かった」。そのために、幸か不幸か、痛みも少なめ。普段よりはマシだろう。おかげで、午後からもそれなりの仕事をすることができた。
仕事はというと、目先の事務仕事。そして十分な時間があったので、ようやくイノシシミトコン論文に取り掛かった。
この論文には、あまり時間をかけていられない。というか、あまり時間をかけずに、「投稿することに意義がある!」と割り切って、形を仕上げたい。ということで、今日は論文にまとめるべき内容を考えたり、データをまとめたり。今日はここまで。書くべきことはだいたいまとまったのだが、構成(話の順番)を考えるほどは、集中が続かなかった。今後、おいおいやっていこう。と言っても、ある程度のスケジュールも考えた。
この先の事を考えると、7月にはいったら、秋の魚類学会ネタをまとめ始めないといけない。ということで、6月中の投稿!を目標(ノルマ?)にしよう。
2015年4月8日(水) 急ピッチ
講義準備に大忙しの一日。
新年度の講義については、以前から結構周到に準備を進めてきていた。そのため、今年はゆとりがある、と思っていたのだが、ここ1-2週間の「寝込み」のため、気が付けば講義開始目前。講義やら実習やらの準備の詰めを大急ぎで行った。
とはいえ、今日は入学式。今年は「保護者懇談会」なるもののお手伝いもあり、右往左往。その合間を使って準備を進めた。同時に、若者の手も借りて、どうにか実習関連の(今の時点での)準備が完了。明日は、来週から始まる講義のスライドやノートの準備を進めていこう。特に、金曜日に病院があり、月曜日に調査があることを考えると、こちらもゆっくりはしていられないだろう。
そんなこんなで、「今」に追われることが多いのだが、少しは建設的なことも行っている。今日も「気分転換」として、頼まれDNA実験のまとめを行い、依頼主に報告した。サンショウウオ関連の研究だ。結果は、ま~そんなものか、というところ。この研究に関しては、喜んでばかりもいられないのだが)手枷足枷がなくなったので、発表することを考えていこう。とはいえ、論文化となると、優先すべきものも多い。早くイノシシミトコン論文を手がけたいのだが。。。
その他、昨日のことだが、当面の研究計画についての見直しをする時間もあった。基本的には現状のままで大丈夫だろう。「これまでどおり」でいいのだが、様々な面でアピールすることも大切だ。要所要所で、しっかりと対応していこう。
さて明日は、上にも書いたとおり、講義の準備。そして新入生ガイダンスがある。結局のところ、4年生向けのDNA実習は来週以降になるかも。
2015年4月6日(月) 桜が咲いていた
本日、ようやく現場復帰。解熱から十分な期間をとったので、インフルは大丈夫なはずだ。ただ、久々の外出だったこともあり、体は重かった。
そして大学に行ってみると、いつのまにやら桜が咲いていた。なんだかんだで、長いこと病床にいたようだ。
今日はもっぱらリハビリを兼ねて、メール対応など、当面のことを行った。同時に、病床から学生に出していた「宿題」をチェック。4年生の卒論計画だ。
学生たちが出してきた計画書を、ただ眺めただけではなく、不足する点などを具体的に指導。初めてだから、たどたどしいが、これは初々しさということにしておこう。だが、ここ数年と違うのは、学生のやる気か。積極的に改善へと動いていた。質問も多い。となると、こちらも教え甲斐があるというものだ。いい傾向だ。
当面のこととしては、まずは明日の定期調査。その後は入学式などがあるので、その対応が必要だ。そしてその合間に、講義や実習の準備を進めていきたい。そして同時に、大小の研究計画を改めて練り直し、見つめ直しをやっていきたい。特に、長いこと寝てたこともあり、イマイチ研究の位置づけや方向性を見失いがちになっている。ここらでしっかりと方向性を定め直すことが大切だ。
そして論文書きも、、、といきたいところだが、どうしても目先のことに追われてしまう。この辺も、時間をみつけながら、徐々にペースを戻していきたい。
2015年4月2日(木) 今度は私が、、、
インフルに罹ってしまった。先週はちび助3号につづき、同居人もインフルに。そして私、さらにちび助2号に飛び火。
熱は下がったので、ゆったりと過ごせているのだが、さすがに大学にでるわけにはいかない。ということで、休みっぱなしだ。来週の調査も念の為に火曜日実施。月曜日は大学にはでるだろうが、諸々対応など、リハビリしながら過ごそう。
それと残念ながら、インフルのために明日病院に行くことができず、1週間後に。ということで、予定の山崎宅飲みも延期させてもらった。若者たちの予定もみながら、日程を決めたい。