2013年9月30日(月) 体調不良が続く...
週末から調子が悪い.出張などの疲れが出たand/orチビ助から風邪をうつされた,ことが原因だろう.熱が少しあるが,それよりも頭痛がする.今朝,どうにか復調したので,大学へ出たが,夕方から再びだるさが出てきた.でも食欲はある.ビールはだめだが,日本酒は大丈夫.単なる風邪なのだろうか...
さて,そんな中,今日から実質的に後期がスタート.体調もどうにかなっていたので,ばりばり仕事に勤しんだ.
雑多なことはさておき,一番の仕事は論文書き.仏生寺の魚論文初稿をどうにか仕上げることができた.そして共著者へ.公約通り,9月中の初稿完成だ.もちろん,これからじっくり読み直す必要もある.特に,魚の生息地決定要因とかを扱っていると,考察で因果関係を逆に捉えてしまうこともある.今日の読み直しも含めて,この辺を直したつもりではあるが,見落としもあるだろう.共著者からの忌憚の無いコメントを待ちたい.
そして後期ということで,講義の準備も行った.今日は大学院講義の内容を練った.予定だけでは,毎週講義を行うことになった.詳しくはwebシラバスを参照してもらいたい.今年度の目指すところは,はっきり言って,山崎研メンバーを対象とした遺伝子解析の解説だ.具体的事例を想定し,具体的な研究例を挙げて,説明していきたい.もっとも講義名も「進化遺伝学特論」なので,この手の話をしても悪くは無いはずだ.特に他の研究室の院生は,この点を理解した上で,受講するか否かを決めてもらいたいものだ.
それから,実験も本格化.特に若者達の実験が...と思っているのだが,なんとなく,だらだらと過ごしている感が否めない.これまでの経験からすると,今を大切にしないと,必ず後で苦労する.実験しようと思っても機械が込んでいたり,体調不良で実験自体が出来なくなったり.兎に角,出来るときに,出来ることをやっておくことだ.後で時間が余ったら,その時に休めばいい.
さて,明日も体調をみながら,大学でのお仕事になりそうだ.助成金申請もあるし,やることは盛りだくさん.実験もやりたいところだ.
2013年9月26日(木) 濃密な出張
大阪で開催されたイタセンパラ絡みのシンポジウム&現地視察へ行ってきた.慌しかったのが残念だが,有意義な,濃密な時間を過ごすことができた.
イタセン・シンポでは,大阪でイタセンパラ保護に活躍されている方々を始め,「重鎮」のお歴々と話をすることができた.テーマ(イタセンパラの保護)が絞られている分,濃厚な情報交換も出来たし,もちろん氷見のアピールもできた.なまじな学会に参加するよりもよかったと思う.
さて,出張から戻り,のんびり過ごしたいところだが,週末はサイエンスフェスティバル.明日はその準備のためにひみラボへ.ただし,我が家のチビ助が熱を出してしまったため,その対応のため多少遅れて大学&ひみラボへ.大学から車に乗っていく人は,10時ころ出発予定.もちろん,週末の本番も,出来る限り手伝ってもらいたい.
ところで,出張前に予定通り仏生寺の魚論文の草稿を書き上げた.この週末に読み直して,9月中には共著者に遅れるだろう.でもうかうかしていると,後期の講義が始まってしまう.そろそろ頭を切り替える必要がありそうだ.
2013年9月20日(金) ひみラボ合宿なう!
午前中,事務仕事を片付けた?後,ひみラボへ.時間をつくって,どうにか論文書き(日帰り)合宿を続けている.
そして,眠気と闘いながらも,どうにか一通りの原稿を書き上げた.和文要旨もまずまず.図表や引用文献も大枠では完成...と思って,ざっとみなおしていたら,上流部で出現した魚種に関する記述や考察はできていたのだが,中・下流部で出現した魚種については,ほとんど触れていないことが判明.下流部で出現した魚には下流域の環境が影響をしている,という身も蓋もない記述しかできないのだが,それはそれで,書かねばならないだろう.「下流域の環境」をちゃんと検出できただけでもマシということにしよう.
ということで,もう少し書き足す必要がありそうだが,それでも大阪シンポ前の草稿完成はできそうだ.出張中の車中で原稿を読み返し,9月中の初稿完成&共著者への送付を確実に成し遂げよう!
2013年9月18日(水) 脱皮なう!
私が,これまでのしがらみから抜け出したわけではない.文字通り,脱皮していた.私の目の前で.ナガモノが...
今日の筑波大との合同調査の一コマ.調査地に到着し,川の状態を確認した後,調査準備にとりかかろうと振り向いたとき,ナガモノの抜け殻が目にとまった.それはそれでビビッタのだが,妙に長かった.変だな~と思いながら,見たくもなく見ていると,通常は白いはずの抜け殻に,色がついている...おまけにヌメヌメと動いている...そう,まさに脱皮中で,抜け切る直前だったらしく,体と柄を足して,倍の長さになっていたのだ...何はともあれ,久々に鳥肌がたった.
さて,話は戻って,昨夜から筑波大のW先生始め,院生・学生の皆さんが来氷された.山崎研若者有志(強制連行?)も交えて,有意義な時間を過ごせたと思う.やはり,外部と触れ合うことは重要だ.特に,研究をバリバリやっているところとだと,うちの若者も刺激を受けるのでは...
ところで,週明けの仕事として,イタセンパラ・シンポのポスター作りに取り掛かっている.そして,実質1日で完成.イマイチしっくりこない点も有るが,まずまずだろう.明日印刷して,金曜日にひみラボに届けよう.
これで急を要する仕事が1つ(ほぼ)終わった.ということで,仏生寺川の魚論文を再開.金曜日のひみラボ合宿で(草稿を)仕上げてしまいたい.
2013年9月12日(木) 有意義だった?
午後,山崎研カフェを実施.当初の予定通り,私は冒頭の説明をしただけで退室.若者達に任せた.
内容は未だ報告を受けていないのでわからないが,予定よりもはるかに長い時間を費やしていたようなので,「有意義」だったことを期待しよう.今回の評価を受けて,今後の開催も考えよう.何はともあれ,研究室で活動する以上,いろいろな形で,各自が自他の研究に向き合うことは重要だ.その中で他人との意見交換は欠かせない.その場を提供できただけでも意義はあるだろう.それに,「富山の自然をどうまもるか?」とか抽象的なものではなく,自分の研究に直結,あるいは日ごろお手伝いをしているメンバーの研究に関することが議題であれば,議論に対する姿勢もはるかに前向きになるはずだ.このようなトレーニングを繰り返し,私も含めた研究室内での議論や,研究室外との議論ももっと活発になることを期待したい.もちろん研究以外でも,例えば就活や就職語にも,今のトレーニングは役に立つはず.
これに関連して,11月に開催される「ひみラボ自然史カフェ」の目的を改めてまとめておきたい.そもそも自分の経験に端を発している.研究を始めた頃,「研究者として活躍していきたい」とか,「自分の研究を評価してもらいたい」とか考えるものだ.それを形にする一番の方法は,論文を発表することだが,それよりも身近な機会が学会での発表だ.学会での発表は,自分の研究を他人に知ってもらうことが目的であると同時に,多くの研究者と交流し,議論し,そして様々なものを得ることが主要な目的となるだろう.しかし,私の経験では,学会での口頭発表は,自分の研究のアピールにはなるが,他の研究者からの評価を受けたり,交流したりする場としてはものたりない.なぜならば,質疑応答の時間は5分に満たないことが大半だし,発表後に声をかけてくれる人は決して多くはない.もちろん,懇親会の場などは,重要な交流の機会だが,自分のアピールばかりしていられない.このようなことも踏まえて,最近ではポスター発表が推奨されることが多い.これならば,少なくとも口頭発表よりは,自分の研究を中心とした意見交換をする時間が持てる.
とは言え,物足りなさが残ることが多い.イマイチ突っ込んだ議論ができないことが少なくない.また,ポスター会場を見渡すと,若手研究者が多い.若手同士で議論するのは,互いに刺激を与え合うことになり,悪いことではない.しかし,日ごろ読む論文や,書籍に名を連ねる「お御所」に自分の話を聞いてもらい,あわよくば認めてもらいたい,という心境もある.が,会場に大御所が来ない...あるいは,懇親会やその後に他大学の若者達と交流をする機会は,年々減ってきている気がする.わざわざ遠い都市に出かけて,同じ研究室のメンバーで飲む,というのが今風.
これらの物足りなさを少しでも打破しようと考えたのが,ひみラボ自然史カフェ(旧・北信越魚類研究会)だ.複数の大学から参加者を募り,若手から教員までを巻き込んで,自分の研究をネタに「カフェ」を実施する.その辺の学会より,よほど有意義ではないかと思う.そして今回は「夜」をもっと大切にしたいと考えている.お酒が入って,ちょっと気が大きくなったところで,自他の研究に対する考え方や将来の夢などを,語り合うことができれば,昔ながらの「研究者」の世界を,ちょっとだけでも再現できる気がする.
何はともあれ,多くの人に参加してもらいたい.もちろん,山崎研メンバーも,この機会を有効に活用してもらいたい.
2013年9月11日(水) 実験指導と論文書き
今日やったことは,この二つ.実験指導は昨日からの続きで,抽出,PCR,そして310RUNと続いた.
一方,仏生寺川の魚論文も結構進んだ.自宅残業も含めて,作図を続けている.そして合間を見て,本文書きもやった.もっとも『書く』というよりも『直す』と言った方がいいくらい,卒論の完成度が高いので,結構スムーズに進んでいる.ということで,今日はイントロ完成.この勢いで続けていこう.
明日も概ね同じ流れだ.午後は若者達に「カフェ」をやらせるので,その間,私は時間を有効に使おう.やっぱり論文書き(直し)かな.
2013年9月10日(火) 実験指導週間
今週はDNA実験指導が主な仕事.これまで野外調査を中心に活動してきたM1の二人に教えている.基礎の基礎から教え込むことも大切だが,実践で経験を積むことも同じくらい大切.ということで,明日は抽出が終わった後は,いきなりマルチプレックスPCRをやっていこう.何はともあれ,今週で,一通りのメンバーには実験指導が終わる.後はバリバリ,実験をやっていってもらおう.年末にかけて,実験スペースが込み合うことは間違いない.兎に角,出来るときに,どんどん実験をやること.
さて,実験指導の合間は「お仕事」を進めている.昨日,当面のお仕事をまとめてみたが,スケジュール表にはあまり載らないが,9月10月にやるべき仕事がものすごく多いことが判明.ということで,出来るところからこなしている.
そのうちの1つが,「北信越魚類研究会」改め「ひみラボ自然史カフェ」の開催だ.今日,要項をまとめて,関係者にメール送信した.11月23日ー24日開催だ.山崎研メンバーは原則参加.もちろん,何人かには発表してもらいたい.外部からも多くの方が参加してくれることを期待しよう.
そしてもうひとつ.論文書きだ.仏生寺川の魚論文が,それなりに進んでいる.昨日今日と自宅残業で図を作った.これは結構大切な仕事.細かい調整を要する作図作業なので,時間がかかる.これを大学orひみラボでやるとなると,文章書きの時間を割くことになる.そのため自宅残業で出来たことは大きい.これでデータ解析や図表作りがかなり進んだ.実験指導の合間を見て,文章書きを進めよう.
2013年9月6日(金) テンション上がった!
論文書き合宿,再開後の2日目.と言ってもいきなりひみラボへは行かずに,まずは大学でデータ解析.続いて,310のメンテナンスと結果確認.結果の方は,ある意味「いい結果」.スナヤツメ南方種のサンプルが増えている.多型もありそうだ.Ikさんの実験に使えるのでは.
その後,ひみラボへ.今日は論文書きに専念...と行きたかったが,文章書きというよりも,データの最終まとめ.これをやらないと,最終的な論文構成がまとまらない.同時にデータの見直しにもなる.ということで,今日はひたすらデータまとめと図表づくり.文章書きは,構成を多少考えたが,それ以外は手付かず.進歩していないようだが,これはこれで重要だ.なぜなら,次からは本文書きに専念できる.ということで,当面の目標を決めたい.9月中に共著者へ原稿提出を目指そう.見直しもしっかりしたいので,自分の中の草稿完成は20日くらいまでに.
今日のひみラボでは,このほかIzさんと個別面談.今(今年度)やるべきこともまとまったし,次年度以降にやること,そしてやりたいことも大枠が見えてきた.研究の本筋や発展をしっかり見据えた上で,やりたいことはドシドシやっていこう.
さて,今日はひみラボから直帰.途中で食材の買い物.晩飯何にしようかな~,と決めかねていると,『産地直送さんま』が!ついにこの季節だ.北海道産らしい.今年は不漁という話も聞いていたが,それと関連があるのかはわからないが,やや小ぶり.でも色艶もよかったので,迷わず購入.もちろん塩焼きだ.何だかテンションが上がった!その勢いで,タラも購入して,こちらはタラ汁に.どちらも美味しくいただきました.
2013年9月5日(木) 論文書き合宿再開
今日と明日は,日帰りの論文書き合宿のため,ひみラボへ.
と言っても,DNA実験も同時進行している.まずは朝一で昨夕セットしたPCRの後始末と,310のメンテナンス.その後ひみラボへ.ひみラボでも,諸々の打ち合わせなどがはいったが,論文とも向き合うことができた.今やることは,データをしっかりと見直すこと.そして,出来る限り図表をまとめていくこと.以前も書いたが,卒論がそのまま論文になるわけではない.テーマを限定したり,結果や考察も主張しすぎてはいけない(客観的であれ!ということ).当然ながら,データの選別も必要になってくる.この辺の作業を,今日はやることができた.ただ,それらを踏まえた上で,図表を作ろうとすると,肝心の解析結果がなかったりする.その場合は,私の方で追加解析をすることになる.このような作業を経て,論文の中身に対する理解が深まってくるので,決してむだなことではない.
ということで,今日の合宿でも,いくつか追加解析が必要なものがでてきた.ただ,これらの解析には大学でしかできないものもある.そのため,何とか今日中に解析をやって,明日は文章構成練りに入りたいと思ったため,少し早めにひみラボを離れた.そして大学で解析をやってみたのだが,,,イマイチ上手くいかない.ということで,自宅残業でデータファイルの再構成などを行った.明日は朝一で解析を終わらせ,その後ひみラボに向かいたい.
ちなみに,今日は早めに戻ってきた理由がもうひとつ.DNA実験だ.昨夕のPCR産物を310RUNした.これまで何回かの実験で導いてきた最適なPCR条件で行ったサンプルだ.上手く読めていることを祈ろう.
2013年9月3日(火) 個別面談
4名と個別に面談.特に研究がらみの話し合い.いずれも重要な話が出来たと思う.様々な形での学生指導が必要だが,今回のようなのもいいだろう.
今日もこれ以外は実験.もっぱらユニバーサル蛍光MSプライマーの条件設定.なかなかしっくりとした条件が整わない.明日も時間を見て続けよう.
2013年9月2日(月) 多少ゆとりが出てきた
今日は,会議の呼び出しがかかる「かもしれない」状況だったので,在室勤務.う~む,ひみラボへ行きたかったのだが...
さて,割り切ってDNA実験に取り掛かった.実に久しぶり.今年は時間があれば論文書きに費やしていたので,実験の調子がイマイチ盛り上がらなかった.ということで,まずはリハビリを兼ねて,出来ることをやっていった.
最近の自他の実験に関することとして,マルチ蛍光プライマーがある.プライマーなどなどは手元になるので,実際に結果がでるかを確かめる必要がある.ということで,今日はヤツメを使って実験.で,結果として,まずまず.泳動後の蛍光ピークがむちゃくちゃ高く,まともな解析は出来なかった.が,異なるプライマーセットでやったら,異なるピークを示していた.つまり,それなりに増幅していることを意味している.ということで,しばらくは時間がありそうなので,実験を続けていこう.
同時に行ったことが,プライマーの整理.対象とする生物が多い分,プライマーも多い.これまで,雑多にチューブボックスに入れてきたのだが,今日は一念発起?して,生き物ごとにボックスに入れ替えていった.結果的に,とてもすっきり.これからの実験がやりやすくなるだろう.
それにしても,ほぼ1日実験ができるって,なんとも贅沢.それ以外に行ったことといえば,科研費ネタ考え.ついに,来年度の科研費募集が始まった.今の科研費は今年度で終わりなので,本気で申請しなければならない.ただ,いざ申請するとなると欲が出る.つまり,2つ申請したくなるのだ.もろもろの制約はあるのだが,何はともあれ,申請ネタが必要だ.ということで,帰宅前に少し考えてみたが,なかなかナイスなアイディアが浮かんだ.1本目の柱はヤツメとして,2本目にもこもこ鳥をもってきた.ただ,3年間の研究助成期間がある.万が一にも採択された場合には,誰かさんに来年度から(少なくとも)3年間は研究を続けてもらうことが必要になるかも...
2013年8月30日(金) 結局デスクワーク
当初はひみラボへ行く予定だったが,午後の修論発表会および急な来客のために,在室勤務.
まずは,自他の研究計画を見直した.学生達の方針は概ねまとまった.来週の個別面談で適宜対応していきたい.
午後,来客.『生物保護団体』を絵に描いたような人だった.動物愛護団体と言ってもいいかもしれない.表と裏がはっきり見える.注意しなければならないのは,勝手に名前を使われること.今回は信頼できる筋の仲介があったから仕事を引き受けたが,深入りはしたくない世界だ.割り切って対応しよう.
夕方,遺伝子実験はさすがにできなかったが,準備は行った.特に,プライマー発注.タナゴのプライマーは既にあるし,ヤツメ&もこもこ鳥はとりあえず購入済み.そこで残るはサンショウウオだ.これまでに収集した情報では,中国のサンショウウオでMSプライマーが報告されている.そこで,念のためと思い,改めて文献検索.すると北米産サンショウウオの論文は沢山有った.が,日本のはさすがに無いな~,,,と思っていると,何と掲載ほやほやの論文があった.カスミサンショウウオのものだ.これなら属も同じだし,十分使えるだろう.ということで,早速プライマー発注.19セットも報告されていたので,すべて発注しようかとも思ったのだが,手順を踏んで実験した方がいいとの判断から,とりあえず6セット.ばりばり実験をしてもらいたい.
それからもう1つ発注したものがある.これからは若者達のDNA実験が増えるので,一部はひみラボで行うことになりそうだ.そうなると1つの懸案が,サンプルや試薬などの冷凍品の輸送.保冷剤で済ませようかと思っていたが,心もとない.ということで,車載保冷庫を発注した.要するに車の電源で動く冷凍庫(-18度まで冷えるとのこと)だ.もろもろのサンプル移送にも重宝するかも.
さて来週であるが,「お仕事」のため,月,火,水は大学を離れられそうにない.ということで,実験を再開だ.そして,木,金はひみラボで論文書き合宿を行う予定.後半戦,バリバリやっていこう!
2013年8月29日(木) 山崎研メンバーへ大切な連絡
昨日も書いたが,院試も終わったし,夏も終わりそうだし,これからのシーズンは,研究に本腰を入れるべき時期だ.そこで,まずは例年に即して,今後の予定を下記しておこう.
9月第1週 個別面談
9月第2週 ひみラボカフェ・山崎研バージョン
10月下旬~11月上旬 論文紹介ゼミ
11月下旬 北信越魚類研究会改め「ひみラボ自然史カフェ(仮称)」開催
12月上旬 修論まとめゼミ
12月中旬 卒論中間(まとめ)ゼミ
12月下旬 修論初稿提出・返却
1月上旬 卒論初稿提出・返却
1月中旬 修論第2稿提出・返却(3稿以降は適宜&可及的速やかに)
1月下旬 卒論第2稿提出・返却(3稿以降は適宜&可及的速やかに)
2月上旬 修論提出,卒論要旨提出,発表練習
2月中旬 修論・卒論発表会,卒論提出
3月上旬 新年度始動
いかがであろう.改めてこう書くと,時間は決して十分ではないことがわかるのでは...
さて,上記について,幾つか説明および指示を出したい.大切なので,しっかりと対応してもらいたい.
まず,個別面談.9月2日から6日の間(出来るだけ早く)で,事前に私宛のメールでアポを取ってから来室してもらいたい.各自の研究の「現状」,「今後(年度内)の計画」,「将来の計画」を,今の段階で改めて確認したい.私も考えておくが,自分自身でもしっかりと考えてから来室すること.
次に,ひみラボカフェ・山崎研バージョン.例のワールド・カフェ形式の話し合いを山崎研の中で実施したい.日頃のゼミでは発言が少なくても,その後に学生同士で話をしている場面をちょくちょく見かける.自他の研究に決して無関心ではないのだろう.また,この手の話し合い自体が,自他の研究の活性化や訓練,あるいはモチベーションの上昇につながる(ことが期待される).そこで,9月9日から13日の間(日程は今後調整)に,M2と卒論生をホストとした「カフェ」を開催したい.この際,話し合いは学生だけで行ってもらい,結果を私に報告してもらう形式を採りたい.詳細は(既に考えてあるが)後日知らせたい.
そして,ひみラボ自然史カフェ(仮称).信州大学のT先生の助言があり,このような名前で実施しようかと考えている.ひみラボを最大限にアピールすると共に,幅広い地域や生物を対象とできる.内容は先の研究会と同様だが,参加者が増えそうな感じ.日程は,11月16-17日,あるいは22-24日(の2日間)が有力.ペタンク大会と被らないといいのだが.
ということで,まずは個別面談の準備を進めておいてもらいたい.もちろん,各自の研究も進めるように.特に,お手伝いも大切だが,「自分の」研究もしっかりとやること.
2013年8月28日(水) デスクワーク
昨日,ひみっ子ラボ中学生の部が無事に終了.参加していただいた皆様,御協力いただいた先生方,学生・院生さん,そして氷見市の皆様,ありがとうございました...ってなことを,昨夜書きたかったのだが,疲れ果てて,眠ってしまった.
さて,今日は丸一日デスクワーク.実に久しぶりだ.仕事が進んだ.まずは助成金申請.いつものことだが,申請書はよく書けたと思う.が,審査するのは先方だ.それに後になって読み返すと,『何じゃこりゃ』ということが少なくない.人事を尽くして天命を待つ,ってところだろう.
続いて,レポート採点.学生実験のレポートだったので,さすがに不合格は出さなかったが,,,兎に角,もろもろのチェックはしている.当然それは,春の研究室配属では効力を持つ.この時点でブラックリストに載っていたら,まず配属はないだろう.
午後は後期の講義準備.理学部の1年生全員を対象とした講義の取りまとめを今年担当している.気づけば後一ヶ月,あわてて担当教員の確保(お願い)のためのメール送信.何気にこれが大仕事.ややごり押し気味のところもあったが,どうにかなることを期待しよう.
さて,その他の時間は,研究計画練りに勤しんだ.自分の研究もさることなが,若者達の今後を考えてみた.もうすぐ9月になる.実質的に3月から研究室がスタートしているので,丁度半分を経過するところだ.だから後半年ある,と思ったらおお間違え.昨年(例年)のスケジュールを見直してみたのだが,結論から言うと,卒論は12月中旬,修論は11月中にはデータを出しておくことが必要になる.もちろん,それまでも論文紹介ゼミなどがある.となると,データ採りが行えるのは,9月,10月,11月,それと12月少しだけ...この時間が長いと感じるか,短いと感じるか,それはひとそれぞれだが,,,あっという間に過ぎていくことだけは,間違いない.
このような状況の中で,惰性で過ごしていくのはよくない.ということで,来週早々に,今後に備えた全体ミーティングおよび個別面談を行いたい.詳細は近日中にお知らせ予定.何はともあれ,しっかりと『今』と『その先』を見据えて,行動してもらいたい(もちろん,私自身への戒め書き込みでもあるのだが,,,).
2013年8月26日(月) ひみっ子ラボ1日目
曜日をつけてみた.なんとなく.
さて,今日はひみっ子ラボの1日目.小学生対象だ.山崎研若者達(もちろん氷見市も)の助力もあり,無事に終了.これはこれで,良かったと思う.が,残念なのが参加者が少なかったこと.これはひとえに私の失敗.準備が遅かった.事前アナウンスを夏休み前にやっておかなければならなかった.それと,我が家のチビ助をみていて思うのだが,やはり夏休みは,前半が勝負.後半はなんとなく,親も子供もだらだらしてしまう.来年は改善していきたい.
そして明日は2日目.中学生対象だ.こちらは参加者が多いとのこと.楽しみだ.私以外に2名の先生も参加してくれる.私も講義を楽しみにしている.明日もしっかり頑張ろう.
それと,今日は全体にバタバタしてしまった.理由は明白.午前にひみっ子ラボを行った後,午後には博士課程の入試(面接等)にでなければならず,ひみっ子ラボが終わった後,余韻に浸るまもなく急いで大学へ移動...今回は,大学側の日程が急に決まったとはいえ,これではよろしくない.明日はひみっ子ラボに専念できるので,しっかり,じっくり,楽しもう.
話は変わって,今日の夕方は時間ができたので,前期の講義の成績付け.試験やら,レポートやらを確認し,点数をつけていった.当然ながら,採点基準はある.全員それに即していくのだが,,,何名かの学生とは,来年も顔をあわせることになりそうだ.この場合,温情措置も検討したいし,実際に暖かい目で見ている学生もいる.が,どうにもしようがない学生も.出席しないとか,テストを書かないとか.さすがにこれには配慮ができない(ことが多い).加えてその手の学生は,頑張ろうとしない感が伺える.もちろん,講義中の小テストが目も当てられない状態だったが,試験では一生懸命頑張った学生もすくなくない.いずれにしても,『採点基準』に則って評価するしかない.
2013年8月23日 大雨
久しぶりに朝からガッツリ降った.今日の全国トップクラスの降雨量だったようだ.朝の理学部前も大洪水.駐車場から建物の入り口まで,かなり迂回する必要があった.
さて,今日も朝一は申請書直し.全体に読み直して,かなり建設的な文章改訂ができたと思う.そして事務提出.一応,予定通りに進んだ.
さてさて,続いて予定通りにひみラボへ行こうと思ったのだが...雨が降り続いている.今後の予報を見ても,ひたすら雨.おまけに氷見には土砂災害に関する情報が出ていた...ということで,無理をしても仕方ないので,ひみラボ合宿は中止に.昨日,ひみっ子ラボの会場設営等をしていたのが幸いした.
ということで,昼前からぽっかり時間ができた,,,なんてことはない.ひみっ子ラボのプレゼンがほとんどできていない.と言うことで,けがの功名,プレゼン作りの時間を持つことができた.結局,夕方まで気分転換をはさみながら,ひたすらプレゼン作り.そしてどうにか,2日分のプレゼンが完成.週末にみなして,本番に備えたい.
ところで,「気分転換」としてやったことは,メール&電話対応.結果的には,3件のひみラボ活用に関する対応を行った.時系列でいくと,まずは以前書いた『第2回北進越魚類研究会』の開催伺いについて.出席してくれそうなところに,メールをだした.11月中旬から下旬に開催する予定.山崎研からも何件か発表してもらいたい.もちろん『ひみラボカフェ』も行う.希望者が多ければ,初日はこれだけでもいいかも.これと同時に大切にしたいのが,懇親会とその後.さっかくの機会なので,『ひみラボバー』も開催したい.要するに,世代も身分も越えて,みんなで飲みながら,熱い研究話を繰り広げたい.
気分転換2つ目は,毎年恒例,筑波大学との合同ヤツメ採り.もちろんその前の晩はひみラボ合宿.こちらも濃い飲みになること間違いない.
そして3つ目が,大阪の大学で教員をやっている後輩から,その大学の講義でひみラボを中心とした活動をしたいとの電話が.実施は来年度.詳細は今後詰め,各方面から許可を得た上でのこととなるが,実施の方向で調整していきたい.
さてさて,何はともあれ,久々のんびり出来る週末だ.と思ったら,明日はチビ助のお友達&御家族が遊びに来る.もちろん私は料理担当だ.
2013年8月22日 合宿本格化
今日も朝から申請書書き.短期集中で,大枠は完成.明朝読み直して,事務提出してしまおう.
その後はひみラボへ.論文書きとひみっ子ラボの準備を同時に進めた.結果,どちらもまずまずの成果.特に論文書きに関しては,原案であるT君の卒論読み直しが完了.それと同時に,投稿論文として,構成練りを行った.今回に限ったことではないが,卒論がそのまま投稿論文になるわけではない.それぞれの役割や位置づけがある.今回の投稿論文も,卒論の一部を切り出しての発表となるだろう.何はともあれ,方向性は見えたので,明日からは実質的な仕事を進めていきたい.投稿論文用の図表作りや,文章構成.ただ,卒論の出来がいいので,その文章に手を加えていくことで,比較的早く仕事が進みそうだ.
明日も朝一は大学で申請書書類書きなど.その後,ひみラボへ向かう予定.
そして山崎研内の事務連絡.26日,27日のひみっ子ラボは,どちらも9時から開始.それにあわせて集合してもらいたいが,大学集合・出発の場合は,準備時間を考え,7時集合・出発にしたい.結構大変だが,御奉公と思って,よろしく.
2013年8月21日 申請書類書き
久々の助成金申請書類書きに取り組んだ1日.締め切りは月末なのだが,事前に学部長の判子をもらう必要があり,今後ばたばたすることを考えると,最も急を要する仕事だ.結局,朝から自宅残業までかけて,草稿はできた.明日はまず大学に出て,申請書類の見直しを行い,その後ひみラボへ向かう予定.
これ以外の目下の仕事と言えば,ひみっ子ラボの準備.こちらはイマイチ進んでいない.とはいえ,来週月曜日には開催なので,急ぐ必要がある.そう考えると,ひみラボ合宿中?の論文書きが最も優先順位が下になる.もちろん,『夏』の間の投稿は実現させたいが,9月まで夏が続いてもいいのでは...兎に角,やるべきことはしっかりやろう.
2013年8月20日 リハビリ中
体を動かすことで,次第に調子が上がってきた.
今日は予定通り,朝からひみラボへ.真っ先にやったことが,臨海実験で使ったバケツ等の洗浄.そこそこ量があったが,結構楽しく出来た.臨海実験が無事に終わったことの安堵感が一番大きいのだろうが,昨日書いたように何となくやる気が出ない状況では,このような単純作業が気分転換としては効果的だ.
その後はNさんと論文関連の打ち合わせをした後,論文書き合宿スタート!と思ったら,すぐに取材が入ってしまった.それでも合間を見て,関連論文を読んだり,アイディアを書き連ねたりして,まずまずのスタートを切ることができた(と言うことにしよう).
昼飯後は所要のためひみラボ出発.用事を済ませた後に大学へ.やることは盛りだくさんなのだが,まずやったことが速達で届いた明日の会議資料の確認.ついついコメント書きをしていたら,1時間以上が過ぎてしまった.その後は,ひみっ子ラボの準備.
そして,そろそろ帰ろうかとしたころに1通のメールが.結論から言うと,『北信越魚類研究会を年内に開催してほしい!』という某大学の学生さんからの要望だ.実は,先の信州魚類研究会の折に,『希望があれば,年内に再度開催しますよ~』といっていたが,どうやらそれを指導教員から聞いて,希望してくれたようだ.ここは万難を排して,年内に実施したい.と言っても,今の段階では,私個人の希望だ.氷見市とのもろもろの調整が当然必要.それと同時に,せっかくやるのだから,多くの人に来てもらいたい.ということで,来てくれそうなところに連絡して,そこも含めた日程調整を行いたい.
と,こんなことを考えていたら,だんだんやる気が湧いてきた.この勢いで,久々の自宅残業へ突入.助成金の申請書書きだ.これもやることが大切.体と(少しだけ)頭を動かすことで,だんだんリズムが出てくる.当面はリハビリを続け,9月からバリバリやっていこう.
2013年8月19日 臨海実験 in 魚津
参加した皆さん,お疲れ様...そして,疲れた......
久しぶりの書き込みとなったが,この間は帰省.が,決してのんびりできるわけではなく,チビ助+甥っ子の面倒見で四苦八苦.戻ってきてからも本調子がでないうちに今日の臨海実験.自身のコンディションを心配していたが,幸いそこまで悪化はしなかった.一応泳ぎきったが,アクティブさに欠けた.ぷかぷか浮かびながらテトラポットについた生物を観察&採集.ただ,そうせざるを得なかった理由がもうひとつ.泳ぎ始めて早々に,水中眼鏡のゴムひもが切れてしまった...これでは全く泳げない,と思っていたが,片手で抑えながら,何とか泳ぐことはできた.が,潜水などはほぼ出来ず...ま~,結果的に体を酷使しなかったので,善しとしよう.
その後,大学に戻ってからはメール対応.そうこうするうちに帰宅時間に.結局明日の準備をすることがほぼできなかった.そして明日は,朝からひみラボへ向かい,論文書き合宿スタート!と,言いたいところなのだが,イマイチ自分の中で盛り上がらない.今年は,何だかんだで論文を書き続けているため,『論文を書かねば~!』という欲求がなんとなく満たされている.それから,悪い癖なのだが,『締め切り』が無いので,ギリギリマニアの本領が発揮されない.ただ,かと言って,明日から書くべき論文を先送りにするのが良いとも言えない.なぜなら,ひみラボでの研究をアピールする論文だから.ひみラボでの活動として,学生実習やひみっ子ラボなどの教育や普及啓発活動もいいが,やはり我々は『研究』でアピールが必要だ.その最たるはもちろん論文書き.普及啓発の文章や,各種報告書もそれぞれ大切だが,やはり研究者たるもの学術研究論文を書いてなんぼ.それこそが,我々がなすべき貢献の基盤であろう.
ということで,明朝は大学にも寄らずにひみラボへ直行の予定.といっても,昼から別件がはいっており,その後は大学へ.だから明日は,午前中の数時間が勝負だ.
2013年8月9日 論文は昨日投稿
昨日,予定よりも若干早く臨海実験が終わったため,大学にもどってからの1時間でイタセンMS論文を投稿した.カバーレター書きに若干手間取ったが,大きなトラブルもなく,投稿作業が完了.多少,ばたばたした感は否めないが,何はともあれ投稿できたので,善しとしよう.もちろん,いつもの「カツ」も忘れてはいない.いい返事を期待したい.
さて今日は,実習やお盆休みの合間だが,仕事が山積み.順番に片付けていった.そして夕方,どうにか時間を作って,次なる論文の資料集めを開始.仏生寺川の魚類生息地論文.T君の卒論だ.と言っても,未だT君から論文化の了承を得ていないので,近々連絡を取ろう.と思ったら,メールアドレスがわからなかった.今後のこともあるので,添付書類を受け取れるメールアドレスを,私の大学メール宛に送ってもらいたい.
とりあえず,お盆前は月曜日まで仕事.有意義に使おう.
2013年8月8日早朝 臨海実験
昨日から,毎年恒例の氷見での臨海実験が始まった.
昨日は,阿尾海岸で生物採集をした後,ひみラボへ移動し,種同定作業.そしてひみラボ宿泊.今は,2日目の朝飯前の時間だ.
阿尾河岸での生物採集は,概ね順調に進んだだろう.採集できた生物種数も例年よりも多そうだ.参加学生数が例年よりも多いことも関係しているかもしれない.それと同時に,昨年よりも海藻が多い印象を受けた.海藻が多いと,ウミウシをはじめ,いくつかの生物が出てくる傾向がある.
今回の採集時には,学生の指導・見回りと同時に,水中撮影にいそしんだ.今後の講義等で使う映像として,魚などを撮影したのだが,これと同時に定点撮影も行った.すなわち,場所(ライン)を決めて,泳ぎながら,海底をずっと撮影していった.これを今後も繰り返すことにより,年毎の海藻の発達具合や出現魚種がわかるだろう.また,映像に納まっている生物種と数を調べることにより,簡単ではあるが,定量的な生物量も判断できる(もちろん,論文レベルとは程遠いいが).これを行う別の意図のは,ウニによる食害の可能性を捉える事.阿尾海岸での調査は長いことおこなっているが,年々ウニが増え,そして海藻が減っている印象を受ける.本格的な調査とまではいかないが,このような映像撮影により,大まかな傾向を捉える事ができるかもしれない.
さて,ひみラボに戻ってからは,種同定.全体的な説明は,事前の講義でも話したので,原則的には学生に任せた.まずは,海藻に付着している微小な生物のソーティングをさせた.が,学生にはいまいちこの意味と作業の流れがわかっていないようだ.全体的に,昨年より「雑」な印象を受けた.多くの生き物をみつけてみよう,とかいう意識の乏しさを感じざるを得ない.この手のことは,こちらから指導・指示する以前の問題だろう.そもそも「生き物が好きか?」という問いに対する答えが,我々が抱くものと比べて乏しい気がする.このソーティング作業に限らず全体的に,講義に参加して,実習として指示されたことをやるだけ,という感じ.これと類することとして,その他の生物の同定作業も「軽い」.精査することなく,何かに当てはめればいい,という感じで作業が進んでいく.こちらが種同定の正確性(誤同定)を少しでも指摘すると,何のこだわりものなく,作業をやり直すあたりも,そもそもしっかりとした同定作業を行っていない証しともいえる.
元来は生物が好きで,あるいは生物を詳しく学びたくて生物学科に入学し,その機会として臨海実験にも参加する,はずだろうが,,,ここで(今さら)多くを言っても仕方がないだろう.今後,参加学生の中の一部でも,生物への興味を深め,それを行動に移してくれる学生が増えることを期待するばかりだ.
2013年8月5日夜 多少は進んだ?
今朝は,ある意味で有意義な時間を過ごした.下の書き込みもそうだし,当面の方針や,いくつかのアイディアも浮かんできた.これらをまとめながら,研究計画を練っていたら,いつしか昼前に.ここにきて,ようやく論文の英文直しを開始.これを昼飯はさんで続けていると,次第に疲れが.そこで,気分転換も兼ねて,明日のオープンキャンパス兼臨海実験講義の準備を開始.が,これが予想以上に長引いた.終わったのは帰宅1時間前.結局,その後もバタバタと過ごしていたため,英文直しがあまり進まず.
そこで久々に自宅残業.もちろん,英文直し.どうにか考察第一章まで直したところで,,,眠気がどっと出てきて,何をやっているのかわからなくなってきた.仕方なく本日は終了.これでは臨海前の投稿は難しそうだ...
2013年8月5日朝 研究会研雑感
信魚研に参加した。毎年のごとく,若い人たちが沢山参加し,発表し,懇親会で盛り上がり,とても良い集いだったと思う。ただその一方で,気になることが...
すべてを覚えているわけではないが,若い人たちからの「質問」が出なかったように思う.確かに,手厳しいコメントをする先生達が控えていると,若者達は萎縮してしまうのかもしれない.気が付けば先生達が手を挙げているので,ついつい遠慮してしまうのかもしれない.
だが,この信魚研においては,おそらくどの先生も若者にもっと質問をしてほしいと思っているはずだ.そして,暗黙の了解として,学生に先に質問をさせようとしている.会場にいたら分かると思うが,司会が質問を求めた後,多くの場合は,ちょっと間が空く.この間こそが,『若い人から質問がないかな~』と先生が待っている時間だ.
もちろん,こういう場で,他大学の先生からコメントをもらうことは,発表する学生にとって有益(なことが多い)だろう.それはそれで,どんどん質問・コメントをしてもらうべきだ.これに加えて,若者同士の質問もあっていい.これが全国規模の学会とかになると発表や質問の時間が限られており,ついつい周りをみてしまうが,信魚研では時間はあって無いような物.2日目の発表時間がかなり長引いたが,あれが当たり前だ.山崎研から参加する若者達も,次の機会には,どんどん質問をしてもらいたい.質問をする・続けることで,質問の仕方を学ぶことができる.
同時に,若者が質問(発言)する工夫も必要だろう.と言っても,指名や質問の順番を予め決めておくのはナンセンス.そこで,(完全に手前味噌ではあるが,)ひみラボでやったワールド・カフェ形式は良いやり方だと思う.
発表した本人も助言・情報をもらえると共に,質問する側,特に若い人たちにとっても,訓練の機会になるだろう.この手の研究会に参加する若者の多くは,自分も発言したい,自分も話の中に加わりたいと思っているはずだ.その思いを満たしてあげるためにも,工夫を凝らした研究会があってもいいだろう.ということで,先のことは未だ決まっていないが,少なくとも,来年もイタセンパラに会える時期に,研究会を開きたい.
2013年8月4日 信州魚類研究会
この週末は,毎年恒例の信州魚類研究会へ参加.今年は私だけではなく,Ikさん,Tさん,Y君も.若者たちにとって,有意義な会であったことを祈りたい.来年は,ぜひとも発表してもらいたい.
さて,最近はバタバタと時間が過ぎていく.イベントが目白押しだ.来週は臨海実習,お盆明けにももう一回.その次はひみっ子ラボだ.それなりに準備は進めてきたつもりだが,いざ直前になると,振り回される.
そのため,論文書きと実験が進んでいない.論文書きでいうと,イタセンMS論文.英文校閲が帰ってきているので,これを直して,読み直して,投稿するだけだ.が,ここ数日進んでいない.来週前半,つまり,臨海実習前には投稿したいところだ.これが終わったら,氷見の魚論文.目先の目標は,T君の論文を始めとした資料を集め,それらを見直したい.お盆の帰省のときに,一応持っていこう.だが,当面の予定をみると,当初予定していたひみラボ日帰り合宿がお盆明けまで出来そうにない.それでもなんとか,やってしまいたい.
一方,DNA実験は,,,危機的な状況だ.自他の研究が滞っていると言っていい.今年は珍しく(?),年明けからまともに実験をやっていない気がする.もちろん,その分,論文書きに時間を費やしている(費やせている)のだが,やはり実験は重要.自分の実験もさることながら,学生達のMS実験の下調べなどもやっていきたい.
2013年7月31日 乗り切った
朝から晩まで,予定がぎっしり.どうにか乗り切った.以下,寸評:
朝一の講義・試験...1時間は若干長かったか.来年からはもう少し問題数を増やそう.
続いて研究打ち合わせ.正直なところ,なんで私が出るの?筋を通しておく,ってことだろうか.もっとも,私はこの手のことは,全く意に介さない.良いも悪いも,私なりのやり方でやらせてもらう.今回は,分野外なので,これで異論は無いが.が,分析屋さんの研究って感じ.生態屋さんからみると(生態屋さんを加えると),もっと別の視点が加わるのだが...
午後の会議までの間,有意義に活用.プレゼン作りをしながら,実験準備も少しだけ.
で,午後の会議.これには昨年も参加.眠い.
その後はゼミ.一番まともな時間だった.自分の研究に活かしてもらいたい.そして,自分の研究をバリバリやってもらうことを期待しよう.
そして夜は,動物生態研究会.S君の発表は,一度聞いた話なので,ときどきウトウト.ただ,「させていただいた」の連発には,大いなる違和感が.自信を持って「私がやりました!」と言い切るべき.そういっても十分なことをやっているのだから.それと,大部分の質問は想定の範囲内.あの手の質問は,質問する方が『楽』な質問だ.かつ想定の範囲内.それにしても,あそこの研究室は,上も下も,みんな似ているな~.
最後に自宅残業.PVAのプレゼン作りを少し.明日また頑張ろう.
2013年7月29日 朝寝坊
週末はのんびりと,,,過ごすことはかなわなかった.
土曜日は町内会の夏祭り.昼から会場設営,ちょっと休んだら出店の準備,そして本番.ひたすら焼き鳥を焼いた.その夜は,床について,目を閉じると,煙がモクモクと見えてくるくらい.しばらく焼き鳥は食べたくない.
日曜日,朝から祭りの片付け.続いて,先日もらったオリーブの木を庭に植えた.汗だくだ.その後はチビ助たちと映画を見に行ったのだが,,,爆睡.眠かったこともあるが,映画がつまらなかった.チビ助たちが観たい,ということで,毎年夏に上映されている映画を見に行くのだが,このシリーズは年々面白くなくなっているように思える.なんと言うか,こじんまりしてきているというか...今回は,白いのと赤いのが戦っていたが,数年前に別の白いのと青いのが戦っていた作品は面白かった.
そして月曜日...寝坊した.いつもより1時間遅く起床,というか,目覚ましを止めた記憶が残っているのだが,次に薄目を開けたら1時間後.大急ぎでチビ助1号のお弁当を作り,2号&3号を保育園に送り届け,大学へはほぼ定時に到着.やはり疲れが溜まったのであろう,と言うことにしておこう.
そしてお仕事はと言うと,今週末の信州魚類研究会のためのプレゼン作りを本格始動した.が,今になって,重要な解析をし忘れていたことが判明.VORTEXでPVAをやっているのだが,感度分析なるものが必要だとか.久々にソフトを立ち上げてみたが,イマイチ理解できない.これは先送りかな~と思いながらも,右往左往していうと,やがて何とかやり方がわかってきた.そこで,幾つかの解析を開始.今も続いている.
それと同時に,プレゼンの原稿を作成.どうにか流れはつかめた.自宅残業でスライド作り,,,と行きたかったが,1枚つくるのがやっと.明日は他大学から来られる先生の調査に誘われているのだが,ちょっとむりかも.デスクワークを進めよう.
そして,兎に角くだらないことなのだが,晩酌をしながら発見した.チューブ入りわさびを2cmくらい押し出すと,,,もこもこ鳥の糞にそっくり...失礼.
2013年7月26日 負けた
町内会のソフトボール大会.コールド負け.私もその一因を担ってしまった.エラー続出だ.でも,2位だ.町内会レベルでは,これはほめられるべきことだろう.ということで,先ほどまで打ち上げが盛り上がった.何よりも,この打ち上げで,みんなで盛り上がれることが,一番大切なことかもしれない.
だがその前に,今日はもこもこ鳥の調査.が,,,もこもこ,,,,
出会えなかった.ま~,これも調査のうちだ.これまでの調査で,サンプルは十分取れているので,大丈夫だろう.むしろ,採れないことこそ,重要なデータ,,,と強がってみよう.
何はともあれ,週末を迎える.さすがに,疲れが蓄積しているので,ゆっくりと過ごそう.
2013年7月25日 中止
今夜予定されていた町内会のソフトボール大会が,昼間の大雨のために中止(延期)となった.試合をした後は勝っても負けても打ち上げがあるため,明日の立山調査を考えると,今日の中止は不幸中の幸いだ.しっかり体調管理をして(飲みすぎずに),明日の調査に備えよう.
さて今日のお仕事は,溜まっていたお仕事を片っ端から片付けていった.講義関連やら,事務書類関連やら,それからゼミ要旨のチェック.加えて,Mさんの研究計画チェック.誰に限ったことではないが,新たな研究を始める際には計画をしっかりと練る必要がある.そしてその際には,目先のことだけを考えるのではなく,自分の研究の全体像を思い描き,その中における新規研究の位置づけを考える必要がある.それと同時に,現実的な側面を考えることも重要.どんな研究にも「現実」がある.できること(現実)の範囲内で遂行することになるので,その辺をしっかりと見極めないと,ただ闇雲にデータを集めるだけになってしまう.そんな場合には,もちろん投稿論文のレベルに達するデータは得られないし,修論・卒論レベルにしても,まとまりのないデータが集まるだけだ.これでははっきり言って時間の無駄.
もちろん,目先の論文にはならなくても,蓄積するべきデータというものも存在する.山崎研でも地道なデータ収集・蓄積は続けている場合もある.ただ,これは上記のこととは全く別の話.大きな流れを考えて,その上で,将来に向けての蓄積を行っている場合が多い.何はともあれ,「今」と「将来」をしっかりと見据え,かつそれらをつなぐ筋道をしっかりと見極めることを心がける必要がある.
ということで,明日はもこもこ鳥の親子追跡.しっかりとこの調査の意義を考えながら,もこもこ鳥を愛でよう.
2013年7月24日 講義終了
昨日は進化生態学,今日は基礎生態学,それぞれ今期最後の講義を終えた.まだ試験が残っているが,一息つける.といっても,あっという間だった.もう夏休みか~,と,ちょっとだけ感慨に浸る.
だが,のんびりはしていられない.最近は何となく,その場その場をまったりと過ごしてしまい,緊張感とワクワク感に欠けている気がする.現状だけで満足せずに,常に,上&先を見て行動しなければならない.ということで,目先の建設的な仕事として,今日もイタセンMSの論文直しに取り組んだ.そして,どうにか目処がついたので,英文校閲に出した.やや冗長な感は否めないが,まとまった段階で投稿しよう.
今後の論文書きの予定としては,次は当初の予定どおり,氷見の淡水魚出現決定要因の論文.以前のT君の卒論の論文化だ.夏のひみラボ日帰り合宿で,夏休み中に仕上げて(投稿して)しまいたい.その次は,いろいろと考えていたが,やはりイノシシをまとめてしまおうと考えている.あまりだらだらと先送りしていると,なーなーで終わってしまい,形に残らないことがある.まずはミトコンネタ.今更雑誌に高望みはするつもりはない.確実に仕上げていこう.もちろん,MSネタは多少はいいところへ出したいが,これは次の話だ.
実験も断続的に再開している.ヤツメ用のプライマーが届いたので,早速PCR.が,結果はイマイチ.ま~,やることは沢山ある.個々の結果にこだわらずに,確実にやっていこう.
2013年7月23日 落球
痛恨のエラー.最終回で比較的簡単なフライを落としてしまった.町内会のソフトボールの話.
今夜は準決勝.点の取り合いとなったが,リードして向かえた最終回.私が守るライトにフライが.十分に落下点に入ったかと思われたのだが,,,暗闇の中の白球は私のグローブの1メートル先へ.言い訳でしかないが,全く予測が出来なかった.ナイターの魔力ということで,言い訳をしたい.一方,打撃の方は,3打数3安打.すべてセンター前へゴロではじき返した.幾つか打点もついたはずだ.で,結果的に,勝ってしまった...また試合は続く.といっても次が決勝戦.う~む,ここまできたら,勝ちたいところだが.
さて,それとは別に,今日の朝イチでは,進化生態学の最後の講義.無事に終了した.その後,午後に私用で右往左往していたのだが,その合間を縫って,イタセンMS論文直し.そこそこ直しができた.あとは考察を読み直して,英文校閲に出してしまいたい.
ということで,明日は講義以外は時間がとれそうなので,イタセンMS論文を英文校閲に出してしまおう.
2013年7月22日 県内一周
週明けの今日,朝から臨海実習のための地元漁協に同意をもらうために,西へ東へ.
まずは氷見漁協.9時に大学を出て,10時前に到着.予定通り.無事に判子ももらい,1つ目のノルマ達成.次の予定が13時30分に魚津漁協だった.直接向かうには早すぎるし,かといって大学に戻るのもメリットが少ない.そこでまずは,臨海実習の現地下見のため阿尾海岸へ.海は非常に静かだった.海藻もまずまず生えているので,これならば実習も大丈夫だろう.
下見を終えて,車で移動.ただ,時間があったので,海沿いの道を走ることに.島尾・雨晴海岸を走り,続いて高岡の伏木へ.この辺は初めて通る道だ.途中,青看板だけを頼りに走り続けた.ちょっとしたドライブ気分だ.
その後は8号線に戻り,食事を済ませて,魚津へ.ただ,予定時間にはまだ間がある.そこで,前々から行ってみたかった『円筒分水槽』を視察.あらかじめ地図で調べていたので,わりとすんなり到着.車から見たときは,『思ったより小さいな~』との印象を受けたが,車から降りて,実物に近づくと,なかなかの迫力.円筒水槽の中央から,水が滾々,というよりも,ドンドン湧いてきて,見ごたえがあった.しっかりと写真に納めたので,今後の講義や講演で使わせてもらおう.富山の「水利用」を象徴する場所なのは間違いない.なんだかいいものを見た気がする.
やがて時間になり,魚津漁協へ.こちらでも無事に判子をいただいた.続いて魚津水族館に協力依頼の書類を提出.企画展を案内していただいた.
その後は大学に戻り,お仕事,,,と行きたかったのだが,先週から頼まれていた部屋の片付け.以前水槽を設置していた部屋があったのだが,昨今はもっぱらひみラボを利用させてもらっているため,その部屋には棚と水槽が置きっぱなし.それらを片付けた.棚の分解,撤去もあり,思った以上の重労働.それでも若者達の手伝いもあり,どうにか終了.
自宅残業になって,ようやく建設的な仕事ができた.ようやくにして,イタセンMS論文の要旨を書いた.明日見直そう.そして再度全体を見直して,英文校閲にだして,そして投稿だ!
2013年7月18日 筋肉痛
昨日はソフトボール男子の部.年齢制限があり,40歳以上なのだが,私は出場可能.ということで,『若手』として「5番・レフト」で先発出場.とはいえ,久しぶりの実践なので緊張が隠せない.おまけにナイターは初めて.そんな状態で初回の守り.早速ライナー性のフライが飛んできた.一瞬,照明でボールを見失ったが,無事にキャッチ.これで落ち着いた,と思いきや,むしろさらに緊張して,足ががたがた.それでもバッティングの方は,第一打席でセンター前にヒット.これでようやく落ち着いた.その後,守備では大したミスは無く,一安心.一方,バットで貢献.第二・第三打席と,連続ランニングホームラン.多分に相手の守備に助けられた感はあるが,いずれもセンターの横をボールが通り抜けてくれた.ということで,晴れて勝利.打ち上げでは美味しいビールをいただいた.だが今日になって筋肉痛.次の試合までに直ることを期待しよう.
さて,お仕事は,,,全体にまったり.と言っても,イタセンMS論文直しを本格化させた.久々の自宅残業もあわせて,考察の半ばまで終了.困ったことに,よく書けているように思えてしまう.もちろん,整合性を保つために,削除するデータなども出てきたが,それなりにまとまりそうだ.週明けにでも英文校閲に出してしまいたい.投稿してみて,レフェリーの判断を仰ぐのもありかも.もちろん,もう少し,多角的に読み直すが.
2013年7月16日(夜) 勝ってしまった
先の書き込みをした後,臨海実験のガイダンスを開催.その最中,私語を続ける学生がいたので,躊躇無く指導.日ごろの講義でも,生ぬるい感じが漂っているので,必要なときはビシッ!と行かなければならない.それにしても,この手の指導をする時,我が家のチビ助のしつけと同じと感じてしまうのは,どうしたものか.どちらもしっかりと成長してもらいたいものだ.
その後は,イタセンMS論文を少し.Nさんからコメントが寄せられていたので,その対応.と言っても,本格直しの時間が無かった.明日から本腰をいれて,直していきたい.できれば今週中に第二稿を完成させたい.そして近日中に投稿へ,といきたいところだが,あまりあわてすぎてもよくないので,一歩引いて自分の論文を見ることも大切だ.焦らず,手早く,やっていきたい.
そして夜は,町内会のソフトボール大会.女性の部だ.そしてなんと,勝ってしまった.ここ数年は初戦敗退が続いていたと聞いていたし,対戦相手は決して弱いチームではなかったのだが,勝った.勝因はいろいろあるだろうが,少なくとも相手チームよりも和気藹々と,まとまっていたことは間違いない.明日は男子チーム,明後日は女子チームの2回戦.連日の試合だ.体育委員長は結構大変.
2013年7月16日(昼) ねこパンチ
今朝,大学の事務に行って,出勤簿を押そうとして気が付いた.今日は,週末の野外実習の振り替え休日だった...ということで,昼から書き込みしても文句は言われないだろう.
さて,この連休を振り返ってみたい.
まずは,土・日と野外実習のお手伝い.ひみラボを使った活動だ.初日は虫取り.自宅を出発するときには大雨だったため,実習の実施を心配していたが,幸いにして氷見は曇り.ほとんど雨が降っていないとか.お陰で予定通り調査を開始することができた.と言っても,私は虫のことはよく分からないので,主担当の先生とTAさんにお任せして,私はもっぱらパトロール.体調不良の学生がいないかを常に見て回った.実習場所はひみラボ近くの小高い山の遊歩道.これを上から下まで3往復.登りだけでばてている学生を尻目に,ひたすら歩きまくった.高山トレーニング(もこもこ鳥調査)の甲斐あってか,これくらいの山歩きは全く問題なし.脚への負担も全く感じなかった.この調子を維持して,次のもこもこ調査に向かいたい.
ひみラボに戻ってからは,サンプル整理や夜間のライトトラップによる虫採集.なかなか面白い.その後,体育館を借りて,学生達と交流.が,,,案の定(?)出ました.それもかなりはっきりと...
始まりは日付が変わる頃.体育館での活動を終え,電気を消して,カギを閉めた.その後,学生を集めて恒例の心霊話.そして,これまた恒例の夜間の敷地内散策.校門前からプールへと建物前を移動.ここで学生が,明かりに集まった虫を採りたい,とのことでひみラボ本館と体育館の間の通路へ.と,ちょっとした異変に気が付いた.体育館の電気がついているのだ.確かに先ほど消したはずだ.誰かが入ってつけたのかとも思ったが,その時,体育館のカギの在処を知っているのは私だけ.念のため,正面へ回ってみたが,地元の方が来られた形跡も無し.誰がつけたんだろう,,,?何はともあれ,消さないといけないので,再びカギをとって,体育館へ.せっかくだから,写真&動画撮影.今度こそ電気を消し,学生にも確認してもらいながら,カギも閉め,無事終了...と思って,その日は終わったのだが...
先ほど,大学のパソコンの大画面で,その時撮った写真を確認.ライトトラップの最中に,怪しい緑色した光模様は写っていたので,拡大したり,向きを変えたりしてみたが,,,見ようによっては人の顔にも見えるかなぁ~,と思いながらも,ちょっと無理があった.続いて動画.体育館の電気を消し,カギを閉めるところまで写っていた.途中,消灯やカギ締め等のため,画面が真っ暗で何も写っていない時間が長いのだが,最後に...ひみラボ側のドアを閉めたとき,体育館の扉が写っていたのだが,右側の扉のガラス窓に,こちらをのぞき込む「顔」が,,,結構はっきり見える.そしてその時の音を注意深く聞いてみると,『あ~あ,あ~』という音が入っている.それまでも周囲の学生のはなし声とかは録音されているのだが,それとはちょっと違うみたい.ついに噂の女の子が写ったか?と思ったら,今回写っていたのは男の子っぽかった.な~んだ,残念...ってことはないか.
さて,沢山書いたが,これではタイトルが意味不明になる.
実習二日目,自宅から急にチビ助3号が熱を出したと連絡があり,残りの実習と片づけを他の先生とNさんにお任せして,一足お先に帰宅.幸い,病院で看てもらったら大したことはなかったとのことで,自宅で過ごす.当初は近所の人からBBQに誘われていたのだが,天候不順のため,前日の段階で中止が決まっていた.ということで,庭の芝刈り開始.実は,前日にナガモノが出てしまったらしい.ということで,ビビリながらもナガモノの隠れる場所を減らすため,かつおどかして出ていってもらうために,草刈り機を担いで,派手に草刈りをやっていった.結果,腕がガタガタ.実習よりも疲れた.
海の日の月曜日.チビ助3号も落ち着いたので,暇そうにしていたチビ助1号を連れて海釣りへ.釣果は,小アジがそこそこ.で,そのアジを狙って,黒猫が接近.一度はチビ助に追い払われたのだが,気づくとまた近くに.そこで,ゆっくり近づくと,,逃げない.ならばと目の前で座ってみたが,警戒しながらも逃げない.そこで警戒を和らげようと,においを嗅がせてあげるために,手の甲を黒猫の前に差し出すと,,,『ねこパンチ!』.見事なカウンターを2発もらってしまった.ツメが丸まっていたためか,あまり痛くなかったが,野良猫にパンチされたのは初めてだ.その後,ねこにジャブの練習をさせて遊んでいると,チビ助が急に近づいてきたため,ねこ退散.私も釣りに戻った.
ということで,なんだかんだと盛りだくさんな週末だった.
2013年7月11日 夏間近
間近,どころか,夏本番を思わせる天気が続く,今日この頃.油断すると体調不良に陥りそうで,何かと注意しながら過ごしている.
さて,タイトルにある「夏」とは,前期が終わり,研究に没頭できる夏休みシーズン,というくらいの意味だ.何はともあれ,この夏休みシーズンは,研究には重要な時期.春からはじめた研究が軌道にのってきたり,あるいはデータ採りが思うように進まずに焦ってくる(焦ってもらいたい!)時期でもある.この「夏」を制する者こそ,1年間の研究活動を制すると言っても過言ではない(秋には「秋を制するものこそ」,,,と言う予定).とにかく,自分の研究を見つめ直し,今やるべきことをしっかりとやってもらいたい.
ということで,夏に向けて,各自の研究活動の現状評価,および当面の活動計画を確認するために,個別打ち合わせを順次行っていきたい.いつ行うかは,それぞれのタイミングがあるだろうから,統一した期間を決めることはしない.ただ,これから新たな調査・実験を行ったり,本格化させたりすることもあるだろう.各々の様子を見ながら,こちらから個別に対応していきたい.
さて,明日はひみラボ.午前中は小学校に出向いてお魚とり.これも立派な,そして重要な活動だ.若者達はお手伝いよろしく.その後はゼミを行って,さらには野外実験のための部屋掃除.そして明後日からは,その野外実験.これには,山崎研からは私だけが参加だ.いつもと違う分野の活動なので,出来るかぎり楽しみたい.そして私自身が主担当する臨海実験も間近にせまってきた.今日はもぱらその準備に勤しんだ.近々,海へ下見に行こう.
2013年7月9日 後ろの正面,だぁ~れ?
出た.真昼間のひみラボで.
昼前に,週末の野外実習の現地下見を行い,その後,少し遅めの昼食をとっていた.時間は1時を回っていたため,氷見市のメンバーは午後のお仕事(調査)で外出.私がひとりひみラボに残った.
昼食後,ぼちぼち午後のデスクワークをスタート.一人仕事を進めていると,どこからともなく,「バタン」とドアを閉める小さな音が.2-3回は鳴っただろうか.
でも,ひみラボには,ガラガラと開け閉めするタイプの扉は多いが,バタンと閉めるタイプの扉は多くない.それに,今は私以外,誰もいないはず...
そういえば以前,Nさんが,職員室(このとき私がいた部屋)と校長室の間のドア(私の机の真後ろに位置する)が,勝手に開閉した,という話をしていた.丁度そんな話を思い浮かべながら,『もしかして,出たかな~』と,思いながらも,まさかそんなに都合いいネタ?は無いだろう,と気を許した次の瞬間,
『バッタン!』と大きな音を上げ,勢いよく,真後ろのドアが閉まった!
さすがに私も意表をつかれ,全身鳥肌が...だが同時に,興味津々で,そのドアを開けてみたのだが,,,そこには重い空気が充満した校長室があるだけ.
ちなみに,この校長室は,週末の実習では宿泊部屋として使われる予定.何がでるのだろうか...
2013年7月8日 熱中症に注意
暑かった.夏の調査が始まった.ターゲットはヤツメ.が,採れない...さすがに水温26度は熱いか.昔,ヤツメの生息可能水温を調べたことがある.その結果,日中の水温が30度近くになる水域にも生息可能だが,夜に25度を下回らない場所には生息していなかった.これと同じだとすると,今日の調査地はどうだろうか.今後も調査が必要だ.涼しくなってから(?).でも,暑い暑いといっても,調査も適度にやらないと,先に進まない.熱中症とクマに注意しながら,出来る範囲でやっていこう.
ヤツメが採れなかったこともあり,午後はひみラボに残り,当面の研究計画練りや,若者達の研究チェック.でもそうこうしているうちに,イタセンMS論文の寝かし期間が終わってしまった.幸いにして,合間の一仕事(イタセンPVA)は目処がついたので,気分新たに,論文直しに勤しもう.と言いたいところだが,明日は講義と実習下見.時間があったら自他の実験用プライマーの発注もやってしまいたい.何だかんだで,暑さを忘れるくらい(?)忙しくなりそうだ.
2013年7月4日 SQ
SQと言えば,シーケンスのこと,として通じるのは私の中だけ.Seq,あたりが一般に使われる略号だろうか.でも私は,もっと略してSQと書くことが多い.この辺は個人的な好みなので,好きにさせてもらおう.
さて,今日は久々SQを行った.昨日から再開したヤツメ実験だ.ただ,今対象としているのが,核ゲノムに乗っかっている領域.それもフラグメント多型を含むところだ.ということで,ダイレクトシーケンスすると,途中で読めなくなってしまう.そのため,SQよりも,フラグメント解析をしたほうがいいかもしれない.新規にプライマーを作るのは大変なので,蛍光dUTPでも試してみよう.実はこの多型,去年の学会からの引継ぎネタなのだが,もしかしたら大当たり!かもしれないもの.今後どうやって話を詰めていくか,じっくり考えよう.
そして今日もイタセンPVA.今出来るところは,大体やってみた.そして今更ながら,VORTEXが立派な図を描いてくれることを発見.というか,使い方がわからなかったのだが,今日クリアした.これで,生データをエクセルで読んで,図を作って,,,という煩雑な作業が緩和される.そして得られた結果を用いて,早速信魚研の要旨を書き始めた.が,時間切れ.来週中には書いてしまおう.
さて,明日は久々ひみラボへ.学生実習も近いので,もろもろ準備を進めよう.そして今更ながら,ひみラボをしている山崎研の若者は,ひみラボを『使わせてもらっている』ということを忘れないように.この基本的な考え方さえわかっていれば,自ずと使い方もわかるはずだ.これらを理解した上で,ばっちりと活動してもらいたい.
2013年7月3日 実験再開
今週はゆっくりさせてもらっている.もちろん,理由がある.いつもの講義に加えて,毎日ちょっとずつ会議やらガイダンスやらがあるため,外出ができないためだ.なにはともあれ,時間があるがために,ばたばたと過ごしてきた数ヶ月を見つめなおしたり,今後の研究をしっかりと考えたりすることができている.同時に,体を休めることもできているのは大きい.実は,もこもこ調査の影響もあってか,右足の足首と足の裏を傷めている.今でもちょっとしたときに違和感を覚える.今週は野外調査には行けそうにないが,結果的には体を休めることができるのは大きいだろう.来週はしっかりと出かけたい.
さて,ゆっくりと言っても,だらだらと過ごしているわけではない.イタセンPVAには今日も取り組んだ.昨日,50年後にはイタセンパラは今と変わらず存続している,と書いた.それでは1万年後はどうだろう?と興味本位で解析してみると,,,何と個体数は今とほぼ変わらず.が,遺伝的多様性が「ゼロ」になっていた.詳しく見ると,NeとKを300で,隔離集団としてスタートさせると,500年を過ぎるころには,Heがゼロに...もちろん計算上のことだし,新たな突然変異を全く想定していなかたりするので,この状況をわざわざ危惧することは必要ないのだが,『へぇ~』ってな結果だ.
それはさておき,今朝,今後の研究計画を練っていて,やはり自身の研究の発展が必要であることを再認識.目先のこととしては,富山の生物多様性を満喫するかのごとく研究活動を進めているし,論文もしばらく書き続けるネタもデータもある.しかし,自分自身のこと,オリジナルが乏しいことも気になっていた.それに,今やっている個々の研究は,10年20年で見たときに,私の中での研究の発展が見えてこない.ということで,やはり『ヤツメ』でしょ.ということで,久々にヤツメの種分化研究と向き合ってみた.もちろん,このテーマは大きく,それこそライフワークであるのだが,将来を考えた上で,今やるべきこと,というのも明確だ.ということで,今日は久しぶりに,ヤツメの遺伝子実験を行った.本来であれば,秋の学会で発表したいのだが,今秋はタイミングが悪く,どこにも行けそうにない.これは仕方がないことなので,だったら,短報でもいいから年内に1つ論文としてまとめることを目指して,やるべき実験を進めていくことにした.もちろん,論文になるかどうかは結果次第なのだが,兎に角,手を動かしていこう.
ということで,しばらくは実験とデスクワークを同時進行,ってことで.
2013年7月2日 様変わり
なんだかんだで,久しぶりの更新.週末をはさむと筆が遠のく.
先週はひたすらにイタセンMS論文を書いてきたが,今週は『寝かす』期間になっていることもあり,昨日今日とやることもすっかり様変わり.もっぱら取り組んでいるのは,VORTEXをつかったPVA.イタセンパラをターゲットに,VORTEXをいじってみた.2日も向き合うと,使い勝手がわかってくる.
まずわかったことは,このソフトを使うことによって,個体数(有効集団サイズ)を追い求めてしまいがちだが,それよりも遺伝的多様性の変動を追いかけることに適していることがわかる.というのも,パラメータの設定次第ではあるのだろうが,有効集団サイズは,よほど極端な条件を設定しない限り,たかが50年そこそこでは,劇的な変化は起こらない.が,ポイントは,集団サイズが変化しなくても,その影で多様性が減少していることが推定できるのがこのソフトのいいところ.実際に条件を整えて計算させてみると,「集団サイズが小さいほど,多様性の減少(近交化)も著しい」という,教科書的なことが見えてくる.この手の教育ソフトとして,活用できるかも.
ただ課題もある.それは,域外保全の際に注目が必要な「飼育環境への適応」が上手く評価できないこと.これが加味されないと,上で書いたことと真逆なこととして,単に個体数さえ多ければ,集団の存続性は安泰,,,となってしまう.
もっとも,設定すべき(できる)パラメータは沢山あるので,もう少しじっくりと取り組むべきであろう.今回試した結果は,信魚研で発表する予定.