2013年12月27日(金) 仕事納め
1年前のブログを見直すと,まったく同じタイトルで一年を締めていた.ただ今年は,イマイチ「納め」という区切りがピンと来なかった.なぜならば,どの仕事もそれなりに進んでおり,今日はほぼ一日中,論文書きに専念できた.
もちろん,今日の論文もイノシシ.「書き」とは書いたが,今日はもっぱらデータ解析.MSの生データをもらったので,大まかな傾向をつかもうとFCAをやってみた.結果的には,これにほぼ一日を費やした.そして,予想をはるかに上回る結果が待っていた.
そもそも,第一に行ったのは,データの選別.MSの場合,読めなかった座があったりすると,それが解析結果に影響を与えることが少なくない.曲がりなりにも国際誌を目指すのであれば,しっかりしたデータが基本だ.ということで,データの見直しを兼ねて,不適切な個体を除いていった.そのため,残った個体はかなり減ったが,データにはかなりの精度が与えられたと思う.
そしてFCA.はっきりいて,大した結果がでないことを想定していた.が,サンプルの分布をみて,『あれっ!?』と第一印象を持った.ここで詳しくはかけないが,「淡い期待」と「大いなる願望」をもちながら,データ解析を継続.が,傾向はあるのだが,そこまでクリティカルな結果ではない...と思っていら,データセットの設定が間違っていることが判明.途中でデータラベルのずれが生じていたのだ.それを修正した上で,やはり大した結果を期待せずに解析(実際は再度間違いがあり,計3度計算させた).すると.『!!!』というくらい,きれいな結果がでているではないか.想像を超える,といっても良いくらいだ.そして,その結果は,これまでの仮説を強く支持するものだ.時間軸をおいてみても,面白いことが言えそうだ.これだけのものがあれば,論文書きも楽しく過ごせそうだ.
結局,ここまでやって今日は終了.今日の結果の数枚を印刷し,S君へ.ここから何を読み取り,どう活用するかは,まずは本人に任せよう.ただ,修論の大きな柱となるべき,するべき,であることは間違いない.
今日はこれ以外に,もろもろの研究打ち合わせが2件ほど.1つは断りきれず,もう1つは「おとなの断り方」をした.なぜなら,ここでは詳しくは書けないが,後者は本末転倒な感じを受けたから.
さて,もしかすると年内の書き込みはこれで最後かも.この一年は,論文書きの一年にしようと名実ともにやってきた.成果はまずまず,というところか.論文の内容(特に扱う生物)が揃っていれば,もっと書きやすかったのだろうが,「ヤツメ」,「イタセン」,「魚類相×2」,そして「イノシシ」と,まったくばらばらだったのは仕方が無い.来年はどうしようか?,,,正月に時間があるときに考えよう.ただもう少し,学生指導をしっかりすることが必要かも.
それでは,よいお年を.
2013年12月26日(木) 今日もイノシシ
もっぱら文献集め.すると出るわ出るわ,最近の論文はほとんどが海外の研究者によるもので,特定のグループが量産しているみたいだが,書こうとしている論文にそこそこ関連する内容のものが出てくる.さらにキーワードの幅を広げると,欲しいと思っていた情報(論文)がほとんど入手できた.
続いて,印刷した論文を斜め読みし,肝心な箇所をメモ.と言っても,以前に印刷した論文も含めて,手持ちの全イノシシ論文を見直す作業をしているため,大して進まなかった.でもそんな作業を行いながら,少しずつ本文も書き進めている.今日はイントロの参考になる論文があったので,メモ程度に書き写した.明日は年内最後の仕事日.今日と似たような仕事になるだろう.
ところで,今日の17時が山崎研の修論初稿提出期限.そして17時5分に提出があった.出した本人は平然としていたようだが,この遅刻には大きな意味があることを忘れてもらっては困る.以前だったら,受け取り拒否となっただろうが,今回はその場では何も言わなかった.それが何を意味するかは,わかる人にはわかるであろう.温情措置では一切ないことだけは,改めて言うまでもない.今後,あるいは来年,「初稿」を出す若者は多いだろうが,卒論なり,修論なりは,直前の数日で書くものではない.1年,あるいは2年で書くものだ.1年間ずっと病気であれば,温情措置もあり得るが,そうではなく,そして結果が出せないのであれば,それなりの対応をするのが昔も今も,変わらない方針だ.兎に角,時間厳守は,常識and/or最低限の約束事だということを若者達には忘れないでもらいたい.
そして受け取った原稿は,1時間で返却.中身は一通り見た.が,それ相応のコメントを書き込んでも,時間をかけた方だ.「直し」ではなく,「書く」ことを求めた.なぜならば,「初稿」になっていない.データや結果は悪くはないと思う.が,そこまでであった.
山崎研においては(も),卒論や修論を論文化することが多い.その際には,データ解析や文章書きを私がイチからやり直す場合も決して少なくはない.しかし,この場合の学生は,決してデータを出すだけの「兵隊」ではない.少なくとも,自分達の卒論や修論をまとめあげ,あるいはその過程を訓練し,将来に役立てることができる「一人前(自立した)の学生」を育てている(つもり).ただ,こちらにそのつもりがあっても,学生にそのつもりが無ければ,どうしようもない.兵隊で過ごすか,自立するか,選ぶのは本人だ.そしてもちろん,行動を伴う(要求する).
もちろん,これからの若者にとっては,結果(例えば初稿)だけではなく,その過程も大切なので,しっかり心して取り組んでもらいたい.
2013年12月25日(水) イノシシ論文本格始動
昨夜考えたとおり,イノシシ論文を本格始動させた.ミトコンを中心に話を考えていったが,同時にMSも.未だに,ミトコンとMSとの扱いをどうするかが流動的.遺伝子流動というテーマで1つにまとめたほうが良いようにも思えてきた.少ない座数で,出来る限り多くの個体を両方で解析したものを出せば,話はまとまる(1報目).一方で,多くの座数で出したものを使って,個体レベルの話をする(2報目),というのが今日の有力な考え.
いずれにしても,確実に書いていくことが必要なので,今日はミトコンのマテメソ(英語)を書き始めた.その中で,過去(2年前)にイノシシ論文化を目指した時のファイルを見返していると,案外まとまった文案が作られていた.案外使えそうだ.
後2日,年内はこの仕事を進めていこう.
2013年12月24日(火) ひみラボ大掃除
22日は,恒例の山崎宅クリスマス・パーティー.新旧の若者やら,御家族やら,常連の先生やらが集まって,20名を超える参加者.にぎやかな時間を過ごすことができた.
さて今日は,若者達と氷見市の皆さんの活躍により,ひみラボがきれいになりました.私もそこそこお手伝い.気分一新,来年度に向け,ひみラボを研究面でアピールする段取りをとっていきたい.
が,他にもやるべきことは盛りだくさん.次なるイノシシ論文も具体化したいところだ.しかし,アイディアを並べる作業は進んでいるのだが,体系だって話を構築するにはいたっていない.な~んとなく,先送り状態.このままでは,年内はこのまま終わり,年明けも目先のバタバタに流されて,時間だけ過ぎていくことなってしまう.年内に,具体的な形を作っていきたいところだ.と,今日もひみラボから戻って考えてはみたのだが,イマイチ,焦点が絞れない.とりあえず,GISは隅において,MSの流れを考えた.が,,,言いたいことが多いためか,まとまらない.そして最後に考え着いたところは,最初に戻って,もっと単純に考え,単純な論文構成を心がける,ということ.つまり,ミトコンから話を始めて(1報まとめて),その結果を受けてMSを書く,というもの.あとは,絶対的に情報が乏しい.もっと関連論文を読み漁ろう.
2013年12月21日(土) 準備着々
午前中,どうにか時間を作って買出しへ.昨日も買い物をしたのだが,肉や魚関連が揃っていなかった.当日は買出しの時間はあるのだが,前の晩から煮込む料理が多く,どうしても今日行ってしまいたかった.結局,2件はしごして,どうにか買い揃えた.「チキン1羽」も1つだけ売っていたのだが,迷わず購入.丸焼きを乞うご期待!
仕込みも順調に進んでいる.とりあえず,「牛筋煮込み」と「骨付き採りもも&煮卵&大根」を薪ストーブの上へ.いい感じに煮込まれている.先ほど味見をしたが,美味い!あとは,煮詰まってしまうとよくないので,適宜水をたしながら,同じ味で煮込んでいきたい.
ところで,今日の午後は,魚津でシンポジウム.予想以上の盛会だった.私はパネルディスカッションのコーディネーターを担当.要するに司会だ.慣れない役割だが,まーまーのできだった,ということにしてもらいたい.ただ,時間が足りなかった.この手のシンポは,時間が押してくるのがよくある.今日も予定していた内容を,後半は端折って,どうにか5分オーバーで終わらせた.この辺も慣れている人ならば,うまくやるのであろうが,,,ま~,これも経験ということで.
2013年12月20日(金) 久々の原稿
最近では,90分の講演でも原稿を見ることはない.というか,つくらない.スライドを並べている過程で,言いたいことは大体まとまるし,スライドをみれば話は出てくる.しかし,明日のパネルディスカッションは,そうはいかないようだ.
主催者側から進行のための原稿が送られてきた.もちろん,その原稿を見ながら進行すればいいのだが,かといって原稿棒読みでは芸がない.それに目線が原稿に行っているようでは,ディスカッション,という感じにはならないだろう.ということで,今日は時間を見つけて原稿チェックを行った.先ほどまで自宅残業でも.
結局は,本番次第なのだが,ま~,無難に終わることを祈ろう.
ところで,今日の帰りがけに買出し(第一弾)を行った.時間的な制約もあり,全部を買うことは出来なかったが,その辺は明日と明後日に時間をみつけて行きたい.メニューにはいくらか変更があるかも.それから,足りなかったらその場で「何か」作ろう.食材は余裕があるはず.即効・創作料理,というのもいいだろう.あるいは,誰かの『女子力』を見せてもらうのもいいかも...
2013年12月19日(木) 煮卵も美味しい
最近,毎夜毎夜の「お仕事」として,翌日の弁当のおかず作りをやっている.といっても,手の込んだことをするわけではなく,薪ストーブの上に,鉄なべを置き,肉・野菜を入れて,水を張り,軽く味付けするだけ.あとは勝手にぐつぐつとやってくれる.料理に使う光熱費の節約にもなり,食材もやわらかく仕上がり美味しい.昨夜はゆで卵を2個入れてみた.すると立派な煮卵が完成.美味い!といっても,私は切り分けた際に包丁に残った切れ端を食べただけ.ほとんどがチビ助たちの胃袋へと消えていった.そこで今夜は4個に増量.これだけ美味しければ,クリスマス会にもだそうかな.
さて,お仕事の方は,なんとなくバタバタと過ごした.実験や卒論確認やらを行い,加えて土曜日のプレゼンを作った.10分のプレゼンなので,多くてもスライド10枚くらいだし,これまでのスライドを使いまわそうと思っていたのだが,いざ準備をしてみると,半分くらいのスライドを新規作成することに.やはり,プレゼンごとに,微妙に変えた(あわせた)方が効果的なプレゼンができるだろう.明日はスライドの見直しと,司会役のイメージトレーニングをやっておこう.
2013年12月18日(水) 今日も実験快調
実験が進む.頼まれ仕事ともこもこ鳥試しの実験を行った.頼まれ仕事もそろそろ半分に指しかかろうかというところ.できれば,今週中にPCRを終わらせてしまい,本業?であるヤツメを再開したいところだ.
今日はこれと同時に,週末のシンポジウムの準備.進行案が送られてきたので,確認し,コメントを返した.その後,自分のプレゼンを準備しようと思ったのだが,時間が少なく,イマイチすすまなかった.そもそも,今回のプレゼンの持ち時間は10分.短い.最近は,1時間や90分の講演が多いので,10分という短さだと,むしろまとめるのが大変.あれもこれも話したいことがある中で,テーマに即したものを選ぶ必要があるため,結構大変だ.明日中には完成させたい.
ところで,ようやくクリスマス・パーティーのメニューを「催し関連」に掲載.といっても,候補一覧を並べただけだ.リクエストが多いものから作る.いろいろと新規メニューをいれたいところだが,イマイチ思いつかない.本番まで考えよう.そして,今回の目玉は,何と言っても『食べられるクリスマス・ツリー』.はじめて作るので,上手くいくかはわからない.
2013年12月17日(火) お陰様で,,,
実験がはかどっている.310が空いているのだ.卒論も中間まとめ直前だし,風邪もはやっているようだ.それはそれで,しっかり対応してもらいたいが,その間を有効利用させてもらおう.ただ,お試し実験をやっているもこもこ鳥のMSが全滅.さすがにアニールが高かったようなので,今日の午前中にやり直しのPCR.そして夕方から310で流している.明日の朝には結果が出ているはずだ.もちろん,頼まれDNA実験も着実に進んでいる.
一方で,4Kシンポの準備が進まず.全くイメージが湧かない.「やることに意義がある」っ的な感じなのだが,それでも客観的な面白さは必要だ.なかなか難しい.同じグループの先生に相談してみよう.
その他の時間は,会議,そして雑多な?ことに対応.イノシシ論文のアイディア練りも一応取り組んだが,全体に深いりすることはできなかった.明日もこんな感じなのだろうか.
2013年12月16日(月) 論文投稿
今日,無事に呉羽溜池論文を投稿した.「レフェリー(実質的に)無し・和文」とはいいえ,論文は論文.ひとつの区切りがついた.今回の論文執筆にあたっては,若者達にも調査と原稿直しで活躍してもらった.堂々と「共著者」を名乗ってもいいだろう.ただそれと同時に,今回の論文直し作業自体が,今後の卒論書き,修論書きに役立つはず.おそらく「他人」の文章を直した感が強かったであろう.他人の文章に対して,「あら捜し」をすると,案外見つけることができるもの.そこで次は,自分の修論・卒論書きに役立ててもらいたい.つまり,自分の文章を「他人」目線で直すことができれば,結果的に,普段よりも格段にいい文章に仕上がるはずだ.
何はともあれ,投稿は投稿.恒例の「カツ」をいただいた.今回は「カツサンド」.
今日はこの他,実験と事務仕事と次なる論文練りを行った.
次なる論文は,もちろんイノシシ.そこで,関連文献を検索してみると,イノシシとシカで,いくつか興味深い論文が.そこで思いついたアメリカン・ジョーク(?)をひとつ;
ジョージ:『ハイ,ボブ! 最近はシカが増えたらしいな』
ボブ:『それがどうしたんだい,ジョージ?』
ジョージ:『そのシカが,希少な植物を食べてしまうのさ』
ボブ:『それだったら簡単さ.今日読んだ論文によると,高速道路がシカの移動を妨げているらしいぜ』
ジョージ:『なるほど,希少な植物の周りを高速道路で囲んでしまえばいいんだな』
《ここで,みんなで高笑い》
さて問題です.上の二人の会話は,どこが間違っているでしょうか?(解答例は記しません)
ってなことを,帰宅前30分で考えていた.ちなみに,その論文は実在する.なお,イノシシは高速道路の影響を受けないとか.でもその理由が,調べた個体数が少なかったから,っていうのは納得がいかないが.
2013年12月15日(日) 週末を振り返る
金曜,土曜と,プレゼンを2つ.金曜日の高校訪問では,な~んとなく,しっくりこなかったが,やることはやった,というところ.生徒の反応は,大学生と同じだ.真面目に聞いてはいるのだが,質問は大して出なかった.でも,唯一の違いは,1時間の講義の間,居眠りする生徒はゼロ.ちなみに,居眠りする先生は1名ほど.
土曜日は市民向け駅前講座.雪が降る天候のため,参加者が少ないだろうな~,と思っていたのだが,50名に届こうか,という参加者.年齢層も様々で,20代と思しき若者から,大ベテランまで,満遍なくいた.さすが,街中&週末.最近の講義・講演の対象者は,大学生か,高校生か,小学生か,大ベテランか,ということが多かったので,ちょっと新鮮.ただこちらも,質問はそこそこ.でも,質問の少なさは,こちらのプレゼンの仕方にもよるのかも.つまり,質問がでないようなプレゼンとか,私の話も雰囲気も「堅い」のかも.ま~この辺は,今後改善していこう.
ところで,土曜日の講演の前に時間があったので,当面の研究関連のことを考えてみた.実は,金曜日に,4Kプロジェクトの実質的なリーダーであるN先生が来られ,年度末にシンポジウムを開催することを任されてしまった.諸事情のため,断ることができなかったのだが,テーマも何も,全く決まっていない.ということで,とりあえずアイディアを練ってみた.
続いて,まだ時間があったので,イノシシ論文についても考えた.さすがに5年以上のデータがあると,まとめ方にも苦労する.あれこれ考えた結果,ミトコン,MS,GISの3本でまとめるのが現実的か.どれも原則英語なのだが,どのレベルの雑誌に出すか,出せるかはさらなる検討が必要だろう.もちろん,地元への説明&アピールの必要もあるので,どこかで日本語で紹介論文を書きたいとは思うが,まずはしっかりと英語にしたい.ということで,イタセンMS論文が戻ってくるまでは,イノシシ論文を書き始めることにしたい.でもその前に,週明けには呉羽溜池論文を仕上げ,投稿する予定.
一方,クリスマス・メニューは未だまとまらず.と言っても,やはりクリスマスっぽいものになるので,例年と似た傾向だろう.ただ,幾つか新メニューも入れたい.例えば,クリスマスと全く関係ないかもしれないが,『フレンチ・トースト』...理由は,以前作ったら美味しかったから.と言っても,もちろんただのフレンチトーストではない.なかなか手の込んだ逸品.「カリッ」「ふわっ」「とろっ」な一品になるはず.それから,やはり今の時期なので,薪ストーブを使ったひと品も.やはり外せないのは『牛筋煮込み』.これは間違いない.口の中でとろけます.ただ問題は,大量に作ることができないため,一人一口くらいかも.早い者勝ちか.さらに,ど~しても食べたいという人がいれば,『焼き芋』,,,もはやクリスマスとは何の関係も無いが.作り方は簡単.アルミホイルで来るんだサツマイモを,薪ストーブの中に放り込むだけ.でも立派な焼き芋が出来上がる.結構,美味しいです.
2013年12月11日(水) プレゼンづくり
朝一の講義も早々に終わらせ,今日は週末のプレゼン作りに勤しんだ.
結果,金曜日の高校生向けプレゼンは出来上がった.同時に,配布資料も作成.勢いそのままに,土曜日のプレゼンも,,,と行きたかったが,他にもやることが多く,プレゼン作りは途中までで終わり.明日,続きをしよう.
ところで,クリスマスパーティーの日程変更をお願いしている.21日から22日へ.みんな大丈夫だろうか.理由は,21日に同居人が不在の時間帯があること.それ自体はかまわないのだが,御家族でこられる方々の対応ができない恐れがあり,それを避けるために翌日へ.
さて明日は,午前中に事務による研究室チェックがある.それ以外は時間があるので,プレゼン作りやら,B君の論文読み(最終確認!?)やらをやってしまおう.あとは若者対応か.
2013年12月10日(火) 長かった...
午後の会議(作業)が,予想よりもはるかに長かった...議題が「審議」ではなく,「報告」となっていたので,形ばかりの会議で終わるものと高をくくっていたのだが,,,13時から始まった,終わったのは18時.この間,黙々と「報告」の確認作業を続けた.
ということで,午後のお仕事はこれだけ.310のメンテナンスどころか,ポリマー充填もできなかったため,今夜と明日午前のRUNができなくなってしまった.不幸中の幸いというか,卒論の追い込みに入ったY君には,今日の午前中に学科共通シーケンサーの使い方を教えたので,一応,当初の予定通り(程度)には実験が進んだはず.
これとは別に,午前中に講義準備と呉羽溜池論文の改訂稿作成を終わらせていたので,どうにか(最低限の)やるべきことはやったことにはなるだろう.論文の方は,早めにコメントをもらい,投稿してしまいたいところだ.
ところで,先週金曜日にひみラボへ行った際,ゼミ以外の時間は,当面の計画練りに勤しんだ.その中で,若者達の当面の「やること」も考えたのだが,同時に研究室全体の運営やひみラボの活用についても結構考えがまとまった.詳細は別の機会に譲るが,総じて「英語で論文を書こう!」ということにまとまった.加えて,書くネタは沢山あるので,どの順番かということが重要に成るのだが,今年度で区切りを迎えるイノシシについてまとめることに決定.と言うわけで,先の話だが,2月最後の2週間を「イノシシ論文化強化週間」に決めた.この時期には,もちろん卒論の最終局面ではあるが,それら直面する仕事以外の時間は,イノシシ論文化に時間を費やしたい.この期間に原稿完成,というわけにはいかないだろうが,図表を始め,結果や考察の方向性はまとめてしまいたい.もちろん,関連する若者達も,この期間までは,研究室で拘束されると思っておいてもらいたい(3月になれば無罪放免?).ちなみに,論文化,と言っても,1本ではないことは確実.ミトコンからマイクロ,さらにはGISまで含めると,最低でも2本,もしかしたら3本くらいにはなるかも.もちろん,全部英語.ということで,それまでにイタセンパラMS論文を始め,投稿中の論文はすべて片をつけておきたいところだ.
2013年12月9日(月) スタートダッシュ!,,,のはずが
週末はゆっくりと休めたし,先週末に今後の自他の計画練りができたし,月曜日は朝からバリバリ仕事をこなそう!といきまいていたのだが,,,またしてもチビ助3号が発病.今度は風邪のようだ(幸いインフルではなかった).ということで,朝はその対応のため,いつもより遅くに大学へ.
やや肩透かしの感はあったが,それでも310RUNから開始.その後は,やりたいことが盛りだくさんで,何からやっていいのか,バタバタと午前中を過ごす.それでも,急がば回れと,1つ1つ,こなしていくことで,だんだんと細かな仕事が片付き,いよいよ呉羽溜池関連の仕事へ.
まずはポスター.改訂したものを若者(と言っても今日は二人だけ)にチェックしてもらい,すぐさま印刷へ!プリンタも混んでいなかったため,夕方には印刷完了.ということで,いつでもKさんに渡せる状態にあるので,取りに来てください.
続いて論文直し.金曜日に共著者全員からもらっていたコメントを参照しながら,原稿改訂.そして,英文要旨も作成.要旨はややグダグダな感が否めないが,それでも一通りの形になった.そして先ほど自宅残業で,久々に「一杯ひっかけながら」文章直し.ちなみに,結果と考察の構成がやや変わった.Kさんからもらった資料で,結構なことがわかってきたので,それを活用した改訂だ.特に,初稿では,アピール点がなんとなくあやふやだったが,第2稿では,思いっきり外来魚を悪者にした.
第2稿についても,共著者から意見をもらいたい.と言っても,全員に配布することはしない.Kさん関連にはメールで送るが,若者達には掲示するので,それに適宜書き込みを入れてもらいたい.できれば今週中に投稿までこぎつけたいところだ.
さて,今週末はプレゼンが続く.明日は論文をそそくさと片付けた上で,プレゼン作りに励みたい.
2013年12月5日(木) 丸1日
今日は,ほとんどの時間を学生対応に費やした感がある.途中実験をやったが,その他は4年生を中心に研究の進捗具合の確認.進み具合は,まずまずというところか.
でも,データが出てくると,いろいろとまとめたいこと,言いたいこと,言えることが増えてくる.今の段階で,学生にそのすべてを教えることはしないが,それでも大まかな方向性は示した.
ただ,今の段階では,どうしても「結果(生データ)」があって,それを「解析」して,その上で「考察」をする,という流れになってしまう.もちろん,これは妥当な流れなのだが,これだとどうしても結果から直接言えることだけに留まってしまう嫌いがある.これに対して,理想は,まず「考察」がある.つまり,そもそも研究の目的として,どんなことを言いたいか,考察したいかを明確にして,それに答えを出すためにはどういう解析をすればいいか,そのためにはどんな結果(データ)をとればいいか,という順番だ.卒論だと今の段階までくると,どんな結果を得るか,というところまでさかのぼることは困難かもしれない.手持ちのデータ,今までのやり方で取れるであろうデータ,で勝負するしかない.が,解析次第,まとめかた(考察)次第で,その先はいくらでも話は膨らむはず.
もちろん,勝手な解釈やデータ操作は厳禁だが,考察から逆順に考えていく,解析していく,というやり方にトライしてもらいたい.
さて,自分の研究はと言うと,,,やはり何だかんだ言っても,論文には1つずつ取り組んでいきたいと言う思いがあるため,なかなか次の論文執筆に取り掛かる気が湧かない.今の時点で,イタセンMS論文は返事待ちだし,週末には呉羽溜池論文に対する共著者からの返事も来るだろう.とりあえず,今の時点では論文書きはそれらに対応するとして,せいぜい将来の論文用に実験をやる程度か.もっとも,研究の流れの中では決して悪い状態ではない.少なくとも,今のペースを維持していこう.
明日は久々ひみラボ.そろそろ来年以降のひみラボ活動も考えて行かなければいけないだろう.
2013年12月4日(水) やるべきこと
昨日は,チビ助1~3号が続けざまに発病.そのため午後からは自宅で看病.そうこうするうちに,私も若干体調が,,,ということで,結局何も出来ず.ま~,結果的に睡眠時間もたっぷり取れたし,休肝日にもなったし,善しとしよう.
とは言え,その分,若者達をほったらかしにした感は否めない.ということで,今日は講義や会議がありながらも,その合間には今「やるべきこと」として,修論・卒論の今後を考えた.そして,私の中では方向性がまずまずまとまった.
今日時間を要したこととして,方向性を考えること以外にも,具体的な解析ソフトを使えるようにした.特に,卒論の二人.もっとも,解析ソフトは山のようにあるので,まずは基礎的な解析をするためのソフトを準備.明日,学生達に教える予定.ということで,有効に使えた1日と言えるだろう.
さて,当面の予定を列記.
12月6日(金) 修論中間発表ゼミ.ひみラボで行います. 時間は10時30分or13時開始.参加者と調整の上で決定.
12月13日(金) 卒論の事前個別相談.午前中はY高校で模擬講義があるので,それから戻った後の予定.
12月14日(土) 富山駅前のCICで大学のサテライト講座なるものを担当.事前申し込み不要,参加無料とのことなので,暇な人は賑やかしにきてもらいたい.もっとも,いつもと同じような話しかしないが.
12月20日(金) 卒論ほぼまとめゼミ.これもひみラボの予定.クリスマス寒波が来ていないことを祈ろう.
12月21日(土)14時から. 魚津市の生物多様性に関するシンポジウム.私はパネルディスカッションのコーディネーターなるものを依頼されている.どれだけ参加者があるかが心配だ.
12月21日(土)夕方から.毎年恒例のクリスマス・パーティー.現メンバー&御家族の皆様,OBOGもふるって御参加を.メニューのリクエスト募集中.シンポの直後だが,ま~大丈夫でしょう.
12月26日 修論初稿提出.
この他にも,『日ごろ頑張っている』M1のための経過確認個別面談をやろうかな,と思っている.気を抜かずに,実験だけではなく,適宜まとめておくように.それと全体的に,実験だけではなく,結果の(仮)まとめや解析は,自主的&積極的にやりましょう!
2013年12月2日(月)夜 呉羽溜池論文・ポスター化
今週も,時間があるようだ.朝から実験をやり,その後,自他の研究計画を見直し,それでも時間がある.
そこで,「近々」やろうと考えていた,呉羽溜池論文の紹介用ポスター作りに取り掛かった.もっとも,今日の通勤時(徒歩)に,なんとなくアイディアが浮かんでいたので,ポスターの構成には悩まなかった.溜池の図を中心に,周囲をぐるっと一周しながら,一連の研究を紹介するという構成だ.加えて,学会発表用ではないので,細かい点はスルーすることができる.と言うわけで,昼飯語からはじめて,3時間かからずにポスター(案)が完成.なかなか格好いいできだと自画自賛.早速,「共著者」へ見せてコメントをもらうことに.何はともあれ,やるべきことを,やれるときにやっておくのはいいことだ.
何だかんだで12月.例年だと「師走」というネタをだすのだが,今のところ走っていない.それでは,次なる論文へ,,,とも考えたのだが,そろそろイタセンMS論文が帰ってきそうな気もするし,呉羽溜池論文も未だ完成ではない.なんだかんだで集中できなさそうなので,とりあえず次ぎはお預け.今のうちに,細々したものを片付けてしまおう.
2013年12月2日(月)昼 呉羽溜池論文・補足
思い出したので,忘れないうちに書いてしまいたい.
前回,論文初稿直しの指示を出したが,その中で書き忘れがあった.「わからない箇所は,わからないと指摘」と書いたが,この「わからない」とは,文章が読みにくいとか,意味が通じない,ことを指す.自分の知識がないがために,「わからない」は許されない.論文直しを通して,自分の知識を拡げる,つまりそのために勉強する,のが論文書き(直し)の目的でもある.だから,これを機会に,しっかりと関連分野を学んでもらいたい.
2013年11月29日(金) 初稿完成!【共著者向け重要情報有り】
呉羽溜池論文の初稿が完成した.実質的な査読がない雑誌に投稿するため,それなりに肩の力を抜いた書き方にはなっているが,まずまずの完成度になったと思う.
そしてできあがった初稿を共著者に配布.しっかり読んで,直してもらいたい.そこで,重要な情報を幾つか列記しておきたい.
初稿の読み直し期限は,12月7日まで.「たたき台」との位置付けのため,大きなことから小さなことまで,気が付いたことは何でも指摘してもらいたい.特に,短期間で書いたため,見落としがあるだろう.それをチェックするのが読み直しの目的の1つだ.
ここで忘れてもらっては困るのは,どんな雑誌であっても,論文は論文だ.もつろん,科学的・学術的な論文だ.それに名を連ねる(共著者になる)のだから,大げさに言えば,後生まで名前が残る.と同時に,責任も伴う.責任が持てる者が,共著者となれる.このスタンスは,山崎研においては(も)重要だ.つまり,単に調査に協力したから論文の共著者に名を連ねたのではない.論文原稿に対しても責任を持てるから共著者になれる.その責任を持つための過程は様々だが,今の学生達が果たすべき役割は,原稿をしっかり理解し,わからないことはわからないと指摘し,それらを通して論文執筆に参加することだ.これができれば,立派な共著者と認められる.
他の研究室(富大に拘わらず)では,一緒に実験をやったからとか,調査に参加したからとかで共著者にずらずらと名を連ねることが少なくない.が,余所様のことはイチイチ言わないが,山崎研では上記のようにしっかりと,責任を持てる段階まで,各自が登ってもらいたい.
こう書くと,「責任重いから共著者いらない」と思う学生が出てくるかも知れないが,少なくとも今回に関しては『逃がさない』.つまり,この論文書きに参加すること自体も研究室活動・研究指導・教育活動のうち.しっかりと苦労してもらいたい.
以上をしっかりと理解した上で,12月7日までに,配布された原稿に赤ペンで書き込みを入れて,提出すること.繰り返すが,今は直す段階.理解できないのであれば,文章が悪い.だったらそれを指摘してもらえればいい.改訂案を出してもらえるとなお良いが(是非挑戦してもらいたいが),指摘だけでもOK.こちらの見落としや些細なミスの軽減につながる.
ということで,しっかりと取り組んでもらいたい.で,みんなが論文直しに取り組む時間が増えると,それだけ実験スペースが空くだろうから,私は来週は実験を多めにやる予定.
2013年11月28日(木) 初稿まであと一歩
今週も時の経つのが速い.もう木曜日だ.その場その場で仕事をしていた気はするのだが,いまいち実感が残っていない.とはいえ,これはこれで充実していたと前向きに捉えたい.
さて,そんな中で,昨日も今日も呉羽溜池論文に取り掛かっていた.そして,自宅残業もそこそこ出来た甲斐もあり,ほぼ初稿が完成.午前中に考察を纏め上げ,先ほど図も整えた.残るは文献リストと英文要旨.明日中に仕上げてしまいたい.そして共著者へ,といっても山崎研若者ほぼ全員だが,印刷して渡そう.「宿題」だ.必ず何らかのコメントをしてもらいたい.特に,現段階では思いつくままに書いているので,論理展開から誤字脱字まで,突っ込みどころは盛りだくさん.それと同時に,「漏れ」があるはず.今回のデータから,こんなことも言えるのでは,とか気がついたことを指摘してもらいたい.
明日は,そんなわけで,論文の仕上げ.と同時に,助成金申請.今日,Nさんと打ち合わせをして,その申請の方向で決まった.と言っても1日勝負.しっかりとまとめていきたい.そのため,ひみラボ行きはなし.最近足が遠のいているのがちょっと気がかり.来週あたり,久々まったりしたいところだ.
2013年11月26日(火) 鋭意・執筆中!
呉羽溜池論文を書き進めている.まずは昨夜の続きから開始.荒削りのイントロを見直し,手を加えた.続いて方法.しっかり書くとなると,それなりの時間を要する.続いて「結果と考察」.あえて分けずに書くことにした.この手の論文ならば許されることだろう.書きたい事は結構ある.結果の解釈もそれなりにできているし,アピールポイントもまずまずまとまった.しかし,構成がまとまらない.章分けをしてみたのだが,いまいちしっくりこない.この辺で手間取り,時間ばかりが過ぎていく.そこで,面倒なことは先送りにするとして,まずは言いたいこと,言えることをひたすら書き連ねることにした.構成はあとで並び替えればいい.ということを続け,結局今日のお仕事はこの論文書きがほとんど.とりあえず結果と考察の途中くらいまでは進んだかも.実験室にはタイトル・イントロ・方法のところまでの下書きを掲示しておいた.おそらく若者達の名前が載っていると思われるので,適宜内容をチェックしておいてもらいたい.
明日は学外会議や実験があるが,出来る限り論文書きを進め,草稿を書き上げてしまいたいところだ.
2013年11月25日(月) 祝!投稿!!
和文で,IFがつかないとはいえ,論文を投稿できたことは喜ばしい限りだ.
今日,朝イチで310を動かした後,仏生寺川の魚論文を読み直し,そして投稿した.何はともあれ,1つの区切りがついた.もちろん,お昼は「カツ」.チキンカツだが,ま~いいだろう.
そして,その勢いそのままに,次なる論文?に着手.具体的な名称を出すと,先方に迷惑をかけるかもしれないので,コードネームは「呉羽溜池」論文とでもしておこう.言うまでも無いが,先の合同調査の結果を論文化だ.今日は時間がとれたので,もっぱら解析.そして図表作りまで進んだ.結果的に,概ね出来たと思う.調査が必ずしも十分ではなく,データに物足りなさが残るのは仕方が無いが,それでもそれなりのことが言えそうだ.結果は実験室に張っておいたので,気がついたことをどしどし言ってもらいたい.一応,調査参加者は全員名前が載る予定.ただし,全部で9名くらいになるので,多すぎる!とレフェリーに言われた場合には,論文まとめで貢献してくれた人を優先的に載せていきたい.
そして,自宅残業.実は,今日は晩飯食材の買い物があったので,少し早めに帰宅の途へ.が,歩いて帰宅する途中,雨風が激しく,買い物を挫折.結果的にいつもと比べてかなり早く帰宅したため,同居人たちが帰ってくるまで自宅残業.そして先ほども晩酌しながらの自宅残業継続.結果,イントロがほぼ出来た.この勢いで,本気で今週中に草稿を仕上げてしまいたい.
明日は,朝から所要のため,大学にでるのは昼前か?若者は,いい子で研究に勤しんでいるように.
2013年11月22日(金) あっという間に週末
今週は何だか早かった.充実していたと言えば聞こえがいいのだろうが,はたしてそうだったのだろうか.今週何をやったのかをイマイチ覚えていない.といっても,月曜・水曜と講義や会議やゼミに追われていたので,それだけでも時間が早く流れたという印象をうけたのだろう.
さて,ひみラボ自然史カフェが中止になったため,その準備に当てるはずの時間が浮いている.そこで,それらを有効活用したいところだ.で,昨日今日と行ったのが実験.確実に,頼まれ仕事をこなしている.同時に,目先の懸案事項である仏生寺川の魚論文書きも行った.昨日は主に図表を作り直し,そして今日は本文に取り掛かった.そしてどうにか,第二稿が完成.特に,英文要旨も以前自分で書いた論文をコピペしながら,実質30分で書きあげた.何はともあれ,これで準備ができたので,共著者へ送った.同時に,英文要旨を校閲へ.そしてここから先は,あまり時間をかけるのも効率てきではない.ということで,週明け早々にも投稿したいと考えている.もちろん,共著者からの論文内容へのコメントはいつでも受付中!
上記論文の目処がついたところで,次なる論文書きが盛り上がってきた.テーマは,先の合同調査結果をまとめたもの.もちろん,大それた論文に投稿するわけではなく,県レベルの研究会誌か,あるいは調査先の団体で研究報告集みたいなものを出しているのであれば,そこでもいい.いずれにしても,学術的な「業績」は期待していないが,啓蒙活動の一環としての地域貢献においては,重要な論文だ.いずれにしても,まずはデータ解析をしっかりとやる必要がある.そこで今日の日中,そこそこの形を考えてみた.もちろん,先方の許可を得る必要があるが,何事も形に残すことが大切だ.年内に投稿,とか言わないで,来週一週間で形にしてしまうくらいがいい.
ということで,今夜の自宅残業はデータ解析,と思っていたのだが,,,同居人が仕事で遅く,それまでチビ助たちの相手をしているたら,残業の機を逸してしまった.ま~,なるようになるだろう
2013年11月20日(水) 進化遺伝学特論
今日,何回目かの講義を開講.今日のテーマは中立進化.たどたどしかったが,どうにか解説.我々の研究の中では「当たり前」の概念なので,しっかりと抑えておいてもらいたい.ところで,以前にDNA実験方法について講義を行った.その中で,塩基配列解読について,最近(一昔前?)のはやりは,ダイレクトシーケンス法だとか,ダイ・ターミネーター法だとか教えたと思う.これには別の呼び方もあり,その方法の基礎を築き上げた研究者の名をとって,サンガー法と呼ばれることもある.そのサンガーさんが,お亡くなりになられたそうだ.もちろん面識は無いが,残念だ.献杯.
要するに飲みたいだけのような気もするが,,,何はともあれ,今夜も自宅残業.仏生寺の魚論文用の図を作った.と言っても,途中で眠くなり,脱落...今は眠気覚ましに一杯やりながら書き込みをしている.もっとも,残業への復帰は無理だろう.
ところで,今日は講義の後は実験やら研修会やら.その合間を縫って,とある申請書類を完成させ,郵送した.うまくいきますように.
実験もそこそこ順調.と言っても先は長い.手堅く,1つ1つやっていこう.ようやく抽出が半分まで.時間をみてPCRや310RUNを進めていきたい.幸い,試しに数サンプルを最後までやったところ,アリル拾いは問題なくできている.今のところはパーフェクトだ.これまでの経験から,読めない座があっても解析はできる.が,精度・感度が結構落ちる.それもあって,今の仕事では適宜やり直し実験を含めながら,パーフェクトを目指している.保全がらみの話になるのだが,内容的にも結構インパクトがあると思う.単に対象生物が珍しいだけではなく,しっかりとしたサンプル採集(これは共同研究者がやってくれた)としっかりとしたDNA解析により,個体レベル,家系レベルで追跡ができそうだ.魚でこの手の,しっかりとした研究論文は見たことが無いので,共同研究者の了解が得られれば,早めに論文にしてしまいたい.と,言いながらも,まずはデータを出すことだ.
幾つかの仕事が順調に進んでおり,今週の残りは時間ができた.そこで,上記の仏生寺論文の再開だ.目指すは今週中に第二稿を仕上げたい.共著者に再度の確認をもらいながら,投稿に向けた準備を進めていこう.11月中の投稿,というのは最低限の目標といえるだろう.
明日ももっぱら論文書きとDNA実験.そして,たてコン.こういうのは当の3年生が盛り上げていくものだが,今年はどうなのだろうか?
2013年11月19日(火) 薪ストーブ解禁
今夕から,薪ストーブを再開した.先週末にメンテナンスと薪の運び込みをやっていたので,久々の作業だったが大して苦にならずに点火.予想以上に快調に燃えている.どうやら薪が良い様だ.なぜなら,今使っている薪は,昨年の残り.つまり,ひと夏乾燥させたものだ.実は,燃やす以前にも見ただけでその違いは明白だった.二棟並んだ薪棚に,方や昨年の残り,方や今年納品されたものを並べてみると,明らかに色が違う.もちろん今年の品といっても,業者さんが事前に乾燥させていたものなのだが,ひと夏の違いは大きいようだ.何はともあれ,よく燃える.遠赤効果でお肌もつやつや?
さて今日は,実験をこなしながら,とある申請書類書き.と言っても申請書類自体はほぼできあがっているので,必要な書類を揃えた.そして夕方には,今回の申請の推薦者となってくれるT先生の御自宅へ.もっとも,我が家の近所なので,その後はチビ助たちを迎えに行って,帰宅.明日,しっかりと申請(郵送)しよう.
2013年11月18日(月) ひみラボ自然史カフェは中止になりました
残念ではあるが,参加者が集まらなかったのは仕方が無い.県内だけの集まりであれば,人数が少なくとも問題が無いのだが,関西圏からの参加となると,さすがに移動が大変だろう.残念ではあるが,中止にして,各方面へ連絡.今後,この手の会が開催できることを願うばかりだ.なんと言っても,山崎研メンバーを「鍛える」にはいい機会.研究室内のゼミは,もちろん有効ではあるが,もっと「対外試合」を経験した方が学生にとってもいいはずだ.これは,もちろん研究面でもそうだが,誰しもやがては社会に出て行く.そのとき,如何に経験を積んでいるかで,社会に出た後の活躍やものの考え方,行動の仕方が違うだろう.対外的,と言っても,日ごろ経験できるであろう学内のつながりや,バイト先程度では,経験は限られる.こちらも出来る限りきっかけをつくるが,若者達も自分から積極的に参加するなり,自分で(研究・学術面で)対外的な交流の場を探してもらいたい.
さて,今日は講義のあとゼミ.合間に書類書き.ほぼ休みがないな~と思いながらも,なんだかゆとりを持って過ごした.何だかんだ言っても,講義と学生実習が目白押しだった春先とは違って時間がある(方だろう).いつも言うが,この時間を有意義に使いたい.そしてできれば,形を残したい.実験データなり,論文なり.
今日のゼミの後には,予定通りPVA講習会.その場でも言ったが,兎に角やってみよう.はっきり言えば,PVAをやれば,すべてが丸く収まる!!,,,というわけではない.あくまで方法の1つだ.が,これまでのデータ蓄積から一歩踏み出した手法であることは間違いない.本格的にやるにはもろもろの制約があるため,論文としてまとめられる機会は少ない.日本国内でPVAを探すと,論文はあまり無いが,報告書レベルではそこそこ出てくるはず.つまり,論文にするには「想像」のパラメータは認められない.しかし,今はそんなことで二の足を踏んでいるときではない.まずはやってみて,各自の修論・卒論に活用してもらいたい.
さてさて,明日は予定無し.が,いつも言うように,やることが無いわけではない.強いて予定に書かない「やること」「やりたいこと」は盛りだくさん.実験やら講義準備やらをやりながら,金曜日に行った調査の解析も進めていきたい.ひみラボ自然史カフェが無くなって,その分時間が浮いたので,有意義に使っていきたいものだ.
2013年11月14日(木) 明日は合同調査
行き先は既に伝えてあるとおり.天気が心配だが,多少の雨でも実施する予定.風邪ひきさんは陸上部隊に回ってもらい,動ける人でしっかりと調査をしよう.もっとも,調査といってもひたすら魚とり.頑張ってもらいたい.
今日はその準備を行ったが,それ以外では某申請書類書き.先ほどまでの自宅残業も含めて,一応の形はできた.後はじっくりと見直すだけ.当たるかどうかは,全く予想がつかない.初めての応募なので,成り行きに任せよう.
ところで,ひみラボ自然史カフェは,中心公算が高くなってきた.さすがに参加者が足りない.中止となってもそれはそれで仕方がないが,山崎研にとっては,ダメージはそこまで大きくない.うちはうちで,やることをしっかりとやっていこう.
2013年11月12日(火) 参加者募集中!
来週末に開催のひみラボ自然史カフェの参加者が集まらない.山崎研以外からは,1大学3名のみの申し込み.時期がイマイチだったか.そこで,これまで声をかけていた方々に再度案内メールを送ると同時に,範囲を広げてメールを送信.とはいえ,ある一定のレベルを維持する必要があるため,大学以上がターゲット.特に,県内の自然史関連機関の若手を中心に声をかけてみた.日帰りでも結構なので,何人か集まってくれることを期待.それに今回声をかけた「社会人」には,ある期待もある.つまり,我々が話題とする研究では,一般向けの普及啓発活動を伴うことが多い.そのため,それら活動を本職としている方々にもカフェに参加いただき,意見をもらうことは有意義だろう.
さて,そんなメールの送信をした以外は,今日も実験が中心.抽出を続けるとともに,PCRを実施.以前連絡したとおり,朝の段階でサーマルサイクラーの予約が入っていなかったので,遠慮なく2台を同時稼動.さらにはお試しの310RUN.さすがに本泳動は,若者に機械(機会)を譲ったので見送ったが,それでも試し泳動ができたことによって,泳動条件がわかった.これで一通りの実験ができることになったので,あとはひたすら実験を繰り返すだけ.
そんなこんなで,実験に集中できてはいるが,その一方で書類書きが滞りがちだ.締め切り間際の仕事は実験の合間に幾つかこなしたが,来週締め切りの某申請書類が全く書けない.自宅残業と思ったのだが,チビ助3号が体調を崩し,その対応でブログを書くのがやっと.というか,集中が続かない.なんとか時間を作って,仕上げていきたい.
そして明日は大忙し.朝一は院講義.この準備は今日できた.話題は突然変異だ.その後は昼間で時間があるので,DNA抽出.午後からは教授会,だったのだが,急遽学外会議が入ったので,そちらに出席.魚津まで行くことになった.そして夕方に戻ってきてからは,大学の親睦会.次の日のことを考えて,飲みすぎないようにしたいところだが...
2013年11月11日(月) ようやく本格始動した気分
週明け,今日は氷見でのヤツメ調査.寒いながらも冬用調査ウェアを着込んで,準備万端.前日からの雨での増水が気になるが,現場で判断しよう,と意気込んで大学へ...が,ヤツメ調査を研究テーマにするIKさんが風邪?でダウン.調査は延期.ま~,風邪は仕方が無い.しっかり直して,次に備えてもらいたい.
ということで,気分を切り替えて,DNA実験に取り掛かった.大きく分けて2つのことを当面やっていく.時系列でいくと,某頼まれ仕事の抽出を開始.対象サンプルは約120個体.マルチプレックスPCRを3セット.そして310.これがこの仕事でやるべきことだ.若者達の実験の隙を見て,着実に進めていこう.結局,今日やったことは,サンプルシート作り(これが結構大切)と抽出8検体および明日用の溶かしだし12検体.着実に,着実に.
さて,もうひとつはヤツメDNAのアライメント.機能遺伝子のプロモータ,かもしれない領域をシーケンスしていたので,それを解読した.その結果,予想していたよりも多くの変異が出てきた.これはこれで,もう少し実験検体を増やした方が良さそうだ.というよりも,増やすことによって,面白いことがわかるかも.
何はともあれ,やっぱり,実験をやることによって,リズムが出てくる.久々に充実した感じだ.この勢いに乗って,書類チェックを少しして今日は終了.おまけで,自宅残業も少し.幸いにして,今の時期は比較的時間に余裕がある.この勢いを継続していきたい.
ただ,懸案もある.ひみラボ自然史カフェ,参加者が少ない...ま~,それはそれでいいのかも.
2013年11月7日(木)夜 ダブルヘッダー
朝書いたように,明日は午後から大学でゼミ.午前中は会議が開催される可能性があったことなどが主な理由だが,今のところ無さそう.が,今になって,別の用件がでてきた.チビ助3号がまたまた体調不良.明日の朝次第だが,私が病院へ連れて行くことになりそうだ.そうなった場合は,昼くらいに大学に行くので,Kさんとの早朝打ち合わせはできないかもしれない.
さて,仕事の方は結構進んだ.まさに2試合に取り組んだ感じだ.そして両方とも,曲がりなりにも勝利(?)
ダブルヘッダー1試合目は,週末の公開講座のプレゼン作り.話の流れは練ってあるので,使いまわしのスライドを中心にプレゼンを作成していった.話は主に2本立て.ヤツメとイノシシだ.主催者と共演者からの要望に沿ったもの.そして昼飯食べて少しやった段階で,どうにか完成.もっとも,新規スライドはほとんどない.明日も見直しをしよう.何はともあれ,形になったのは大きい.
そして2試合目.Nさんの論文査読.こちらも簡単な仕事ではないが,他の仕事を一切排除して取り組んだこともあり,集中して進めることができた.後半は,若干流したところもあるが,それでもどうにか査読完了.そして返信.なかなか重かった.でも論文書きはこんなもの.一歩一歩,確実に進めていくことが大切だ.
ということで,懸案だった2つの仕事が無事終了.が,ほかの事を一切やってない.Tさんにプライマーを頼まれていたのだが,完全に忘れていた.それから物品注文も適宜やっていかなければ.ということで,明日は時間があったら,これらの仕事をこなしていこう.
2013年11月7日(木)朝 明日のゼミは大学で!
明日(11/8)の論文紹介ゼミは,もろもろの事情から,13時から理学部C205で行います.担当者はIZさん1名.部屋の都合で13時から14時30分までです.
2013年11月6日(水) 久々の調査
久しぶりに野外調査に出かけた.氷見でヤツメ採りだ.風邪の影響か,のどが痛いが,川にでれば気にならない.水は予想以上に冷たかったが,好天のため,調査中は汗ばむくらいだった.そしてもちろん,ヤツメをしっかりGET!まだまだ動ける.が,長続きはしない.数時間の調査後,ひざに痛みが出てしまった.冷たい水に浸かると,これだから困る.
さて,今週は何だかんだで,やるべきことに追われている.論文直しやプレゼン作りが当面の仕事.これで今週,と言っても明日と明後日,は終わりそうだ.ただ同時に,来年度の計画をポツリポツリと考えている.そして,やっぱりフィールドは重要だ.今日も調査中に1つのテーマが思い浮かんだ.もっとも,以前から考えていたことなのだが,ヤツメとある生物との共存関係を探る研究だ.フィールドも丁度良さそうだ.あとは,しっかりと取り組んでくれる学生が来るか?にかかっている.
2013年11月5日(火) た・け・い!
「えみ」でもないし,「そう」でもない.『多型』の読み方である.直前の院講義で話たにもかかわらず,「たがた」と読んだ院生が二人も...「たけい」だ!
ちなみに,我々の研究関連で言えば,『型』を『かた』と読むものとしては,「遺伝子型(いでんしがた)」,「表現型(ひょうげんがた)」など,『けい』と読むものは,「性的二型(せいてきにけい)」,「異型(いけい)」,「類型(るいけい)」などがあるだろうか.決まりだか,慣例だかは知らないが,兎に角「たけい」と読んでもらいたい.
さて今日もデスクワーク.やることはNさんの論文原稿読み直し.なかなか分量がある.が,,,現実逃避(?)をしてしまった...まず朝一でやった仕事はファミパの池調査計画書書き.その後,普段ならば後回しにする事務書類書きを幾つか対応.終いには,部屋の掃除までやってしまった.そんなこんなで時間が経ったが,昼飯を食べてからは論文と本格的に向き合った.で,悪戦苦闘...どうにかイントロを読み,マテメソを少し.そして表直し.結局今日はこんなところだ.早めに直していこう.
ということで,これ以外の仕事が出来なかった.と言っても,週末には市民講座を頼まれている.そこで,久々に自宅残業でお話練りを行った.結果はまずまず.明日以降,スライド作りを進めよう.
明日は,久々のヤツメ調査のお手伝い.「現実逃避」ではなく,「学生指導」として,しっかりと体を動かそう!
2013年10月31日(木) 御案内
氷見に魚類学の大御所であるK先生が御来訪された.今日はT先生,Nさんと一緒に市内を御案内.メインはイタセンパラ.御堪能いただけたようだ.
これ以外に今日は,もろもろの計画練りを行った.特に論文書き計画について.と言っても,個別の進捗状況のことではなく,その「次」の論文として何を書くか,ということ.過去のデータを吐き出すのはもちろんなんだが,該当するデータ(論文ネタ)が多すぎる.今後の研究のために出しておく論文などが多々あるため,優先順位が必要だ.で,当初は次に四足動物を書くつもりだったが,やはり丸口動物の方を優先した方が良さそうだ.
これとも関連して,来年度のテーマも少し思い浮かんできた.主流は丸口動物.でももこもこ鳥も2つの案が...ただ,どちらももう少し練る必要がありそうだ.でも結局はDNA解析が加わってくる.節約すれば,来年度も何とかなるだろうから,無理にDNAを避けずにやっていくことにしよう.
2013年10月29日(火) 平穏なスタート!?
最近,『ぬるい』感じがする...私自身のこと.
確かに,やるべき事務仕事とか,助成金申請とか,頼まれ仕事とかをやってはいるので,仕事はかなり片付いてきている.が,イマイチ燃えない(萌えない?).やはり,「研究」が足りないのかも.フィールド調査とか,実験とか,が物足りない.
当初からの計画ではあるのだが,今年は論文書きに重点を置いている.特に,これまで溜まったデータを吐き出す必要があるので,それをやっている.そして,私にしては,そこそこうまく行っている.その一方で,今年の新規データというものが物足りない.長い目で見れば,計画通りではあるのだが,やっぱり面白くない(燃えない)のは否めない.
来年度のテーマが,いまいち思い浮かばないのも,この辺に原因がある気がする.やはり現場にいないと,見えてくるものが限られる.
ということで,そろそろ本腰いれて,「研究」を再開させたいところだ.とはいえ,今週末,来週末と頼まれプレゼンが続く.それはもちろん大事だが,時間をうまく使って,やっていきたい.
当面は,ちまちまと採り続けてきたヤツメDNAの解析.これも結果次第で,次のステップに発展するものだ.しっかりと見極めたい.これを手早く済ませた後は,適宜その継続実験を行うのと同時に,頼まれ実験を開始したい.実験条件はすべて整っているので,やるだけ.機材の合間をみながら,ちまちまと進めていこう.
そしてもちろん,論文も大切.仏生寺の魚論文をそろそろ読み直し,投稿へつなげたい.何はともあれ,形を残すことは大切だ.
それからやっぱり,フィールドへ出たいな~.
2013年10月26日(土) 問題!
昨日はゼミ.3本はなかなか盛りだくさんだった.対象生物こそ違え,内容は同じようなものだった.いろいろな考え方があるだろうが,みんなが同じ方向を向いて(今回であれば集団遺伝学的視点をもって)話し合うのも悪いことではないだろう.いずれにしても,昨日のゼミでは,各自がまだまだ勉強することが多いことを実感したはず.というか,実感してもらわないと困る.そして,実感しただけではなく,しっかりと勉強すること.ただこの際に,闇雲に勉強するとイマイチ見につかないので,自分のデータを解析する過程で,勉強していくのがいい.もちろん,そのためには自分のデータを取ること!
ところで,昨日は時間的制約があったこともあり,言い忘れたことがあった.昨日のひとつの話題として,平均ヘテロ接合度の期待値と観察値のどちらを使うか,というものがあった.指摘し忘れたのは,もこもこ鳥の論文で,観察値が使われていたこと.そこで山崎研メンバーへ問題.なぜ,観察値が使われたのか,その理由として考えられることを答えなさい!
解答を月曜日までにレポートしなさい!と言いたいところだが,以下に解答例を書いてしまおう. できれば,自分でも考えてから,解答を見てもらいたい.
解答例:
まず,先行論文に観察値しか書かれていなかった,とかの理由は除外する.また,その前のゼミ論で,観察値だと個体数に影響を受けると言う指摘をした.これに関しては,もちろんもこもこ鳥でも影響がでるだろうから,ここでは十分な個体数を調べたとみなし,個体数の影響以外のことを考えたい.
で,解答であるが,忘れてはいけないのは,期待値は,アリル頻度から期待される値を推定したもの.ただ,そのときの前提が沢山ある.端的に言えば,理想集団であることが条件.理想集団の規定は沢山あるが,ここでのポイントは,集団内で任意交配が行われている(ハーディ・ワインベルグ平衡状態にある)こと.ここでポイントは,もこもこ鳥が任意交配をしているか?ということ.論文でもあったようにレックの中でマスター雄が独占に近い形で交配をしている.これでは到底任意交配とは考えられないだろう.ということから,期待値を求める前提が成立しないことになる.この理由によって,観察値を使った,というのが解答になるだろう.
もちろん,上記の特徴は解析上の欠点ではない.むしろ任意交配をしていないことが,生物学的な面白さだ.任意交配がない状態で,遺伝的多様性はどのように推移するのか,(個体レベルの)適応度はどんなものか,あるいは適応度を上げるために,各個体はどのような戦略をとっているのか,などなど,興味深い.もこもこ鳥とはそんな生き物であると言うことができるだろう.そしてもちろん,立山のもこもこ鳥も状況は同じ.これをしっかり理解した上で,研究を進めてもらいたい.
というのが,解答およびコメント.もちろん,空欄になっているわけではなく,解答が書かれている.読めたかな?
2013年10月24日(木) 一区切り
まずは諸々の連絡から.明日午前中は,所要があるはずだったのだが,なくなりそう.ということで,朝から通常通り,出て行くと思われる(ただし,更なる変更があるかも).が,ゼミは「予定」通りに13時から.それから,昨日のブログで書いた月曜日の生態研だが,こちらは所要のため,私は参加できず.希望者は,どうにか行ってもらいたい.
さて,今日,科研費申請書類を提出した.朝から再度の読み直しをしていたのだが,自分の中でもまずまずまとまってきたこともあり,思い切って,提出してしまった.後は天命を待つのみ.そしてついで(?)に,学部長裁量の申請書類も提出.
結局今日は,ほぼ1日,デスクワーク.それも,文章直しや文章書きに勤しんだ.さすがに疲れも出てくるし,頭もぽーとしてきたが,そこそこ仕事が片付いたこともあり,まずまずの1日といったところか.何はともあれ,一区切りついた.
となると,次なる仕事に専念することになるのだが,今やるべき大きな仕事として,学生指導がある.近々,途中経過(データや進捗状況)を確認していきたいが,それに先立ち,今日は各自のテーマ自体の評価をしてみた.つまり,そのテーマが持つ科学的な面白さや,社会的な重要性など6項目を数値化し,レーダーチャートで表してみた.テーマによって意味づけが違っているのが一目瞭然.なかなかいい取り組みだと自画自賛.私自身の頭の整理にもなった.そもそもこのアイディアは,今朝,大学に向かって歩いている時に思いついた.のんびり20分ほど歩いていると,いろんなことを考えることが出来るし,このようなアイディアも浮かんでくる.そのため,以前からこの時間を大切にしているので,出来る限り歩くようにしている.
それはさておき,同時に来年度の研究テーマについても,レーダーチャートを作ってみたのだが,,,総じて点数が低い.それだけ面白いテーマが乏しいということか.特に,院生の野外調査と一緒にデータ採りができるテーマがあるといい.ただ,ヤツメ,サンショウウオ,タナゴ,大型哺乳類,そしてもこもこ鳥,,,多岐に渡りすぎだ.改めて実感.もちろん,これ自体は望んだことだし,悪いことではない.が,なかなか次の独立テーマを新規に始めるのは勇気がいる.ま~,もう少し,じっくりと考えてみよう.
2013年10月23日(水) 時間オーバー
しっかり準備をすると,いろいろと話したいことが増えてくる.今日の大学院講義は,1回分として準備したつもりだったが,話しきれなかった.それも,肝心のところで時間切れ,と言った感じでまとまりが悪かった.来週,ある程度重複しながら,説明を続けよう.
それから,使用したパワポファイルは,共通パソコンに入れてある.研究室内は閲覧自由.でも,パワポだけみても内容はつかみづらいかも.そもそも,講義では,スライドに載っていないことも含めて話している.経験からくる話もある.また,話し方によって,伝わり方も変わるだろう.閲覧用ファイルも,講義を受けた後で,聞き逃したところなどを再確認するためと位置づけている.そのつもりで見てもらいたい.
ところで,来週月曜日の夜に,動物生態研究会が開催される.魚津水族館の2名が発表予定.19時から,富山市科学博物館で開催.概ね21時まで.今のところ,私は参加予定.義理もあるし.車を出すので,参加希望者は,18時30分くらいに研究室にいてもらいたい.食事を済ませておいたほうがいい.
さて,今日のお仕事と言えば,予定通りにひたすら科研費申請書直し.1本目は,直しきった.ま~,今出来ることは,こんなことではないかな~という感じ.いつもながら,『これは当たるんではないか!』と思える一方で,やや大きめの額の申請をしているので,そこでどのように判断されるかだ.続いて2本目の直しに突入.が,時間がかかった.途中までやって本日終了.時間がかかたということは,しっかり読み直しているということにもなるので,善しとしよう.こちらはどのように評価されるかが全く読めない.ただ,甘くはないだろう.それを承知の上での申請だ.
明日も今日の続き.その他,事務仕事が多い.それらを片付けてしまおう.
2013年10月22日(火) ひたすら準備
今日も朝一で310を動かしたのち,明日の講義準備.簡単に終わらせようと思っていたのだが,準備を進めていると,結構話すことがある.流れも結構まとまった.ということで,気づいてみたら,ほぼ1日,準備に費やした.もちろん立派な仕事なのだが,とっても贅沢に時間を使っているような気がする.そして,いいものが出来た気がする.明日の講義だけではなく,今後の研究室内での講習にも使えそうだ.
ちなみに,スライド数は結構ある.文字数も多い.そして,プリントの配布用低はない.ということで,見逃してしまったら,研究室の共通パソコンにファイルを入れておくので,自由に閲覧(お勉強)してもらいたい.と言っても,山崎研内限定.この内容を試験にだすようなことはしないので,偏った公開としても問題はないだろう.
明日も講義後は時間がありそうだ.気分を切り替えて,科研費書類を読み直そう.
2013年10月21日(月) 一息
科研費申請書類が2つとも仮完成.事務確認のための提出完了.ちょっと一息入れられる.ポイントは,今後にどれだけ直しができるかだ.手抜きをするのであれば,今の状態でも提出できる.が,おそらく採択確率は低いだろう.今後,直せば直すだけ,いいものになるはずだ.問題は,そのやる気がでるか,持続するか,だ.これまでの経験から,無理を続けるとやる気がなくなるので,今日みたいなときは,きれいさっぱり忘れさり,明日以降に気分一新,見直しをしよう.
午後は研究室紹介.まずまずのプレゼンが出来たと思う.さて,学生はどう受け止めたか.配属希望者は自主的に行動することを伝えたが,今日は誰も来なかった.学生にとっては,まだまだ現実的ではないということか,あるいは配属希望者がいないということか.
さて,夕方はちょっとした時間ができた.当初は,別口の助成金申請書類を書こうかと思っていたのだが,その前にちょっとだけ調べよう,と思って取り掛かったことに時間を費やした.水曜日の大学院講義の準備だ.DNA解析方法の基礎,特に多型や変異を検出する方法を話す予定.なーなーの話でお茶を濁せばいいか,と思っていたのだが,調べ物をしていると,いろいろと話すことが出てくる.今日は思いつくままに,スライド情報を集めていったが,問題は明日1日でまとまるか,というところ.
明日は特段の予定無し.ということで,講義準備の続きと,DNA実験をやっていこう.次の実験が控えているので,今やっているヤツメについては,今月中に方向性を定めたい.そして11月からは,頼まれ仕事をやっていこう.仏生寺川の魚論文書きについても,11月から再開の予定.共著者の皆様はそれまでに返事をくれると幸いです(Nさんからは既にいただいております).
2013年10月18日(金) 結局行けず
朝イチで会議.これが終わったらひみラボへ行くつもりだったが,月曜日に配属説明のための研究室紹介を90分することになっており,この準備(プレゼン作り)をやらないと行けないことが判明.仕方なく,ひみラボへは行かなかった.次年度の研究室配属は,例年同様に来年の3月からとなるだろう.ところが,例年1月に行っていた教員による研究室紹介が,今年は今の時期に,拡大バージョン(一人1限分)で行われる.研究内容をしっかりアピールしたいところではあるのだが,同時に指導方針も明確に示しておくことが大切だ.なんと言っても,うちは「厳しい(?)」ことをアピール.何より困るのが,学生による勝手な思いこみだ.保全とか天然記念物とか,イメージだけで入ってこられては困る.それに今の3年生をみていると(学生実験や授業の態度をみていると),その危惧は増すばかりだ...いずれにしても,配属希望者には,例年同様に事前に研究室見学に来るように伝える予定.学生にも話を聞くように伝える.早ければ来週からくるかもしれないが,適宜対応してもらいたい.もっとも,「忙しさ」をみせるのも重要なので,無理に時間を作る必要はない.3年生が来たときに,都合がいい人が対応してもらえれば十分.それから,何を話すも原則自由だが,「そそのかす」ことは厳禁.『入った方がいいよ~』とかは,もっての他だ.なぜならば,学生(山崎研メンバー)は,3年生が入った後の責任を採ることができないから.山崎研ではこれまでも同様に戒めてきたので,大きな影響は出ていないが,他の研究室では先輩が無責任にそそのかし,3年生がそれを真に受けて入ったがために,いろいろと大変なことになっている事例は少なくない.後輩に対しては,ついつい大きな気持ちに成ってしまいがちだが,自分の立場を忘れないように.他人の責任の前に,まずは自分のことをしっかりとやること.
ところで,ちょっとだけ時間を使って,来年度の研究テーマを考えてみた.が,,,面白い物が思い浮かばない.今の時期,ということもあるし,今の各自のテーマが,私の目からみると,どれもかなり面白い.かつ,大部分は来年度も継続だ.こんな中で,次のテーマを見つけるのは大変だ.
その他,もこもこ鳥申請書と格闘.文章をまとめていると,だんだんと現実的なまとまりになってしまうあたりが問題かも.もっと挑戦的でなければ!
2013年10月17日(木) 慌ただしくも1つめ完成
予定無し,とか言っていながら,やることがびっしりつまり,あっという間に時間が流れていった.
まずは朝一で,310RUN.ヤツメの某遺伝子SQを流した.まだサンプルが残っているので,今後もちまちまやってしまおう.だが,次の頼まれ実験も控えているので,ヤツメは10月中に終わらせたい.
次は,今日のメイン仕事.科研費書類書きだ.さすがに1本目を今日中に終わらせないと,次が書けない.ということで,全体構成を確認しつつ,文章を読み直し,ポンチ絵を書き,そして細かい部分も書き進めていった.そしてどうにか,形ができた.投げやりなときだったら,これで提出してもいいくらいの完成度?だ.が,今回はじっくり時間を使う予定なので,週明けまで寝かして,学内事前チェックに出しながら,再度の見直しを行う予定.何はともあれ,これで一区切り,と思ったのだが,既に帰宅1時間前...
ちなみに,この間も学生面談やら,頼まれていたひみラボ紹介プレゼン作り(でもパワポ3枚)やら,やることはやっていた.
通常ならば,これくらいで終わりのところなのだが,今日はもうひとつ急ぎの仕事があった.地球生命環境理学の名簿整理と1回目講義のまとめだ.担当者にメール連絡をする必要があり,遅ればせながら今日どうにか終わらせた.といっても,最後の1時間はこれにかかりっきり.270名近い受講者がいると,出欠確認だけでもかなりの時間を要する.コーディネータは辛い...
そんなこんなで,科研費2本目は今日は手付かず,,,と思いきや,自宅残業でそれなりに進んだ.ちなみに2本目のテーマは「もこもこ」だ.とりあえず今日のところは,申請書類の具体的な項目を意識しながらも,好き勝手に書いていった.アピール点が沢山あり,まとまりにやや欠けたが,書いていくことが重要だ.週末にかけて形にしていきたい.
ということで,明日は早朝の会議のあと,科研費書類書きに専念しようかと思っていたが,ある程度進んだし,ある程度の気分転換は必要だろうとのことで,やっぱりひみラボへ行く(予定).雪山に負けない体作りもしなければ.
2013年10月16日(水) 体力勝負
雨にも負けず,台風にも負けず,予定通り午前中は市民大学で講義.我ながら慣れたものだ.スライドの流れさえ把握していれば,時間配分を考えながら,問題なく話をすることができる.さすがに台風の影響があってか,受講者が例年と比べて少なかったが,それでも多くの方が熱心に聴いてくれた.こちらももちろん精一杯(?)のプレゼン.ただ,2時間喋りっぱなしなので,さすがに疲れた.
その後は魚津へ移動.途中,飯屋に寄って,サラリーマン?に混ざっての昼食.その後,会議まで時間があったので,会場近くの駐車場に停めた車中で科研費申請書類の文章チェック.それなりに進んだ.
そして,魚津市の生物多様性に関する会議.が,眠い...疲れが出たのもあるのだが,事務局からの資料説明が延々と続く.それもA3版で4-5枚にまとめられたものをひたすら読み上げていた.寝るなというほうが無理がある(?).ただ,お陰で説明が終わることには眠気すっきり.審議の時間はしっかりと言うことは言えた.
それが終わったら大学に戻って310メンテナンスとメール対応.ばたばたと一日が過ぎていった.明日は久しぶりに予定無し.もちろん,暇なわけではなく,やることは沢山ある.助言学生数名と面談の予定があるし,実験もやりたい.講義まとめもある.そして何よりも科研費書類の作成だ.遅ればせながら,1つ目の申請書を仮完成させたい.そして頭を切り替えて,2つ目に突入だ.2つ目の申請内容は,アイディア勝負.ここでは失うものは何もない.思いっきり,アピールしよう.
ところで,今度の土日は,ひみラボ水族館1周年記念行事がある.私も極力でるつもりだが,誰かお手伝いしてもらえる?またまたイタセンパラ・ペーパークラフト作りだ.
2013年10月15日(火) 台風接近中!
こんなときに限って,明日は朝から市民大学で講義,午後は魚津で会議.人が集まるのだろうか.それでも,対応はしないといけないので,頑張って行ってこよう.と言うわけで,明日は大学に顔を出す(若者と顔をあわせる)のは夕方になるだろう.
これに備えて,今日は市民大学向け講義のプレゼン作りを行った.毎年,微妙にテーマを変えているのだが,今年は「企業の中の生物多様性」というテーマ.と言っても,表面をなでる程度の内容で,話の中心は「生物多様性とは?」になるだろう.午後の会議に関しては,,,先ほど事前資料を受け取った.席上で確認しよう.
ところで,最近研究室が「だらけている」感が否めない.まずなんと言っても「人がいない」.当然のことながら研究室活動は「講義(必修科目)」.この場(所属研究室)にいるのが当たり前.実験の時だけ出てくるようではだめだ.どう贔屓目に見ても,各自の知識は不足している.勉強すべきことは沢山あるはず.この勉強においても図書館で,自宅で,情報基盤センターで,というのは当初から認めていない.勉強は研究室で(平日の日中は),が原則.パソコンやネット環境が必要であれば,それを整えればいいだけ.この原則を守る気が無いのであれば,当研究室に所属する必要はない.
次に,実験機器類の使用がルーズに成っている.DNA機器類の消し忘れ,エアコンの消し忘れ,冷却機材の常温放置,などが最近目立つ.みんなの迷惑になるのはもちろん,場合によっては機器の故障や,最悪火事になる危険性が無いとは言えない.そして今日は,浄水器の水源(蛇口)が勝手に閉められていた.本体が動いているのに,水が供給されないと,故障の恐れが高い.以上を通して,改めて言うことは,「自分で使った機器類は,責任もって処理(使用後は電源を落とすなど)すること」,「使用方法がわからなかったり,学生の使用を許可されていない機器類は,操作しないこと」,「わからないことはすぐに連絡・報告すること」だ.そして他人事ではなく,しっかりと回りに目を配ること.例えば,帰宅前,特に自分が最後の場合は,研究室を一通り見直し,「何かおかしいこと」があれば,適宜対応(できることはやる,わからないことは聞く)すること.
くれぐれも,「自分で勝手にルールを作る」ことと「周りに無関心になる」ことだけは厳禁.
2013年10月10日(木) 急に仕事が増えた
昨日,今日と,中心的な仕事は科研費の申請書類書き.全体に集中して取り組むことができ,内容のまとまりもできてきたし,まずまずの進み具合.ただ,当初の予定であった今週中の下書き完成は無理そうなので,連休中も自宅残業で書き進め,週明けには形にしたい.そしてこれは1本目.2本目に即座に取り掛かろう.
このほか,ヤツメDNA実験のダイタミを行った.さらに昨日の朝一には大学院講義,昼には会議,今日の夕方には静岡からこられた高校の先生との面談(大学紹介)に出席.これらは予定通りなので,善しとしよう.が,今日の帰り際になって,いくつか急を要する仕事が舞い込んできた.1つは大学の委員会関連のメール対応.連休明けが締め切りなのだが,学科内からの意見を得るためには,今日中にメールを回す必要がある.そのための書類作成を帰宅前15分で仕上げる羽目に...もうひとつは,とある評価書の作成.これも実質今日中.が,さすがにチビ助たちのお迎えの時間だったので,自宅残業.こちらは先ほど完了.
こんなことをやっていると,疲れが出てくる.連休中,寝込まないことを祈ろう.でもその前に,明日は氷見で小学生とお魚とり.でも天気が心配だ.
2013年10月8日(火) 申請書類書き
朝一は310RUN.ヤツメの某遺伝子に関する配列決定だ.結果はまずまずのよう.ただ,最近この実験を進めているが,アライメントする時間がない.空いた時間に黙々とシーケンスをするだけ.何時か時間を見つけて,解析も進めよう.
今日は午後から学外会議のため,実質の仕事時間は午前中のみ.会議やら講義やらの準備があったのだが,それは昼飯時にやることとして,今日は科研費の申請書書きに専念した.当初は,昨年別の研究費申請で出した(結果は不採択)文章をそのまま使えると思っていたのだが,読み返してみると,全くと言っていいほど使えない.やることは同じなのだが,視点が違うと,当然ながら文章も全く別のものになる.それに審査員も毛色が違うので,それに合わせた文章書きが求められる.ということで,イチから書き始めた.そして,そこそこ進んだ.今週はこの申請書書きに時間を費やしたい.その後,もうひとつの申請書を書いてしまおう.
ところで,午後は富山県の水産行政に関する外部評価委員会に出席.私は審査する方(外部審査委員)だ.外部審査というと,今時では大学でも受ける.その際によくもらうコメントとして,「他大学との連携」とか,「関連研究の1本化」とか.これらを言われると,『そんなに簡単にいくものではない!』と反発を覚えることが少なくない.が,いざ立場が逆転すると,,,同じようなことをコメントしてきた.時には自分の研究も他人に見た目を聞いてみる,あるいは一歩引いて見てみる,ことが重要なのだろう.当然,申請書も「他人の視点」が重要である点は,これと同じ.兎に角,早めに申請書下書きを仕上げ,その上で何度も,様々な視点で見直すことが大切だろう.
2013年10月7日(月)夜 じっくり腰をすえて
時々,今の状況を見直すことが必要だ.もちろん,その上で,先のことも考えることも重要.今日は出来る限り,そのように過ごした.
と言っても,朝一で講義.地球生命環境理学が始まった.理学部1年生全員を対象としている必修科目だ.再履修の学生を含めると,250名を超える.ここまで来ると,いろんな学生がいるのが当たり前なので,細かくは考えないようにしている.寝ていようが,席を立ち歩いていようが,無視だ.でも,例年と比べて,真面目に聞いている学生が多かったような気もする.もっとも今日は初回だ.だんだんとだらけてくるのかもしれないが.
その後は自他の実験.そして計画練りだ.メインは後期の修論・卒論関連のスケジュール.下記参照.かなり細かい日程を組んだ.今から卒論初稿の日程を決めるのは早すぎる,,,と思わないでもないが,先を考えて行動することは重要だ.もちろん卒論生にとって重要だが,実は私にとっても重要.と言うのも,なんだかんだで,これから先もやること(お仕事)は盛りだくさんだ.放っておくと,目先のことだけにとらわれ,気がついたら年末,なんて状況に陥った年もあった.その時になって,大急ぎで卒論スケジュールを組んでみたのだが,全体に日程的な無理が生じてしまったことを覚えている.そこで,早め早めにスケジュールを組み,私自身もこれに合わせて仕事のピークや配分を決めることにしている.
今日は腰をすえて,今後の研究計画を練ることは出来なかったが,スケジュールに加えて,研究費の執行計画も練った.年度後半にお金が無くなって,実験がストップしてしまっては意味がない.かといって,予算をぎりぎりまで残していては,それまでの研究が滞ってしまう.当たり前の話だが,年度内の研究継続を考えながら,研究費を使っていこう.ということで,今後は実験試薬の購入が多くなるだろう.問題は,新規プライマーをどれくらい購入するか,ということだ.必要なプライマーすべて,と言うわけには行かないようだ.全体のバランスを考え,各研究生物におけるプライマーの必要性や実際の研究計画を見据えながら,いろいろと発注していこう.
一方,科研費申請書書きは,,,ほとんど進まず.ただ,頼まれ仕事だけは,どんどん増えていく...
2013年10月7日(月)昼 後学期ゼミ等スケジュール(山崎研向け)
以前も書いたが,より詳しい日程を組んだので,しっかりと対応してもらいたい.論文紹介ゼミの順番変更希望や不都合などの場合は,早めに連絡すること.
10月11日(金) 久目小学校・河川調査
10月19日(土)-20日(日) ひみラボ水族館1周年記念イベント
10月25日(金) 論文紹介ゼミ(S,T,Y)
11月1日(金) 論文紹介ゼミ(M,Ik)
11月8日(金) 論文紹介ゼミ(Iz,K)
11月15日(金) 論文紹介ゼミ(N),PVA講習会
11月23日(土)-24日(日) ひみラボ自然史カフェ開催
12月6日(金) 修論まとめゼミ(S)
(まとめゼミでは,最終解析が終わって無くてもいいが,解析方法やまとめ・考察の方向性は明確にしておくこと)
12月20日(金) 卒論ほぼまとめゼミ(T,Y)
(修論まとめと同じ.年内にやり直しゼミの場合あり.)
12月26日(木)17時 修論初稿提出締切(1月6日返却予定)
1月17日(金)17時 卒論初稿提出締切(1月20日返却予定)
1月20日(月)17時 修論第2稿提出締切(1月23日返却予定.3稿以降は適宜&可及的速やかに)
1月31日(金)17時 卒論第2稿提出締切(2月4日返却予定.3稿以降は適宜&可及的速やかに)
2月上旬 修論提出,卒論要旨提出,発表練習
2月中旬 修論・卒論発表会,卒論提出
2月中下旬 M1&D年間まとめゼミ
3月3日(月) 新年度始動
何度も繰り返すが,あっという間!今を大切に.常に修論・卒論まとめのことを考えておくこと.
追記:後学期の講義等の予定をホワイトボードに記入しておくこと.
2013年10月5日(土) 朝からひみラボ
朝,ひみラボから書き込みをしている.と言っても前泊したわけではなく,午前中のイベントのために早入りした.ゆっくり家を出たつもりだったが,予想外にすんなり着いてしまった.
さて,昨日は一日ひみラボですごした.物品搬入があったためにひみラボに来る必要があったのだが,せっかくなので,静かな環境で論文直し.B君の論文と向かい合った.かれこれ3回目?の直しだろうか.今回の直しほぼOKだろう.あとはフォーマットを整えて,投稿を目指してもらいたい.山崎研の卒論が論文になる(なった)例は増えている.ただ,当時の卒論をベースに私が書く(投稿する)ことがすべてであった.しかし,今回は(元)学生本人が書いてくれたという点は大きい.多くの卒論は,論文投稿しても恥ずかしくないものなので,これからもどしどし投稿を意識してもらいたい.もちろん,修論・博論へと進み,その過程で書くことも重要(博論なら必要)だ.
来週は,カレンダーをみると毎日何らかの予定が入っている.大学でのお仕事が増えそうだ.合間合間に,仕事をこなしていこう.科研費書きと実験が中心になるだろう.
2013年10月3日(木) 申請書類書き
科研費の申請書類に本格的に取り掛かった.といっても,申請内容のアイディアを練り,研究背景を調べることが今日の大きな仕事.そもそも,どのネタで申請するかが,未だにまとまっていない.いろいろと欲が出てしまうのだ.今の研究室の流れからすると,保全がらみの研究をバシバシ売り出したいのだが,やや弱い.「富山の生物の保全」とかにすると,あまりに雑多だし,個別の生物に絞ると,これまでの研究業績がイマイチ足りない.ということで,やはりヤツメネタを柱にした方が良さそうだ.今もらっている科研費研究の継続・発展型となるはず.実際の実験にもう少し力を入れる必要があるので,もし(万が一)採択されたときは,来年度(以降)の新人のテーマにしよう.
そして今年度は,2つめの申請も考えている.こちらは「挑戦的」な研究を求められるものだ.実は,こっちの方は,早くからアイディアが浮かんでいる.申請区分の性格上,過去の業績は問われない.アイディア勝負だ.来週あたりは,申請書書きに集中したい.
とはいえ,やることは盛りだくさん.今日もまずは目先の仕事を片付けた.月曜日の講義準備がようやく完成.同時に学生への実験・解析指導.そして自分の実験.結局,こんな感じで今日は終わってしまった.B君から論文査読がきているので,こちらにも力を入れたいのだが...似たような仕事が他からも来ている.どちらも大切だ.できれば,どちらも週明けには返却したいところだ.
2013年10月2日(水) どっちがいいか?
昨日の実験室は,ガラガラ...今日はキツキツ.中くらいの状況が丁度いいのだろうが...
今日から講義も始まり,山崎研にも学生が集まってきた.そして今年は全員がDNA実験をやっているので,人が集まると実験スペースも機材も混み合う.時間帯の『住み分け』が有効だろうが,当面は学生達に任せよう.
このような状況の中では,幾つかの注意点がある.
まず第一に,くれぐれも自分のルールを作らないこと.実験スペースや機材などは,基本的には早い者勝ちだが,研究室で決めたルールを無視して予約を入れたり,機材を使ったりしないこと.ちなみに,ここで言う「研究室のルール」とは,これまでの研究室活動の中でやってきたやり方.往々にして,「私が決めたルール」と言っても過言ではない,と敢えて言おう.もちろん「これまで(約10年間)の活動」の中で,改善すべき点は改善されている.今のルールに改善の余地や必要性があれば,みんなの意見を取り入れた上で,私が決め,みんなに知らせる.この辺は『ワンマン』とも見えるだろうが,これをやらないと研究室活動が立ち行かなくなる.実はそのような状況を見てきたからこその措置だ.それは,私がポスドクを過ごした東京の研究室.大所帯で,みんな好き勝手に近い状態でやっていた.当然,いろんな面でぎこちなく,実験だけではなく,様々な活動に障害が生じていた.そして何より,個々の研究が盛り上がっていなかった...こうは成りたくないし,したくない.個々の学生・院生の研究,そしてその集積である山崎研の研究を進展させていくためにも,統一のルールと言うものは必要だ.
それともうひとつの注意点としては,このような状況(混んでいて,みんなが実験をやりたい状況)に萎縮して,あるいは混んでいることを言い訳として,実験をやらない,あるいは他人に実験機会を譲る,なんてことはやめてもらいたい.学年関係なく,遠慮することなく,予約を入れてand/or早い者勝ちで,実験をやってもらいたい.確実にいえることは,『各自が実験をやって,データを取る必要がある』ということだ.
このような状況であるからこそ,『実験スペースの待ち時間が長くて,その時間に,また論文を1本読んじゃったよ~』なんて声が聞こえてくるのは,,,夢の中だけか..
2013年10月1日(火) 講義準備
大学院の講義準備(初回分)は,昨日やったので,今日は理学部1年生向け講義,地球生命環境理学の準備を行った.例年は1回だけ,自分の担当分を話せばいいのだが,今年は取りまとめ役になっているため,1回目のガイダンスと15回目のまとめも担当しなければならない.そこで,昨年度担当された先生からパワポファイルをお借りし,それに手を加えながら準備を進めた.が,今日はこれ以外にも実験に取り掛かったため,スライド作りはそこそこで終了.加えて,急な来客向けの説明ファイルをまとめるのにも時間がかかった.それでも,最近購入したタブレットを有効活用できた気がする.
今週は,もろもろの仕事を出来る限り手がけたい.やることは盛りだくさんだが,いずれも近い将来役に立つことばかり,と思って頑張ろう.予定では,金曜日にはひみラボに行きたい.それまでは,大学でお仕事だ.