2015年3月30日(月)夜 休み明けは慌ただしい
長めの有給休暇を過ごした後、大学に出てみると、案の定、メールの山が。。。調査に出かける前に、片っ端から片付け、20分遅れで出発。今日は、タナゴの定期調査だ。
調査自体は順調に進んだ。学生が計測をしている間に、ひみラボHPを更新し、そして、このサイトも更新。綺麗な写真が掲載できた。が、これでは何の研究室かイマイチわからないので、近々対象生物の写真も載せよう。
あすも調査。タナゴ+ヤツメになりそうだ。
2015年3月30日(月)昼 模様替え
このサテライト・サイトを山崎研公式サイトに実質的に格上げしました.それに伴い,トップページも模様替え.今後,研究内容等を充実化させていきます.
2015年3月27日(金) 無駄なく使った!?
有給休暇3日目。ちび助達を相手に、ばたばたと過ごしていたら、あっという間に過ぎてしまった。
初日はそこそこのんびりできたが、昨日な「初」新幹線、今日は水族館へ。
なんだかんだで、「春休み」を満喫している。ま~、こういうのも有りだろう。それに、有給休暇においては、例年ほとんどとらずに、「無駄」にしているような状態が続いていた。そのため、幸いにも年度内に少しは消化できたので、これはこれで、善しとしよう。
それともう1つ。少し前のことなのだが、驚愕の事実に気がついた。それは、とあるコンビニのポイント。以前は、昼飯をコンビニで買っていたので、かなりのポイントが貯まっていた。が、先日、レシートをしっかり見ると、ポイントが減っている。よく見れば、「有効期限1年」。。。つまり、昔のポイントを相当無駄にしていたことになる。ということで、今日は消費した。普段は買わないような、少しお高いビールなどを買い込み、すべてポイント払い。得をした!と思う事にしよう。
ちなみに、休暇中の自宅残業に、と、イノシシ論文を持ち帰ったのだが、ほとんど手付かず。。。ま~、これはこれで、成り行きに任せよう。
2015年3月24日(火)夜 修了おめでとう!
今日は、学位記授与式。山崎研からも、2名が修了し、旅立った。何はともあれ、おめでとう。
3年間、あるいは2年間、頑張った結果、ということだ。
3年前、2年前を思い起こすと、二人共、山崎研を希望し、選んでくれた。私も選んでもらいたかった、ということを覚えている。その後、時には就活等に時間をとられることもあったが、それぞれ頑張ってくれた。無事に修了したことは、素直な喜びだ。
山崎研で、何を、どこまで学んだかは、本人のみが知るところだろうが、今後に少しでも役立てば幸いだ。
改めて、何はともあれ、おめでとう。
2015年3月24日(火) 明日から今週いっぱい,有給休暇をとります
ちび助3号がインフルエンザになってしまった.そのため,ちび助1号&2号を学童に行かせることができず,私が有給休暇を取って,面倒を見ることに...
ま~,なんだかんだで,3月はバタバタと過ごしていたし,骨休めと思って過ごそう.
ということで,明日以降,昼間っから街中をうろついていても,しっかりと「休暇中」ということなので,ご了承を.
2015年3月23日(月) 毎週月曜日は、調査の日
寒かった。水に手を入れる作業をしていた若者たちは、もっと寒かっただろう。
今日は、週一で実施している卒論タナゴ調査。予報通り、そして予想をややはずれて、雪が舞っていた。というか、吹雪に近い状態の時も。それに、野外で作業を行っている時に限って、、、
何はともあれ、しっかり調査はできたし、若者も頑張ったし、それなりの個体数が採集できた。まずまずの成果といっていいだろう。ヤリタナゴが採れなかったのは、ご愛嬌、ということで。来週は時間を費やして、しっかりとヤリタナゴ調査を行いたい。
なんだかんだで調査を継続しているが、一方で、現場でやることは、網カゴの上げ下げ。それもほとんどは学生がやっている。一見すると、野外調査といいながら、「緩い」と思われるかもしれないが、これを継続することは、とても大切なことだ。今の段階だけで、どうこう言うものではない。1年間(後半は、間隔が伸びるだろうが)やり遂げることができたとき、「緩かった」と言う権利を獲得できるだろう。
それと同時に、私にとっても幸いだ。未だに、「痛い」のが完全に治ったわけではない。正直なところ、毎週、川に入って、バシャバシャとやることは、今の時点ではできないだろう。今くらいの「緩さ」が、リハビリにとっても、丁度いいところだ。
何はともあれ、継続が大切。
ところで、今日はひみラボに戻ってきて、学生が計測をやっている間、うろうろしていても邪魔になるだけなので、部屋でお仕事。生物学科のパンフレット作成だ。これが予想以上に進んだ。後は、各先生から情報をもらい、写真を更新したら、改定版(案)が出来上がる。学科のお仕事も、しっかりやっていこう。
ということで、それなりに仕事が進んでいるので、明日はいよいよ「イノシシmtDNA」論文に取り掛かれるかも。まずはデータの見直しと、論文の構成練りだ。早いところ肩をつけてしまいたい。
そういえば、話は二転三転するが、ようやく、新若者歓迎会(山崎宅飲み)の開催が決まった。4月10日(金)。いつものように、OBOGの参加歓迎!
2015年3月19日(木) バタバタながら、充実?の日々
これはこれで、曜日感覚が失くなる。そして、私にとっては、時間の経つのが早く感じる。一方で、今日の車の中での会話によると、新4年生にとっては、この1週間が長く感じられるとのことだ。この違いが、「年」によるものなのか、あるいは「新しいことを経験すると、時間を長く感じる」ためなのか、あるいはその両方か、、、答えは定かではないが、2つ目の可能性が含まれていれば、私にとっては、やった甲斐があるというものだ。
ということで、今週は月曜日から様々なところへ行っている。昨日はファミパへ。園長さんに挨拶した後、新設されたライチョウ舎を中心に、園内を案内していただいた。ファミパには、文字通り毎週行っているのだが、それではわからなかった新鮮な発見がいくつかあった。一番新鮮だったのは、、、カモシカが可愛い、ということ。何故かはわからないが、すごく可愛かった。って、研究とはあんまり関係ないのだが、、、と思ったら、以前カモシカ研究の話があったような、、、
そして今日は午前中は魚津水族館へ。正直言って、予想以上に充実した研究打ち合わせができた。特に野外調査に関しては、当面は個別の調査が多くなるだろが、少しずつでも合同調査を組み入れていければいいと思う。
また打ち合わせの後は、館内を案内していただいた。もちろん、ご担当いただいたFさんの説明も申し分なかったのだが、良い意味で私の印象に残ったのが、学生の積極性。ここ最近では無かったことだ。「真面目」といえば、間違いではないのだが(これはこれで、ここ最近無かった、、、)、それと同時に、芯がしっかりしている、という印象が強い。あるいは、日頃をみていても、「大学にいる」ということだけとっても、これまでと違いがある。このことの重要性はあまり伝わらないかもしれないが、重要なことだ。当たり前のことではあるのだが。そして、敢えて今これを書くということは、最近の状況が伺える、というものだろう。もちろん、今後どうなるかわからないが、頑張ってもらいたい。
続いてひみラボへ。最初の仕事は、ヤリタナゴ調査。今年では初めての場所に行って、トラップをしかけてみた。が、、、増水のせいか、釣果はほぼゼロ。でも、このような状況の中で、魚がトラップに入らない、というとこも重要な知見だ。研究においては、成功事例も重要だが、失敗はある意味もっと重要だ。経験を積めることは間違いない。ということで、今後は、その日の釣果?に一喜一憂せずに、継続が力!ということを忘れないでいてもらいたい。
さてさて、今日の締めは、メインイベトであるひみラボの年間報告会。参加者は、例年よりも多い印象があった。これは期待の現れであろう。しっかりと応えていきたいので、新若者には、しっかりと頑張ってもらいたい。世間はひみラボを、そしてその一端を担う山崎研を期待している、と思ってもらいたい。これまでのことは、敢えて言わないが、これからの活動を、しっかり、真面目に、積極的に、行っていってもらいたい。
2015年3月17日(火) 外出が多すぎ
今週は、毎日のように外へ。次から次へと盛りだくさんなのはいいのだが、予定をしっかりと見極めていないと、準備不足に陥りかねない。注意が必要だ。
そんな中、今日は、ひみラボで卒論の定期調査。とても暖かく、概ね快適に調査を行えたのだが、、、本格的に花粉の季節が始まってしまった。
最初は、代掻きの砂煙か、あるいは黄砂かと思っていたのだが、よく見るまでもなく、スギから花粉が「ぶわぁ~」と吹き出していた。ということで、今夜は鼻が大変なことになっている。これからGWにかけては、花粉とナガモノの二重苦だ。
さて、そんな中ではあるが、イノシシMS論文を再投稿した。今朝、調査に出かけるまでにそれなりに時間があったので、投稿作業をやってしまった。そして、夕方メールがあり、とりあえず受付はしてくれたみたい。もっとも、近日中のエディターリジェクトが心配だが。。。何はともあれ、恒例の「カツ」をいただいた。
2015年3月16日(月) 埋没林
富山県魚津市などでみられ、海底や泥中に埋まったスギの根っこや幹の部分のことだ。
今日は、その埋没林を展示・説明する「埋没林博物館」を訪れた。富山自然めぐりの一環だ。そもそも、当該館がリニューアルされ、今日はその内見会。
館内は、予想を上回るくらいのいい感じ。学生ともども、十分楽しませてもらった。他の施設とのアクセスがいいと、もっと来客もあるのだろう。
その後は、海の幸を堪能し、一路山へ。途中、新幹線の「駅」に隣接した黒部渓谷を紹介する施設を見学し、宇奈月温泉へ。目的としていた見学ポイントは雪に行く手を阻まれたが、別の場所から渓谷を見学。海から車を走らせると、海岸から平地、そして山地と、移り変わりを見て取れる。今回はみるだけだったが、今度は川の様子もみてみたい。
一方,大学&自宅残業では、ちょっとの時間を有効活用して、高校出前講義のプレゼン作りと、イノシシMS論文の英文直し。どちらも概ね完成。次はひみラボ報告会のプレゼンづくりだ。明日の調査の合間を利用して、作り上げてしまいたい。
2015年3月13日(金) ラスト・ラン
世間では、明日開業の新幹線の話題で持ちきりだが、むしろ今日ラスト・ランを迎えるJR特急の方が、感慨深い。今日も特急列車に出会うたびに、物寂しさのようなものを感じたものだ。
今日は予定通り東へ。富山自然めぐりの実質的な初日だ。まずは新潟県境を少し越え、フォッサマグナについてお勉強。北アルプスが海に落ち込むあたりは、現場に行ってみると、いやでも実感する。
続いて宮崎海岸。通称、ひすい海岸。ひすい探しもさることながら、丸石がごろごろする海岸もその場を象徴する。
お昼にたら汁を食べた後は、入善まで戻り、杉沢の沢スギ。ここで湧水とそこに広がる(広がっていた)低地性の杉林を視察。さらに深層水施設をみてから、生地灯台で日本海と富山湾の境目をみて、本日の目的達成。
「富山の自然」を実体験することが目的だが、まずまずの成果だろう。と言っても、本来の目的は、それらの自然を「当たり前」のこととして理解することだ。その達成にむけて、どのようにすれば最も効果的かということはわからないが、何はともあれ、現場に行くことが大切だろう。同時に、「自然を学ぶ」と堅苦しいことだけではなく、その道中で学生とコミニュケーションをとること自体も大切なことだろう。何はともあれ、継続が一番大切だろう。次回は月曜日。埋没林博物館ほかへ。
大学に戻って時間があったので、イノシシMS論文つづき。一通り読み直しが完了。英文校閲が戻ってきたら、それを直して、再投稿しよう。
2015年3月12日(木) いつの間にか埋まっていた
外堀の話だ。もちろん、お城の話ではなく、例え話だ。
今日は入試業務だったが、そこそこに終了。学生が来ない日だったので、自分の仕事に残りの時間を費やした。
少し前までは、バタバタがつづき、仕事が山積み&吹き溜っていたが、今週前半で予想以上に仕事が進んだため、気が付くと急ぎの仕事に目処がついていた。そして次なるやることとして浮かび上がってきたのが、イノシシMS論文書きだ。何となく先送りにしてきた感じだが、気がついたら「外堀が埋まっていた」。つまり、論文書きをやらざるを得ない状況が整っていた。
ということで、今日から再開した。と言っても、いざ見直してみると、これまでのところで、ほぼ改訂稿が出来上がっていた。そこで、それらを印刷し、読み直しに取り掛かった。そうこうしているうちに、細かいことはともかく、全体としては「もう十分では、、、」と思うようになり、あと少し読んだのちは、再投稿してコメントをもらおう!ということに。さすがに、今日の段階で全てを読み直すことはできなかったが、英文校閲には出してしまった。そんなこんなで、来週上旬には投稿したいところだ。
話は前後するが、今日はこの他にも今後の計画練りを行った。それもかなり具体的なこと。特に、講義準備などのスケジュール練りだ。というのも、例年今の時期は、新たな研究スタートに気を取られ、4月になって気がつくと「明日から講義」ってなことも少なくない。そうすると、どうしても諸々のことに無理が生じ、結局そこでもバタバタする羽目になる。それを避けるために、今から、やるべきことを明確にし、それを成し遂げるための具体的なスケジュールを練った。その1つに、新4年生へのDNA実習などもある。スケジュールに書き込んでおいたので、心積もりをしておいてもらいたい。
さて明日は、「富山自然めぐり」だ。風雪で海が荒れていないことを祈ろ。
2015年3月10日(火) 雪
降った。降り続いた。夕方までは、降っては溶けていたのだが、今(夜中)はどうなっているのだろうか?結果的に、今日は調査に行かなくて正解だったかも。
と言っても、今日調査に行かなかった最大の理由は、昨日頑張ったので、今週分の調査が終わったから。今後の定期調査では、ちょっとくらいの雨や雪は気にせずにいくことになるだろう。
ということで、今日はデスクワーク。今後の講義日程と調査計画をうまく組み合わせ、やや無理矢理感があるが、それでも週一の調査日を確保した。一番影響を受けそうなのは学生実験だが、例年と若干内容を変え、かつ1日に行う作業を増やすことによって、どうにかなりそうだ。同時に、GW中もなんとか週1は確保。あとは実行あるのみ。
そして計画練りが終わったあとは、論文書き、、、という気配は全くなく、続いて行ったのが、卒論のデータ解析などなどに関する指導。もちろん大切なことだ。
さらにその後は、各種報告書書きを手がけていたら、帰宅の時間に。。。
明日も会議などがあるので、どこまで時間が取れるかわからないが、論文書きを再開したいところだ。もっとも、イノシシがどんな状態だったか、正直忘れてしまった。思い出すのも時間がかかりそうだ。
2015年3月9日(月) 初調査
卒論研究が本格スタート。今日はひみラボを拠点に、タナゴ類の調査を実施した。
当面の課題は、定期的に、定点で、捕獲・計測・放流を継続し、生活史や個体群動態を把握すること。以前も書いたが、ミナミアカヒレタビラとヤリタナゴの同時進行だ。今日の段階では、捕獲数に偏りがあったが、概ね想定の範囲内といったところだろう。ただ、卒論のデータを考えると、別の地点でも補完的な調査を行う必要があるかも。
何はともあれ、今日の調査とその後の計測は無事に終わった。もっとも、Nさん&K君のひみラボコンビの力が大きいことは言うまでもない。調査そのものはもちろん、準備・片付けも教えてもらい、学生にとってもやりやすかったであろう。今後は、少しずつ、自分たちでできるように慣れていってもらいたい。
さて明日は、調査の予定であったが、天気も悪そうなので、大学でお仕事。今日のデータ処理などを教えていこう。
同時に、自分の仕事はといえば、、、気が付くと、論文やら報告書やらが一息ついている。となると、次なる仕事を始めてもいいのかも。と言っても、始めるのではなく、再開する。イノシシ論文だ。
2015年3月7日(土) 怒涛のごとく...
1週間が過ぎた.新配属生が来て,面倒を(それなりに)みて,自分の仕事も(それなりに)やった.が,自分の仕事に関しては,やるにはやったが,やり残しが結構ある.さすがに締切を無視した仕事はないが,今週やっておくべきことのかなりの部分が先送りされている.それだけ,別のことで時間を費やした.だが,それはそれで,充実感も伴っているから,善しとしよう.
以前だったら,このような状況を,敗北感を伴って考えたかもしれない.例えば,イノシシ論文を書いていていいタイミングだった.いくつかの実験もまとめていて然るべきだった.だが,今は違う.これも自分の体の状態が大きく影響している.体の自由が効かない,ということよりも,無理に焦ることはない,と思うようになったのだろう.無理に焦って,体が全く動かなくなっては元も子もない.それよりも,一見仕事が遅滞しているようでも,確実に進み,そして大きな目標を目指す,という点では,決して間違った方向には進んでいないことが大切だ,と思う(納得する)ようになった,ということだろう.
ただ,繰り返すが,決して研究に対する情熱が失われたわけではなく,若者の指導も,改めて「面白い」と感じている.やりたいことに専念している,と言ってもいいかもしれない.ま~,こんな感じでもいいだろう.幸い,体の具合もいい感じ.3つあった施術具が,1つにまで減った.なんだかんだで,体の負担は減っている.
4月になると,講義が目白押しだが,それはそれで楽しみ,合間合間を有意義に使おう.
2015年3月5日(木) 二本立て
卒論テーマが決まった.結局,ミナミアカヒレタビラとヤリタナゴの二本立て.同時進行だ.どっちの学生がどっちの魚を担当するかはまだ決まっていないが,まずはタナゴ類全般の知識を深めるように指導した.もちろん,英語論文が最重要.探すだけではなく,しっかり読んでいってもらいたい.
そんな卒論テーマのうちわせと,野外調査の説明をした以外は,会議×2.
それとともに,論文原稿とも格闘.Nさんのイタセンパラ論文を会議をはさんで読み直し,返却.続いて,ヤツメ本の原稿が共著者から戻ってきたので,修正点を確認して,こちらも返却.実質,2つの論文をこなすことができた.
明日は事務仕事と,報告書書き.そして退職される先生の最終講義などなど.怒涛の一週間が終わる...
2015年3月4日(水) ひみラボへ
新4年生を連れて,ひみラボへ.目的は,ひみラボの皆さんへのご挨拶と,魚の勉強.
ということで,滞在中の大半をつかって,魚のお話をした.そして改めて思ったことは,少なくとも淡水魚を知る(教える)上で,ひみラボはとてもいい.ポスター等で基礎的な説明がされているし,何より,多くの種類の魚が泳いでいる.特に,今回のように,教える私と,聞く学生が,それぞれ目的を持っていると,ひみラボの価値・有効性が増す.実際,学生も熱心に聞いてくれたし,質問も沢山出たので,学ぶ気がある,と判断できるだろう.後は,しっかりと覚えてもらうだけだ.
これと同時に,もうひとつの大きな目的は,ミナミアカヒレタビラ調査の具体的な打ち合わせ.これも完了.早速,合同調査を開始することになった.我々も来週から本格参戦だ.ただ,その過程で,思わぬ方向へ話が進んだ.それは,卒論テーマが,タナゴ類で2つ立ち上げることになる,かもしれないということ.確かに,効率はいい.もろもろ考えても,悪くはない.もう一件予定していたトミヨについては,みんなで取り掛かれば,なんとかなるだろう.ということで,前向きに検討を始めた,といっても,自宅残業でもあれこれ考えたが,私の中では,タナゴ2件でほぼ固まった.あとは詳細を詰めるだけだ.
そんなこんなで,何かと(少しは)動きにムダがなくなるかもしれない.と言っても,時間は限られている.とりあえずは,新年度の授業が始まるまでの予定を考えてみたが,11回(日)野外に出ることができる.そのうち,タナゴ類の調査を週一で実施するとなると,月・火をそれに当てるとよさそうだ.そして,残りを「富山自然めぐり」に使いたい.ってなことを考えながら,スケジュール表を埋めていくと,大体の日程が決まった.外出しないときは,実験室でDNA指導などをやろう.
ただ,注意すべきは,私も学生も,このようなスケジュールで動くと,個人の勉強(仕事)時間が少なくなる.そのため若者たちも,合間合間を有効に活用し,しっかりやること(お勉強)はやっていってもらいたい.
2015年3月3日(火) 「富山自然めぐり」
今日はもっぱら新4年生の面倒を見た...と言いたいところがだ,朝一で会議があり,その後,午前中はヤツメ本原稿直しに奔走.昼過ぎにどうにか完成させ,共著者に送った.この間も,会議のまとめやら,急な事務メール対応やら,バタバタと過ごした.
そしてようやく,昼過ぎからミーティング開始.昨日,話すことができなかった研究室の使い方などを話し,卒論テーマの概要を話した.
ちなみに,卒論テーマや具体的な計画は,それなりに練っている.ただ,今の段階でその全てを伝えているわけではない.少しずつ理解を深めてもらいながら,伝えて行くべきこともあるし,最初から全てを教えるのではなく,学生自身に考えてもらいたいこともある.そのため,今日話したことが全てではない,ことだけは理解しておいてもらいたい.
さて,今日の最後にやったことといえば,この春からはじまる富山の自然を実体験する学生教育プログラムに関する具体的な話だ.以前も書いたかと思うが,単に自然をみてまわるだけではなく,理解を深め,周囲にもアピールするために,HP上に掲載することを考えている.そこで今日は,そのHPの立ち上げを行った.内容など多くは学生に考えてもらったのだが,まず重要なタイトルが「富山自然めぐり」だ.各地の自然や,施設などについて,調べたこと,実体験したことなどをまとめてもらう.既にサイトは立ち上がっているので,近々このサテライトサイトにもリンクを貼る予定.ちなみに,富山自然めぐりサイトは,主に学生に書き込んでもらう.今後の充実化に期待したい.
明日はひみラボ.新年度初だ.学生への施設案内やら,研究打ち合わせやらができればと思うのだが,同時に学生たちに「魚」を知ってもらいたい.みっちり,お魚指導を行う予定.
追記:googleで「富山自然めぐり」と検索したら,早速ヒット!今は試しに「ファミパ」を載せている.今後,内容の精査と充実化をはかろう.
2015年3月2日(月) 慌ただしい初日
研究室配属が無事?に終わり,山崎研には2名が加わった.IさんとTさんだ.
早速,研究室活動に関する細かいミーティング,といきたかったのだが,今日は朝からバタバタ.急ぎで対応が必要な事務仕事があり,右往左往した.
それと同時に,急に研究会のお誘いが.ということで,初日のミーティングはそこそこに,新若者二人を連れて,研究会へ.
内容は,ライチョウの域外保全に関するもの.本来であれば,修論でライチョウを担当しているTさんにも参加してもらいたかったのだが,就活.これは仕方がない.ということで3人で会場へ.
数題の基調講演を聞いたのだが,これらはなかなか興味深い内容であった.特に,腸内細菌叢とか.普段,我々はあまり気にしていないが,ライチョウの飼育の上では重要だ.などなど,話を聞いていたり,質疑応答を聞いていて,終わり頃になって,ようやく気がついたことがあった.これが,この研究会が,域外保全の中でも,「動物園等での飼育」に特化した話であることに.というのも,発表を聞きながら,「もっと,この辺を調べればいいのに」とか,「こんな調査ができるだろうな~」とか考えていたのだが,質疑の大半が,「如何に,ひなを生きながらえさせるか」的な話が中心になっていた.もちろん,これは重要なことだし,そもそもこの研究会はそれを目的としたものであった.だから,門外漢and/or部外者の私がとやかく言う事ではない(そのため,後半は質問を控えた).
だから,そのこと自体はいいのだが,やや気になったことも.そもそも当初から,「なんで参加者の中に,環境省とか,お役人様がいないのだろう?」と思っていたのだが,どうやらこの場は,ライチョウ保護全体の中の,いくつかの部会の集いであったようだ.そのため,環境省等は,もっと大きな会合での取りまとめになり,今回のような部会は現場に任せている,ということのようだ.おそらく,私が特に興味を抱くテーマに関しては,別の部会で議論・実施されているのだろう.そのためかもしれないが,特に気になったのが,全体像が見えない,ということ.例えば,域外保全のための飼育をするからには,将来的な野生復帰ということを想定してる.この野生復帰の位置づけやタイムスケジュールがどのようなものか,わからなかった.これは単に,私が知らないだけかもしれないが,野生復帰は別の部会,あるいはもっと上で考える,的な雰囲気があったため,やや「縦割り」感が漂っていたことは否めない.
そして全体に,「今」を見ている嫌いが強かった.もちろん,今は大事なのだが,基礎的な生態情報の収集や,今回はまったく話が無かった遺伝的多様性の維持や,飼育環境への適応(慣れ)など,「将来・その時(野生復帰のとき)」に考えればいいものではなく,前もって(強いて言えば最初から)考えておかないといけないことがらだ.これらがどれくらい考えられているのか,やや気になりながら,会場を後にした.
追加で,もう一つ気になったことを書くならば.「おとなしい」ということ.この域外保全において,東京の大手動物園と並んで主役となるべき地元動物園からの発言が,そこまで活発ではなかった.本来であれば,ガンガンにアピールするところだろう.トップだけではなく,全体で,目に見える形で活発に活動できれば,この分野でまさに先駆的な役割を果たせるのだろうが.他人事のようだが,今後に期待だ.
さて明日は,今日できなかった分,しっかりと学生指導をやろう.でも,ヤツメ本の原稿直しも,しっかりしなくては...
2015年3月1日(日) 結構痛かった
金曜日.朝から病院へ.経過は順調とのこと.ただ,すぐに治るものではなく,毎回痛い思いをする.で,今回は結構痛かった.特に,昼から大学にでて,月末締切の仕事をいくつかこなしたところまでは良かったのだが,いざヤツメ論文を読み直そうと思ったころには,痛みが増してきた.頑張ろうかと思ったのだが,どうにも集中できず,早々に退散.
せっかく,病院の待ち時間も利用して,いい感じで原稿の読み直しが進んでおり,あと一歩のところまできていたのだが,さすがにそれ以上の仕事を進めるのは無理だった.ということで,共著者への返却は,泣く泣く?先送り.
金曜日は夜まで痛みがつづき,自宅残業もできなかった.だが,一晩寝たらそれなりにスッキリ.ということで,土曜日は朝からちび助3号にせがまれて,キリンを見に行った.が,結局,その後も痛みがくすぶり,日曜日になってもまともなお仕事はできず...仕方がない,と割り切ろう.
論文直しもさることながら,月曜日からくる新4年生対応も完全にはまとまっていない.が,最初から原稿を作って,枠にはまった指導をするよりも,その場その場で柔軟に対応した方がいいのかも.全体の方向性は決まっているし.ということで,明日は大学で新4年生の面倒見と,合間に自分の論文直しに取り組む予定.水曜日にはだいぶ元気になっているだろうから,そこで初ひみラボだ.
2015年2月26日(木) 結構ある
今日の主な仕事は入試関連.それが終わったあと,論文直しに取り掛かった.昨日,大枠を直したヤツメ本原稿の全体読み直しだ.
これまで何度もよんできた原稿なので,大して直せないだろう,と思っていたのだが,いざ読み返してみると,直すべきところは結構ある.特に,レフェリーから指摘された「重複」や「文章が長い」ということに関しては,まさにその通りだった.ついつい,総説だから何を書いてもいい,と思っていたのだろう.同じことを,別の場所に結構書いている.それらをバッさバッさと削除していくことは,なかなか痛快だ.
さすがに全体が長いので,全部は読み直せなかったが,短い時間で半分位はできた.明日の午後,続きを行おう.
一方,昨夜流していたトミヨMSの結果(プライマー試し)が出た.結局,8座試して,全勝!全多型(だったはず)!これだけ効率がいいと,やり甲斐がある.
さて,気が付けば,2月が終わる.そして,3月,新年度が始まる.バリバリやっていこう!と思うのだが,その前に計画練りがまだ終わっていない.今週末,「痛さ」と格闘しながら,練り上げよう.
2015年2月25日(水) もろもろ順調
入試の日.私は主に裏方だったので,仕事に没頭.さすがに,試験中に実験はできなかったので,ひたすらデスクワーク.ヤツメ本の「自分の」原稿を直した.
昨日あたりから取り掛かり始めたのだが,昨日の段階では,いまいち乗ってこなかった.だが,さすがに締切も近づいてきたため,今日は否応なく集中.で,どうにか,個別のコメント対応はできた.残るは,「全体に文章をスッキリさせろ」とか,「重複部分を減らせ」とか,全体にわたるコメントに対応するだけ.自宅残業で続けようかと思ったのだが,さすがに疲れてしまった.空き時間をみて,なんとか今週中に仕上げよう.
ところで,昨日今日で,「気分転換」として,今後の予定を練った.新年度の体制が見えてきたので,思い切って,夏までの予定をスケジュールに書き込んでみた.すると,驚愕の事実が,,,なんと,前期の授業,特に4月,5月は,ほぼ毎日講義が入っている...昨年は金曜日が空いていたのだが,今年から学科教員全員で対応する科学英語なるものが始まる.仕方がないことなのだが,さすがに野外調査に困る.火曜・水曜あたりに,1限目の講義が終わったあと,調査に出かけるとかしないといけないだろう.場合によっては,土曜日とかも...
これと同時に,卒論テーマも練った.そしてこちらは結構,具体化させることができた.それに大きく貢献したのが,トミヨMSの試し実験.結果がすこぶるよろしい.プライマーのあたりもいいし,多型も出ているし,地域変異もありそうだ.ということで,上記の「外出時間が乏しい」ことも含めて,トミヨは遺伝子解析,ミナミアカヒレタビラは野外調査,という方向でまとめていった.もちろん,トミヨも採集に行くし,修論に発展すれば,生態調査も行うので,そのための予備調査も適宜いれていきたい.
結局のところ,講義が始まったら,時間はキツキツ.そのため,3月と4月第1週までの期間を有効に使っていこう.
2015年2月23日(月) ようやく、終わった
ヤツメ本の査読2本目が終わった。ようやく。長かった。そこで、コメントを書いたのだが、やはり英語は苦手。英文を読んで、内容を(まずまず)理解し、コメントを「日本語で」まとめることは、それほど苦ではない。が、英語のコメントにまとめるとなると、、、当然ながら、日本語コメントを翻訳ソフトにいれれば、立派な英文になって返ってくるわけではない。そんなこんなで、四苦八苦。たどたどしい英語(らしきもの)を書き上げたが、、、ま~、相手も私が英語ベタなことは、百も承知だろう。と、開き直るしかない。
その他、今日取り組んだことといえば、トミヨMS実験。8座分のプライマーを購入したので、試しサンプルを使ってPCRまで終わらせた。順次310でRUNしているのだが、最初の1座はまずまずの結果だ。予定では、今週中に一通りの実験が終わる。来週からは本番だ。もちろん、新卒論生にやってもらおう。
新卒論生といえば、一応、今日の段階で「内定」だ。2名だ。テーマはミナミアカヒレタビラとトミヨになるだろう。まずは、どちらも定期調査だ。久々初心に帰る。二人共真面目そうなので、しっかりと調査をしてくれるだろう(ことを期待する)。同時に、これまでも書いてきたように、県内各所へ出かけて行って、富山の自然を実体験してもらう予定。もちろん、行って、見て、、、で終わっては意味がない。かと言って、レポート提出も芸がない。ということで、HPに訪問記をまとめていこうかと思う。もちろん、学生に作ってもらう。そのため、山崎研の第三のサイトを立ち上げる予定。学生(新4年生)がアクセスできるページだ。もちろん、このサイトにリンクを貼る。これと同時に、このサテライト・サイトも充実させたい。というのも、公式サイトの更新ができなくなって久しい。今から、悪戦苦闘するよりも、こちらのサテライト・サイトを充実した方がよさそうだ。ということで、近々大規模改訂!、、、と言いたいところだが、その時間があるかどうか。。。
2015年2月20日(金) とりあえず、終わった
発表会は終わった。まずは、お疲れ様。
だが、内容に関しては、あれで満足してもらっては困る。原稿を読み上げているだけで、内容を聞き手に伝えようとする発表ではなかった。今後、3月19日のひみラボ報告会でも発表してもらう。ただ、相手は一般市民。今回以上に、相手に伝える、相手にわかってもらうことが重要だ。適宜プレゼン内容にも手を加えてもらうと同時に、兎に角、自分自身で研究の意味(できれば面白さも)をしっかり理解し、相手に伝えるつもりで、原稿を書き直してもらいたい。
そして発表会は終わったが、山崎研の卒論はまだ終わっていない。発表会準備や本番の中でも改善点も出たであろう。直すべき点はまだある。特に、学科提出後に再提出できていないのは、かなり遅れていると思ってもらいたい。締切は月末。ここまでに提出されたものが、今後もずっと残るので、いい物を残すか、恥をさらすかは、自分次第。
2015年2月19日(木) 実験継続
今の時期,卒論関連に時間を取られるのはいたしかたない。同時に,周囲も卒論に時間をとられているため,事務仕事が少ない時期でもある。そこで,合間合間を有効活用すると,意外に自分の時間をもてる。昨日今日も,そんな時間を有効活用した(つもり)。
主に費やしたのが実験。頼まれ仕事その2のシーケンスランまで完了した。今後,アライメントをちまちまやらないといけないが,まずは一息。といっても,実験はまだまだ続く。ということで,今日の後半は,次なる実験「トミヨMS」に取り掛かった。来年の卒論テーマの1つであり,その予備実験だ。抽出はすでに終わらせていたので,今日は2座分をPCR。つづきは来週。
論文読みも一応は継続している。ヤツメ本査読その2だ。ただ,この論文は淡々とレビューが続いているため,「へ~,そうなんだ~,,,」と読み進めていくしかない。とはいえ,分量がものすごく多いので,今日の時点でようやく考察手前まで読み終えた。
そして,来年度の卒論テーマなどなどの計画練りも,そこそこ進めている。卒論以外にも結構やることがあるので(メダカとか),計画を練っていて飽きない。
ということで,まずまずの仕事の進み具合。さすがに,明日は発表会に専念することになるだろう。
2015年2月17日(火) 実験再開
今朝は久しぶりに、ちび助3号を保育園に送り届けてから大学へ。
まずはヤツメ本査読結果をまとめた、、、と行きたかったのだが、なんだかんだでバタバタ。何をやったか思い出せない。それくらい慌ただしかったのか、ダラダラ過ごしたのか。。。何はともあれ、昼前後にまとめ上げ、エディターに送った。
その後からなので、午後になって実験を再開した。データ見直しや解析を含めると、やるべきことは沢山あるのだが、雑多になるといけないので、1つ1つ確実にこなしていくことにした。ということで、今日は頼まれ仕事その2のPCRなどなど。途中経過は、可もあり、不可もあり。ま~、実験はこんなものだ。それでも、すべての調査地点で複数個体のSQが読めそうなので、一安心。明日も継続だ。久々、310を動かそう。
ところで、来年の卒論テーマ絡みで、ここ数日、各方面と連絡を取り合っている。そして今日、方向性がまとまった。ズバリ、ミナミアカヒレタビラ!山崎研、ひみラボ、そして魚津水族館の協力も得て、春から本格調査を開始する。そこで自宅残業も含めて、計画を具体化させていった。
やるべきこと、やりたいことは沢山ある。多くの場合は、研究成果を論文として発表することを考えているので、最初から実験デザインをしっかりと組み立てる必要がある。だがその一方、最初からすべてをやろうとすると、大変なことになる。ということで、割り切りが大切だ。そして、浮かび上がってきた課題は、次のステップで研究テーマにすればいい。そうやって、中期的な視野で研究を展開していきたい。
これと同時に、もろもろ対応を考えたのが「メダカ」。これも同じグループで連携することになるのだが、富山県内のメダカ類の遺伝子解析を引き継ぐことが決まった。ここに来るまで、紆余曲折があった。私も最初は他の研究室に任せていたが、結局はうまく回らないようだ。そして、今年からの主要テーマである「魚」研究でもあるので、取り組むことに。まずは依頼サンプルの解析が中心になるが、やるからにはしっかりとやっていこう。
ってなことを行い、帰宅間際に、やつめ本査読の2本目に着手。こちらも、まずまずのペースで読んでいけそうだ。
2015年2月16日(月) 気分一新
部屋の掃除を行った。机の上が書類の山になっていたことも理由だが、気分一新、新年度を迎える準備でもある。
特に、研究テーマごとに論文や資料をまとめるBOXを作っているのだが、それらを整理整頓&更新した。まずは形を整えた。今後、文献収集なども行っていこう。
これとは別に、掃除をしたのはワケがある。こちらも年度末恒例の成績付け作業のために、レポートを読もうとしたのだが、レポートが書類の山にうもれてしまっていた。ということで、このレポートもどうにか発掘して、採点。これもひと仕事になった。
結局、それ以外はいくつかの計画練り。そして帰宅間際にヤツメ本査読。どうにか1本目を読み終わった。明日、コメントを仕上げよう。でも、そうこうしているうちに、自分の原稿が戻ってきた。こちらも対応しなければ。
明日こそ、実験をやりたいところだ。
2015年2月13日(金) 修論発表会
無事終了。何より何より。
発表内容に関しては、可もあり、不可もあり、というところか。
山崎研の2題で言えば、まずまずの出来と、明らかに物足りなさが残った出来、だった。自分のための発表ではなく、聞いている人に伝えることを心がけると、また違ったもの(もっといいもの)になったであろう。例え同じスライドでも、言い回しで随分と印象が変わる。
さて、次は卒論だが、、、ま~なるようになるだろう。
一方、修論発表会の前後に、少しだけ時間があったので、今日もヤツメ本の査読。あと少しだ。それから、来年度の卒論テーマについても少し考えた。地道な研究の中にも、「面白さ」のアピールをしていきたい。これに関しては、もう少し、じっくりと考えよう。
2015年2月12日(木) ぼちぼち始動(指導)準備
最近、めっきり少なくなった週中日の休日。これがあると、曜日感覚が乏しくなる。今日も気分はすっかり月曜日。もっとも、今の時期は、迫り来るイベントを淡々とこなすだけなので、そもそも曜日はあってないようなもの。
手元に修論・卒論原稿がなく、ぼちぼち目処がついてきたので、次なることを考え始めた。来年度の学生始動やら研究テーマやら。
最近の傾向をみてると、M2になると就活が中心になってしまうので、来年は端から任せることにしよう。しっかり就活して、しっかり実験してもらおう。もちろん、立山調査など、必要に応じていくので、それは事前相談。
ということで、来年度は、4年生と私、で動くことが多くなるだろう。研究室活動のもろもろ始動も含めて。今年と違って、方向性に統一性があり、学生もやる気に満ちている(ような)ので、こちらもしっかりと教えることを教えよう。その中には、現場で学ぶことも多いだろうから、施設見学や県内自然環境巡りなども取り入れよう。山崎研をでるころには、富山の自然や生物については、一通り知っているところまで育てば上出来だろう。もちろん、人とのつながり、かかわりも重要だ。積極的に学会とかにも連れ出そう。もちろん、なんでもかんでもやるとまとまりがつかないので、「魚」をキーワードに動くことになるだろう。
と、考えたのが午前中。午後は事務仕事をこなした後は、論文査読。
本の原稿なので、長い原稿(もちろん英語)だが、勝手知ったるヤツメの話。ましてや、私が研究を始めた頃に憧れていた研究であり、よく読んだ論文のレビューだ。内容はだいたいわかっているので、懐かしく読み進めることができている。そのため、予想以上にはかどり、全体の半分くらいは読めたかも。自分が憧れていた研究者の論文を査読できるというのは、感慨深い。いきさつはわからないが、その研究者(著者)が査読者に私を指名してくれたということだろう。
その後は、今日の大仕事である修論プレゼン直し。来年からは「最後」は避けるように。。。
2015年2月10日(火) 順調?
ここ数日、やや熱があり、「まさかインフルか!?」と思ったのだが、事なきを得た(ようだ)。でもそれよりも、ちょうど1年前に、今の病気が始まっており、その時も発端は高熱。当時、同居人がインフルだったこともあり、私も当初はリレンザのお世話になったのだが、原因は別にあった、、、という話は、1年前のブログを参照。
さすがに今回は、「痛い」は続いているものの、病原は治療しているし、再発とかではないはず。結局、風邪、だろう。
そんなこんなで、過ごしていたのだが、そんな中でもどうにか、やるべきことはやっている。今日は修論提出日。無事に、二名分が提出された。
一方、自分の仕事に関しては、今日、ようやく頼まれ仕事その1の報告書がまとまり、先方に送った。さて次は、と思ったのだが、ヤツメ本の査読×2が重くのしかかっている。ということで、当面はこれに対応か。
2015年2月6日(金) やっぱり来た!
昨日書いたとおりになった。今朝、やつめ本のエディターから、新たな査読依頼が。例の、知人の原稿だ。今更断れないので、受け入れの返事を出した。しっかり読もう。
さて今日は、朝から頼まれ仕事その1のデータ解析と報告書書き。まずまず、順調に進んだ。
だが、気が付けば午後の会議の時間。それが終わったら、修論原稿直し。それらをやりなが、よくよく今後の予定を見ると、修論の次なる改訂は、実質無理。ということで、本人たちには言ったが、今回はもろもろコメントを書いたが、この先は、本人の責任のもと、しっかりとした修論を書き上げ、提出してもらいたい。
ところで、時節柄気になっている学生もいるかもしれないので、ここで改めて明確にしておきたい。それは、学生ごとに、私の対応が異なる、ということだ。このことが、「差別」や「えこ贔屓」と捉えられるかもしれなが、次なる理由の元、敢えてこれらを受け入れよう。
そもそも、山崎研における教育方針・目標は、「自立した学生を育て、世に送り出す」ことだ。これは、毎年の研究室配属の時などで言っているはず。では、その目標を達成するためには、どうするかと言えば、個々の学生に合わせた対応をする。なぜならば、学生はみんな異なる。それが故に、対応も異なる。むしろ、ここで全員に同じ対応をすることこそ、「責任放棄」になるはずだ。なぜならば、(繰り返すが)学生は個々に異なるのだから、同じ対応をすることが、すべての学生に対する目的達成につながるとは言い難いからだ。この点から、学生ごとに対応が異なることになる。
それと同時に、我々は、研究の世界にいる。その世界は、時に競争(研究の新規制・独創性は競われる)が存在する。研究室のメリット(敢えて、私のメリットと言い換えることを受け入れよう)を考えると、この競争に意味なく負けるわけにはいかない。とすると、その競争に参加する、そして勝つためには、結果を残す研究を求めることは当然だ。そして、その結果を出すことができるテーマであったり、それを遂行する学生であったり、それらを優遇・優先することも十分にあり得る。
以上のことから、学生ごとの対応が異なることを明示しておきたい。もちろん、このような方針に対して、学生自身が、どこまで頑張っているか、ということが考慮されていないとは言い切れない。このことも、敢えて(誤解を恐れずに)明示しておきたい。
追記:やっぱり、我が家には「いる」ようだ。
2015年2月5日(木) 第一関門突破!?
修論・卒論発表会の要旨が、「無事」提出された。まずは第一関門突破、というところだろう。ただ、論文書きとプレゼンはまだ終わっていない。特に、修論に関しては、これからの1週間で全てが決まる。のんびりしている時間は、無いはず。
何はともあれ、要旨ができたので、プレゼンはこの要旨に沿って組み立てていけばいい。が、「要旨だけ」では物足りなくなるだろう。特に、多々見受けられるのだが、プレゼンにおける研究背景の説明の際に、要旨の冒頭部分をそのまま読み上げただけのプレゼンは論外だ。特に分量が少ない卒論は尚のこと。スライドをしっかりつくるのは当たり前だが、原稿もしっかりと練ること。
そんなこんなで、今日のお仕事は、ひたすら要旨直し、のはずだったのだが、前日に急に会議がはいった。それも朝から始まり、終わったら11時。そこから要旨直しを開始。
要旨を学生が直している時間は、頼まれ仕事その1のデータ解析に取り掛た。まずはデータを入力&チェックを行った後、お決まりの解析まで行った。さすがに論文化を想定した解析まではできなかったが、まずは依頼主へ提出する報告書作成が当面の目的なので、明日もしっかりと続きを行おう。
それともう一つ。以前書いた論文査読依頼のメールがエディターから届いた。そもそも、みんなで書いているヤツメ本の原稿なのだが、その1つの章を担当しているアメリカ人の(日本語ペラペラな)知人からの査読依頼が以前届いていた。その時に、「近日中に、エディターから正式依頼メールが届くから」と聞いていたので、今回のエディターメールにも受け入れの返事を送っていた。で、今日届いた原稿を見てみると、、、著者に知人の名前が無い。。。もしかしたら、別の論文も引き受けてしまったのかも。期限は2月末まで。う~む、イノシシはまたもや冬眠に突入だろうか。でも、頼まれ仕事だけに追われる生活もいやなので、さくっとイノシシを直した後に、やつめ論文に専念したいところだ。もちろん、修論・卒論が目先の仕事になるのだが。
2015年2月3日(火) まずまず順調
最近は、体の調子が悪くない。つまり、良いわけではないが、痛みもずいぶんと減ってきた。薬は飲み続けているが、罹病前と(大学での生活においては)似たようなことができるまでに回復した、ということにしよう。
ということで、今日は朝から実験。頼まれ仕事その2を本格化させた。抽出を終わらせ、PCRも実施。結果は、nestedがいいみたい。明日もこの続きをやっていくが、同時に次なる実験も。ついに、来年度の卒論テーマになるであろう、「新たなる魚」に取り掛かった。今夕、溶かし出しを始めたので、明日は抽出だ。ちなみに、普通に筋肉から抽出をすれば、まず大丈夫だろう。でも、今後、活魚からのDNA抽出を想定して、ヒレや棘からも抽出を試みてみよう。
実験以外は、要旨直しと論文直し。どちらも今日の分のお仕事は完了。
明日も要旨直しは続くが、冬眠中のイノシシをそろそろ起こしたい。今朝、大学への道すがら、今後のイノシシ投稿について、歩きながらいろいろ考えてみた。そもそも、前にも書いたとおり、いまいち乗てこない。だが、何があっても、お蔵入りだけは避けたい。そして、山崎研としてはイノシシなどの哺乳類で世界に打って出る予定はないが、国内向け、特に県内向けに、それなりの「売り」にはしていきたい。ということを考えると、無理に国際誌にこだわって、全体の研究活動に支障をきたすよりも、国内英文誌辺りへの投稿に割り切ってもいいのでは、、、と考えると、随分気が楽になってきた。まずは、これまでのいきさつもあるので、先に投稿したところへ再投稿するが、ダメならすぐに論文の格を落として、投稿を考えよう。もっとも、国内には変な「派閥」があるとも聞いたことがあるので、一筋縄ではいかないかもしれないが。
何はともあれ、自分の実験と論文書きが進めば、それ以外にも意識を向けることができる。特に、あと1ヶ月に迫った新年度開始に向け、いい準備をしていきたい。
2015年2月2日(月) 割り切りが大切
2月はやるべきことが多い。それも、周りを優先することだ。
何といっても、修論・卒論。何かとこれら関連のことが続く。そして月の後半には入試が本格化。今年はこれ以外にも、論文査読関連がこの時期にまとまった。
今日のお仕事もこれらに奔走?した。
まずは修論・卒論の発表要旨チェック。最終締切は木曜日の17時。期限までに完成させることはもちろんだが、赤ペンを直すだけの作業ではないことは、わかっているはずだ。その場その場で、しっかり書き方を学ぶことを期待したい。そして、改めて書く事だが、今書いている要旨は、あくまでも発表会を意識したもの。つまり、修論・卒論そのものの要旨ではない。だから、本文に載せている内容を全て書く、ということは有り得ない。そして同時に、他の研究室の人が読むものなので、「初心者」でもわかるような書き方でないといけない、というくらいの意識が必要。さらには、これもいつも言っているのだが、何といっても、まずは自分自身が、内容(文章)をしっかりと理解できていないといけない。今日読んだ要旨は、すべてにおいて、これらが足りなかった。
次に、入試はまだ先。論文査読に取り組んだ。実際に読んだのは、Nさんの水田論文だが、これとは別に、査読依頼が舞い込んできた。もっとも、本来であれば、この手のことは書かないことなのだが、例の「ヤツメ総説」に関する他の研究者の原稿を読むことを依頼されたので、厳密なる査読論文とは異なる。
ということで、今日はイノシシは冬眠中。
それから、気分転換も兼ねて、DNA実験も再開。実験でリズムを掴んでいこう。
2015年1月30日(金)夜 ひみラボへ
ひみラボでは、時間を有意義に使うことができた。
主に取り組んだのはイノシシ論文なのだが、期待通りに気分転換にもなり、一通りの直しが終わった。さらに、関連論文の読み直しもでき、改訂稿作成に近づいた気がする。だが、いざ直しが進んだ論文をみると、文章量が激減。特に考察の分量が半分に。要するに、半分は無駄&不適当なことを書いていた、ということだろうか。だが、さすがに寂しい感が否めないので、関連論文をしっかりと引用して、内容を膨らませよう。同時に、関連論文を読んでいると、それらの考察では、結構「水増し」があることも判明。要するに、結果の焼き直しに近いことが行われている。ただ、それができるのも「腕」だろう。
何はともあれ、仕事が、ようやく軌道に戻ってきた感じがする。卒論なども含めて、もろもろの仕事も増えてきた。来週は、何かとやることはありそうだ。
2015年1月30日(金)朝 ひみラボへ
先日納品されたひみラボパンフレットを届けに,かつ気分転換に,ひみラボに行きます。あちらで,イノシシ論文と格闘予定。
今日の17時に提出締切の卒論第2稿については,私が17時までに戻っていなければ,310前のサイドテーブル(キャスター付のヨーロピアン)の上に提出してくこと。時間は自己申告で。
また,修論要旨については,二人とも昨日の直しにしっかり対応し,自分の中でもしっかりと考えて,週明けに提出すること。時間に余裕があれば,お互いに交換して「直す」ことを心がけてチェックするように。繰り返すが,時間をかけることも大切であり,今はその時(この週末にかけて多少のゆとりがある時)なので,本文,プレゼンと合わせて,時間を有効に活用するように。
2015年1月29日(木) 時間がありすぎるのも考えもの?
今週は、なんだかんだで自分の時間が余っている。それではと、論文に専念しているのだが、時間がありすぎると、ついついだらだら、集中できない。結果的に、論文書き(直し)も進まない。
もちろん、言い訳以外の何ものでもないのだが、時間がありすぎるのと同時に、今の論文にノってこない。直しの指摘が多すぎて、根本的に今の状態を形ばかり直して、良くなるのだろうか?という思いもある。同時に、正直、興味がわいてこない、ということもある。とか言いながらも、時間がある今週中に一通り直したいと思い、実験もせずにパソコンに向かっている。なんとなく、悪循環。
だが、まったく進んでいないわけではない。今日までに考察の途中まで直しが終わった。あと少し、というところまで来ているのは間違いない。同時に、締切があるわけではないので無理に慌てなくていい、という思いと、今やってしまわないとお蔵入りになるのでそれだけは避けたい、という思いが交差している。ま~、時間があるが故の、贅沢な悩みともいえるのだろう。
ということで、明日も直し完成を目指し、ばたばたしていよう。でも、時々時間を見つけて、少し将来(来年度)のことも考えよう。何事も前向きに。
ところで、昨夜は生物学科の新年会。その席で、とある先生と打ち合わせを行い、某「象徴種」のDNA解析を山崎研で引き継ぐことになった。これはそもそもは、地元の某施設からの依頼。その当時に、某「象徴種」を実験で使っていたその先生に解析をお願いしていた。当初から山崎研でやっても良かったのだが、多くの先生が、地元とのつながりを持つ機会があった方がいいだろう、という考えのもと、お願いした次第だ。そして、そこそこいい?結果が得られている。しかし、サンプルは次から次へとやってくる一方で、最近は実験の方が進んでいないとのことを前聞いていた。ということで、それらを勘案し、山崎研で引き受けることにした。といっても、先方(某施設)にはまだ確認をとっていないので、それからの話だ。また、具体的にどれだけのサンプルをやるとか、そういう予定はない。それにそこまでサンプルも多くはないだろうから、実験の合間とかにやることもできるだろう。そして、一応は「魚」ということなので、来年度からの研究室方針とも合致する。慣れてきたら、学生にお手伝いしてもらってもいいだろう。ということで、やること自体は増える一方だ。
またまた話は変わって、今年も3月にひみラボ活動に関する地元報告会を開催する。毎年、数名の学生にも発表してもらうのだが、今年はNさんからの要望もあり、現4年生二人に話をしておいた。が、「予想通り」参加できないとの返事を受けた。これまでもずっとこんな感じだったので、今更多くを言う気も起こらない。本人達にとって、この一年は何だったんだろうな~、と思うばかりだ。私は、いろんな学生と接していくことが仕事だから、はっきり言って、なんら問題はないのだが、本人達にとっては大学生活の最後の1年だ。。。な~んて考えること自体が、今時の(多くの)学生には理解できないのであろう。
それからもう一つ、これもいつも言っていることだが、大学の研究室にしても、ひみラボにしても、使わせてもらっている、ということを忘れないように。自分たちに使う権利があるとか、勘違いしている and/or 思い上がっている学生が最近もいるが、明らかな見当違いだということを明確にしておきたい。
2015年1月27日(火) イノシシとヤツメウナギが追いかけっこ。。。
今日は予定通り(?),自他の論文原稿と向かい合った。
中心はイノシシMS直し。レフェリーコメントに対応しながら,まずは図表を完成させた。今さら,と言うなかれ,これはこれで重要。全体見直す際に,やはりしっかりした結果がでていることは重要だ。これに続いて,本文の直しも。こちらも結果のところが中心だったが,確実に進んだ。。。と言っても,まだまだ先は長い。予定通り明日中に形が整うのだろうか?,,,おそらく無理であろう。が,慌てず,焦らず(いいのか?),確実にこなしていきたい。
このイノシシ直しの気分転換(?)も兼ねて,修論原稿を読み直し。ヤツメウナギの話だ。久々に,二つの原稿に真面目に向き合ったので,頭の中が混乱してきた。おまけに,2つの原稿は,生き物こそ違えど,内容は結構似ている。ということで,イノシシやらヤツメウナギやら。。。と思った,ライチョウも飛んできた。。。ま~,研究で頭を悩ませる?のは大歓迎なので,どしどし,積極的に動いてもらいたい。
さて明日は,基本的には今日と同じ。加えて,木曜日に教養講義の最終回がある。スライドもさることながら,レポート課題も考えよう。夜には新年会がある。そこまでにもろもろ形にしてしまいたい。
2015年1月26日(月)夜 調子がいい
まずは、昼間の書き込みをしっかりチェックすること。わかってはいたが、やはり予定がぎっしり詰まってきた。毎年のことではあるが、しっかりと対応してもらいたい。
といっても、今の時期大変なのは学生の方かも。私は、修論・卒論対応以外は、自分の時間を持てている。
今日の午前中は実験。お手伝いの3年生が二人になった。その分、仕事がはかどった。私自身の仕事もまずまず。頼まれ仕事その1が無事完了。今日は、そのデータ入力も手伝ってもらったので、今後早めに解析を進めていこう。
午後は、スケジュールを練った後は、イノシシMS書き。当面の予定をみたところ、この三日間がほぼ時間を自由に使える。ということで、ここで一通りの直しをしてしまいたい。つまり、水曜日夜の新年会までに、改訂稿(案)の完成がひとつの目標だ。今日の段階で、やり直し解析がほぼ終わり。図表もだいたい完成。明日はレフェリーコメントに対応しながら、本文を直していこう。集中すれば、明日中にそこそこできるのではないだろうか。
もちろん、修論などなどのチェックもしっかりおこなうので、ご心配なく。
と、全体にことが進んでいるのも、体の調子がいいから。先週末に病院に行ったばかりなのだが、そこまで痛くなっていない、わけではないが、わりと我慢できる範囲だ。このまま、全体に快方に向かうことを祈ろう。
2015年1月26日(月)昼 修論・卒論スケジュール【重要】
以下の通り,山崎研における修論・卒論に関するスケジュールを掲示するので,しっかり対応すること。全体に,時間的に余裕がなく,複数の項目に同時に取り組むことになるため,各自しっかりと対応すること。下記以外にも,個別の質問等(内容相談,スライドチェック等)への対応は,適宜行うので,有効活用すること。
1月29日(木) 修論発表会要旨初稿提出
1月30日(金)17時まで 卒論第2稿提出
2月2日(月)朝 卒論発表会要旨初稿提出
2月5日(木)17時まで 修論・卒論要旨提出【学科へ】
2月9日(月)13時から 修論発表練習(C202室。場所注意)
2月10日(火)17時まで 修論提出【学部・教務係へ】
2月12日(木) 修論会場練習(共通教育棟D21)
2月13日(金) 修論発表会(共通教育棟D21)
2月16日(月)13時から 卒論発表練習(1回目)(C206室)
2月16日(月)17時まで 卒論提出【学科へ】
2月18日(水)13時から 卒論発表練習(2回目)(C206室)
2月19日(木) 卒論会場練習(共通教育棟D21)
2月20日(金) 卒論発表会(共通教育棟D21)
(その後の主なスケジュール)
2月23日(月) 研究室配属内定解禁
2月27日(金)17時まで 卒論完成版提出
2月27日(金) 修了生・卒業生,サンプル・データ等まとめ,提出(詳細は別途連絡)。机等片付け。
3月2日(月)9時 研究室配属。新年度所属学生顔合わせ。新4年生ミーティング。
3月13日(金)夜or15日(日)昼 ひみラボ年間報告会
3月24日(火) 学位記授与式
※授与式後の夕方に,恒例の打ち上げを実施。なお,プレゼント交換に関して,かつては互いに心配りをしていたが,最近は形骸化している。そのため,山崎研では公式行事扱いせず,あくまでも有志のみで行うこと(この間,山崎は退席します)。
2015年1月21日(水) ミナミアカヒレタビラ
今日は朝からひみラボへ。目的は、来年度の卒論テーマに関する打ち合わせ。といっても、卒論で終わるテーマではなく、研究室全体、ひみラボ、その他の機関との連携も視野に入れた一大プロジェクト!というと大げさだが、それくらい大きな柱となる(であろうorといいな)テーマだ。
内容はずばり、タイトル通り。ミナミアカヒレタビラだ。これに関しては、隠すことでもないし、どんどんアピールしていきたいので、当初からオープンでいこう。
この魚、もしかしたら、富山ではイタセンパラよりも数が少ないかも。もちろん、生息地の多さ、広さとかもあるので、どっちがどっち、という話ではないが、兎に角、それくらい注意しないといけない魚だ。そして、イタセンパラほど調査が進んでいない。少なくとも富山では。その他、もろもろ理由はあるが、それはまた今度書こう。
ということで、来年度の卒論テーマは、某企業連携とアカヒレの2つ(以上)になりそうだ。あとは、しっかりとやってくれる学生が来てくれることを期待し、そして、しっかり指導していこう。
2015年1月20日(火) 実験順調
今日は、結果的には午前中は実験。午後は論文データ解析と講義。
実験の方は、頼まれ仕事その1がほぼ終わった。週末を活用して、一通りの個体を310RUNまで終わらせたのだが、失敗したサンプルのやり直し実験を今日行った。同時に、頼まれ仕事その2も抽出やらダイタミやらSQやら。まずまず、順調だ。こちらは3年生に随所随所でお手伝いしてもらっているのだが、これがなかなか効果的。今だから出来る面もあるが、学生の実験の面倒をみながら、自分の実験もできる。こちらも出来る限り早く結果をまとめてしまいたい。
一方、イノシシMS解析のうち、一番の基礎となるStructureの計算が先週末完了。これに伴い、再解析の必要がでてきたので、それらをちまちまと解析したり、図表を作ったり。ただ、イマイチ集中できなかった。今後、やっていこう。
そんなこんなで、今の時期は、比較的自分の時間がある。もちろん、修論・卒論チェックもあるのだが、今のところ、そこまで時間をかけずに対応できている。その他の学生も昼過ぎにのんびり来るくらいだから、こっちものんびり対応していけばいいだろう。だから今のうちに、自分の実験や論文書きをやっておきたい。そして同時に、来年度の計画もまとめていこう。
ということで、明日は朝からひみラボ。来年の卒論になるかもしれない研究の打ち合わせが主な目的だ。久々ひみラボでじっくりと考え事をしよう。大学へは夕方に戻る予定。310は予定通りメンテナンスを行う(はず)。
それから、木曜日の朝、急な会議が入ってしまった。3年生にはメールを送ったが、その日はお手伝い実験はないので、ここでも連絡しておきたい。時間があれば、ゼミにでてもらおう。
2015年1月18日(日) 休日出勤二日目
今日もお仕事だ。昨日が山だったので,今日は比較的落ち着いて取り組めた。
お仕事の合間は,金曜日に提出された卒論初稿読み。内容に対する評価は,本文に書きこみ本人たちへ。今後の修論・卒論書きとして,いずれも最終的な締切があるため,これを守るのは当然。その途中で,書き直しがあるだろう。ただ,何回書き直すか,ということに決まりはない。もちろん,その人毎に異なる。去年のように,私が急病にでもならない限り,締切ぎりぎりまで直しが入ると考えておいたもらった方がいい。もう一つの留意点は,今後,プレゼンの準備も必要になる。また日程は確定していないが,当然ながらプレゼン練習もある。ということで,修論・卒論書きとプレゼン準備が日程的に重複してくることになるので,先を見て準備を進めてもらいたい。毎年言っているが,論文に取り組みながら,気分転換でプレゼン(スライド)を作っていく,というのが理想(の1つのパタン)だろう。繰り返すが,論文書きもプレゼン準備も手抜きは認めないので,そのつもりで。手抜きをするくらいだったら,修論・卒論,やる意味がない,というのが山崎研のスタンス。
ところで最近,私がいる組織の次期リーダーを決める準備が進んでいる。1名の方が推薦された。ここで敢えて名前は書かないが,これ自体は学内(廊下とか)掲示されているため,隠す話ではない。そして,これも多くは書けないが,「まだまだ捨てたものではない」というのが,率直な感想。詳しく書くことは控えておこう。
それに伴って,改めて研究室の方針練りに取り組んだのが金曜日。「練る」というよりも,最近の考えをまとめてみた。そしてネタファイルに書き込んでいると,次々とアイディアも湧いてくる。なんて書くと,何やら新しい方針を打ち立てるのかと勘違いされそうだが,基本的にはこれまで,そして最近の書き込みの通り。「やることしっかりやりながら,様々な変化に柔軟に対応する」とだけ,ここでは書いておこう。具体的な研究テーマも,敢えて今書かないが,全体的に,事前の計画練りはしっかりとやっていきたい。特に,論文に書くときのことを考えて,サンプリング・実験デザインをしっかりと練り,実行することが重要だ。
2015年1月15日(木) なんとなく、まったり
やることはやっているのだが、全体にまったりと過ごしている。緊急の仕事がなく、全体的に順調に進んでいるため、ついつい気が緩んでしまうのだろうか。
そんな中で、DNA実験やら、当面の研究計画練りやら、イノシシ論文直しやらが主な仕事。とはいえ、どれもイマイチ、集中できない。もちろん、「痛い」こともあるが。
イノシシ論文に集中できない原因がないわけではない。といっても、言い訳以外の何者でもないのだが、再解析の結果が出ていない。一番の要になる解析が、Structureを使った集団構造推定。サンプル数も多く、計算回数も多いので、今週初めから計算が続いている。それでも、今日辺り計算が終わるか、、、と思っていたのだが、どうやらプログラムがストップしてしまったようだ。もっとも、計算中に、関連論文を読んでいて、少し別の条件で計算すればいいことが判明。ということで、今朝、その方法で改めて解析スタート。これだと計算がやや軽くなるので、週明けには終わってくれるだろう。もちろん、そのほかの解析も、ちまちまと行っている。要求は多いが、レビュアーからの指摘は有益だ。でもなんだかんだで、改訂稿の完成には時間がかかりそうだ。ということで、無理に慌てずに、しっかりと対応していくことにした。
同じ傾向はしばらく続きそうだ。特に、来年度からは「地味」とも言える研究を開始する予定。となると、すぐに論文化には至らない。そこで、今後数年の論文書きは、これまでのデータを形にしていく(論文化する)ことが中心になりそうだ。山崎研の(最近の)悪い癖で、論文ネタは多岐にわたる。そのため、個々の論文で、それぞれ別々の解析やら、考察やら、そのための文献読みをする必要がある。論文を書く、という点だけでみると効率が悪いが、今更それを言っても仕方がない。個々の研究は意義深いことだし、論文にできるだけの結果があることは間違いないのだから。ということで、時間があることを活用し、個々の論文で、しっかりと文献を読んで、今風の解析をして、形(論文)にしていきたい。
ということで、新年度からは、いい意味で論文書を「焦らず」に、新配属学生の面倒をしっかりとみていきたい。
2015年1月14日(水)夜 だいぶ良くなった!?
体の具合は、回復傾向にあるようだ。今日は概ね一日中、お仕事をこなすことができた。薬の間隔も徐々に広がってきた。
午前中は既に書いたとおり。午後は、まずは4K報告書書き。昨日までに、だいたい出来上がっていたので、今日は読み直し。そして完成!ということにして、提出した。その後は、配属希望者のための研究室紹介。もろもろスライドを準備したのだが、参加者は4名。男はなし。。。感触としては、先の希望調査で第一希望にしてくれた二人は来てくれそうだ。プラスアルファが、あるかどうかはわからないが、そろそろ卒論テーマを具体化させていこう。某企業との連携研究が1つとして、もう一つはヤツメかタナゴを考えている。いずれもひみラボ絡みの研究だ。といっても、周りとの兼ね合いもあるので、今後煮詰めていこう。
研究室紹介と前後して、イノシシMS論文直しを再開。特に、一部の解析の再計算を行った。すると、、、結構、「違う視点」で考察を追加できそうな結果も出てきた。この辺をどう扱うかは、明日、改めて解析をしてから考えるが、本文をどこまで直すかも考えなければならないかも。ということで、さすがに今週中の投稿は難しそうだ。無理に慌てず、確実に形にしていこう。
2015年1月14日(水)昼 休憩中の妄想?
ちょっとした空き時間を利用して書き込み中.最近は,自宅で書く(書ける)機会が少ない.その理由は「痛い」こと.少しずつ和らいできているとは言え,未だに薬を飲み続けている.今回は,かなり「締め付け」がきついようだ.全体的にはよくなってきているのだろうが,その場その場での「締め付け」が楽になるというわけではなさそうだ.となると,まだまだこの痛みは続くことになるのだろう.それはさておき,「痛い」がゆえに,集中ができない.物事を考えたり,書き物をしたり,これらが大変.かつ,やる気が出難い.ということで,最近は書き込みが滞っていた.
しかし,昨日早めに寝たこともあり,今日は結構すっきり.ということで,仕事の合間(区別が明確ではないが?)に,書き込みをしておこう.
上記の通り,「すっきり」していると,頭も働く.加えて,全体にポジティブな考えも湧いてくる.そこで改めて,これからの研究方針などを考えてみたのだが,目指すべきは盛りだくさん,という従来の方針は変更なし.特に,「地域目線」と「グローバル」の兼ね合いを考えてみた.というのも,最近,もろもろのところで,グローバルとか,世間体を気にした論文書き(要するにIFの高い論文を書くこと)を求められる.もちろん,山崎研でも従来から意識しており,「富山での研究を,英語で世界に発信」という具体的な行動も実践している.ただ多くの場合,我々の世界(分野)では,十分なレベルの国際誌でも,世間(正しくは,世間体を気にする一部の方々)から見れば,Nature,Scienceとかだけを求める嫌いがないわけではない.多くの場合は,この手の考えや見方はスルーしてきたが,ちょっと別の対応も考えてみた.
話は正月に戻るのだが,今年の方針を考えた際に,「焦らず,,,」と方向性を示した.実は,その時のブログには書かなかったのだが,当時の自分用のアイディアノート(wordファイル)を見直してみると,方針の冒頭に『柔軟にやっていく』という文言があった.つまり,何ごとに対しても,従来の方針にこだわるだけではなく,柔軟に対応していこう.そのために,「肩肘張らず,焦らず,あわてず,,,」と続いていた.
ということで,Nature云々にしても,毛嫌いする必要もないし,目指してはいけない,というものでもない.もちろん,今すぐにNatureに投稿できる論文が書けるわけではないが,近い?将来,書くことを目指してもいい.ということで,『富山(and/or氷見)のことをNatureに載せる!』ことを,目標の1つにしてもいいだろう.もちろん,期限を区切るわけではない.ちなみに,各内容は,原著論文であってもいいし,,,,ここから先は,ネタバレを避けるために,今は秘密にしておこう.
ま~,何にしても,「焦らない」ことは変わらない.そして,目標は目標として,まずは少しだけ先のことを考えながら,今やるべきことを積み重ねていこう.
2015年1月9日(金) つじつま合わせ
今週は、なんだかんだで慌ただしくすぎていった。また同時に、予想以上に「痛み」も長引き、だましだまし、休み休みの行動になったため、全体に仕事が滞ってしまった。でもどうにか、今日一日でもろもろ頑張ったため、最低限のことはできた、というところだろうか。
イノシシMS論文については、コメント読みが終わり、長時間を要する解析をスタートさせ、その間に本文の直せるところを直していった。と言っても、これは途中まで。4K報告書についても、ぼちぼち構成を練り、書けるところを書いてみた。そしてNさんの投稿論文。これは今日の帰宅間際にようやく終了。メールを送った。
実験もぼちぼち。学生指導は、、、
さて、先日、第一回目の配属希望調査があった。山崎研第一希望は二人。以前調査に行った二人だ。テーマも本格的に考えはじめよう。ただ、例年同様にテーマは沢山ある。もう少し学生が増えてもいいかも。ということで、来週研究室説明会を開催することにした。それ相応のアピールをしよう。ということで、この連休は家で説明会プレゼン作りに勤しもう。
2015年1月6日(火) 進んだような、進まなかったような
まず、言い訳をすれば、今日も「痛かった」。そのため、長時間の集中が続かない。
そこで気分転換を頻繁にいれていたのだが、その1つとして、サテライト・サイトの更新。地味に、研究業績が増えている。人の褌、ですが。
それから、過去のブログを読み直していて気がついた。なんと、去年も「今年の方針」なることとして、「焦らず!」を書いていた。この一年間、大して進歩しなかったのだろうか、、、
それはそれとして、一応お仕事もこなした。特に、実験を本格再開!310のメンテナンスを行い、もろもろ新しくして、準備万端。いざ本格稼働!と思ったら、、、学生に取られてしまった。ま~、学生さんが積極的に実験をしてくれることは悪いことではない。といことで、明日からは、朝の時間を中心に、ちまちま310を流していこう。地道だが、確実に実験をこなすことで、まずは頼まれ仕事を終わらせたい。続く、実験については、3年生が継続的に手伝ってくれることになった。そのため、私は別の実験、例の産学連携、、、ができそうだ。
そして今日もメインは論文直し。イノシシMSのレフェリーコメントを一通り確認した。いろいろ書いてあるが、総じて二人のレフェリーは同じようなことを指摘している。もっともな指摘も多いので、前向きに対応しよう。ただそうなると、当初と論文の内容がずいぶんと変わってきそうだが、論文書きはこんなものだろう。確かに客観的にみてもらうことで、データの不足などが自分でもわかってくる。そう思うと、返す返すも、実験デザインの重要性が身にしみる。論文書きを想定して、実験を組むことが必要だ。
さて明日は、「痛い」と言いながらも、新年会へ。それと昼間は会議。合間に「焦らずに」仕事を進めよう。
2015年1月5日(月) 仕事始め
予定通り、まったりとスタート。
まずは研究計画練り。さらには、来年度の配属学生対策、特に個別説明会の内容について考えてみた。今週後半に1回目の配属希望調査があり、その結果次第ではあるのだが、それなりに希望者がいそうであれば、個別説明会を開催。ある程度、具体的に来年の予定などを話せるようにしたい。
その後は、論文直しを2つ。Nさんから預かっている論文のイントロ部分を直した。ちなみに、自宅残業で続きを手がけた。その後は、イノシシMS論文も。レフェリーコメント対応を考え、そこそこ進んだ。
その他、やったことといえば、修論返却。これにはいろいろと言いたいことはあるが、、、ま~、自覚を持ってもらいたい、というところだ。
明日は概ね今日の続き。加えて、実験を再開できればいい。
2015年1月4日(日) 練りに練った上で、、、
朝から、同居人とちび助1号が、新年初滑りへ。私はお留守番。連日の雪かき&薪運びのために、傷口の具合が思わしくないため、ちび助2号&3号の相手をしながら、のんびりと過ごすことにした。
日中は、ほとんど「お仕事」ができなかったが、ちび助たちが寝静まってから、研究計画練りなどなどを行うことができた。
今日は産学連携?研究の計画練り、続き。特に、PVAについて考えてみた。といっても、基本的な方針は、目新しいものはない。昨日考えた生態調査や遺伝子解析など、従来の定番研究を進めていくことにより、現状やこれまでを明らかにすることが期待されるわけだが、やはり「保全」となると、将来も考えなければならない。過去と今、でわかったことから、保全策を練り、実行していくわけだが、それがどこまで有効か、ということは、結果(未来・将来)をみないとわからない。でも、かと言って結果だけに任せるのではなく、今から将来を予測してみよう、というのがPVAだ。だから、山崎研でも、最近は様々な研究でPVAを取り入れている。そして同時に、PVAを行う過程で、不足している情報を具体化することができる(期待される)。などなどの利点を考えながら、当該研究におけるPVAを考えてみた。
そして、これを考えている途中で、重要なことに気がついた。思い出したといってもいいかもしれない。つまり、研究を進めてみて、はじめて「不足・物足りなさ」が分かる場合もある、ということだ。これは研究の世界では(でも)当たり前のことだろう。つまり、研究を進めることにより、更なる課題が浮き彫りになり、それが次なる研究につながる、発展する、というのが、健全な研究活動とも言える。
この当たり前のことが、最近の山崎研では見失われがちだったのかもしれない。
なんとなく、物珍しさや、周囲からの要望という言葉をいいことに、目先、目先で、研究を進めていた嫌いがないわけではない。最近の、多岐(の生物)にわたる研究テーマを見直してみると、そのことが否めない。
研究を進め、不明なことは、次のテーマ(卒論・修論テーマ)として、継続的な研究を展開していく、それが最近の山崎研の研究には無かったのは事実だろう。わからないことは、次の段階で明らかにすればいい。修論・卒論の不足分は、次の修論・卒論でやっていけばいい。改めて、その認識を持つことができた。
もちろん、行き当たりバッタリではない。初めにしっかりと研究計画を練る。昨日書いたように、大きな目標、目先のテーマ、そしてそれらをつなぐ道筋を、「今の時点」でもっている知識・経験などなどを総動員して考える。そして、研究を実行する。その上で、不足していたことを、次にもっていく、ことが重要だ。初めから、何も考えずに進めていくのでは、全くの無意味だ。
と、いうことを念頭に置きながら、新年度に向けて、新規and/or継続研究を練っていこう。計画練りは、まだまだ続く。
さて明日は、いよいよ仕事はじめだ。もしかしたら世間には、ブルーになっている人がいるかもしれない。が、私は全くそんなことがない。休みはしっかり休めたし、楽しめた。それに、仕事も自分でやりたいことが中心だ。(近い)将来的な明るさも、研究(室)活動の中には見えている。明日はむしろ楽しみなくらいだ。ただ、若干の懸案が、体調。傷口の痛みが未だに引かず、薬を飲み続けている。仕事に支障がでないことを祈ろう。
2015年1月3日(土) 一年の計
元旦には、まとまったことを考えることができなかったが、昨日の書き込みの後、時間ができたので、大きなことから具体的なことまで、考えてみた。
まず、今年の全体的な方針としては、「焦らず、気取らず、肩肘張らず、やっていく」といったところ。焦らない云々言っても、何もやらないわけではない。もちろん、論文書きもやるし、もろもろの活動・アピールもやっていく。ただ、その過程で、身の丈をはずれた無理はしない、という意味だ。これまでの活動が、ある程度軌道に乗ってきたということもあり、じっくり地に足をつけた研究(室)活動ができる状況ができてきた、というのが大きい。だから、ガツガツした活動はしないが、やることはしっかりとやっていく。もちろん、新しいことへの挑戦も避けるつもりはない。当然ながら、これまでやってきた「地域目線」の活動から、それを国際的にアピールする(英語論文を書くなど)ことも積極的にやっていく。
ま~、昨年は、自身の病気やら、手術やらがあり、なんだかんだで、物の見方、考え方が変わったのかもしれない。
ただ繰り返すが、研究(室)活動における継続・発展は、積極的にやっていく。焦らない、といっても、当然時間に追われる(論文書き期限を設定する等)こともあるだろう。そして、学生教育も初心に戻ってやっていきたい。これは、昨年末から書いている「仕切り直し」ということだ。
さて、そんなことを考えたあとは、具体的なことも考えてみた。ズバリ、県東部の大企業と連携?した保全研究だ。こちらも再三書いている?ように、卒論テーマにする予定。ただ、遺伝子調べて終わり、という研究にはしたくない。ひみラボ活動を官学とすれば、新規テーマは産学になるかも。といっても、いきなり産業との直接的な連携、ということにはならないだろうし、金銭的利益に直結する活動をするつもりもない。ただ、研究室(ひいては大学)の価値、企業の価値を高めることは、目標とするところだ。そして昨日の計画練りでは、この目標をいかに達成するか、を考えてみた。
ただ、立派な道筋がまとまったわけではない。そもそも、研究にしても何にしても、大きな目標を掲げることは案外簡単だ。同時に、目先のやることも見えやすい。一方で、目先のやることが、大きな目標の達成にどのようにつながるか、これを見定めること、つまり道筋を描くことが難しい。そして昨日考えたのは、この大きな目標と、目先のやること(研究テーマ)。「道筋」については、今後、焦らずに考えていこう。
ちなみに、目先の研究テーマは、沢山思い浮かんだ。おそらく来年度の卒論テーマは、対象生物の遺伝子解析になるだろう。ただ、道筋をまがりなりにも考えた場合、生態研究は不可欠だ。そして、やるべきことは沢山思い浮かんだ。できれば、これらをセットにして、修論まで発展させていきたいし、その様な学生を研究室に入れ、そして育てていきたい。
ということで、昨日はいろいろ考えた。一方で今日は、、、焦らず過ごした一日であった。
2015年1月2日(金)朝 謹賀新年
今年もよろしくお願いします。
今年は完全に寝正月。おせち料理も無事にできたし、味もまずまず。お屠蘇と一緒に、美味しく頂いた。
夜になり、子供達も寝静まったので、1年の計でも練るか、、、と思ったが、イマイチ気分がのらず、というか、完全にまったりモードになっていたので、そのままダラダラ。
一転今朝は、大雪のため、早々に起こされ家の前の雪かき。30分くらいかけて、家の前の道路に積もった雪を取り除いたところで、除雪車到着、、、ご苦労様です。
ということで、患部の痛みも残っているため、今はコーヒー飲んで、ゆっくり過ごしてるところ。今日も、気が向くまま、まったりしよう。