2016年3月31日(木) あっという間
何時ものことながら,終わってみればあっという間だ.
3月は新人が加わり,新たな研究室活動が始まった.とは言え,講義がなかったため,比較的自由に,研究室活動を行えたため,調査に明け暮れた日々.当初は,一か月あれば,いろいろできるな~,と実感しながら進めていたのだが,,,気が付けば月末.3月が終わってしまった.
もちろん,今の時点でやるべきことは,(それなりに)やったと思う.新年度の修論・卒論は,少なくとも調査という点では,軌道に乗りつつある.これならば,学生だけで調査に行くことがあっても,大きな問題はないだろう.
その一方で,調査ばかりで,「頭」の方がどこまで仕上がっているかは微妙なところ.と言っても,勉強しろ~とか,論文読め~とか言ってはいるが,実践の機会がないとなかなか学べないものだろう.幸いにして,これからはゼミとか,ひみラボ自然史とか,実践の機会が待っている.そしてそれらは,あっという間にやってくるだろう.ここで改めて,『早め早めに,かつ着実に準備をしておくように!』と言っておきたいが,時間はあっという間に過ぎていくことだろう.過ぎた(過ぎる)ことは仕方がないが,常にその場その場の意識を持って,行動を重ねていくことが重要だ.
と,若者相手に言っているつもりだが,自分自身にも同じこと.溜まっていた「デスクワーク」は,だいぶ見通しがついてきたが,どうしても締切ギリギリのことが多い.同時に,締切のない仕事,特に論文書きやら,日頃の勉強やらは,気が付けば手つかずの状態が続いている,なんてことは今もある.間もなく,否応なく,講義漬けで,大学に縛られる日々が始まる.それを逆手にとって,実験や論文書きを少しずつでもやっていきたい.
2016年3月29日(火) 仕事の山
公約通り,今日はひたすらデスクワークで,仕事の山を片付けていった.
来年度の講義準備や各種報告書,実験依頼サンプルの整理,さらには諸々メール対応.ほぼ1日中,これらと格闘した甲斐あって,とりあえずのところは片付いた.もちろん,日数を要する仕事などは継続されるが,一息つけそうだ.
これで明日の調査は心置きなく行ける.だが2週間もすれば講義が始まる.そうなると,学生の面倒を見るゆとりが減る.気が付くと,学生指導が後手後手に回っていたりする恐れがある.そこで,今のうちから,この先を想定して,もろもろ進めていきたい.
この他(これと関連して)当面,考えるべきことは,講義の準備.それからひみラボ自然史研究会だ.これも早めの準備が必要だ.例年は,年度が改まってすぐに開催の案内を出す.今出せば,日程調整もしやすいだろう.それに,ひみラボ自然史研究会の主な目的は「新人」を鍛えること.そのため,どこの大学でも新人が溢れる今,たくさんの人に集まってもらい,交流を深めてもらいたい.そのためにも,名実ともに,もろもろ改まるこの時期に,案内を出している.が,今年は若干遅れるかも.というのも,実施内容の調整が十分にできていない.新たな取り組みをしたいところだが,やるからにはしっかりしたものをやりたい.でも,どこまでできるかが見えない.その辺も,じっくり考えていこう.やはり基本は,ニーズに答えていくことだろう.
ところで,新たな取り組みとかに関連して,最近巷では,PDCAサイクルというのが流行らしい.(P)ぱっと思いついたことを,(D)どうにかやり遂げて,(C)ちょっとだけ過去を振り返り,(A)あの時の思いつきではだめだと,もう一回やり直すこと...ま~,こんな感じだろうか(もちろん違うので,しっかり調べるように).
何はともあれ,研究においても重要なことだ.特に,どうにかやり遂げる,あたりが...
2016年3月28日(月)夕 1年総括
大げさなタイトルをつけてしまったが,まずは修了・卒業おめでとう.今年は,博士課程1名,修士課程2名,卒論2名を送りだすことができた.これまで,ことある毎に,言いたいこと,言うべきことを伝えてきたので,今さら言うことはない.強いて言えば,大学での,山崎研での活動を,少しでも活かして,社会で活躍してもらいたい.
と,言ってはみたものの,完全に巣立つ修士2名以外は,身近にいる.博士取得のNさんは,ひみラボでまだまだお世話になるし,卒業の二人は,身も心もすでに修論研究に没頭している(はず?).何はともあれ,堅苦しく考えすぎず,1つ1つ,自然体でこなしていけばいいだろう.
この1年を振り返ってみると,概ね,やりたい研究室運営ができたと思っている.その中で一番良かったことは,自他ともに,可能な限り現場に出ていたことではないだろうか.そして同時に,論文の方も,ほぼほぼ例年並みには書けたと思う.今年も同様にやっていきたいが,新人が多いため,現場に振り回される日が多いかも.ただ,あと2週間もすると,講義が始まる.そうなると,全く別の世界・時間が始まると言っていい.ま~,こちらもできる限り自然体で,かつ着実にやっていこう.
で,今日は(も)朝から調査...疲れた.そして,事務仕事がたまってきた.明日はデスクワークに専念しよう.
2016年3月28日(月)昼 【山崎研向け連絡】今後のイベント?について
この一週間は,卒業式はじめ,多くの行事があったのだが,タイミングが悪く,なかなかブログを書けなかった.この辺のことは,後ほど書こう.
今は,研究室メンバー向けの今後のイベント?情報について.いずれも重要なので,しっかり対応してもらいたい.
【ゼミについて】例年同様,前期・後期それぞれで,研究計画or中間発表1回,ゼミ論紹介1回を,各自に担当してもらう.もろもろ勘案し,現時点での予定は次の通り:
5月12日(木):研究計画(担当:I&T&K)
5月19日(木):研究計画(担当:A&N&F)
7月7日(木):ゼミ論紹介(担当:I&T)
7月14日(木):ゼミ論紹介(担当:A&K)
7月21日(木):ゼミ論紹介(担当:N&F)
いずれも木曜日に,大学で実施予定.というのも,前期はほぼ毎日講義が入っており,月・金曜日は比較的開いているが,調査を優先させたい.木曜日は5限目に講義があり,外出がしづらいので,この日の調査はなし.そこで,木曜日にゼミを開催する(予定).
【各種研究会について】現時点で,以下の日程で開催される予定.学生は,いずれもできる限り参加すること.特に,大学院を目指す学生は必須.
5月28日(土)ー29日(日):ひみラボ自然史研究会.毎年恒例.我々が主催者なので,運営面でもいろいろお手伝いしてもらいたい.もちろん発表も重要.原則的に,全員発表の予定.
8月6日(土)ー7日(日)か?:信州魚類研究会.こちらも毎年参加.今年も参加予定.もちろん,積極的に発表.
9月23日(金)ー26日(月):魚類学会(岐阜).1年のメインイベント.参加は全員.発表は進捗状況をみてから.昨年も発表した学生は,今年も発表が既定路線.
以上に加えて,富山県動物生態研究会などもあるかも.いずれも自分の研究・プレゼン訓練や,交流拡大のためなので,参加するだけではなく,積極的に活用してもらいたい.
2016年3月22日(火) 実験準備
今日は朝一で,新人対象のミーティング.言うべきことはしっかり言う.これは今も昔も変わらぬ山崎研の方針だ.若者には,今後の頑張りに改めて期待しよう.そしてこれも変わらぬ方針?だが,私が何も言わなくなったら,「それなり」の状況になったということだ.今年はそうならないことを期待しよう.
さて,それ以外は実務をこなした.まずはひみラボ報告会の準備.私担当のプレゼンだが,基本的な流れは例年同様なのだが,写真の総入れ替え(できる限り今年度のに変更)とか,実施内容の差し替えとかあり,実質的にはすべてのスライドを作り直した.ということで,なかなかに時間を要した.でも,しっかりしたものができたと思う.加えて,恒例の『春のイベント』の計画練りも.こちらはまだまだアイディアがまとまり切らないので,今後も継続.ただ,早めに動く必要があるものもあるため,しっかり対応していこう.もろもろ大変な面もあるが,価値あるイベントなので,楽しみながらやっていけるだろう.
むしろ新年度の本格始動が始まり,やることが沢山でてきて,時間がないのが実情だ.その「やること」の最たる?が今日初めてDNA実験の本格始動.4本足で,角が生えているアレだ.もこもこ鳥同様,こちらも担当学生がいなくなるので,引き継がなければならない.まずはサンプルや進捗状況等の全体像をしっかり把握し,着実に実験を進めていこう.でも,結構大変なので,ある程度軌道に乗ったところで,新規若者の青田買いを始めてもいいかも.
ということで,今日は実務に追われた感じ.まだまだ明日も続く.卒業式前にできる限り片付けよう.
2016年3月20日(日) 休日出勤
午前と午後に,会議が1つずつ.今の時期は,休日とかなんとか言っていられない.それでもこれで,年度末の「会議」は終わりかも.もちろん,すぐに次の年度が始まるが.
さて,先週後半もいろいろあった.まずは,「終診」.今度こそは,,,と期待.最初の発病から丸2年以上経っている.ちょっと前にも「終診」があったのだが,2週間で再発し,今に至っている.今回も油断は大敵.でも,感触的には悪くない.もっとも,私の場合は,結構重い症状だったため,再発の可能性はそれなりに高いとか.できる限り注意した上で,なるようになる,と割り切るしかないだろう.
そして,同じ日に,病院を梯子した.今度は「鼻」だ.わかってはいたが,初めて「花粉症」と診断された.何時も飲んでいる薬を処方された時は,肩透かしをくらった感があったが,その他にも点鼻・点眼の薬を出してもらったので,病院に行ってよかった,というところだろう.
それはそれとして,週末の一大イベントとして,「おやじ飲み」を開催.とても盛り上がった.公約どおり「おしゃれ感」は薄めだったが,参加者にもまずまず満足してもらえたのではないだろうか.また近いうちに開催したい.でも,各方面から「ちび介」達が集まりたい,とのお声をいただいているので,次は「家族飲み(食い)」だろうか.
さてさて,今日は会議の合間,今後の研究計画を練っていた.計画,と言ってもこれまでも結構考えていたので,実際に新規研究を始めたからこそ分かった課題等を考慮して,今後どのように動かしていくかを考えた.また,4月以降の学生指導,特にゼミとか,ひみラボ自然史研究会とかも確認.そして何よりも,自分自身の計画も.なぜならば,ここ1か月ほどか,学生の計画練りと指導を口実に,自分の研究を全くと言っていいほど,やっていない.その一方で,周囲ではお魚以外のところで動きがある.ということで,来週から,ぼちぼち,着実に,再開していこう.ただ,学生の野外調査だけは,今後もしっかり面倒をみたい.数年前は,調査を学生にまかせっきりにしていたがために,いろんなところがガタガタになった,という苦い経験がある.その再現にだけはならないことを気を付けよう.
2016年3月16日(水) ばたばた
会議やら調査やら,気がつけばばたばたと過ごして,時間が過ぎていく.
調査は,一喜一憂を繰り返している.特に,現場での採集.嬉しい悲鳴が出るくらい,たくさん採れる魚もいれば,なかなか採れない魚も.またそういう魚に限って,「採れた」と思って,後で見直してみると,違う魚だったり.結局,再認識させられたことは,1年を通して,しっかりと,地道に,愚直に,調査を続けていくことが必要だ,ということ.ただ,1年間,で終わるとは限らない.1年やってみて,課題が明確になることが多い.去年のヤリ・アカヒレがいい例だ.ただもちろん,課題が明確になったということは,それを解決するために,何をやればいいかが具体化されたことにつながる場合が多い.ヤリ・アカヒレも(私の中では)やるべきことがかなり具体化された.何はともあれ,やっていくだけだ.
ただ,いい点は,今年も調査に専念できる環境が整いつつある,ということだろう.この先数年は,テーマを集中して,やっていくといいのだろう.
でも時々,私の悪い癖?が出て,別の生物をやりたくなることが多々ある.それは気分転換として,うまいことやっていければいいだろう.
となると,当面の論文書きは,一連の調査や「癖」で出てきた成果をまとめていけば,ネタには事欠かないだろう.
ところで,今週末は「大人」限定の飲み会を山崎宅で開催.メニューは催し関連に掲載中.全体の方向性としては,「おやじ」が中心になるので,「おしゃれ」感は薄めて,飲み(喰い)を中心にしていく予定.
2016年3月11日(金) あれから5年
言わずもがな,東日本大震災から5年が過ぎた.当時,私は学会参加のため,札幌にいた.その日はちょうど富山に戻る日で,千歳空港への電車移動の最中に地震が発生した.幸いなことに電車の運行に影響は出ず,むしろ空港ターミナルについてから気が付いたくらい.その後,被害の実態が明らかになるにつれ,空港内の雰囲気も殺伐としたものに変わっていき,結果的に飛行機も飛ばなかった.なんとか札幌で一泊し,翌日富山に戻ってくることができた.この辺,詳しくは過去のブログで書いているのではないだろうか.その後,もちろん大変な時期を迎えるのだが,そんな中でも半月後にひみラボを開設することができ,今日まで「当たり前の研究活動」を送ることができていることに,感謝を忘れてはならないだろう.
さて,昨日は,ファミリーパークで開催されたライチョウ域外保全研究会に参加してきた.飼育現場の方が中心の研究会だったため,私は完全に「部外者」.それでも快く受け入れてもらい,懇親会も含めて,有意義な時間を持つことができた.多くの動物園の方と交流が持てたことが,一番の収穫だろう.そしてもう1つの収穫?としては,「ライチョウDNA再び」ということ.と言っても,新規学生の研究テーマになるのではなく,私が実験を手掛ける.今の時点で詳しくは書けないことが多いが,ファミリーパークにご協力があってのこと,という点は間違いない.
それに加えて,昨日・今日と,新人学生と研究ミーティング.テーマに関する説明だ.自分のテーマはもちろんだが,他の人がどのようなことをやるかをお互いに理解することは重要だ.ということで,新人3名全員同時に行った.具体的なことは,本人達にコメントしたので,次は自分たちで考えて,計画書を作成し,期限までに提出してもらいたい.
その他,今日は会議などが入ったため,久々デスクワークが多かった.締切が迫っていた仕事をもろもろこなしていった.それから,久々に鴨スナ論文も書き進めた.まずはマテメソのところを書きながら,次第にペースをつかんでいきたい.
2016年3月9日(水) 実は,氷見だけだった!
昨日書いたクロヨシノボリ.調べてみたら,富山県での生息確認は,氷見だけだった.ということで,誤解を承知で誇張表現をすれば,
『富山で13年ぶりに絶滅危惧種クロヨシノボリの生息が確認された!!』
ということになる.ま~,何はともあれ,生息していてくれたのは事実だし,喜ばしい.
さて,今日もひみラボで調査.今日は,タナゴの定期調査だ.この定期調査,ほとんどの山崎研学生にとって,もっとも重要な調査と言える.なぜならば,自分の修論・卒論に直結するので.クロヨシノボリの発見より,(学生本人にとっては)重要であることは言うまでもない.
で,その調査だが,あいにくの雨で,状態は良くない.そのためか,もんどり網での捕獲数もそこそこ.だが,定期調査の直近の目的は,「多くの個体を採ること(そして測ること)」である.ということで,ウェーダーはいて,川に入って,タモ網で追加の採集.採れるところでは,採れるものが採れた.
それはそうと,3日間連続の調査だと,体が疲れる.もちろん,目的の魚が採れれば,疲れも多少は吹き飛ぶが.
ということで,今週の調査はこれで終わり.明日は朝一で新人達と研究テーマに関するミーティングをした後,ライチョウ研究会に参加.少しは体を休めよう.
2016年3月8日(火) 13年ぶりの発見
久しぶりに,氷見でクロヨシノボリを捕まえた.記録をたどると,13年ぶりのようだ.
これまでも,ひみラボ水族館展示用などのために,採集を試みたことはあったが,なかなか採れず.そこで,今日は若者たちの鍛錬もかねて,久しぶりに「生息地」に行った.当時の淡い記憶をたどりながら,採集場所を決めていたが,環境が随分と変わっていた.ほとんどの場所が3面コンクリに.生息そのものを危ぶみながら,いざ採り始めてみると,シマヨシノボリやウキゴリ類はたくさん採れる.が,クロヨシノボリらしき個体は採れない.一通り採集を終え,種判別と計測へ.簡易判断を終えた段階では,クロヨシノボリは出てこなかったのだが,「トウヨシノボリ」と判別した個体を改めて見直してみると,,,いた!明らかに他とは異なる個体が2個体.久々のクロヨシノボリだった.
これら個体は,ひみラボ水族館へ持ち帰り,展示へ.もちろん,ひみラボでは初展示.今後,専用水槽を準備しよう.とりあえず今は,同じく氷見ではレアなルリヨシノボリと同居させている.喧嘩をしないことを祈ろう.
さて,連日の調査等で体の疲れもたまっているが,明日はタナゴの定期調査.しっかりやっていこう.
2016年3月7日(月) 【山崎研新人向け連絡】研究テーマ等について
実地訓練を重ねているところであるが,同時に修論・卒論の計画練りを進めておくこと.ということで,以下の通りミーティング等を行うので,しっかり準備しておくこと.
3月7日(今日) 自分の対象生物に関するレポート提出締切(対象:A君,F君)
3月10日(木)9時から 研究テーマに関する打ち合わせ(対象:A君,F君,N君).各自の修論・卒論テーマについて打ち合わせを実施.各自の研究について,「大きな目標」,「具体的な研究計画」,そして「大目標と具体的計画とをつなげる道筋・方法」を,口頭で聞くので,答えられるように,考えをまとめておくこと.
3月16日(水)17時. 研究計画書提出締切(対象:A君,F君,N君).10日の打ち合わせ等を踏まえ,しっかりした修論・卒論計画書を作成・提出.
以上,研究室内のことであっても,時間厳守!
2016年3月4日(金) HP充実化!
気づいただろうか.このサイトが「サテライト」から「HP」になった.つまり,山崎研の正式HPに格上げになったのだ.
今日,午前も午後も会議が入っていたので,まとまった仕事ができなかったため,合間を使ってこの「HP」を整備した.そもそも,従来の公式HPは,サーバーや管理ソフトの関係で,長いこと手を加えることができない状態.そのため,このサイトでリアルタイムの情報提供をしてきたのだが,さすがに物足りなくなった.ということで,こちらを公式HPにすることにした.既に生物学科HPからのリンクも変更したので,外部から「山崎研HP」をたどると,ここに行きつくことになった(はず).
もちろん,これを機に内容も充実させていきたい.ということで,細かい修正だけではなく,大きなところも手を入れた.特に「研究トピックス」.まだまだ途中ではあるが,山崎研の研究をできる限り詳しく紹介することを目指している.まずは,ヤツメウナギ.と言っても,旧HPに結構まとまったページがあるので,そちらへのリンクを貼っただけ.それとライチョウ.こちらも文案は理学部トピックスに載せたものがベースだが,写真を多く入れた.まずまず,見ごたえはあるだろう.こんな感じで,今後様々な研究を載せていきたい.
ということをやっていたら,なんだかんだで時間を費やしてしまった.もちろん,外部へのアピールも大切なので,これはこれで良しとしよう.特に,このHPを観るかもしれない,将来の山崎研メンバーを意識している.例えば,学生の研究室配属とか,あるいが他大学の学生が大学院の受験先を考えているとか.もちろん,実際に来てもらって,研究活動を体験してもらうのが一番なのだが,そのような研究室の選択肢に加えてもらえるようにするためにも,まずはHPの充実化が重要だ.ということで,HP充実化は,地道に続けていきたい.
さて,なんだかんだで1週間が終わる.新人にとってみれば,最初の1週間だ.野外調査が多かったこともあり,「まずまず」だったのではないだろうか.もちろん,まだまだ始まったばかりだし,野外調査と言っても本格化はこれからだ.少しずつ,慣れていってもらえればいい.そして来週も野外調査は続く.各自,体調管理だけはしっかりと.
2016年3月3日(木) 新人研修
山崎研の新人研修は,もちろんフィールド実習.
今年度から加わった3人の男子学生を連れて,ひみラボへ.そして,フィールドへ.実習と言っても,各自の修論・卒論テーマに直結したもの.そのため,実践練習という意味合いが強い.
実際にやったのは,ひみラボ周辺河川での魚類調査.特に,昨年から継続している定点とは別の場所を調べた.
その第一が,とある定点の上流部分.定点の直上に水門があり,その上が(我々にとっては)未開の地だった.だが,もしかしたらお目当ての魚がいるかも,,,と思って,流程に沿って4か所でもんどり網を使った調査を実施した.そして成果は,まずまず.お目当ての魚が採れた.と言っても,「平べったい在来魚」は採れず...
もんどり網をセットした待ち時間を使って,たも網調査も実施.それも,本流ではなく,その両側にある副水路.少なくとも,今の時期には水があるので,魚がいるかも,とやってみた.すると,これまたお目当ての「平べったい外来魚」が.加えて,いくつかの在来魚も(お目当てではない).今後は,別の河川でも,同様の調査をやっていこう.
さて,明日は会議があるため,調査はお休み.体を休めてもらいたい.そして,月曜日は調査予定.参加者は9時大学集合・出発!
2016年3月1日(火) 何もなければ,調査!
スケジュール表を更新した.当分の間,会議とか急な予定が入らなければ,基本的にひみラボに行って,周辺河川の調査を行いたい.目的は新人を鍛えること,氷見(の河川や魚や自然)を知ること,そしてひみラボ水族館で展示するための魚を(必要に応じて)採ってくること.
もちろん,状況次第で予定変更もあるが,動ける時に動いておきたい.特に,新人のほとんどは野外調査あっての修論・卒論だ.それに,これまで野外調査の経験がほとんどないようなので,今のうちに「使える」ようにしておきたい.
さて,今日は予定だけではなく,研究計画等を話し合うミーティングを行った.今日の対象が大学院の上の上まで進学するかもしれない学生達だったので,「博士号を取るには」とか,「論文とは」などの話を熱く(?)語った.やるからには,私も学生も気合を入れてやっていきたい.そして,今から先を見据えてやっていくことが大切だ.今の段階では,誇大妄想くらいでいい.これから着実に,実力&地力をつけていけばいい.もちろん,口先だけではなく,実際の行動(頭も体も)が求められる.
さてさて,テーマだが,一応は当初の予定(目論見?)通りになった.修士のA君がタモロコ,卒論のF君がタイバラで,N君が環境DNA.在籍3名は継続&発展だ.まずやるべきは,自分の研究計画をしっかり練ること.大きな目標と,目先の課題,そしてそれらをつなげる道筋を考えることが重要だ.そして,いざやることは,みんなで魚とり&計測の繰り返し.しっかりやっていってもらいたい.
ところで,私の仕事は,というと,,,しばらくは「学生指導」になりそう.上でも書いた通り,今は野外調査に行くべき時.頼まれ仕事のDNA実験もいくつかあるが,可能な限り先送りしたい.むしろ講義が始まって,出歩けなくなった時にちまちまやっていこう.そして論文書きは,,,なおのこと,進まなそうだ.
2016年2月29日(月) 新人配属
曜日の切が良かったため,例年より1日早く,新人の研究室配属が決まった.新しいM1も含めて,合計3名の新人を迎えた.3名とも男性.いろいろな面で期待だ.
今朝は,他の研究室より早めに集まってもらい,すぐに全体ミーティング開始.なんだかんだで2時間近くかかってしまった.ただ,いずれも重要なことなので,言われたことをしっかりと認識し,実践してもらいたい.
その後は,ひみラボへ.タナゴ定期調査だ.が,天気が悪い.またしても.ここ何回かは,天気に嫌われている.「冬だから」とも限らないだろう.他の日は天気がよかったり,暖かい日もあるのだから.それにしても,天気が悪いだけならいいのだが,結果的に魚が採れないのが困る.今日も,「タナゴ」は少なかった.それでも,採れる魚は捕れた.今年から始まるテーマになりそうな魚なので,これはこれで期待だ.次回までにはテーマを煮詰め,担当を決めて,データを取り始めたい.
ということで,何はともあれ,初日が終了.バタバタしたが.まずはゆっくり休んで,明日また活躍してもらおう.
2016年2月27日(金) 「年度末」
早いものだ。山崎研としては、実質的に今日が年度末。気が付けば、週明けには新「若者」たちが来る。
この一週間は、本当にバタバタしていた。特に、ここ数日はもろもろ拘束される時間が長く、曜日感覚がない。
といっても、その「拘束時間」を無駄にはしなかった。随所随所で、来年度の研究計画練りや、学生指導を考え、そして見直しを加えた。そういう意味では、有意義に過ごせたとも言える。
もちろん、それが有意義だったかどうかは、週明けからの「新年度」を如何にスタートできるかで決まる。
最近は、ちょくちょく「2年目の発展」と言っている。それに変更はないのだが、同時に新人にとっては「出発」でもある。つまり、イチ(ゼロ)から新人を鍛えることが必要だ。そして、鍛えようと考えている。その辺も、拘束中に考えをまとめた。
そして新人・現役共に、しっかり認識しておいてもらいことは、「自分自身」の将来をしっかり考えておくこと。上を目指すのであれば、それなりの覚悟と行動が必要であるし、修士で終わり、であっても、あっという間に過ぎるので、どこに就職したいのかを改めて考え、そのためには、この2年間をどのように使えばいいのか、もっと言えば、就活前の今年1年で何をやれば、就活に有利になるか、そしてどう行動すればいいのか、を考えることが大切だ。もちろん、考えるだけではなく、動くことも。
とうことで、結局のところ、私を含めて全員が、自分のこの1年、そしてその先を考えながら、過ごしていくことが大切になるだろう。
2016年2月23日(火) 陣容が固まった
最近は,自宅パソコンの調子が悪く,空き時間を利用して大学で書き込むことが多くなった.
さて,早いもので,「今年度」ももうすぐ終わり.「新年度」が29日から始まる.関係者には既に連絡してあるが,新年度メンバーは,9時に大学集合&ミーティング.その後,ひみラボ調査へ出かける.一方で,巣立つメンバーは,26日までに片付けを終わらせておいてもらいたい.
新メンバーも決まった.M2相当のKさん,M1のA&I&T,4年生のN&F.これにOBのNさん(とサポート&共同研究者のK君)が加わる.
研究テーマ練りも煮詰めている.と,ここにきて,1つ方向転換を模索中.わかりやすく言えば,新規テーマの「完全ひみラボ集中化」だ.「2年目の発展」には違いないのだが,その名の下で,ひみ以外の魚もやろうかと考えていた.が,いざ具体的な調査内容や実施計画を練っていると,ひみラボ集中が諸々都合良い.となると,何をやるかが一番のポイントだが,そこで浮上したのが,ひみラボ調査ではお馴染みの「アレ」.ここではまだ書かないが,このサテライトサイトの「ある部分」がマニアックに変わっているのに気付いただろうか.もちろん,研究を行う以上,「大義名分」が必要だ.『調べられていないから,調べる』ではダメ.調べられていない生物や現象など,山のようにある.その中から,なぜその生物を調べるのか,を明確にしないと,研究者や研究室としての発展はない.存在意義がない,と言ってもいいくらいだ.ということで,昨日はその大義名分も含めて,考えていった.もちろん,いざ始めてみて,あるいは現場に出てみて,湧き上がる興味もあるが,それはそれとして,まずは色々と考えていこう.
さて,明日からは入試関連でバタバタする.明日の午後以降は入構できないので,要注意.
2016年2月21日(日) 週末の過ごし方
卒論云々にかかわらず、冬の週末は案外「暇」。というか、例えやること(自宅残業)があっても、できないのが定め。
なぜなら、同居人とちび助1号(時々2号も)が、スキーに行ってしまう。となると、私に課せられた使命は、ちび助3号(ほぼほぼ2号も)の相手。
さすがに、一日中泣きまくっていた昔とは違ってきたので、手間は断然かからなくなった。とはいえ、ちび助中心の時間が過ぎることは間違いない。そのため、毎回どこかに出かけるのだが、冬は行く場所を選ぶのがなかなか大変。まずなんといっても、天気が悪い(ことが多い)。天気が良ければ屋外に行く。でも公園は遊具が濡れていたり、地面が雪解けでぬかるんでいたりするので、なかなか活用できない。ということで、ファミパが圧倒的に多くなる。年パスを買っているので、実質金はかからないし、なにより近い。それから空港。ちょっと遠いいが、金はかからない。これも定番。ただ注意点は、便数が少ないため、時間を間違えると飛行機が見えない。今は昼前が狙い目。ただ、今後ダイヤ改正されて、減便されると、、、
一方、天気が悪い時は屋内型施設へ行けばいいのだが、、、今の時期はインフル等が心配。特に、子供が集まるところへ行くのは、わざわざ感染に行くようなものだ。ということで、人が少ないけど、そこそこ楽しめる施設へ行くことが多い。どことは言わないが。でも、そのような施設は多くはない。ということで、今日もファミパへ。
そんな週末で、唯一自分の時間をもてるのが、ちび助がお昼寝している時間。今日もその時間帯を利用して、研究計画練をおこなった。
研究自体は、やりたいことが次々出てくる。今の悩みは、D論につづく研究をどのように割り振るか、ということ。やり方はいろいろあるが、山崎研では、一人一種が基本となっている。これは、研究の発展と学生の自立性を考えてのこと。卒論レベルだったら、いくらでも重なっていいのだが、大学院に進学する学生を考えると、各自に責任もってやってもらいたいし、そのわかりやすいやり方が、一人一種だ。もっとも昔(私が学生の頃)は、全国的に見ても一人一種だった。私の場合、当時は誰もヤツメをやっていなかった。さすがに今はそれはできないが、せめて研究室内では、一種ずつ責任を持たせたい。
そんなこんなで、「割り振り」に迷いは残るが、やりたいことは次から次へと湧いてくる。もう少しだけ、時間があるので、じっくり考えよう。
明日は久々のひみラボ&調査。のびのびとやろう。でも今日、気になることが2つ。1つ目は鼻孔の花粉センサーが反応を示した。そして2つ目は、地面にいくつかの「穴」が。。。私の目はごまかせない。早くもそんな季節か。。。
2016年2月19日(金) お疲れ様
昨日,卒論発表会も無事に終わった.まだ,研究室内の卒論等の最終提出が残っているが,何はともあれ,お疲れ様でした.
昨日の卒論発表会は朝から夜までの長丁場.もちろん疲れたが,思ったほどではなかった.そして,その中でいくつか印象に残ったことが.まず,手前味噌を承知で書くが,山崎研の発表が一番まともだった.もちろん,研究自体を比較することは意味がないが,学生がその研究をどれだけ理解し,どのように取り組み,また発表会に向けてどれだけ準備したかは,違いがわかる.例えば,発表の際に,他研究室の大半の学生は原稿を読んでいた.それも棒読み.そもそも,プレゼンができていない,と言っていい.練習を重ねていないことの表れでもあるし,その前に自分の研究を十分に理解していないことも示唆していしまう.そして,そのような学生には,自分の研究を面白いと思ってやっているのだろうか?という疑問もわいてしまう.また,質疑応答の時も,発表内容そのもの以外は,ほとんど答えられない学生も多々見受けられた.
それと気づいたのが統計.まだまだ分かっていない,適当にやっている,研究室が多い.特に多かったのが「ボンフェローニ法による一元配置分散分析」という表現.その系列研究室は,みんなこれをやっていた.質問してみるとわかったようなことを言うが,このような表現をすること自体が,理解できていないことの表れだろう.おそらく,統計ソフトに断片的に書かれた用語をそのまま使っているだけだろう.もちろん,それを直すのは教員の役割だ.言うまでもないが,「一元配置分散分析と,その後のボンフェローニの方法による多重比較」とか,いうべきだろう.また,結構詳しく正規性などを確認した上で統計手法を選んでいる研究室もあった.ただ,変数変換をしていなかったような.加えて,そのような研究室でも見落とされがちなのが,ノンパラメトリック検定をやっていながら,meanを出していること.若者には,これの何が問題かを考えてもらいたい.
何はともあれ,山崎研の若者は,上記に関してはそれなりに大丈夫だったのではなだろうか.もちろん,毎年大丈夫,というわけではないので,今年の若者たちが頑張った証だろう.これは是非とも継続してもらいたい.そして,もうすぐ新年度が始まる.今の若者たちの「後輩」ができるので,是非ともいい影響をもたらしてもらいたい.
そして新年度と言えば,今日も病院から戻った後は,計画練りを行った...と書きたいところだが,事務仕事が思いのほか長引き,十分な計画練りの時間は採れなかった.それでも,アイディアはいろいろ出しているので,月末までにはまとめ上げよう.
答え:meanは平均値と訳すことができるが,これはパラメトリックを前提としている.ノンパラの場合は,meanではなく,median(中央値)とかにすべき.また,代表値,最頻値などでデータの特徴を表すこともある.ちなみに,averageは算術的なものに限らず,「一般的な」というような意味合いで使うことが多い.
2016年2月17日(水) コツコツ
日々、プレゼンの準備をコツコツと進めてきた甲斐あってか、例年に比べると、随分と余裕があるように思える。明日は卒論発表会。無事に終わってもらいたい。
ただ、今日はもう一つコツコツが。。。
夕方、日が長くなったとは言え、さすがに周囲が暗くなった時間帯。実験室に行こうと居室を出ると、コツコツと近づいてくる足音が聞こえる。居室の前の廊下は、多くの学生が通るので、何ら気にすることでは無かったのだが、、、人がいない。廊下にはすでに電気が付き、右も左もよく見える。やや陰になっている多目的ホールにも人影はない。でも、コツコツとさらに近づいてくる。。。
と、久々にお寒い話ではあるのだが、、、おそらく上の階の廊下を歩く音が響いてきたのだろう。特に周りが静かになった時間帯だったので、音が響いてきたのだろう。
さて、それはそうとして、今日も自分の「仕事」としてやったことといえば、事務対応。毎年、この時期恒例の業績まとめ。論文だけではなく、学外委員や、高校への出前講義など、1つ1つリストアップしていかないといけない。手を抜きたいところだが、今時はすべてポイント化され、給料に反映されることになるので、ここで頑張れば、やがては自分の懐が温まる、、、ということで、パソコンとにらめっこを続けた。
それから、これとも関連するのだが、「確定申告」も。これも全く同じで、学外委員や出前講義での収入があるため。もちろん、事務的には兼業手続きを済ませているので、収入を得ること自体は問題ないのだが(かつ、低額なので利益相反も問題なし)、追加申告はしないといけない。ということで、パソコンで行った。初めてだったが、必要書類は揃っているし、専用サイトの入力画面の説明がまずまずわかりやすかったので、大きな問題もなく終了。とはいえ、こちらもパソコンとにらめっこの時間が長く、肩が凝った。それでもこれで、年度末のややこしい仕事は大方片付いた。
ということで、最近恒例の計画練りへ。そしてこれも毎年恒例なのだが、4月以降は時間がない。特に来年は、講義日程の変更もあり、4月の間は、物の見事に毎日講義。。。1限授業をやって、その後調査へ、ということが増えそうだ。
ところで、同時に学生の指導方針も考えたのだが、今年以上に「熱く」やっていこうかと思っている。特に鍛えがいのありそうな男子学生が多く来そうなので、熱く攻めよう。
2016年2月16日(火) 前々日
卒論発表会の前々日。2回目のプレゼン練習を行った。仕上がりは悪くはない。例年のこの時期は、プレゼンの出来にやきもきしているのだが、今年は随分と「余裕」がある気がする。このまま気を抜かずに、最後までやり遂げてもらいたい。
ということで、余裕ができた時間を使って、今日はひたすら事務仕事。来年の講義のシラバスを書いたり、講義の成績まとめを行ったり。どちらも例年のことではあるが、今年はどちらも大変。やり方が若干複雑になっているためだ。結局、夕方までかかってしまった。そして、パソコンとにらめっこだったため、時間以上に疲労感が半端ない。
もちろん、研究計画練りも進んだ。来年度(以降)のテーマを少しずつ具体化。もちろん、論文化も想定しながら進めていった。まだまだ、練りこむ必要がありそうだ。
それから、テーマだけではなく、活動方針もまとまりつつある。来年は、今年以上に調査にでよう。今年は年度初めに「富山自然史巡り」をしたが、来年は特段の時間は取らない。それよりも、実践の中で、富山の自然を体験してもらう予定。ということで、私も調査についていけるだけの体力をつけないといけない。もう少し暖かくなったら、再び走ろうかと考えている。朝練だ。でも、「再発」だけは避けたいところだ。
さて、明日も同じような予定。ま~、今の時期は、こんなものだろう。
2016年2月15日(月) 修論発表会
無事に、二人の発表が終わった。何はともあれ、ほっと一息。周囲の評判も、それなりによかったようだ。
それにしても、自分のところもそうなのだが、今時の研究は「ゲノム祭り」だ。今日の発表も、1題を除いて、すべて遺伝子絡みの話。ま~、そういうご時世なのだろう。
一方、他学科(専攻)の副査を頼まれていたので、朝一でそちらの発表にも顔を出した。学科云々の問題ではないと思いたいが、発表自体はイマイチ。。。これが修論か?というところ。詳しいところは知らないが、学生だけの問題ではないだろう。もしこれが、投稿論文のレフェリーであれば、迷うことなくリジェクトなのだが。ま~、あまりかかわり合いを持たなければ、いいだけのことだ。
ところで、来年度の計画練りを今日も継続。最近はこればっかりだ。もっとも、来年度と言っても、今月末から実質スタート。そして今日は、「第三のメンバー」とも打ち合わせを行った。これで、来年度の陣容は概ねまとまっただろう。「現役」としては、M2相当1人、M1が3人、卒論2人だ。テーマは、ひみラボものが大半だが、少し幅を広げてみたい。無理の無い範囲での「発展」だ。もちろん対象は魚。
具体的なテーマも徐々に固まってきた。毎年のように、卒論並みのテーマはいくらでもある。ただ今回は、「先の先」までの現実的な発展を想定しておいた方がいい状況が2つある。なんとなく、研究を続ければ、それなりにはなるのだが、「投稿論文」をどうするか、というところも今から考えておく必要がある。この辺は、未だ煮詰まっていないので、卒論発表会指導の裏で、進めていこう。ただ、年度待ちに近づき、もろもろの仕事も溜まってきた。こちらも片付けていこう。
2016年2月12日(金) まっただ中
博論は(実質)終わったが、修論・卒論は、まさに今が最もあわただしい時期である。
修論から言えば、論文提出が終わり、今日は発表会の会場練習。一応、私が口出しをすることはほぼ終わった。あとは本番に、本人達が頑張ってくれることを祈ろう。
卒論の方も、論文書きは本人達の手にゆだねられた。今週前半に第3稿を読んだが、まずまずまとまってきた。3稿目ともなると、こちらとしても全体像をつかんでいるので、読み直しも素早く終わる。それに、いつまでも細かいことにこだわっていても切が無いので、最低限のレベルをクリアすれば、あとは本人たちの「自己責任」に任せるだけだ。発表練習も今日が一日目。これまで、ことあるごとに発表させてきたので、まずまず形になっていたと言っていい。やはり、1年間通した訓練は重要だ。
何はともあれ、今年は全体的に余裕がある方だろう。「直し」のスケジュールは、概ね例年同じように組んでいるが、年(学生)によって進み方も、文章の向上も、まちまち。同じ時間をかけても、ま~ったく改善が見られない年(学生)もある。それに比べれば、今年はいい方だ。今後は、学生自身が、これをどのように終結させ、そして次のステップに発展させるかだ。
ということで、私自身も、来年度のことを考え始めている。自分自身の研究は、、、来年も「後始末」になりそうだ。これまでの成果を論文にすることが主な仕事だろう。あるいは、追加・発展のための実験をするくらいだろう。「研究」の大半は、若者たちの指導として、実施することになるだろう。来年も、今年以上にバリバリ動こう!もちろん、原点を忘れずに、そして発展を目指そう!
2016年2月8日(月) 「二年目」の発展
今日、Nさんの博士論文公聴会が滞りなく終わった。これで、実質的には区切りを迎える。何はともあれ、お疲れ様でした。
また、修論・卒論の方もかなりいいペースで進んでいる。要旨は終わったし、本文書きも全体として後一歩。プレゼンも順調な滑り出し?だ。もちろん、各自(私も含めて)最後まで気を抜かずに、しっかりやり遂げてもらいたい。
さて、先が見えてきたこともあり、ぼちぼち、来年度にも目を向け始めている。また自然と、もろもろ思い描くことも多くなってきた。
そもそも今年は「原点回帰」と言いながら、すすめてきた。そしてまずまず、当初の目論み通りできてきたのではないだろうか。もちろん、若者たちの頑張りも大きい。そして、今年が原点ならば、ある意味「一年目」だ。というと、来年は「二年目」になる。そこで来年は、
「二年目」の発展
を意識してやっていきたい。つまり、今年やり始めたことを、継続させ、個々に発展させていく。これは、卒論から修論へと発展させるテーマはわかりやすい。同時に、研究室全体としても、今年の活動を継続していきたい。もちろん、ひみラボ活動が中心だ。これについては、アイディアもいくつか具体化しつつある。それと同時に、ひみラボ以外も、再度の研究の出発を模索したい。そのための下地作りは着々と進んでいる。鍵を握るのは、第三のメンバーだ。詳しいことはまだ言えないが、「あ~、そう言えば、、、」ということ。もちろん、未知数な面は残るが、今後に期待、というところだ。ちなみに、T大とは一切関係ない。
ま~、先のことを考えることも大切だが、しっかり目先、足元を見ていくことも大切だ。まずは明日、雪の中の調査を楽しもう!、、、風邪はひかないように。
2016年2月4日(木) ひたすら(パート2)
最近は、大学でも、自宅残業でも修論&卒論の原稿読み。要旨読み。ようやく、山は越えた?、、、と思いたい。
それにしても、修論と卒論が2つずつあり、それらを順番に読んでいると、以前読んだ内容を忘れてしまっていることも少なくない。そのため、学生から質問された時に、とっさに返答できないことが多々あるので、多少の背景説明を加えて質問してもらいたい。
何はともあれ、あと少し。だが、これからプレゼンも本格化するので油断は禁物。特に、プレゼンは独立したものと考えた方がいい。時には、発表要旨とは異なるプレゼン内容になることもある。書いてわかりやすいことと、見聞きしてわかりやすいこと、とが異なることは大いにあり得る。当然ながら、かつての柵?にこだわらずに、良いプレゼンを作ることを優先させてもらいたい。
ところで、来年度の研究室体制がぼちぼち見え始めている。でもその一方で、特に新配属生に関しては、まだ流動的。新たに、話を聞きたい、という学生もいる。もっとも、人気のある研究室からの「アブレオス」とみなしていいのだが。それはさておき、重要なことは、話を聞きに来る時のことだ。しばしば、メールで面談可能時間の問い合わせが来る。そんな時私は、「時間の確約はできないので、適当なときに来なさい」と返事をする。なぜならば、実際問題として修論卒論等の対応を優先するために、いつなら空いている、という時間はなかなかない。それと同時に、学生(配属生)の自主性を量っている。つまり、今時の学生は、「何時に来なさい」と指示を出すと、しっかり守る。これは当然、求められることだ。ただ、受け身だけ、とも言える。つまり、指示されないと動けない、ということにもなる。このような姿勢では、研究室(特に山崎研)に入った後、苦労する。なぜならば、当然ながら山崎研では、自主的な行動を求めているのからだ。そして求めるだけではなく、実践できない学生には、結構つらい研究室生活が待っている。今年はマシだが、去年は最たるものだった。だから、今の段階で、受け身の行動しかできない学生ならば、来ない方が学生のためになる。そんな「試験」の意味も込めて、学生に接している。
ま~、そんなこんなで、少しずつ、新年度が見え始めている。もう少し、修論卒論が落ち着いたら、研究計画も練っていこう。
2016年2月1日(月) ひたすら
今日はひたすら、学生指導に明け暮れた。特に、発表会要旨の初稿提出日だったので、片っ端から読み・直し。それが終わったら、卒論第2稿読み。
予定通りといえば、予定通り。今の時期はこれが一番大切な仕事なので、割り切ってやっていこう。
明日は、卒論返却の予定(希望・願望)。そうすれば、自分の論文書きもできるかも。
2016年1月30日(土) 休日お仕事
今日は休みの日だが、朝から忙しかった。
まず、午前中は高校の研究発表会に出席。ポスター評価やら、講評やら。発表自体は、予想以上に面白かった。で、これが終わったのが13時。
だがこれで終わりではない。予定では13時から別のシンポジウムに参加。すでに開始時間だったため、会場を大急ぎで移動。一応、基調講演には間に合った。
が、、、面白くない。元アナウンサー・現大学教授の先生による気候変動に関する講演だったのだが。。。そもそも、タイトルからして、「グローバル&ローカル」。ひみラボ活動の目指すところでもあるので、かなりの期待をして参加したのだが、話の内容は環境省のHPを焼きなおしただけのもの。おまけに「ローカル」の話はほぼ皆無で、詳しくはパネルディスカッションで、と言いながら、基調講演が終わったら、そそくさと帰ってしまった。もっとも、確かに話はうまかったので、一般市民が気候変動を知るにはよかったのかもしれない。
で、続くパネルディスカッションも、多くの「市民」が参加。その内容は、、、これまたほとんど得るところがないものだった。「気候変動(≒温暖化)」に向けての市民の取り組みの話題だったが、蓋を開けてみれば「節電」&「ゴミ問題」。ま~、これもこんなものか。
結局のところ、新たな情報を得る、ことはなかったが、「現状・現実」がわかったのは意味があるだろう。我々の普及啓発活動も「現実」を相手にするので、しっかりと認識しておくことは悪いことではないだろう。
話は変わって、昨日から、別のことでも大忙し。修論&卒論読みだ。金曜日にY君の修論原稿が送られてきたので、速攻で読み直し&返却。それが終わったら卒論第2稿がでてきたので、早速読み直し。今日の外出前後も使って続けたが、ボリュームがあるため、1本目の結果まで。明日以降もしっかりやって、早めに返却しよう。それに月曜日からは要旨直しも始まる。しばらくは、学生指導に専念しよう。
もっとも、先週の空き時間をつかって、鴨スナ論文の結果まとめと図表づくりが概ね終わったので、今後は本文を書けるところから、書いていこう。
2016年1月28日(木) 図表づくり
幸いにして昨夜の新年会では飲み過ぎなかったため、今朝は快調。そして、主だった予定がなかったため、鴨スナ論文のデータまとめと、図表作りを中心に行った。
今回の論文は、ミトコン解析が中心。最近は、マイクロが多かったので、今風の解析もそこそこ慣れてきた。だが、ミトコンは久しぶりだし、そこまでしっかりとした解析はやったことがなかった。そのため、基礎的な解析を中心に、いくつか(自分の中では)新規解析に取り組んでいる。そして、ようやく、概ね、結果がまとまった。そしてその結果はというと、、、ま~、こんなものか、というところ。
もっとも、今回の論文書きにあたって、新規実験は皆無。ウン年前にやった実験結果が中心だ。そのため、「物足りなさ」が残るのは否めない。やはり論文につながる研究を行う際には、計画段階から論文書きを想定しておくことが重要だ。と言っても、今回の場合は、今からデータを取り直すと時間だけかかるし、だからといって、論文書きを放棄してしまうと、もろもろ悪影響がでる。雑誌の高望みはできないが、身の丈にあったところに投稿できればいいだろう。
さて、明日も概ね同じ予定。ただ、あすの夕方からは再び学生指導が中心になる。まず今週末は卒論第2稿読み。週が明けたら、発表要旨が待っている。修論・卒論がそれなりに書けているので、要旨簡単だろう、というのは甘い。論文では多くの内容が書かれているので、それをA4一枚(卒論)や二枚(修論)にまとめることは、結構大変だ。くれぐれも、月曜日の昼に要旨初稿の締切を設定しているが、その段階では自他ともにチェックが入った状態のものを準備しておいてもらいたい。
ところで、実験も一応継続中。と言っても、スナヤツメやタナゴ類のために買ったプライマーチェックはほぼ終わったので、当面はひみイタに集中できそうだ。目指せ全個体!
2016年1月25日(月) 大雪
予想以上に降った。特に、昨日は久々の吹雪状態。週末だから、無理な外出をする必要もないので、あまり気にしていなかったが、昨日、今日と、雪かきの連続。
さて、そんな週末をはさで、「論文」にいくつか動きがあった。
まずは、修論原稿読み。Tさんの第2稿を、この週末で読み終え、今朝返却。
次に、某所から頼まれていたレフェリーも、週末に読み終え、こちらは今日の昼までに評価を書いて、返却。もちろん英語だったので、なかなか苦労した。
そして最後に、投稿していたクロサン論文がアクセプトされた、との連絡を今日のお昼に受けた。レフェリー付とは名ばかりの論文だが、結果を形に残し、公表できたことは価値が有る。研究業績(「その他の論文」のところ)に加えておいた。内容は、ややスペキュレーションな面も含むが、まずまず、まともなことは言えたはず。何はともあれ、めでたしめでたし。
さて、今週は、案外時間がある。次なる卒論も週末が提出締め切りなの(早めの提出でもいいのだが)で、今週は(も)自分の仕事をできるかぎり進めておきたい。
2016年1月21日(木)夜 残念ながら。。。
先の書き込みのとおり、今後の予定を書いておいたので、各自しっかり、計画的に進めていくように。特に、締め切り直前に体調を崩したりすることは多々あるので、全体に余裕を持つことが大切だ。そして、ここ数年では、指導教員(私)が体調を崩すこともある。ということで、もろもろ考えて、何事も早め早めに。
さて、明日はひみラボ、と思ったのだが、会議が入ってしまった。仕方がない。大学で仕事をしよう。
自分の実験やら論文書きやらもあるが、やはり当面は学生指導をしっかりやりたい。特に、修論・卒論が第2稿に差し掛かっているので、直しもじっくり取り組む必要がある。それぞれ、しっかりやっていこう。
2016年1月21日(木) 修論・卒論等スケジュール【山崎研向け重要案内含む】
山崎研究室向けの大切な案内。当面のスケジュール追加だ。同じことはスケジュールにも書いてあるので、しっかり確認しておいてもらいたい。
【博論発表会(公聴会)】
練習1回目: 1月25日(月)15時~ A336室
練習2回目: 2月4日(木)15時~ A336室
公聴会: 2月8日(月)10時~ A336室
【修論発表会】
練習1回目: 2月4日(木)13時~
練習2回目: 2月8日(月)
会場練習: 2月12日(金) 理学部多目的ホール
発表会: 2月15日(月) 理学部多目的ホール
【卒論発表会】
練習1回目: 2月12日(金)
練習2回目: 2月16日(月)午前
会場練習: 2月17日(水) 理学部多目的ホール
発表会: 2月18日(木) 理学部多目的ホール
※時間や場所が書いていないものは、決まり次第連絡予定。
【修論・卒論発表会用要旨】
2月1日(月)12時 初稿提出締切(本締切を考えると、必ずここまでに初稿を出すこと)
2月5日(金)17時 学科提出締切
★各種提出物等の日程も、各自でしっかりと確認しておくこと。
2016年1月20日(水) 一応、カツ
キソイタMS論文を、IRに投稿した。久々のIRだ。イマイチ、乗り気はしなかったが、ま~、もろもろの柵があるので、割り切って考えよう。一応、カツサンドをいただいた。
それ以外は、、、イマイチ、文章書きに乗り気がしない一日だった。
ということで、昨日から本格化した実験を続けた。今の中心は、「ひみイタ」だ。新保護池に放流した全個体の解析を目指している。300個体を超えるが、決して無理な数ではない。むしろ、十分な個体数があるので、しっかりした結果が期待できる。それに何よりも、「全創始個体」の情報があるのは大きい。長い目で、解析を続けていこう。
さて、修論・卒論が山を迎えている。そしてこれから約1ヶ月の間は、時間が怒涛のように過ぎていくだろう。大きく分ければ、「論文書き」と「プレゼン」だ。ただ、スケジュール的には同時進行になっていく。これは例年のことだが、プレゼン練習も複数回予定しているので、各自で時間配分や切り替えを明確にして、しっかりと取り組んでもらいたい。早ければ明日にでも、プレゼン練習のスケジュールを公表したい。すると、やるべきことや日程が明確になるので、あとは自分でしっかりと時間管理をしてもらいたい。これも例年のことだが、論文書きに集中し、煮詰まったら気分転換にプレゼンの準備をする、というのが良いだろう。ただ注意すべきは、論文の図と、プレゼンの図とは、別々のものを作ると考えておいたほうがいい。とにかく、しっかりと対応してもらいたい。
ということで、当面は学生指導が中心だが、私自身も気分転換?として、もろもろの仕事をこなしていきたい。上記以外では、そろそろ来年度の研究室運営も考えはじめたい。研究もそうだし、普及啓発も。後者はひみラボが中心になるのは間違いない。こちらもいくつかアイディアがある。着実に、具体化させていきたい。ということで、この辺の考えをじっくり練り上げるために、予定が入らなければ、金曜日あたりに一人でひみラボへ行って、お仕事をしたいところだ。
2016年1月18日(月) 満身創痍
今度は「首」をやってしまった。以前から肩こりは激しかったが、昨年末からの肩こりは度を越していた。肩から、やがては首がこり、痛いくらいに。そしてついには手にしびれが出てきた。なんか「まずい」と思いながらも、日常生活に不都合が出るわけでもなかったので、なんとなく過ごしていたが、全く快方の気配がない。ということで、先週末に近くの整形へ。
レントゲンを撮ってもらい、自分の首の骨をまじまじと観察。で、担当医から詳しい説明を聞いた。でで、結論から言えば、「頸部椎間板ヘルニア」的な状態だとか。的、と書いたのは、MRIとかを撮らないと確定はできないが、症状からして間違いはなさそう。原因は「下を見すぎ」だとか。要するに、パソコンとかの使いすぎ、ということか。
ただ、治療法というものはないようで、薬を飲みながら様子見。こちらも、長い付き合いになりそうだ。
さて、そんな「首」を、さらに悪化させるかのように、週末は若者たちの卒論を読んだ。ま~、、、、というところか。明日返却の予定。しっかり直しましょう。
今日はひみラボで、定例のタナゴ調査だった。雨が降っていたし、水も冷たかった。だが、それ以上にこれまでの降雨による増水が漁獲高?に影響が出たようだ。ま~、こんな日もある。
さてさて、博論・修論・卒論書き、そして発表会が近づいている。後者の練習も必要だ。各種日程は、逐一スケジュール表に追加しているので、しっかり対応してもらいたい。練習には原則全員参加で。もちろん、仕事持ちは応相談。
一方私は、合間合間を利用して、自分の論文書きやら、実験やらをやっていきたい。しっかり結果を残すと、あとあと楽だ。
2016年1月12日(火) 10年を振り返る、、、
と言っても、感慨深く、昔を思い描いていたわけではない。10年前の研究をひっぱりだし、論文データをまとめていった。
これがなかなか大変。記憶が曖昧な点が多いのは否めない。でも1つ実感したことが。当時から卒論では、結構細かいデータを書かせていたのだが、それがとても役立った。ただ、電子データに不備が多く、この辺は今後の改善点だ。
ということで、今日の主な仕事は鴨スナ論文書き。だが、それ以外にも仕事は目白押し。それも論文関連だ。まずは、キソイタMS論文の返事が朝一で返ってきた。で、結果は「リジェクト!」、、、、もちろん、喜ぶことではない。ある程度予想していたとはいえ。理由は明白。CGのレベルには達していなかった、ということのようだ。ということで、次の雑誌に投稿しよう。もろもろ考えてみたが、久々IRか。フォーマットの修正くらいだろうから、今週中に仕上げたい。
加えて、これまた朝一のメールで、ヤツメ本の二校が届いた。これもざ~っと読み直し。と言っても、相当の時間を要するので、初校で修正依頼したところを中心におこなった。それでも、修正点はまだある。こちらも今週中に返事をだしたい。
それから、昨年の下条川調査の報告論文を共同研究者が書いてくれたので、これもチェック。その他、詳しくは書けない論文関連の仕事もあり、なんだかんだで、結構頑張った、といっていいだろう。
そしてトドメは、DNA抽出の溶かし出し。いよいよ、氷見のイタセンパラ新保護池の個体の解析スタート。実験関連も、近々にやることはたくさんあるが、手早く、かつ着実に実験を重ねていきたい。特に「イタセン」は数百個体ある。新池にいれた全個体を解析する計画だ。無理を言って、ヒレをとってもらったので、時間はかかるが、しっかりとデータを積み重ねたい。今後モニタリングを重ねていけば、他に類を見ない、しっかりした情報になるだろう。
さて、明日は新年会。飲みすぎ注意だ。
2016年1月7日(木) 運動不足
年末年始に、大した運動をしなかったせいか、腰やら肩やらいたい。筋肉痛ではなく、筋力低下による腰痛とかだろう。
幸い、昨日のタナゴ調査で、多少なりとも体を動かしたため、腰痛は改善されたが、肩の痛みはまだつづく。
さて、今日は鴨スナ論文のための、データの見直しを行った。そして、重要なことが判明。MSのデータが使えない。というか、歯抜けデータを除いて、再解析してみたら、望むような結果がでなかった。結局のところ、座数が少ないため、満足なことが言えないのが、根底にありそうだ。ということで、無用なこだわりは捨て、MSは論文に含めないことにした。もちろん、それを根拠にしてきたこれまでの話も、半ば崩壊。ま~、嘘をついて論文を書いたわけではないので、問題はないだろう。一方で、ミトコンのデータは、間違ではない。こちらも昔のデータを探し出すのに苦労したが、それでもまずまず、論文にするに足るだけの結果は得られそうだ。もちろん、妄想していたよりも雑誌のランクは下げる事になるが、これも研究だ。割り切っていこう。
ということで、明日もミトコンの解析が続く。というか、明日からが本格的な解析だ。でも、な~んとなく、自分の中で盛り上がらない。もちろん、富山の生物多様性を考える上で、ある意味で他に例を見ない結果であることは疑いない。呉羽丘陵を挟んで、東西で種内の遺伝子が違う、なんて話は、これ以外では聞いたことがない。要は、これを以下にグローバルな話にするかだ。論文タイトルも重要だろう。「富山県における、、、」とかではなく、「小さなスケールにおける大きな分化、、、」的なものにしたい。でも、この手のミトコン論文は久しぶりなので、しっかりと解析をやっていきたい。
2016年1月5日(火) 今年最初のカツ!
まず、昨日書いた「おせち」の写真を、「催し関連」に載せた。ほぼ昨年と同様だが、まずまず、うまくいったと思う。お重に詰めれば、もっと見栄えはいいのだろうが、ま~こんなものだろう。
さて、今日も朝一で310RUNをして、その後はキソイタMS論文と格闘。考察を中心に一通り読み直し、大きな変更もなかったので、投稿してしまった!CGだ。正直なところ、結果は全く予想できない。が、明日になったらご丁寧な返事(要するにエディター・リジェクト)が来ている可能性は大。理由は、PVAがどの程度の評価を受けるかだ。ベースとなっているMSデータの頑健性はまずまずだと思うのだが。。。
その後はもろもろ対応。クロサンの続編である「ハクサン」の情報収集などもおこなった。クロサンよりも関連論文は手に入りやすかった。だが、サンショウウオの世界は(も)奥が深い。そして、「こだわり」も強そうだ。あまり深入りしすぎないようにしよう。
そして夕方から、いよいよ新規論文「鴨スナ」がスタート!生データは昔に出してあったのだが、細かいところを忘れてしまっている。そこで、昔のフォルダを開いて、データのチェックから始める必要がありそうだ。ただ、気が付くと10年以上も前のデータ。今更出して、何か言われないだろうか。場合によっては、「今」のサンプルを用いた解析を追加してもいい。ただもちろん、その場合も山崎研のみで実施しよう。今まで温めてきたネタを、みすみす部外者に荒らされたくはない。この辺は、採集から解析まで、完全に別個にやれば、問題はないだろう。
さてさて、博論は一息ついてが、修論・卒論書きが本格化してきた。それらに時間を費やすことが多くなるだろうが、それはそれとして、うまく時間をやりくりして、自分の研究も進めていこう。もっとも、明日はそれとは別に、恒例のタナゴ調査だ。
2016年1月4日(月) 新春
今年もよろしくお願いいたします。
おかげさまで、平穏な年末年始を過ごすことができた。もちろん、おせち料理もばっちり。写真を載せようと思ったが、家の(この)パソコンは調子がイマイチ。大学で作業をしようと思ったが、時間がなかった。明日にでも載せたいと思う。
さて、そんなわけで今日の仕事始めは、動き通した。朝一でやったことは、年頭の計画練り!、、、と思ったのだが、イノシシMS論文のゲラ直し依頼メールが。ということで、早速読み直し。そして、なんだかんだで、午前中いっぱいかかってしまった。それでも、年明け早々、論文が1つ進んだので、善しとしよう。
それと同時に、別にメールが。DNA実験の依頼だ。内容はずばり、クロサン第二弾!違う種だが、さくっと実験を済ませ、論文(レフェリーなし和文)にまとめてしまおう。ということで、キソイタMS実験が終わったら、手早く済ませよう。ただ、これと同時に、やってしまわなければならない実験も。もろもろの成り行きで引き受けることになった「学生指導」の悪影響を最小限に抑えるためのものだ。とりあえず、実験準備として、プライマー設計と発注を行った。届き次第、予備実験を進めよう。
ということで、なんだかんだで時間が過ぎたが、やることはそれなりにやった一日。明日あたりから、キソイタ論文と向き合い、早々に投稿へ持っていきたい。