長期間使用しなかった2階のエアコンのスイッチを入れてみたが、稼働しない。本体の強制駆動スイッチを押すと起動する。エアコンの電池をチェックしたら液漏れが起きていて接点と基盤の一部が腐食していた。電池を新品に交換し起動させさせてみたが動かなかった。
リモコンから赤外線が出ているか否かは、肉眼では確認できないが、スマホのカメラのレンズを通して見ると確認することが可能である。問題のエアコンのリモコンは、ON/OFFスイッチは押しても赤外線は検出できないが、一時間タイマー、風速、温度調節のボタンでは赤外線の送出が確認できた。1時間タイマーで起動、風速、温度調節はできても電源オフができないことが分かった。
エアコン(本体:SRK207、室外機:SRC207、1995)は設置して20年ぐらい経っているため、専用エアコンの在庫はない。エアコン全体の交換を考えてみたが、それなりの出費が必要なので、純正リモコンに変わる代替品(汎用リモコン)がないか調べてみた。
結論として、オーム、ELPA、Yazawaの3社が代替リモコンを販売している。対応機種はメーカによって微妙に異なるが、発売年が1990年代なら国内の主要エアコンメーカーの製品に対応している。問題の1995年製三菱重工(ビーバー)エアコンにも対応していた。設定も書かれている通りにすれば、簡単に設定可能である。
設定(ELPA RC-36ACの場合)は、運転(停止)ボタンを押しながら、自動ボタン(三菱重工を設定)を押すと2桁の数値が点滅する 次いで温度設定ボタン(⇅)を押して、メーカーに割り振られた数値(13-27)の中から一つを設定、運転(停止)ボタンを押して終了。改めて運転ボタンを押して稼働すれば設定終了。稼働しなければ二桁の数字を変更して設定を繰り返す。
なぜ、そのような操作を行うのかと理屈を考える人向きではない。エアコンの数だけプログラムが存在するので、その中の一つを特定する方法と考えれば納得がいく。
家中を見渡すと、エアコンのほか、照明、空気清浄機、テレビ、扇風機、オーディオ機器用リモコンが存在する。
エアコン 5個
テレビ 3個
蛍光灯 7個
扇風機 3個
ファンヒーター、送風機 1個
空気洗浄機 3個
オーディオ 2個
これらのリモコンの電池の保守だけでも大変であり、電池の要らないソーラーリモコンは存在しないのか、調べてみると以下の記事が目にとまった。
ソーラーテレビリモコンを発売。
インテリア家電製品および、PCサプライ品の製造販売を手掛ける株式会社ヤザワコーポレーションは、ソーラーテレビリモコンを3月下旬頃に発売いたします。
株式会社ヤザワコーポレーション
2025年2月13日 07時00分
・ソーラー充電機能により、電池が不要なテレビリモコン
・国内主要メーカー14社対応
・リモコン本体にメーカー設定方法がわかる二次元コード付きで、スマホからいつでも見ることが可能。
・再設定不要のバックアップ機
同社のサイトにはエアコン用のソーラーリモコンも紹介されている。自然光を受光するパネルが付いているので、電池式リモコンより少し大きめで価格も2倍くらいである。
ソーラーエアコンリモコン
■対応メーカー 一覧表(対応年代は目安です)対応メーカー 製造年
パナソニック(ナショナル) 1988年製~、シャープ 1997年製~、三洋電気 1996年製~、東芝 1994年製~、日立 1994年製~、ダイキン 1996年製~、三菱重工(ビーバー) 1994年製~、三菱電機 1993年製~、富士通ゼネラル 1994年製~ フナイ、1998年製~ コロナ 1999年製~、LG電子 1996年製~、アイリスオーヤマ 2017年製~、長府 全年代
リモコンの数が多くなると、置き場所を忘れてしまうこともある。
最近は、リモコンをスマホに集約して制御するアイディアも登場している。
◯学習リモコン
複数のリモコンの操作信号を記憶させ、1つのリモコンでテレビ、エアコン、照明など複数の家電を操作できる装置である。元のリモコンの近くで信号を学習させることで、その家電を操作できるようになる。複数のリモコンを整理し、家電操作をまとめることで利便性が向上する。ただし、外出先からの遠隔操作はできない。基本的に自宅内での赤外線通信による操作に特化している。
◯スマートリモコン
複数のリモコンをスマートフォンアプリにまとめる方法である。スマートリモコンに各家電のリモコン信号を学習させると、スマートフォン一つでテレビ、エアコン、照明などの操作が可能になり、リモコンを探す手間や紛失の心配がなくなる。さらに、スマートスピーカーと連携させれば音声操作もでき、外出先からの遠隔操作や自動操作といったスマートホーム化も実現できる。
音声認識リモコン
スマートスピーカーとスマートリモコンを連携させる方法と、単体の音声認識リモコンを使用する方法がある。前者はGoogle HomeやAlexaなどのスマートスピーカーに話しかけることで家電を操作し、後者はネットワーク接続なしで直接家電を操作できる製品もある。どちらの方法でも、声だけで照明やエアコン、テレビなどの家電を操作できるため、手が離せない時などに便利である。
家電コントロール(Wi-Fi対応エアコン)
最近、買い換えた東芝エアコンの場合、専用の「IoLIFE」アプリをインストールし、WiFiの設定をすると、スマホやタブレットで外出先から遠隔操作・確認をすることができる。付属のリモコンより分かりやすく、細かい設定、制御が可能である。なお、エアコンのほか、炊飯器、オーブンレンジ、冷蔵庫などの家電品も同様に制御可能である。
家電品制御の最近の傾向を見ると、赤外線リモコンは要らないような印象を受けるが、決してそうではない。音声制御が増加することはあっても現行リモコンが忘れ去られる存在になることはないだろう。むしろソーラー化によって新しい需要が生まれるはずである。
腕時計、置き時計、電卓、キーボード、歩数計などはソーラー方式が当たり前になっている。
ソーラーテレビリモコンに関しては、電池交換不要で環境に優しい次世代型として普及しつつある段階である。Samsungが先行して導入し、2025年3月にはヤザワコーポレーションが汎用的な「ソーラーテレビリモコン(RC28BK)」を発売するなど、部屋の明かりで充電可能なモデルが注目を集めている。現状は、一部メーカー付属リモコンであるが、今後さらに幅広いテレビに対応する汎用型が普及することで、電池交換の必要ないテレビ環境が整いつつあると言っても過言ではない。いずれ、すべてのリモコンから乾電池を交換する手間がなくなる日が来ることを期待したい。
(2026.3.1)
テレビリモコン
エアコンリモコン