Mac mini 2012のサポート切れ対応策として導入したUbuntuにプレインストールされているアプリ一覧を眺めていたら,ドキュメントスキャナーというアプリがあることに気付いた.
設定画面では解像度などが変更できる.
どのようなスキャナーをサポートしているのか調べたが分からなかった.だめもとで手持ちの古いUSBスキャナーCanoScan N1240Uを繋いでみたら,初期設定の条件で動いてくれたのでびっくりした.
CanoScan N1240Uのドライバー更新は,Mac OSX 10.5段階で終了し,インテルコアのmacOSには対応してくれなかった.そのため,スキャンするためだけに,PowerBook G4(Wi-Fiに繋げない古い機種)を保有していたという廃棄処分寸前の代物である.
CanoScan N1240U
USB接続して,アプリを起動すると「スキャナーを検索中」と表示される.認識すると「スキャン準備完了」となる.
設定画面でテキスト,画像の設定を行い,スキャンボタンを押す.
コピーする資料を置きスキャンボタンを押す.スキャン中はボタンが緑から赤に変化する.赤ボタンの下部にキャンセルボタンが表示される.
スキャン画面を回転する場合は下部のメニューから右回りマークを選択する.
OKなら保存する.
カラー資料のスキャン結果
最近のMac OSでは利用することができないスキャナーがUbuntu環境で使用できるようになった.フラットベッドスキャナには.CIS技術が採用されている.この技術がさらに進歩して,数年で使い物にならなくなるとは考えにくい.また,ウエブ情報によると,フラットベッドスキャナの寿命はスキャンの使用回数,スキャナーの製品にもよるが,ローラーの耐久枚数が10〜50万ほどなので,スキャナーの寿命はおおよそ5年前後になるとのことである.一般家庭での使用で,そこまでスキャンするとは思えない.独自に電源を内蔵する機器構成から,少電力のUSB方式に改良した機器であり,故障しにくいと思われる.もう少しドライバーの提供機関を伸ばしてもよかったのではないだろうか.
製品名 CanoScan N1240U
センサ CIS(Contact Image Sensor)
光源 RGB3色LED
光学解像度 1200×2400dpi
指定解像度 25~9600dpi
最大原稿サイズ A4/レター(216×297ミリ)
入力階調(カラー/グレー) 48ビット/16ビット
出力階調(カラー/グレー) 24ビット/8ビット
インタフェース USB
電源 USBバスから供給
対応OS Windows 2000/Me/98,Mac OS 8.6以降
本体サイズ 256(幅)×383(奥行き)×34(高さ)ミリ
重量 1.5kg
本体色 スタイリッシュプラチナ
価格 1万9800円