タブレット端末の音声認識

私はスマホは持っていないが，タブレット端末は持っている．

初期のiPadは重い（680グラム）ので，カバンに入れて持ち歩く際は，Nexus 7（340グラム）を使用している．

大きさは120Ｘ198.5Ｘ10,45mm，液晶画面のサイズは151 x 94 mm，ノートパソコン並の1280，800ピクセルである．

購入以来ずっと使用していなかったが，最近「便利」と思うようになったのは，音声認識機能である．

最右列上から２番目のマイクボタンあるいはブラウザ等の入力欄に用意されている音声検索（マイク）ボタンを押すと音声入力が促される．

縦横70％，電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押しするとスクリーンショットが撮れる．

私はテレビで出てくる芸能人の情報はほとんど知らない．

若いのか年寄りなのか，ハイビジョンでも分からない黒柳徹子のような存在は年齢が気になる．

そんな時，いちいちパソコンを立ち上げると面倒である．

タブレット端末なら，ほとんど間違いなく音声を認識し，女性の声で応えてくれる．

「黒柳徹子は何歳」と訊くと「黒柳徹子は81歳です」と応える．

画面には「８1歳（1933年8月9日）」と写真，詳細情報へのリンクが表示される．

「黒柳徹子」とだけ言うと

「Wikipediaによると，日本の俳優，タレント，声優，司会者，エッセイスト，ユニセフ親善大使，平和運動家です」と言って，関連する情報を検索表示してくれる．

「気温は？」に対しては，

位置情報を利用して，「大江では，現在１９℃です」と応える．

アメダスより範囲を絞った熊本市中央区大江の気温変化，天候予想などを表示する．

「フードパル」と問いかけると，

「こちらがフードパルです」と言って地図と説明が表示される．

「メール開いて」とお願いすると，

「アプリを起動します」と言って，メールソフトが立ち上がり，メール一覧が表示される．

キーボード，携帯電話方式の入力が面倒な人には向いているかも知れない．

教育現場でもタブレット端末が導入され，効果を上げていると報道されているが，私は疑問に思っている．

解ったつもりになるだけで，真の知識とはならないからである．

（2014.10.31）