ミニ四駆
「えーっと……」
「何だ?どうしたんだ?」
「これって、『花天狂骨の能力で現実に出来る童の遊びを検証してみよう』って企画だよね?」
「?そうだが?何か問題でもあるのか?」
「いやいやいや、問題ありまくりだよ(^^;)一番最初がミニ四駆ってどうなんだい?」
「本当はガンプラでも良かったんだが管理人の独断と偏見でミニ四駆になったんだ。
その昔ミニ四駆を題材にしたアニメが大人気で小学生は勿論猫も杓子も皆ミニ四レースをしていたんだぞ」
「ちょちょちょちょちょちょっと浮竹ぇ!!笑顔でさらっと嘘吐かないでよ(汗)確かにミニ四駆のアニメは人気だったけど、それはどちらかというと腐の付く女性の間での話でしょう(^^;)
それにミニ四駆が人気だったのはもう10年以上も前のことじゃない。現代の遊びを花天狂骨にさせるんだったらせめて21世紀の遊びにしてよ!どうしてそんな微妙に最先端の流行から外れた遊びを選ぶのさ!?
っていうかそもそもミニ四駆って遊びなのかい!?!?!?」
「全く注文が多いなあ……ミニ四駆は最近また流行の兆しを見せているらしいぞ。来年にはもしかしたらまた大ブレイクするかもしれないし、そうなれば流行の先取りということで」
「そんな流行なんてどうでもいいよ(泣)!!!!そもそもどうやってミニ四駆を戦闘に利用するのさ?」
「それは勿論、狛村隊長の卍解みたいに巨大化したミニ四駆を戦車みたいに敵にぶつけて敵をぺちゃんこに踏み潰すのさ。本当はボディからナイフや槍を出したりミサイル(?)を撃ったり出来ればいいんだけど、
それは流石にアニメの中だけの話だからな。現実はなかなかそこまで上手くいかないよ」 <作者注:爆O兄弟Let‘s&Goというミニ四アニメでは本当にそういうミニ四駆があったんです(^^;)
「浮竹……(^^;)死神や虚がうろちょろしてるようなブリーチの世界で今更現実に何が可能かなんて誰も気にしてないよ。どうせ何でもありの世界なんだから」
「まあ確かに童の遊びを現実化する、なんていう訳の分からない能力を持った奴も出てくるくらいだしなあ」
「う゛き゛た゛け゛ぇ~~(号泣)」
「(全然気にしてない)しかし、やはりミニ四駆だとヴィジュアル的に問題があるかもしれないな……」
「ヴィジュアルって……(君、美的センス0なのにヴィジュアルがどうとか分かるの??<京楽心の声)」
「いくら編み笠とド派手なピンク色の着物を羽織っている、ミニ四駆のボディのデザインと同じくらい外見的に目に痛いお前でも、やはり刀を持った侍と車が同じシーンにいるという構図はシュールというかポストモダン過ぎる気がするんだ」
「浮竹……君……ちょっと難しそうな横文字を使って誤魔化してはいるけど、何気にかなり酷いこと言ってない???もしかして僕の外見って視覚の暴力とか思ってるの!?ねえ?!浮竹ぇぇぇぇぇぇ(;;)」
「あーーーもーーーー泣くな!!冗談だよ、じょ・う・だ・ん!!!それにそんなに心配しなくても、色々考えた結果ミニ四駆はお前の技としては不適格だから、お前とミニ四駆が同じシーンに登場することは無いよ」
「え?どうしてミニ四駆は駄目なんだい?」
「だって、巨大化した時点でミニじゃないからな」
「……突っ込む所はそこなんだ(^^;)」
あやとり
「そうそう、こういう昔ながらの童の遊びを待ってたんだよ!やっぱり僕も花天狂骨も風流で粋な日本の遊びをするのが好きなんだよね~~~」
「日本人離れしたラテン系の顔をしてるくせに日本の遊びにこだわるなんて、心が狭いぞ、京楽!」
「えええ~~~??それって心が広いとか狭いとかの問題なのかなあ(^^;)確かに僕は名前の割りに明らかに日本人の外見じゃないけどさあ……でもそれを言うなら浮竹だって似たようなものじゃない?
まあソウルソサエティでは日本人的、というかアジア人的な外見はあんまり見かけないけどね。所詮ソウルソサエティってあの世なんだから現世の国籍とかは関係ないけどさ。
あ、ちなみにあやとりって一応世界共通の遊びらしいよ?」<管理人注:ほんとです
「そうなのか?昔は妹にせがまれてよくあやとりの相手をしたけど、俺はどうもああいう手先の細かい動作を必要とする遊びは苦手なんだよな」
「(ぼそっ)ああ、浮竹不器用だもんね……」
「何か言ったか?(にっこり)」
「な、何でもありません(びくびく)(浮竹の笑顔が怖いよ~~~~(;;))」
「まあどっちにしてもあやとりは却下だな」
「え!!!!どうして!?!?!?!?」
「だって、既に鬼道であやとりみたいな技があるじゃないか。二番煎じはネタ切れみたいでカッコ悪いだろ?」<破道の十二、伏火ってあやとりみたいじゃなかったですか?
「そんな~~~~(号泣)あやとりだったら浮竹と修行してる時にどさくさに紛れて亀O縛りとか海老Oめとか試せたのに~~~~~!!!!!」<最低ですね、京楽さん(^^;)
「お前、それが本音か…(ぶるぶる)この、へんたーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」
モノポリー
「ものぽりい(@@)?」
「何だ知らないのか?モノポリーとは、は20世紀初頭に現世のアメリカという国で生まれたボードゲームのことなんだ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら、他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより、
同一グループを揃え、他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収し、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させるのを目的とするという、まさに現世の資本主義社会の縮図のようなゲームだ!」
「えーーーーーっと……何て言うか、もうどこから突っ込めばいいのか分からないんだけどね(^^;)」
「また文句があるのか?」
「うーん、取り合えずさぁ、そもそも現実化されたボードゲームって戦闘時に役に立つのかい?そもそもそんなことが可能なのかなあ(^^;)?」
「それは心配ないだろう。白哉の卍解や東仙隊長の卍解みたいにその場に結界というか異空間を作ることの出来る斬魄刀があるんだ、ただでさえ非常識な能力を持つお前の斬魄刀に出来ない筈が無い!!」
「何だかさっきから酷い言われようなんだけど、僕(泣)浮竹、本当に僕のこと好きなの???」
「(さらっと無視)うーん、でもルールはやはり戦闘向きじゃないなあ。そもそも敵と順番にサイコロを振ってる訳にもいかないし…」
「確かにサイコロ振る暇があったらさっさと攻撃してるよね(^^;)それに僕達の敵って虚とか破面だよね?彼らにお金って概念あるのかなあ??いやそもそもどうして敵と不動産の取引しなきゃいけないんだい?」
「何を言う!不動産業界は血で血を洗う恐ろしい世界なんだぞ!!!!不動産関係で破滅した人間がどれだけいることか…トマス・ホッブズの万人の万人による戦いとでも言うべき業界なんだ!!!!」
「そ、そうなんだ…(滝汗)(ど、どうして熱弁してるの?もう浮竹が何を言ってるのか分からないよ~~(;;))
「まあ不動産物件の代わりに霊圧の遣り取りをするってことにすればいいのかな。破産した方は霊圧が0になるんだ。しかし問題は…(ぶつぶつ)」
「ね、ねえ、浮竹?」
「何だ?今一生懸命ルールを戦闘用に改変しようと考えてるのに」
「いや、僕、思ったんだけどね。僕一応隊長だし、そこまでするくらいだったら始解せずに戦った方が早くない(^^;)?」
「あ」
10.10.10
テーマは「童(こども)の遊び」でした。
これを書きながら、実は最近の子供は何をして遊んでいるのかよく知らないことに気付きました(汗)