成田国際空港視察研修 ~「Face Express」体験と空港の舞台裏~


▲滑走路間近にて。背景は空港ターミナルビル、コントロールタワー他 

▲コントロールタワーから見下ろす、空港内貨物エリア 

2022年10月31日、成田国際空港株式会社様(以下NAA)のご協力のもと、成田空港諸施設の見学を含む研修を行いました(野村ゼミ・安宅ゼミ・大学院合同)。

 

はじめにファスト・トラックの説明を受けました。これは最先端のテクノロジーを駆使した搭乗手続きで、自動チェックイン機で顔写真を撮影しパスポートを読み込むことで、後は顔認証だけで国際線の出発手続きが完了できる最新システムです。いわば「顔パス」システムで、旅客はストレスを感じることなく航空機に乗り込むことができます。

その後、地上走行部分の管制を担うランプコントロールタワーへ向かい、成田空港を一望しました。国土交通省管轄の航空管制官が航空機の誘導を全て行う他空港とは異なり、広大な成田空港では離着陸前後のエプロン走行部分の管制部分はNAA職員が担当しておられるのだそうです。4000メートル滑走路エリアでは航空機の離着陸を見学できました。

加えて、貨物地区では多忙な物流現場を目の当たりにしました。成田空港の貨物取扱量・金額は共に日本一で、精密機械や電子部品に加え、別名「成田漁港」と言われるほどの量の生鮮食品を取り扱っています。

今回感じたことは、成田空港が現代の最先端技術を利活用して、より多くの旅客がストレスなく、また環境に配慮した空港へと進化していることです。また新滑走路と新ターミナルの建設に向け動き始めました。これにより従事するスタッフがさらに必要となってくる為、観光を学ぶ我々のような学生が活躍できる場が広がってきていることを実感した研修でした。

(博士前期課程1年 白井優太)