日本のあまり知られていない地域を訪れる訪日外国人観光客の重要性


国際観光学部は毎年、「ランチタイムセッション」を通じてユニークで興味深い学習体験を提供しようと努めています。昨年は、ワインの専門家と言語の専門家から興味深い話を伺いました。この春、2 年生は 3 回のランチタイムセッションを企画しており、最初のセッションをロブ・ゴス氏にご担当いただきました。

5月10日、ゴス氏は2年生を対象に、コロナ後の日本の訪日旅行動向についてオンライン講演を行ってくださいました。近年最近日本を訪れる観光客の数は増加していますが、最大の問題は彼らがどこへ行くかだということだそうです。ほとんどの人は東京や京都などの有名な場所だけを訪れます。ゴス氏によると、外国人観光客に、環境破壊を軽減し、また京都のような定番の観光地とは異なるユニークな体験をしてもらうために、あまり知られていない場所に旅行先として行ってもらうことが重要なのだそうです。ゴス氏は例として東北地方のみちのく潮風トレイルを勧められました。ここでは美しい場所でハイキングをすることができます。これは地元地域の雇用の拡大にもつながるということです。

しかし、最大の問題は、どのように観光客に日本のこれらのあまり知られていない地域に実際に行ってもらうかということです。ゴス氏は、これらの地域は多言語のソーシャルメディアサイトを作成したり、安価なインセンティブを提供したりする必要があると説明されていました。例えば、鳥取県には、英語を話すことができる運転手が、わずか2,000円で名所を3時間で巡ってくれる観光タクシーがあるそうです。

それほど有名ではない地域がインバウンド観光客獲得するためには、このような努力をしなくてはならないのは明白だということでした。

ゴス・ロブ氏はイギリス生まれで、1999年から日本に来ています。

トラベルライターとして活動しており、日本の英語ガイドブックを多数執筆しています。

彼のウェブサイトは https://www.tokyofreelance.com/