Nouvelle-Aquitaine(ヌーヴェル=アキテーヌ)地域圏観光局による講演会

2023年9月22日(金)5限の国際観光学部のラグジュアリー・ビジネス論(担当:徳江順一郎准教授)の講座内で、フランスのヌーヴェル=アキテーヌ地域圏から5名のゲストスピーカーをお迎えし、講義を行っていただきました。同地域圏の観光局には、サービス課外実習/実習基礎論の講座から受講生を派遣しており、そのご縁で今回の講演会が実現しました。

Nouvelle-Aquitaine地域観光局会長のChristelle Chassagne氏とアジア太平洋担当部長Céline Boute氏に、ボルドーをはじめとする地域全体の人気観光地についてお話をいただきました。


また、同地域圏のDordogne地方のLascaux社(観光ガイド会社)のGMであるAndré Barbé氏からはラスコーの壁画で知られる洞窟を映像でご紹介いただきました。2万年前に描かれた壁画は、歴史はもちろんその美しさからも世界各国から観光客を惹きつけています。

最後に、同地域のCreuse県にあるAubusson(オービュッソン)の国際タピスリーセンターからは、館長のEmmanuel Gérard氏とJean-Philippe Trapp氏をお迎えしました。オービュッソンのタピスリー(タペストリー)はユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。当センターではスタジオジブリとの提携により、ジブリ映画のシーンを切り取ったタピスリーを5枚製作しています。日本人の織師・許斐愛子さんも制作に参加した「ハウルの動く城」だけでも製作に11カ月を要したという大変貴重な作品です。お二人には伝統文化を現代に伝えていく重要性や、タピスリーの魅力を語っていただきました。


なお、講演は、英語とフランス語で行われ、フランス語通訳は、フランス観光開発機構の金田レイラ様にご担当いただきました。

ご登壇いただいた5名様に加え、多くのご協力を賜りましたフランス観光開発機構の皆さまには厚く御礼申し上げます。

(国際観光学部教授・佐々木茂、佐々木茂ゼミ生・蓬田瑛斗・古林咲菜)