若林珠圭(観光施設)


私が学生時代に力を入れたことは、旅行業務取扱管理者という国家資格の取得です。所属していたラクロス部は週5回以上の練習があり、アルバイトも週5日ほど入っていたため、勉強をするまとまった時間が確保できませんでした。しかし、観光に携わる仕事を志すうえで、体系的な知識を得る必要があると感じ、取得を目指しました。

始めのうちは忙しいことを言い訳に勉強を怠っていました。しかし、自分でやろうと決めたことを疎かにするのは単なる甘えであると気付きました。そこで、自分の中で2つのルールを設けました。

1つ目は、移動時間などのスキマ時間に必ず教材を開くこと、2つ目は、地理の勉強のために、息抜きの時間や家事をしているときには旅番組を観ることです。このルールを毎日欠かさず3ヶ月続けた結果、自己採点では満点で試験に合格することができました。

この経験から、環境を言い訳にせずに、出来ることを探して継続することの重要性を学びました。この経験が原動力となり、現在も苦しい状況にも臆せずに向き合うことができています。社会人としても、逆境の中でも常に自分のできることに向き合い、行動し続けることで貢献したいと考えています。