渡邉 仁美さん (2019年卒業)
渡邉 仁美さん (2019年卒業)
渡邉 仁美さん (2019年卒業)
一般社団法人日本能率協会 在籍(2021年9月時点)
私は現在、一般社団法人日本能率協会で産業振興センターというところに配属されて、展示会の主催等をしています。私が担当しているのは、FOODEX JAPANという国際食品・飲料展で、国内と海外(アジア地域)の出展営業をする仕事をしております。具体的には、海外営業は大使館や政府機関に訪問したり、国内は海外に販路開拓を目指す食品事業者などに展示会への出展営業をします。自国の食品や食文化をアピールする場やインポーター(輸入業者)やエクスポーター(輸出業者)を見つけるといった、商談の機会を提供しています。自分の仕事を通じて、国内外のデパートやスーパーで出展企業様の商品が置かれるようにビジネスマッチングをできることが今の仕事の目標です。
こうした仕事に興味を持ったきっかけは、国際観光学科でMICE (Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibition)に関する授業があり、それを受講していて、観光業は一般的な旅行会社やOTA(オンラインの旅行会社)だけでなく、展示会やコンベンションも観光業の一部だと知ったことでした。
その上で、私は大学が提携しているワシントンセンターインターンシップに参加する資格を得て、アメリカに4ヶ月滞在していました。その期間中に“US Japan Council”という、日本とアメリカの選抜されたリーダー達が、お互いの国の将来について議論をするカンファレンスにボランティアとして参加しました。その場で、日本とアメリカのプロフェッショナルな方々が、意見交換やネットワーキングをしているのを見て、「日本と世界の人をつなぐ場所をつくりたい」と思うようになり、MICEと関連業種に興味を持ちました。もともと海外には興味があり、海外で働きたいという思いもあったので、大学の時にはTOEICの勉強にも力を入れ、最終的に880点くらいまでスコアを上げました。ゼミも英語で実施するゼミに入って、授業も英語を使うものを見つけて取っていました。また、東洋グローバルダイヤモンドで実施されているプログラムも、積極的に参加して、海外の留学生をスタディツアーに連れて行くことなどもしていました。
大学に入るまでは、観光=旅行会社、という風に思っていたのですが、さまざまな授業を通して、観光業界は裾野が広い分野だということがわかりました。また、授業の中で、先のMICEもそうですが、観光経営やマネジメント論、といった内容のものもあったので、仕事に直接役立つようなカリキュラムがあったことは、今も活かせています。先生方が、実務経験者の方も多く、実際に業界で働いていた人の生の見解が聞けることは貴重な経験でした。他にこの学科に入って良かったと思ったのは、インターンシップとか、実際に企業での働く体験が出来るプログラムがあったことです。私は、スリランカのホテルインターンシップにも1ヶ月ほど行きました。
国際観光学科が提供している様々なプログラムを自分で情報を集めて利用することで、積極的に、自分自身で考え行動する力が培われたと思います。また、この学科に入ってくる人達は、目標がすごくしっかりしていて、私も良い影響を受けました。