鍋田 貴久さん(2008年卒業)
鍋田 貴久さん(2008年卒業)
鍋田 貴久さん(2008年卒業)
株式会社 良品計画 在籍(2021年9月時点)
私は就職先として株式会社良品計画に務めております。新卒で入社して14年目になります。現在は、無印良品銀座でフロアを担当しながらMUJI HOTELのマネジメントにも携わっております。入社後、販売部中京エリアに配属となり、店舗業務を行い、まずは店長になりました。その後、商品の卸売りや新規販売チャネルを開発するチャネル開発部という部署に配属となり、小型店の出店を担当していました。4年前には、無印良品がホテルを作るという新規のプロジェクトの社内公募があり、それに手をあげMUJI HOTELの開発から運営にいたるまでのプロジェクトを立ち上げてきました。中国の深圳、北京、そして日本初のMUJI HOTEL GINZAを立ち上げ、現在は銀座の店舗で店舗業務を行いながら、MUJI HOTELのマネジメントや、サポートを行っています。
当時の国際観光学科では、語学や旅行業法、ホスピタリティ論、サービスマネジメント等、観光に関わることを一通り学びました。観光業のあり方や旅行商品の利益率など、色々な問題を考えさせられる機会が多く、普段と違う視点から観光を学ぶことができました。観光業を学ぶということで、ものの見方や視野を大きく広げることがでたと思っています。また、3年生の時にゼミで株式会社を作るという課題に取り組みました。実際に会社を作るにあたり、株の発行、投資家の募集、学園祭と通して会社の出店、売上管理、株主への配当、最後は会社を清算するところまで行いました。経営の仕組みを学んだことと同時に、会社をマネジメントする面白さを体感できました。
これらのことは、就活時には、会社の説明会や面接でとても役立ちましたし、良品計画という企業に興味をもつきっかけにもなりました。大学で学んだことは、現在の仕事にも役に立っています。MUJI HOTELは、世の中のホテルは、高いホテルと安いホテルの二極端であり、その真ん中のちょうど良い価格でちょうどよく眠れるホテルをということがコンセプトでした。このプロジェクトに携わるにあたり、今まで観光学を学んできた経験を活かせることと、1からプロジェクトを立ち上げるというところが非常に魅力的だったので、自ら手を挙げ、このプロジェクトの一員となれました。ホテル以外にも無印良品として、観光業にも携わることとなり、「無印良品が日帰りツアーをしたら・・・」、など、企画を立てる際にも、観光業の基礎が知識はあることで、様々な角度から物事を見ることができています。また、中国をはじめ海外への出張がありましたが、大学で培ったコミュニケーション能力が発揮できたと思っています。観光学は、観光業に特化ということではなく、様々な可能性がある学問だと思っています。観光学を学んだことは、社会にでてからも多くの場面で役立っていると感じています。