大竹優太さん
大竹優太さん
大竹優太さん
◆国際観光学部 2021年3月卒業
国際観光学研究科(修士課程) 2023年3月修了
◆株式会社 丹青社 文化・交流空間事業部 在籍
Q: 現在従事されているお仕事について、具体的に教えてください。
丹青社は、商業施設、博物館、イベント空間、ホテル、オフィスなど、さまざまな空間の企画、設計、施工、運営までをトータルで手掛けている会社です。
その中で、私は営業職として、博物館などの文化施設を担当する部署に所属しています。文化施設の新設やリニューアルに携わり、お客様の窓口業務や、スケジュール管理・予算調整などプロジェクト全体を円滑に進める役割を担っています。
Q: 現在お勤めされている会社や業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
学生時代から博物館や美術館が好きで、将来はそれらに関わる仕事がしたいと考えていました。その中、指導教員であった増子先生に相談したところ「ディスプレイ業界」という仕事があることを教えてもらったのが、一番のきっかけです。
「ディスプレイ業界」では、空間のコンセプトを検討する企画から、デザイン、そして実際に形にしていく施工、さらに完成後の施設運営・メンテナンスまで、一つのプロジェクトに最初から最後まで関わることができます。この点に魅力を感じ、自分の好きな博物館の空間づくりに深く関われる「ディスプレイ業界」を目指すようになりました。
Q: 現在のお仕事に活かされている「国際観光学部での学び」について教えてください。
国際観光学部にて、多彩な分野の学問を学んだことが、現在の仕事に活きていると感じています。
博物館や科学館など、業務で携わる施設はそれぞれ独自のテーマを持っています。そのテーマを深く理解するためには、人文学や自然科学などの知識が必要となります。また、プロジェクトを円滑に進めるためには、経済や法律といった視点も欠かせません。業務を通じて日々新しいことを学んでいますが、国際観光学部で培った多角的な視点こそが、今の私の仕事の土台となっていると実感しています。
Q: 学生時代に力を入れたことの中でとくに、やって良かった!と思うことは何でしょうか?
チームでの活動で培った経験は、現在の仕事でも活かされていると感じます。私は高校生の時にラグビー部に所属しており、そこでチームワークの大切さを学びました。大学や大学院でも、グループワークや課外活動、アルバイトを通じて、チームで目標を達成することの面白さ、難しさについて理解を深めることができました。現在の仕事では、お客様の課題解決のため、社内外のさまざまな方々(プランナー、デザイナー、制作職、スタッフ職、協力会社など)と連携してプロジェクトを進めています。どんな仕事であっても、チームで働く経験は必ず役立つと思います。
Q: 国際観光学部の在学生、受験生に向けて、メッセージをお願いします。
授業やゼミ活動、部活動、サークル、アルバイトなど、皆さんの毎日を彩る活動が将来の自分をつくる土台となると思います。今この瞬間を大切に、目の前のことに夢中になって取り組んでみてください。
また、将来について「まだ漠然としているな」と感じることもあるかと思います。そんな時は、先生方や周りの人に話してみると、思わぬアドバイスや新しい道が開けるきっかけが見つかるかもしれません。皆さんが充実した学生生活を送り、幸せな未来を築いていくことを心から応援しています。