松本 洋明さん(2009年卒業)
松本 洋明さん(2009年卒業)
松本 洋明さん(2009年卒業)
株式会社ホテルオークラ東京 在籍(2021年9月時点)
私は、㈱ホテルオークラ東京という東京都港区にある会社に所属しております。グループ全体では海外も含め80近いホテルを運営しているのですが、その中のホテルの一つの「The Okura Tokyo」というところに勤めています。以前はホテルオークラ東京という社名と同じ名前のホテルでしたが、2019年にThe Okura Tokyoとして、リブランドに近い形で新しいホテルとして開業しました。グループのフラッグシップホテルとしてラグジュアリー層をターゲットに舵を切った形になっています。
私は、入社してから現在13年目になります。入社した当初は宴会場でサービスをする仕事をしていました。そこからウェディングに移り、イベント関係の仕事を主に行う企画課に移り、さらに広報課に移って今に至っております。私が勤めているホテルは宿泊特化型ではなくいわゆるグランドホテルというタイプで、レストランも自社で運営しています。ホテル内には5つのレストランと3つのバーがあるほか、フィットネスやスパ、大小含めて宴会場も19個あります。このように幅広い施設、セクションがあるので、単にフロント業務を担当するというだけではない、いろいろなセクションに異動することがあり得る会社です。
大学入試の際にこの学科を受験しようと思ったのは、その時からホテルに就職したいと思っていたからなので、在学中は一貫して、ホテルでアルバイトをしたり、意識的にホテルの勉強をすることに取り組んだりしました。授業では、ホスピタリティと名のつくものはすべて履修し、それに付随したフード関係の授業やレストランについての授業、さらにそれらに関連するものを履修するようにしていました。また、図書館でホテルにちなんだ書籍をたくさん借りて読んだりしておりました。そのころ読んだ本の知識が、今の仕事に役立っていると感じています。
在学中に学んだ、ホスピタリティ系の授業やホテル経営論などは、今携わっている仕事にはかなり直結しているとも感じています。現在の広報の業務の中でも、ホテルが今どういった立ち位置であるべきか、経営の観点からどういう風に見ればいいのかなど大学で勉強したことが土台・きっかけとなり、社内にプレゼンテーションすることもあります。他にも、資格を取る中で宿泊約款について勉強することもありましたが、ホテルの中の運営内容が変わった関係で約款を改訂していかないといけないですね、と言及するような機会があった際に懐かしく感じました。少しでもそのことに触れたことあるかないかで、そのハードルが変わってくるかなと思います。大学では選択できるカリキュラム、科目がたくさんある為、幅広い分野を学習出来ます。それが専門学校と大学の違いなのかなとも思います。この学科でホスピタリティ分野に関する多くのことに触れられたことは、卒業して10年以上経った今も大事な経験になっていると感じています。