西田まな(ホテル業)


私が学生時代力を入れたことは、ゼミ研究です。歴史資源を通して観光や地域振興のあり方を探求するゼミで活動をしました。
2年次には、文献読解を通し歴史・文化的観点から一過性でない持続可能な観光・まちづくりの必要性について学びを深めました。
3年次にはチームで半年間かけて広島県呉市への地域活性化策を考察・提案しました。当初は文献を基にした地域活性化案の作成を進めていました。
しかし、実際に現地を訪れ地元住民の方に聞き取り調査を進める程に、文献だけでは分からない住民の地域に対する想い、特に観光地化することに対する一様では無いそれぞれの考えや現地の現状・問題点等に直面しました。そこで表面的ではなく、多角面から物事を見てその地域に合う最適案を考えないといけないということを改めて実感しました。文献での知識習得に加え、現地を自分の足で訪れ現状を把握する、住民一人一人の多様な想いに耳を傾け理解することの重要性を学び身につけました。
そして、教授の指導の基、具現化した発表・提案書提出を全員で実現でき、市からも新視点からの提案だと評価して頂けました。

一つの地域に丹念に向き合えた経験・身につけた力は、就活においても発揮できたと考えます。
自分が目指しているホテルに対しても資料やデータだけでなく現地を実際に訪れ丹念に調べ、自分の眼で感じた事をまとめたことで、面接では自分の想いを悔いなく伝えることができました。私はこの考え方と姿勢は、社会人としても必要不可欠で重要なことだと考えます。
ホテルマンとして働くにあたり、お客様一人一人の声に耳を傾け、多角的な視点から物事を判断し取り組んで参ります。