タイ・ECOFESTA(2023)


東南アジアに位置するタイは、アジア有数の観光立国であり、近年では「持続可能な観光」の開発にも力を入れています。このようなタイにおける取り組みを学ぶべく、本プログラムでは2023年3月、2週間をかけて3つの都市(バンコク・チェンマイ・フアヒン)を訪問しました。

バンコクにおいてはチュラロンコーン大学の協力を得て、タイの観光事情やSDGsについて講義を受けた後、タイ人学生案内の下で市街を散策しました。また、チェンマイでは実際にエコツアーに参加し、フアヒンにおいてはリゾートホテルの取り組みを見学することで、「持続可能な観光」の一端に触れることが出来ました。そして最後には、チュラロンコーン大学にて研修成果の発表を行い、全日程を終了しました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、本プログラムは国際観光学部が3年ぶりに開催した海外研修となりました。参加者の中には初めての海外滞在であった学生もおり、同じアジアとはいえ日本とは異なるタイの様相にカルチャーショックを受けた事も多かったようです。限られた研修期間ではありましたが、得られた知見を今後の学生生活に生かしていって欲しいと思います。

現地での研修の様子

 

 

参加学生の声

今回の研修では、「実地体験型学習」が多く含まれており、中でも印象的であったのはカレン族の村訪問である。村人との談話こそ、観光において重要な視点であるオーセンティシティ(真正性)を確かめる契機であり、非常に興味深い時間であった。

短いようで長いと感じる、一日一日がとにかく充実した研修期間であった。五感をフル活用し、「タイ」という国を浅く広く知るとともに、日本との違いや共通点をはじめたくさんの発見があった。タイ学生が終始、またプログラム内外でリードしてくれたことで、より実りのある体験ができたと感じている。自身初の海外経験ということもあり、ホームシックどころか、初日から帰国日まで、冷めやらぬ興奮で現地の魅力にただひたすら入り浸っていた。(国際観光学部 岡部拓馬)

現地の学生との交流では、SDGsをテーマにしたツアーのプレゼンをしたり、日本語と英語で交流したりしてたくさんの思い出を作ることができました。

また、現地の大学や施設では、タイの観光やSDGsについてのレクチャーや取り組みを教わり、日本との違いなどを学びました。チェンマイでは象に乗ったり先住民族の行事に参加することができ、とても興味深かったです。

リゾート地であるホアヒンでは3つのホテルのSDGsや環境問題に対する取り組みを実際に見学することができました。自由時間には友人たちとナイトマーケットやショッピングを楽しんだり現地の学生と様々な場所に出かけたりして、充実した2週間を過ごすことができました。(国際観光学部 土屋楓)