樋口 佳純


学生目線から、社会問題を問いたい——。

私は、学生新聞「キャンパス・スコープ」に所属し、編集長として活動している。「キャンパス・スコープ」は、読売新聞社と学生が共同で発行する学生メディアだ。関東の10の大学に通う部員37名が編集部と広告部に所属し、年に一度、新聞を発行している。今年の10月4日には、46号となる新聞を12万部発行した。

今年8月、私はウクライナとポーランドの国境の街を訪れ、ウクライナ支援のボランティア活動と取材を行った。帰国後、自身のウクライナ支援ボランティアの経験をルポとして執筆し、キャンパス・スコープ46号へ掲載した。記事を読んだ学生からは「大学でセミナーに参加し、ロシア人学生とウクライナ問題について議論をした」と言葉が寄せられた。このことから、私は学生の目線から「平和とは何か」「今、自分にできることは何か」と自身の経験を問題提起に繋げることができたと感じる。

今後も世の中に問い続けることができるよう、常にアンテナを張り、社会問題について考え続けていきたい。



▲日本財団ボランティアセンターでのインターンシップ活動
オンラインセミナーの企画・運営の様子 

▲ウクライナ施設の支援活動
(写真提供:日本財団ボランティアセンター)