2023年春休みの興味深いオーストリア・ドイツ学部研修について

(有名なノイシュバンシュタイン城の前の集合写真)

2023年度春季に、国際観光学部は第2回のECOFESTA(Exploring and Challenging Overseas for Education of Sustainable Tourism)研修を催行しました。20名の学生と教員はオーストリアと南ドイツに約2週間滞在しました。最初の3日間はウィーン工科大学のワークショップに参加しました。このワークショップはJASECの協力を得て実現しました。JASEC は“Japan Austria Science Exchange Center”の略称で日本とオーストリアの学術的、文化的交流を促進している機関です。ワークショップは午前中にウィーン工科大学の教室を使用して行われ、ウィーンの歴史とウィーンの都市としての成り立ちを建築学の視点から学んだり、現代のスマートツーリズムについて勉強したりしました。午後にはウィーン市街のフィールドトリップが行われました。学生は多くのことを学び、最終日には英語でウィーンの観光について新たな視点からグループプレゼンテーションを行いました。

次に、ウィーンから離れたドナウ川沿いのユネスコの世界遺産になっているゴットワイグ大修道院(the Stift Göttweig Abbey)に2日間滞在しました。学生はドナウ川沿いの美しい自然の風景や、地元でとれた杏やハチミツなどの新鮮で地産地消のおいしい食事に感動していました。またキリスト教の神父のシンプルでサステナブルな生活を知り、新たな学びを得ていました。


また、音楽の町、モーツアルトの故郷ザルツブルグに行きました。ガイドの高森さんにより、その地域をより深く知ることができました。また湖のほとりにあるハルシュタットの市長とお会いする機会を得て、いかにオーバーツーリズムを防ぐ取り組みをしているのかについて学ぶことができ、素晴らしい機会を得ました。


最後にドイツのミュンヘンを訪れ、ミュンヘン大学と交流しました。それはInstitute for Intercultural Cooperation (ViV) という文化交流を促進する機関の協賛を得て実現しました。以前の研修からの交流を継続することができました。またドイツではノイシュバンシュタイン城も訪れ、学生と共に写真を撮りました。サステナブルな観光、オーバーツーリズムを防ぐ方法を学ぶ大変充実した研修となりました。