渡辺 美希(わたなべ みき)さん


◆渡辺 美希(わたなべ みき)さん

◆2014年卒業

◆小田急箱根ホールディングス株式会社 在籍

 ※箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)に出向中(2022年9月時点)

Q: 現在従事されているお仕事について教えてください。

A: 私は、小田急箱根ホールディングス株式会社へ入社後、箱根登山鉄道の駅係員、車掌を経験した後に、小田急箱根ホールディングス営業統括部にて、ロマンスカーで行く箱根のプロモーションや、情報発信サイトの運営を行ってきました。
現在は、箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)へ出向しています。箱根DMOでは、箱根地域の観光における課題解決のため、行政や地域の事業者と連携して取り組んでいます。具体的には、箱根の課題のひとつである交通渋滞を緩和するための「パーク&ライド」施策の実施や、持続可能な観光地のためのコンテンツ造成に向けた事業に従事しています。

 

Q: 現在お勤めされている会社や業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

A: 学生時代に、様々な観光地について学ぶ機会がありましたが、もともと私は愛着をもった地域で仕事をしたいと考えていました。小さい頃から小田急線沿線に住んでいて、箱根に近いエリアで育ちました。大学への通学電車の中で、ビルの多い賑やかな新宿の景色から箱根へ向かうにつれて、徐々に緑が多く穏やかな景色に変わっていく姿に、とても心が落ち着き安心感を覚えたのと同時に、ワクワクしながらロマンスカーに乗車して、箱根旅行へ向かう人たちの姿を多く目にすることがありました。そこで、箱根の魅力をもっと多くの人に伝えたいと考えるようになり、箱根で働くことに興味を持ちました。

 

Q: 現在のお仕事に活かされている「国際観光学部での学び」について教えてください。

A: 国際観光学部では、観光地で働く上で基礎知識となる観光の歴史や、国内外の観光資源について学んだことがとても役に立っていますが、とくに、ゼミにおいて旅行の企画造成について学ぶことができたのが良かったと考えています。
企画造成で必要な、その地域について深く調査することや、ターゲットとする層のマーケティング分析、プレゼン経験等は、実際に仕事をする上でとても不可欠な要素であり、学生時代に実践できたことはとても役に立っていると考えています。

 

Q: 学生時代に力を入れたことの中でとくに、やって良かった!と思うことは何でしょうか?

A: 色々なことに興味を持って挑戦したのが良かったと考えています。ホテル経営やホスピタリティの授業を受けたり、TOEICのスコア取得に向けて英語の勉強に力を入れたりなど、観光に関わるあらゆる授業を受講しました。自分が将来就きたい業種に直接的に関係ないように思われても、就職して一社会人となってから、様々な職種の方々と関わる機会があるため、少しでも知識を入れておくことによって、コミュニケーションを取りやすくなり、良かったと思っております。

 

Q: 国際観光学部の在学生、受験生に向けて、メッセージをお願いします。

A: 学生時代の友人とは、今でもたまに連絡を取り合い、互いに刺激を受け合っています。
東洋大学では、世界各国から、また、日本各地から学生が集まっているため、様々な人との出会いを通して、私自身が愛着を持った企業で働きたいという気持ちや、地域を活性化させたいという強い思いなどに気付くきっかけや機会を得ることができました。
今、興味があることだったり、勉強したいことがある場合、とりあえず取り組んでみると、いずれそれが自分の糧になっていたりします。授業の種類や先生の経験も豊富で、学ぶにはとても良い環境だと思いますので、ぜひ色々なことにチャレンジしてみてください。