第3回ECOFESTA短期留学プログラム(ハワイ研修)

 2024年2月に第3回のECOFESTA(Exploring and Challenging Overseas for Educationof Sustainable Tourism)研修を催行しました。20名の学生はハワイに2週間滞在し、ハワイ大学マノアキャンパスでハワイの文化とサステナブルツーリズムについて学びました。ハワイ大学は世界の大学ランキングでトップ1%に位置します。東洋大学国際観光学部のための独自の2週間の研修の間に、学生は英語プレゼンテーションのスキルを磨きました。午前中は、基本的にアカデミックイングリッシュを学びました。ハワイでは外来植物や外来の動物が持ち込まれており、いかにして以前の植物や動物を守っていくのかについて学びました。午後は、さまざまな活動に参加しました。例えば、ハワイの伝統的なサステナブルな漁業について勉強するために魚が養殖されている池を見に行きました。沖縄で有名なマングローブは実は外来植物で、それを伐採して養殖の池を守っていることをハワイ大学出身のNGO団体の方からお話しを聞きました。

 また、ハワイの高級ホテルでどのようなサステナブルな取り組みが行われているのかを知るためにPrince Waikikiに行きました。学生は、持ち帰りのできるステンレスの水筒がホテルの部屋に置かれていることに驚いていました。ホテルの宿泊客はホテル内にあるウォーターサーバーから水を汲んで飲むことで、ペットボトルを使用しない取り組みが行われていました。またビュッフェにはハワイでとれた地元の野菜が使用されており、地産地消に配慮されていることを学びました。

 20名全員でハワイの絵葉書にもなっているダイヤモンドヘッドの登山にも挑戦しました。入場料によって遊歩道が整備され、遊歩道以外の場所の植物が踏みつぶされない試みがなされていることを事前に勉強した上で、登山を行うことでサステナブルツーリズムを実践することができました。研修の事前と事後には「ハワイのサステナブルな取り組み」に関するエッセイの課題が出されました。プログラム後には、事前と事後のエッセイを比較した結果、学生の英文ライティングにおける流暢性が伸展したことがわかりました。またサステナブルな取り組みに関するボキャブラリーも以前よりも身に付いたことがわかり、大変有意義で、充実した研修となりました。

ハワイ大学マノアキャンパスでのオリエンテーションの様子

ダイヤモンドヘッドには20人全員とハワイ大学英語講師と共に登頂