石原 佑哉(いしはら ゆうや)さん


◆石原 佑哉(いしはら ゆうや)さん

◆2013年卒業

◆株式会社船井総合研究所 士業支援部 在籍(2022年9月時点)

Q: 現在従事されているお仕事について、具体的に教えてください。

A: 現在は入社以来ずっと続けてきたHR(組織・人事)領域のコンサルティングと、もう1つは今年からコンサルティング外の新規事業に参画しており、2つの業務に従事しています。
HR領域のコンサルティングではクライアントの組織に関する課題に対して、新卒・中途採用や教育・研修プログラムの策定および研修実施、人事制度策定・運用、組織活性化施策のご提案を行っています。
新規事業についてはご相談いただいたクライアント向けに、「成長企業のためだけのハイレベルな税理士・会計事務所の紹介事業」を行っており、企業の成長レベルと税理士・会計士レベルのミスマッチを解消し、より企業成長を加速するためのマッチング・サービス提供を行っています。

 

Q: 現在お勤めされている会社や業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

A: きっかけはレストランやバーでアルバイトをしていた当時、スタッフ・お客様問わず「グチを言いながら嫌々働く人」と「楽しんで活き活きと働く人」の差や、「働く人の意欲・モチベーション」と「業績・定着率」の関係性にとても興味を持ちました。そこから「組織を良くして企業成長にインパクトを与えたい」と思うようになり、結果的に経営コンサルタントという仕事・就職軸に辿り着きました。中でも船井総研の会社説明では日本的経営を重んじた”船井流”という考え方・価値観にとても感銘を受け、自身のキャリアビジョンと会社の方向性に共感できたことから「船井総研で組織・人事のコンサルタントになりたい」という意思を固めました。

 

Q: 現在のお仕事に活かされている「国際観光学部での学び」について教えてください。

A: 様々なプロジェクトを動かした”現場主義”という経験が最も今の仕事に活きています。
経営の現場はまさにですが、学問やフレームワーク、机上の空論・理屈だけでは通用しないシーンがとても多く存在します。私も在学当時は「アイディアだけでどうにかなるのでは」などととんでもない勘違いをしていましたが、実際にプロジェクトやイベントを企画すると、「1名集客する大変さ」「1円を生み出す大変さ」「他人に動いていただく大変さ」に多くぶつかりました。それを肌で体感するためにプロジェクトを自ら動かし、ビジネスの世界で活躍する第一線の方々から厳しいフィードバックをいただいたことが、今となっては最も血肉として活きている学びだったと振り返って思います。

 

Q: 学生時代に力を入れたことの中でとくに、やって良かった!と思うことは何でしょうか?

A: 「学生」という特権をフル活用し、たくさんの経営者や事業責任者として第一線で活躍している方々とお話しする機会を多く創ったことです。通常であればそう簡単に逢っていただけない方が多い中で、「学校の看板」「ゼミ・教員の看板」「その他の繋がり」という恩恵を受けながら、相手方にメリットがほとんどない状況でもお時間をいただけたありがたみは社会人になってからより一層感じます。大学や同世代の仲間との時間はもちろん大切にしていただきたいですが、学生時代に少しでも人間性・スキルや志を高めていきたいと考えている方は、人生の先輩との時間をたくさん創っていくと「なりたい理想の姿」に少しずつ近付けると思います。

 

Q: 国際観光学部の在学生、受験生に向けて、メッセージをお願いします。

A: 昨今の世界情勢からもご存知の通り、観光業界は大きな打撃を受け、変革を余儀なくされました。
人生自分の思い通りにならないことが多い中で、「いつ・どんな時代でも環境の変化に対応し続けられること」が最も重要だと私は考えています。私自身は航空業界に興味があって入学しましたが、周りの導きもあって高校生の時には想像もつかなかった人生を結果的に歩んでいます。どんな状況でも世の中に必要とされる人となるために、好き嫌い・選り好みせず、色んなことにチャレンジしてみてください。大学には皆さんのチャレンジを応援してくれる環境が揃っているはずです。色んなチャレンジをした経験・失敗がご自身の活きた血肉となり、新しい時代を切り拓くリーダーに導いてくれることと思いますので、皆さまのご活躍を陰ながら応援しております。