2025年3月、国際観光学部はタイにおいて,第4回目となる ECOFESTA(Exploring and Challenging Overseas for Education of Sustainable Tourism)研修を催行しました。参加した15名の学生は、チュラロンコーン大学の協力を得てバンコク・チェンマイ・ホアヒンの3都市を訪問しました。
バンコクにおいては、チュラロンコーン大学ならびにタマサート大学においてタイの観光事情に関する講義を受けるとともに学生と交流し、実践的な英語を学びました。また、代表的な観光地となっている王宮やエメラルド寺院だけでなく、コミュニティー博物館を訪問することで、同国の成り立ちについて理解を深めました。
チェンマイでは、チェンマイ大学を訪問した後に実際にエコツアーに参加することで、地域資源を活用した観光の実態に触れました。特に、象の飼育・保護を行っているエレファントパークは、多くの学生の印象に残ったようです。ホアヒンでは、市長と懇談する機会を得ることが出来ました。また、複数のラグジュアリーホテルを見学することで、環境保護の取り組みについても学びました。
これ以外にも自由時間には、有名寺院や流行のスポットを訪問し、MRTや水上バスに乗車するなど、参加学生はそれぞれの形でタイを満喫することが出来たようです。今回の充実した研修を、今後に生かしていって欲しいと思います。
<参加者のコメント>
1年生
私がこのプログラムで印象に残ったことは、観光と密接に関わりながら暮らす人々を間近で見られたことです。都市に住む人でも、地方に住む人でも、タイ全体が観光地になっているため、どの人でも観光客と関わる機会があるように感じました。日本とは違い、その人たちの暮らしに根付いた観光の形が多く、新鮮さを感じました。
海を生かした観光が盛んなホアヒンでは、海の見えるレストランで食事をしたことが印象に残っています。そこでは小さな庭で写真を撮ったり、海に面したカウンターで食事を取ったりして、とても楽しかったです。
3年生
今回の研修では、タイの観光やSDGsについて学びました。座学だけではなく、実際にタイの有名寺院を訪れたり、地元の素材を使ったクラフト体験や自然の中をハイキングし先住民族について学んだりと、現地を訪れ見学することができとても興味深かったです。
リゾート地で有名なホアヒンでは、環境問題の改善や宿泊客の安全のために、化学製品を使わない食材の育て方、廃棄した食材の再利用など様々なことを学ぶことができました。
自由時間でも友人とナイトマーケットで買い物をしたり、タイの民族衣装を体験したりと日本ではできない経験をし、とても充実した2週間を過ごすことができました。