問題関心
・Instagramはビジネスではツールとしてよく用いられているが、地域活性にはどのような点で役に立っているか。
↓
・シビックプライドと観光振興の関係
内側のシビックプライドが外側のシビックプライドにどう影響するのか
用語
・Instagram:無料の写真共有アプリケーション。SNSとしての機能も備えている。
・地域活性化:地域(地方)が、経済や人々の意欲を(再び)向上させたり、人口を維持したり(再び)増やしたりするために行う諸活動のこと。
・インバウンド:外国人が訪れてくる旅行のこと。
・インフルエンサー:他者や一般社会に大きな影響力を及ぼす人や事物のこと。SNSにおいては、強い影響力を持つユーザーのことを指す。
・#(ハッシュタグ):投稿を検索するための目印
・シビックプライド:市民が自分の住んでいる、働いている都市に対して「誇り」や「愛着」を持って、自らもこの都市を形成している1人であるという認識を持つこと。
AMAZING TOYAMA
「シビックプライド」を醸成することを目的とした、富山市の取り組み。
〇主な活動
・AMAZING TOYAMAのモニュメントの設置
・富山市内の様々な情景を写したポスター
・AMAZING TOYAMAにラッピングされたセントラム(路面電車)
・城址大通りと環状線沿線のバナーフラッグ
・AMAZING TOYAMAを名刺にする取り組み
→AMAZING TOYAMAに賛同するものなら、だれでもロゴマークの使用可
・AMAZING TOYAMAフォトプロジェクト
→2015年に発足した「AMAZING TOYAMA写真部」をはじめ、写真を通じて富山の魅力を発掘・発信。Instagramのアカウント有。【公式アカウント:@amazing_toyama_photo 】
・ムービー作成
など。
問い合わせ先:広報課
電話番号 076-443-2012
IT検索
検索語:インスタグラム 地方活性化
・地域創生・地方活性化にInstagramを活用すべき2つの理由(https://find-model.jp/insta-lab/jirei-chihou-kasseika/)
・インスタグラムは地方自治体の救世主に?その理由と活用事例をご紹介(https://insta-antenna.com/local-government/)
・地方の魅力を伝えるためにインスタグラムを活用しているアカウント11選(https://ferret-plus.com/8150)
・地域を沸かせる立役者になる?地方がInstagramを活用した方がいい理由(https://www.actzero.jp/social/report-18029.html)
・女性のSNS利用と消費行動に関する調査(https://kyodonewsprwire.jp/release/201605110520)
メモ
・独自の美しい風景を載せたり、ハッシュタグをうまく活用して多くの人に情報を伝達。
・Instagramは画像を主とするため、魅力が外国人にも伝わりやすい。
・若い世代の女性はインスタグラムで旅行先を決めることも。→観光業に役立つ?
・複数のジャンルのアカウントを持つ県も。
・Instagramを利用したマーケティングにインフルエンサーは欠かせない。
・Instagramがトレンド検索のために利用されている。
Instagramフォトコンテスト
Instagramのフォロワー数を増やすために企業や団体が行う企画。アカウントをフォローしてもらった上で、ユーザーに指定の#(ハッシュタグ)をつけて写真を投稿してもらったり、アカウントの投稿にいいねしてもらい、当選者に特典を与えるというシステム。
参考:https://colorful-instagram.com/marketing-contest-ideas
インスタ映えランキング
https://snaplace.jp/2016snsbaeranking/ (2017年)
https://snaplace.jp/snsbaeranking/ (2018年)
*snaplace:日本最大級のSNS映え観光情報サイトを運営している会社。SNSの写真を解析し、SNS映えする日本全国の混交スポットや飲食店を抽出して紹介。AIで写真を解析している。写真撮影代行・モデル手配、インスタグラム運用のサポート・代行といったインスタアカウント育成や、SNS映え調査、SNS映え施策提案・リリースといったインスタ映え調査・企画なども行う。
参考:https://snaplace-corp.jp/
Instagram活用地域
和歌山県
・複数のジャンルのアカウントを持つ
・「観光振興課」「広報課」「食品流通課」がそれぞれ異なるアカウントを運営
・「観光振興課」は和歌山県内の観光地の写真を発信
・「広報課」は件のPRキャラクターがイベントに参加している様子を配信
・「食品流通課」は名産品のみかんを全面に押し出して発信
・目的に沿った統一感のある写真を発信できる
・多くの組織を横断しないため、タイムリーな情報を発信できる
・「観光振興課」フォロワー4237人、「広報課」フォロワー1642人、「食品流通課」フォロワー4779人(2018年7月)
参考:https://www.instagram.com/nagomi_wakayama_tourism/
https://www.instagram.com/wakayamapref_pr/
https://www.instagram.com/oishii_delicious_wakayama/
岐阜県
・下呂市で撮影した写真のフォトコンテストを開催
・Instagram内で「#Instagram」というハッシュタグを付けることで参加可能
・開催期間約3か月の間に2000件以上の投稿
・公式アカウントが地方を宣伝するだけでなく、他ユーザーを巻き込んでキャンペーンを行う
・投稿するのは普段と変わらないため、誰でも簡単に参加可能
岩手県
・岩手県観光勧誘のためにフォロワー130万人(キャンペーン当時)を超えるアカウント「柴犬まる」とコラボしたキャンペーンを展開
・「柴犬まる」はフォロワーの9割が外国人であり、インバウンドを目的としたキャンペーン
・インフルエンサーを巻き込み、主催者のアカウントのフォロワー以上に多くの人へのリサーチが成功
・「柴犬まる」が同行するツアーを開催するという企画は、インフルエンサーの抱える多くのフォロワーに情報を届ける
・柴犬まるのフォロワー250万人(2018年7月)
参考:https://www.instagram.com/marutaro/
新潟県(柏崎市)
→文献リスト
静岡県(伊豆地域)
富山県
・富山城
・富山駅
・環水公園(スタバ、天門橋)
メモ
・インスタグラムは地域活性において、外国人や若い女性の観光のきっかけの一つにはなり得るが、実際フォロワー数が多い地域アカウントは少ない。
・地域活性化に直接つながるとは言い切れないのではないか。
参考URL
・観光Re:デザイン 河井孝仁,2014,「シティプロモーションと観光振興 地域へのプライドが観光を変える」
https://kankou-redesign.jp/pov/727/()
文献リスト
【著書】
・十代田朗・山田雄一・内田純一・伊良皆啓・太田正隆・丹治朋子,2010,『観光まちづくりのマーケティング』学芸出版社
・伊藤香織・紫牟田伸子,2015,『̪シビックプライド2【国内編】-都市と市民の関わりを」デザインする』宣伝会議
【CiNii】
検索語:シビックプライド
・牧瀬稔,2019,「日本における「シビックプライド」の動向整理」,『公共政策志林』(7)13‐26
→近年、地方自治体が注目しつつある概念に「シビックプライド」があり、特に自治体が取り組むシティプロモーションに関連してシビックプライドが取りあげられる傾向が高まっている。論文の目的はまだ少ない日本でのシビックプライドの動向を整理することである。しかし、シビックプライドに関する先行文献は少なく、現時点ではシビックプライドの理論化はなされていないといえる。
シビックプライドの定義は「都市に対する市民の誇り」である。それは日本の、生まれ故郷に対する愛情を意味する「郷土愛」に似ているが、シビックプライドは生まれ故郷でなくても住んでいる都市に対する市民が都市に誇りを持つことを意味する。
シビックプライドと言う言葉は、イギリスの産業革命後に栄えた都市において既に使われていた。人口が急激に増え、多くの都市が勃興する中で都市間競争が激しくなり、市民自らのアイデンティティとしてシビックプライドという概念が大事にされるようになったと言われている。
しかし、日本ではマスコミなどで2008年から使われ始めた歴史の浅い概念である。(図)
2008年の5回と2009年の6回の記事はすべて「今治シビックプライドセンター」の活動を伝えている。今治シビックプライドセンター関連以外で、シビックプライドに関する記事は2010年の毎日新聞(地方版)の記事である。企業や地域がその魅力を再確認し、発信する力をつけるため、市国経済産業国が「しこく編集学校」を高松市内で開講した。EU諸国では地域活性化の原動力として提唱されているシビックプライドを根付かせ、四国ならではの産業や街づくりを支援するのが目的だという。そして2015年以降はシビックプライドの記事は増加しつつある。
近年では自治体が取り組むシティプロモーションに関連させてシビックプライドが使われる傾向が強い。また、首長がシビックプライドに言及する傾向も強まり、施政方針にシビックプライドを取り上げる傾向が強くなっている。施政方針とは、首長が議会でその年の基本方針や政策についての姿勢を示すために行われる位置づけの思い演説であるため、シビックプライドが自治体政策の重要な柱になりつつあると言える。
・伊藤香織,2017,「都市環境はいかにシビックプライドを高めるか 今治市を事例とした実証分析」『都市計画文集』52(3)1268‐1275
→シビックプライドはイギリスではしばしあ建築、オープンスペース、アーバンデザインなどの質と結び付けられている。これらを統合して「都市環境」といえる。しかし自治体は都市再生や都市整備に際してシビックプライドという言葉をもちだすが、なぜ都市環境を改善するとシビックプライドが向上するのか。こうした背景を踏まえ、本論文ではシビックプライドの多面性と日本の都市・市民のシビックプライドの更生を明らかにすることを第一の目的とし、都市環境の表かとシビックプライドとの関係を明らかにすることを第二の目的として、事例を通した実証的分析によりシビックプライドの概念の一端を客観的に明らかにする。
つづき
・伊藤香織,2019,「シビックプライドの源泉としての都市環境及び諸要素:富山市中心市街地と富山地域を事例として」『都市計画論文集』54(3)615‐622
→シビックプライドは抽象的な情動ではなく、その都市やコミュニケーション
のもつ何らかのもの・こと・場所などを拠り所にすることが多い。そのようなシビックプライドの源泉となる都市の要素を見出し、あるいは創り、市民が関与して磨き上げていくことは、、シビックプライドの醸成にもつながっていくと考えられる。
筆者が行った海外研究の文献調査によると、特に都市環境、文化、スポーツなどがシビックプライドの源泉と捉えられていること、自然環境はシビックプライドの源泉と捉えられていない。
富山市の都市環境及びその他の富山地域の要素に対して「市民として誇りに思う」かどうかのアンケート調査から、自然や食に対して「市民として誇りに思う」度合いが高いことがわかった。これは海外研究のシビックプライドの源泉の捉え方とは対照的。
富山市におけるシビックプライドの源泉は、「都市環境」「食・自然」「文化・産業」「交通」の4つの因子から成り立っている。シビックプライドの源泉としての「都市環境」と「文化・産業」はシビックプライドの「アイデンティティ」「愛着」を高めること、シビックプライドの源泉としての「食・自然」は「愛着」「持続願望」を高め、「参画」を低める。
シビックプライドの沿線としての「都市環境」は「文化・産業」と似通って、「アイデンティティ」への影響が特徴的であるが、これらは与えられたものというよりは自分たちで作りだしたものという性質が強いのではないか。
・伊藤香織,2019,「サイエンスへの招待 シビックプライドを醸成する都市環境」,理科大学フォーラム:東京理科大学科学教養誌,36(5),36‐41
検索語:インスタグラム
・小田順子,2017,「インスタグラムの活用 : 全庁的な「広報パーソン増殖計画」」『地方行政』 (10721):10-14⇒2018.06.08複写依頼
→柏崎市は2016年7月に広報誌をリニューアルし、「柏崎市写っ景カシグラム」というコーナーを新設。これは流行のインスタグラムを意識して、柏崎市の魅力を切り「撮って」伝えるものである。これは市から何かお知らせがあるわけではなく、単に「今日はいいお天気でしたね」という程度のものであり、必ずしも文字で伝えなければならないものではなく写真で一瞬で伝えられる情報である。それならば流行りのインスタグラムが適しているのではないかということになった。
しかしアカウント開設は難航。また、市の職員全員が広報パーソンになるのはそう簡単なことではない。そのため、写真を共有するSNSであるインスタグラムの利用開始と市職員が参加する「KZ(柏崎の略)バーチャル写真部」の活用を提案。
〇提案の目的
1.柏崎市の魅力を市内外に伝えることでシビックプライド(市に対する誇りや愛着)を醸成し、シティプロモーション(交流人口やU・Iターン者の増加)、自治体の存続・活性化につなげること。
2.すべての職員が広報パーソンになることを目指し、職員一人ひとりの広報力を向上させるため、各部署でのリーダー的存在を育成すること。
〇インスタグラム利用の目的
1.柏崎の海、夕日、田園風景などの美しい景色を県外、国外の人に広く知ってもらうこと。
2.写真をきっかけに、柏崎に興味を持ち、話題にしてもらうこと。柏崎の景色を実際に見に来たり、撮りに来てもらうこと。
3. 多くの反応が得られるような写真を撮ろうとすることにより、職員の広報力が上がること。
インスタグラムは文章の内容よりも写真で情報を伝える。投稿の際は、「#夕日」などのハッシュタグを活用すると、柏崎の美しい夕日などを世界中の人々に見てもらうことができる。2017年2月末までに150件ほどの投稿。フォロワーは3か月で500人を超えた。柏崎ギャラリーは海外から毎日のように称賛のコメントがついている。
・坂田利康,2016,「インスタグラム・マーケティング戦略 : ユーザのエンゲージメント獲得に向けた広告コミュニケーションInstagram Marketing Strategy : An Advertising Communication for Instagram User Engagement」『高千穂論叢』51(2):1-33 ⇒中央図書館書庫3層
・敷田有香,2016, 「 ショップスタッフのスター化に成功した「カスタネ」のインスタグラム活用 (特集 SNSを活用する"今どき人"へ : SCのモバイルファーストを考える)」『SC Japan today 』(491):29-31⇒2018.06.08複写依頼
→ツイッターに続いてインスタグラムをスタートさせたカスタネ。また、公式アカウントに加え、スタッフが個人のアカウントを活用してフォロワー数を伸ばしている。認知度を獲得したショップスタッフはショップブログへの掲載が許可されるなどということもあり、スタッフのモチベーションとなり、仕事に誇りを持つようになる。これが結果離職率の低さにもつながっている。会計時に購入のきっかけをヒアリングする接客をはじめたところ、「インスタをみた」という客が1店舗平均で月50名いた。個人アカウントにお客さんがコメントすることも増え、スタッフの売り上げにもつながっている。スタッフの投稿に反応し、スタッフのコーディネイトやライフスタイルをみてスタッフに会いに来る。こういうことから、「個」に重きが置かれているともいえる。個人に発信するSNSにファンが付き、仕事が楽しくなる。それがSNSで表現され拡散される。このサイクルがカスタネの強み、ブランドの価値である。
・田中亜樹,2017,「Instagram(インスタグラム) 三島信用金庫 当金庫と静岡県東部伊豆地域のファンを増やす (特集 SNSの利活用で、増やせ顧客接点)」『信用金庫 』71(11):13-15 ⇒2018.06.14複写依頼
→静岡県東部伊豆地域の当金庫がもともと利用していたFacebookは若年層や女性への情報リーチの少なさが課題に。それに加えて、伊豆地域のすばらしさを表現する写真が多くあったことからInstagramの導入を検討。Instagramは10代・20代の女性の利用が多く、営業エリア外のユーザーへの情報提供を意識したこと、また言葉を主としたFacebookと画像を主としたInstagramそれぞれ異なる視点での情報提供を期待したということからIstagramの導入が採用された。フォロワー数に爆発的な伸びはないが、取り扱いし当初から、少しずつ人数が増えている。投稿のコメントの大半が海外からのコメントであり、海外からの注目も得ている。一方で国内ユーザーからのコメントももらえるような雰囲気づくりも課題。
・藤元健太郎,2016,「コンビニのSNS利用新戦略 インスタグラムで顧客動向分析」『エコノミスト』94(8):82-83 ⇒中央図書館2階雑誌
→コンビニがインスタクラムを利用するという新しい広告方法を開拓している。インスタグラムの一般的な利用スタイルの一つとして、「#〇〇」というハッシュタグをつけて投稿する方法がある。ハッシュタグに自社のブランド名が登場するかがインスタグラムにおいて投稿者に意識されているかの判断になるため、ブランド名をつけて投稿してもらうキャンペーンやイベントを行う企業も増えている「#セブンイレブン」がついた投稿は月間約7000回、「#ローソン」がついた投稿は月間約6000回となり、インスタグラムの普及とともに両社とも投稿数は増加傾向にある。内容的には両社とも「ケーキ」「アイス」等のスイーツ類と「コーヒー」などの飲み物類が上位にきており、やはり利用者が多い女性が好む商品が投稿されやすい傾向にある。コンビニはかつて「近くにある便利な店」という位置づけであったが、売り上げは利便性だけでなく競争の中で磨かれた商品開発力やブランド力が顧客に支持されている。今後は「近くにあるから」ではなく、インスタグラムで得た情報をもとにわざわざ遠くのコンビニを選んで行くという人も増えるだろう。さらにテレビのCMなどより一般人の撮った写真で拡散していくことを意識したパッケージデザインなどもマーケティング上重要になってくるだろう。
・ ,2016,「インスタグラム実践事例 ヤマモトスポーツ 野球用品専門店/愛知・豊橋市 一枚の写真とハッシュタグで自店の世界観を広く伝える (選ばれる人のSNSの使い方 : ユーチューブ、インスタグラムで"信頼できるプロ"になる!)」『商業界 』69(9):91-94⇒中央図書館2階雑誌
→野球用品専門店であるヤマモトスポーツのインスタグラムにはたくさんのうろーぶの写真が毎日投稿されている。インスタグラムをはじめてから、遠方からの新規の客が来店する様になり、グローブの販売個数は昨年比3割アップに。インスタグラムのフォロワーは20~30代の男性がほとんどで、「いいね!」やコメントでコミュニケーションをとらなくとも実際に来店する人もいる。このため必ずしもコメントなどの数と客数が比例するわけではない。
検索語:SNS 地域活性化
・畑井 克彦,2016,「伊丹市/高校生が主体となり、地域SNSを活用した地域振興を推進 「伊丹育ちあい(共育)プロジェクト」を通じ高校生と地域の共育を実現 (特集 ICTで実現する地方創生、地域活性化)」『J-LIS = ジェイリス : 地方自治情報誌』3(1):14-18
・畑 耕治郎,2014,「地域活性化を目指したソーシャルメデイアの活用状況に関するアンケート調査Questionnaire Survey about Practical Use of Social Media Aiming at Regional Vitalization」『ノモス』(35):23-33 ⇒2018.06.14複写依頼
→Instagrramについての記載なし。地域活性化にむけて、行政自身が運営する地域SNSを始めとする様々な地域情報化対策が行われてきたが、地域SNSの行政主体の運営には限界あることもあり、変わってFacebookやTwitterなどといった世界規模で展開される民間サービスを利用する自治体が見られるようになる。アンケートによると地域SNSが少なからず地域活性化に寄与していると思われる地域はあったが、多くの自治体では寄与しなかったというような回答が多くみられた。今後システムの形態はさらに新しく変わってると思われるが、システムの活用方法を具体的に考え、明確な成果目標を持って事業を推進することが必要。
検索語:観光 Instagram
・渡辺 隼矢・桐村 喬,2018,写真付きSNS投稿データからみた観光地への関心の時系列変化 『日本地理学会発表要旨集』2018s(0), 000198, 2018 公益社団法人 日本地理学会
→ 2010 年代以降「インスタ映え」など写真投稿機能を有したソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下 SNS)が注目されており,実際に SNS に投稿された写真をきっかけとして観光行動が変化した事例も全国各地でみられている.兵庫県朝来市の竹田城跡およびその周辺地域を対象地域とし、SNS の写真付き投稿データから,観光客の観光地に対する関心やイメージの時系列変化を分析・考察している。
・田尾彩美・小舘 亮之,2017,ソーシャルメディアが観光に与える影響 : Instagramへの投稿事例分析を中心として (ライフインテリジェンスとオフィス情報システム),電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 116(488), 117-122, 2017-03-02
・大﨑 雄治・吉川 眞・田中 一成,2017,ソーシャルメディアを活用した景観の分析と評価:観光地を対象として,日本都市計画学会関西支部研究発表会講演概要集 15(0), 13-16, 2017
・川村 秀憲,ソーシャルメディアと観光振興,開発こうほう (581), 16-22, 2011-12
検索語:観光 SNS
・観光とまちづくり 2012・2013(2), 17-31, 2012-07
・福井 一喜,東京大都市圏に居住する若者の観光・レジャーにおけるSNS利用―「SNS映え」を超克する若者たち― (https://www.jstage.jst.go.jp/article/ejgeo/14/1/14_1/_pdf/-char/ja)
・福井 一喜,東京大都市圏の若者の観光・レジャーとSNS利用 (特集 都市×若者×観光)
・ 東京大都市圏における若者の観光・レジャー情報の受発信とSNS
→東京大都市圏の若者は、観光・レジャー情報の受発信においてSNSを積極的に利用し ているとは言いにくく、また都市部と非都市部での差も小 さいと評価することができる。
・柴田 賢太郎 , 星野 祐子 , 山田 光穗 , 石井 英里子,SNSを活用した観光地域における話題スポットの抽出
・SNSに見る外国人の人気観光地 キーワードはSNS映え・歴史・コト消費 訪問地はゴールデンルートから地方へ
・石井晴雄,犬山観光情報のクロスメディアデザイン:地域の観光情報のトータルなデザインコレクション,日本デザイン学会研究発表大会概要集64(0),302,2017
【参考URL⠀】
・富山市 AMAZING TOYAMA
(https://www.city.toyama.toyama.jp/kikakukanribu/kohoka/citypromotion/amazingtoyama.html )