〈テーマ〉
LGBT当事者・性的少数者の就職における支援
〈問題意識〉
「履歴書等、男女欄どっちに丸をつけていいかわからず、就活のスタート地点にすら立てない」、「職場に理解がないのでは…と思うため、カミングアウトすることが不安」、「就職面接でカミングアウトしたら帰れと言われた」など、トランスジェンダーの約69%、同性愛者や両性愛者の約40%が求職時にセクシュアリティ(性の在り方)に由来した困難を感じるという。(Nijiiro Diversity, Center for Gender Studies at ICU 2014調査) LGBT・性的少数者の就職活動の現状・就職活動における問題は何か、またLGBT・性的少数者の就職活動を支援する団体はどのようなものがあり、どのような活動を行なっているのか、加えて企業側の取り組みはどのようなものかについても明らかにしたい。
(メモ)
〈興味を持ったきっかけ・この問いにした理由〉
高校時代にLGBT当事者の友人がいた、そこで初めてLGBTについて知る
大学入学後、LGBTについて調べると学校でのLGBTを含む性的少数者に関する支援などに関する研究・論文は多々見られたが、就職活動の際の性的少数者が感じる困難や実際に起きている問題などに関する論文は少なく、学校教育面におけるLGBT研究と比較すると研究が進んでいないことが分かった。そのため、この進んでいない現状に少しでも変化を与えられるように、少しでも困っている当事者の役に立てるように私自身がLGBTの置かれた状況を理解し、その状況を改善するために自分事として行動できる支援者であるアライとなれるよう努め、研究を進めていきたい。
〈基礎概念〉
・LGBT
L=Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、G=Gay(ゲイ、男性同性愛者)、B=Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、T=Transgender(トランスジェンダー、無理に日本語訳を当てはめるなら「性別越境者」)。性的マイノリティ(のなかで代表的な4つ)の総称として欧米でLGBTという言葉が採用されるようになり、2005年頃から日本でも使われるようになってきた。2000年代に入ってから、様々な意味合いやニュアンスを徹底的に透明化した、価値中立的な言い方として「LGBT」が使われはじめた。(欧米ではイニシャル言葉がとても多い。)活動家など、政治的な正しさ(Political Correctness=PC)を重視する人たちは「LGBT」という呼称を好む傾向が強く、国際関係の資料などでももっぱら「LGBT」が用いられている。しかし、「LGBT」という言葉ではインターセックス(性分化疾患)、アセクシュアル(性欲のない人)、クエスチョニング(よく分からず、揺れている人)などが含まれていない、排除さえているのではないか、という疑問がある。全ての人を含めようとするとLGBTIAQ……といった具合にどんどん長くなっていき、全てをもれなく言い表す(包括する)ことは不可能である。そのため、「LGBTなどの性的マイノリティ」と言うようにしている人も多い。現時点では「LGBT」がニュートラルで政治的に「正しい」言い方とされている。(柳沢正和、村木真紀、後藤純一、2015)
・LGBTQ
LGBTにQ=Questioning(クエスチョニング)が加わったもの。自身のジェンダー(社会的性別)や性自認、性的指向を探している、迷い、揺れ動いている状態のこと。多くの人は、思春期の性の目覚めの頃に、性的指向や性自認を確認するが、自身の性的な意識に疑問をもったり、悩んだり、迷ったりする人も少なくない。クエスチョニングの人が自分の性のあり方に確信をもち、LGBTのどれかに落ち着くこともあるが、クエスチョニングの状態のままでいる人もいる。(柳沢、村木、後藤、2015)
・LGBTI
LGBTにI=Intersex(インターセックス、性分化疾患など)が加わったもの。男性でも女性でもあるような身体的特徴を持って生まれてくる人のこと。ただし、当事者のなかにはその呼称を好まない人もいる。2009年の世界陸上で優勝した南アフリカのキャスター・セメンヤ選手が有名である。(柳沢、村木、後藤、2015)
・セクシュアルマイノリティ(性的少数者は日本語訳)
性自認や性的指向、性別に関する表現や行動様式が、「典型的な男女」のものさしと異なることで、不当な扱いを受けやすい集団を指すときの総称。(原、2015)
・SOGI(ソジ)
性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字を取った呼称。ゲイやレズビアンなどのような「特定のひと」を表す語ではなく、誰もが持つ「属性」を表す用語であるため、すべての人に対して使える。このため、国際社会では、「LGBT/LGBTI」に代わってよく用いられるようになっている。(三成、2019)
・性自認
その人が自分自身の性別をどう思っているかに関する、ある程度持続的な自己意識(アイデンティティ)のこと。(石田 仁、2019)
・Cisgender(シスジェンダー)
性自認が出生時に割り当てられた性別と一致する人。(三成、2019)
・Xジェンダー(エックスジェンダー)
こころの性を男性・女性のいずれかとは認識していない状態のことを指す。トランスジェンダーの中に含まれる。(藥師、笹原、古堂、小川、2014)
・Ally(アライ)
支援者。LGBTの置かれた状況を理解し、その状況を改善するために、自分事として行動できる支援者・仲間をさす。アライは、「ストレート・アライ」(自身はLGBTI当事者ではないが、LGBTI当事者を支援する者)を指すことが多い。(三成、2019)
〈研究者〉
三成美保(みつなり みほ)
奈良女子大学副学長、同大学研究院生活環境科学系教授、2017年にジェンダー法学会理事長に選出
・専門分野:ジェンダー法学、ジェンダー史、西洋法制度
・著書:2019、『LGBTIの雇用と労働 当事者の困難とその解決法を考える』晃洋書房、226ページ
・主張:LGBTIの包括的人権保障が必要という視点に立ち、その前提である「生存の基礎」としての雇用・労働における権利保障の方向性を示す。
〈量的データ〉
・令和元年度 厚生労働省委託事業 「職場におけるダイバーシティ推進事業報告書 企業アンケート調査結果 社内に性的マイノリティ当事者がいることの認知」(59ページ)
「全体」では、「いないと思う」が 41.4%、「わからない」が 29.9%である。 当事者がいることを「認知している」という割合は、「99 人以下」では 7.1%、「100 人~999 人」 では 13.2%、「1,000 人以上」では 40.6%である。「認知していないが、いる可能性を想定して いる」という割合も、従業員規模が大きいほど高い傾向がうかがえる。
20201201nijiVOICE2020報告書 (nijibridge.jp)
・認定NPO法人 虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター「LGBTと職場環境に関するアンケート調査 niji VOICE 2020 報告書 職場でのカミングアウト」(32~33ページ)
部下や取引先・顧客と比べると、同僚・上司にカミングアウトしている割合が高い。
20201201nijiVOICE2020報告書 (nijibridge.jp)
・認定NPO法人 虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター「LGBTと職場環境に関するアンケート調査 niji VOICE 2020 報告書 病気、健康上の問題、障害 (メンタルヘルス関係のみ抜粋)」(37ページ)
メンタルヘルスに関係する病気、健康上の問題、障害はLGBTが総じて高く、 特にトランスジェンダーで顕著である。
20201201nijiVOICE2020報告書 (nijibridge.jp)
・認定NPO法人 虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター「LGBTと職場環境に関するアンケート調査 niji VOICE 2020 報告書 職場のLGBT施策(実際)」(44ページ)
特に何の対応もないという回答が圧倒的に多い。
20201201nijiVOICE2020報告書 (nijibridge.jp)
・認定NPO法人 虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター「LGBTと職場環境に関するアンケート調査 niji VOICE 2020 報告書 職場のLGBT施策(希望)」(45ページ)
差別の禁止の明文化・ 経営層の支援宣言・福利厚生での同性パートナーの配偶者扱い・トランスジェンダーの従業員へのサポートという希望が特に多い。
ダイバーシティと働き方に関するアンケート調査結果 (doyukai.or.jp)
・公益社団法人経済同友会「ダイバーシティと働き方に関するアンケート調査(2017)」LGBT に対応する施策 (43ページ)
従業員規模別では、5,000 人以上の企業で、LGBT に対応する施策を実施 している企業(拡大・拡充予定)が 71.7%と、特に多い。
〈質的データ〉
①特定非営利活動法人ReBit (りびっと) 認定NPO法人
・代表理事
藥師 実芳(やくし みか)
・ReBitの名前の由来
「少しずつ(Bit)」を「何度でも(Re)」繰り返すことにより社会が前進してほしい、という願いを込めている
・沿革
2009年12月 団体設立
2010年8月 出張授業開始
2011年4月 「早稲田大学公認学生団体Re:Bit」となる
2012年1月 LGBT成人式実施
2013年4月 東京レインボーウィーク実行委員となる
8月 LGBT就活開始
2014年3月 「特定非営利活動法人ReBit」となる
2018年7月 「認定NPO法人ReBit」となる
・活動目的
LGBTもありのままでオトナになれる社会へ、LGBT問題の今を変える、10年後を創る
LGBTを含めた全ての子どもが、ありのままの自分で大人になれる社会を目指す
現在の日本社会ではLGBTとLGBTでない人双方の思い込みにより負のスパイラルが発生しており、双方とも「LGBT問題」の「当事者」である。しかしまだLGBTのみが「当事者」とされる風潮があり、LGBTでない人が自分も「当事者」だと認識することは困難である。この団体は、LGBT問題を切り口として、「互いの違いを受け入れあえる社会」を次世代に創出すること目標に、「今」を変えていくことからその実現に取り組む。個人の意識を変えること、また他者の意識を変えられる個人を創出することで、「互いの違いを受け入れあえる個人」を養成することを目的とする。
・活動概要
1.LGBT教育(2010年8月~)
1.1.LGBT授業/研修
学校・行政でLGBT授業・研修を全国で約650回開催し、約5万人が受講。授業に出向いた学生ボランティアは約400名。内閣府青少年問題調査研究会、東京都教育委員会、全国小学校〜大学など。特色は、LGBTの大学生等が講師となり、グループワークやLGBTのライフヒストリー等、体感的な授業・研修を行うこと。
1.2.教材/指導案作成
教職員に向けたLGBTの教材作成。現在までに約4万部を提供。
1.3.調査研究
教育現場(教員・生徒)で多様な性についての調査、授業の効果測定等の実施
2.LGBT成人式(2011年度〜)
「ありのままの自分をもっとすきになるきっかけの日」をテーマに、年齢・セクシュアリティ不問で自他共に自身を祝うイベントを実施。これまでに16都道府県で計55回開催。1歳〜60代までのLGBTとその友人家族、約5.5千名が参加。各地域の学生や若者が主体となって運営し、当日スタッフも含めるといままでに約300名の学生がボランティア参加。世田谷区(12年度より)、世田谷区教育委員会(13年度より)などの自治体や、全国の非営利団体と恊働。また、テレビ新聞等で計約100回の報道。
3.LGBT就活
「あなたらしいはたらき方を考える、実現する」をテーマに、10-20代のLGBTの自立就労支援を行う。
LGBTの若者が自分らしいはたらくを考え、実現するための支援として2013年度より開始。LGBTにとって「ありのままの自分」ではたらくことはまだまだ難しい。カミングアウトすると内定が取り消された、職場でいじめやセクハラにあったなどのケースは決して少なくないのが現状。そのため、LGBT学生が「ありのままの自分」ではたらくために以下3軸にアプローチをする。
3.1.LGBT求職者:「ありのままの自分ではたらける」と思ってもらうためのエンパワメント及びスキル提供を行う。
・ギャップジャパンやNECと恊働し、LGBT大学生に向けた「はたらくを考えるセミナー」を東京・神奈川・福岡等で約50回開催し、約2300名を支援。(2013年〜)
・日本初のLGBT就活生向け情報サイトにて、情報発信を行う。(2015年〜)
・日本初のLGBT向けキャリア情報センターを設立・運営し、一過性の支援でなく継続的に支援を行えるためのプラットフォーム提供。(2016年〜/日本財団様ご支援)
・日本初となる35社×LGBT学生・社会人のキャリアエクスポを開催し、LGBT学生社会人や企業・就労支援者等2100名が参加。(2016年〜)
・就労支援の一環として企業と求職者のマッチングを目指す。(2016年〜)
3.2.企業/職場:LGBTも共にはたらける職場づくりのための研修を実施。約200企業に向け研修実施。
・約800社に日本財団とともに作成した人事向けLGBT資料を配布。
3.3.自立就労支援者:LGBTの求職者が直面する困難や対応について理解を深めるための資材を作成し全国大学キャリアセンターに配布し、知識提供のための研修を実施。
3.4.LGBTの就職活動と就労支援の現状に関する調査実施:
LGBTの新卒就活経験者(約600人)、就労支援者(約300名)に向け現状調査を実施。報告会として2018年10月東京大学安田講堂にて実施し、2019年2月に渋谷区で実施予定。
・今後の活動の方向性
次世代を生きる子どもたちがLGBTであってもなくてもありのままの自分でオトナになれる、そんな『互いの違いを受け入れあえる社会』を目指し、現世代を生きる若者から発信を続けていく。
②認定NPO法人 虹色ダイバーシティ(Nijiiro Diversity)
・所在地
大坂事務所(〒530-0043 大阪市北区天満2-1-6 天満橋MSビル7F )
・代表、理事長
村木 真紀(むらき まき)
・沿革
・2013年【講演28回】
一般財団法人ダイバーシティ研究所の運営するシェアオフィスに入居/7月26日にNPO法人化
・2014年【講演102回】
淀川区LGBT支援事業を受託(2020年度まで継続)/LGBTと職場に関するアンケート調査を開始(国際基督教大学ジェンダー研究センターと共同研究。2015年、2016年、2018年、2019年、2020年も実施)
・2015年【講演117回】
Google「Googleインパクトチャレンジ賞」受賞/共著「職場のLGBT読本」発行/米国務省IVLPに村木が選出され5都市を視察/日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016 チェンジメーカー賞」受賞
・2016年【講演150回】
大阪事務所開設/LGBTフレンドリーマップ「nijiNAVI」開設/LGBTとトイレに関するアンケート調査(LIXILと共同調査)/TED×UTokyoに出演(スポーツとLGBTがテーマ)/日本経済新聞社「日経ソーシャルイニシアチブ大賞 新人賞」受賞/work with Pride参加団体として「PRIDE指標」を発表/LGBTスピーカー・スキルアップ講座を実施(2018年まで、大阪、東京、仙台、福岡、札幌、名古屋、沖縄、金沢、高松にて実施)/ILGAの資料を参考に日本語版の「性的指向に関する世界地図」を発表/内閣人事局にて研修/新公益連盟に加盟
・2017年
1月~8月【講演86回】
渋谷区パートナーシップ証明実態調査(渋谷区の受託事業)/港区にて「性的マイノリティとトイレ・フォーラム」を実施/日本トイレ研究所「日本トイレひと大賞」受賞/司法研修所(裁判官向け)、人事院、文部科学省、厚生労働省にてLGBT研修
・2017年9月~2018年8月【講演185回】
共著「トランスジェンダーと職場環境ハンドブック」発行/YouTubeチャンネル「nijiSTATION」開設/企業内のALLYを増やす取り組みに関する調査(JTと共同研究)/労働政策研究・研修機構「LGBTの社会的困難による経済損失の推計」に参画/カナダで開催されたLGBTに関する国際会議Equal Rights Coalitionに日本の市民団体として参加/人事院、文部科学省、厚生労働省、国会図書館、消防大学校にて研修/日本教育心理学会で発表/特例認定NPO法人を取得/LGBTと職場に関するカンファレンスwork with Prideで発表された「PRIDE指標」作成に参画
2019年9月~2020年8月【講演75回 前年比△49%】
大阪事務所移転/「大阪弁護士会人権賞」受賞/大阪マラソン2019参加/2月28日に認定NPO法人取得/米国大使館、経営法友会等のイベントに登壇/厚生労働省調査「職場におけるダイバーシティ推進事業」に協力/大阪府啓発冊子「知る・学ぶ・考えるDiversity」制作/冊子「LGBT&アライ サポートブック」(ファイザー助成)/冊子「にじいろ子育て手帳」(TENGA助成)/埼玉県内市町村職員研修/明治大、立命館大、京都外国語大、大阪医科大等で授業/日本産業看護学会、日本産業カウンセラー協会で講演
・2020年9月~2021年8月【講演107回】
単著「虹色チェンジメーカー〜LGBTQ視点が職場と社会を変える〜(小学館新書)」/中小企業経営者向け LGBT基礎知識動画を無償公開(ファイザー助成)/LinkedInラーニング「LGBTも働きやすい職場環境を作るには」公開/京都市冊子「Diversity LGBTの視点から考える これからの職場づくり」、淀川区LGBT支援事業 保護者向けリーフレット「LGBTQってなんやろ?」制作/「近畿圏LGBT施策推進プロジェクト」実施(積水ハウスマッチングプログラム助成)/「Trans Lives Matter宣言」発表/埼玉県経営者協会、港区立商工会館、東京中小企業家同好会、太平洋人材交流センター、上本町SDGs大学等に登壇/日本銀行等で研修/東京都特別区職員、市町村職員向け研修/関西学院大、同志社大、明治大、京都外国語大、千葉県消防学校等で授業/異文化間教育学会、高等教育コンソーシアムみえに登壇/LGBTに関する相談先、支援先、報告先をまとめてホームページに掲載
・活動目的
LGBTなどの性的マイノリティとその家族、アライの尊厳と権利を守り、誰ひとり取り残さない社会の実現に貢献する。そのために、①データ・事実・地域での実践を蓄積し、②広く情報発信して、③ビジネス活動・公共政策・法律を変えていく。
・活動概要
①LGBT研修・コンサルティング
日本全国を対象に、講師派遣を行います。200社以上の大手・中小企業や行政の内部研修を担当して蓄積したノウハウを詰め込んだ、LGBT研修・講演を承っております。現地での対面研修だけでなく、オンラインでの研修も可能です。学術研究者と協力した独自データによる裏付け、最新の内外の法令に準拠した内容を、事前にしっかりヒヤリングさせていただきながら、目的や対象者に合わせたオーダーメイドの内容をお伝えします。
②調査研究・アドボカシー
③イベント
〈年表(出来事・法律、制度)〉
知っておくべきLGBTの基礎知識!日本での現状や海外の制度 (weddingpark.net)
〈調査計画〉
・調査対象:LGBTフレンドリー企業
・調査方法:インタビュー
・質問:取り組みを行なう前の問題
具体的な取り組みの内容
取り組みを行なった後の変化(効果が顕著に見えたことなど)
活動にはどのような意味があるのか(企業の目的)
目指す企業像
今抱える課題
その企業に勤める当事者・当事者以外それぞれの思い
・分かること:取り組みの中で特に力を入れていることや実際に取り組みを通して企業内・企業の周りの環境、状況がどう変わったかなど
(LGBTフレンドリーな企業 厳選175社まとめ【お悩みの就活生必見!】 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」)
〈文献リスト〉
CiNii検索(論文)
・原ミナ汰、2015、「LGBTの就労環境と今後の課題:セクシュアル・マイノリティ相談・支援の経験から(特集 LGBTの労働問題)」、季刊労働者の権利、312号、61-70ページ→検索ワード:LGBT 労働 支援
・村木真紀、2015、「実務から見たLGBT支援 LGBT社員の人事マネジメント : はじめの一歩として何から取り組めばよいのか、人事担当者が押さえるべき基本 (特集 新たな人事課題として認識され始める LGBT(性的少数者)社員への対応 : 優秀人材の獲得、ダイバーシティ実現に向け今後カギとなる取り組みを追う)」、労政時報、3892号、79-83ページ→検索ワード:性的少数者 ダイバーシティ
・村木 真紀、2016、「職場におけるLGBTへの支援 (LGBTと性別違和) -- (LGBTへの支援と広がり)」、こころの科学、189号、58-61ページ→検索ワード:LGBT 支援
・藥師 実芳、2017、「LGBTの就職活動・就労初期における困難と支援 : 約13人に1人の求職者のためにできること (特集 差別のない職場の実現に向けて : LGBTを中心に)」、労働調査、561号、15-19ページ→検索ワード:LGBT 就職 支援
(書籍)
・三成美保、2019、『LGBTIの雇用と労働 当事者の困難とその解決法を考える』晃洋書房、226ページ→検索ワード:LGBT 就職 支援
・柳沢正和、村木真紀、後藤純一、2015、『職場のLGBT読本』、実務教育出版、263ページ→検索ワード:LGBT 就職
・藥師 実芳、笹原千奈未、古堂達也、小川奈津己、2014、『LGBTってなんだろう?からだの性・こころの性・好きになる性』、合同出版、127ページ
(メモ)
・ケリー・ヒューゲル、2011、『LGBTQってなに?ーセクシュアル・マイノリティのためのハンドブック』明石書店、236ページ