「ICレコーダーの使い方(SONY ICD-PX470Fの場合)」 伊藤智樹 202106
<貸出のルール>
・グーグルサイトの【ICレコーダー貸し出し】に書き込む。返却時も書き込むこと。これによって誰が借りているか把握できることになり、たとえば「借りたいのにない!」という時に、貸出中の人と連絡をとって交渉する、といったことが可能になります。学生にとって使いやすい環境は、自主管理が大前提です。必ずグーグルサイトに書き込むようにしてください。(ただし、伊藤から直接貸与したものは、演習室に戻すのではなく、直接伊藤に返却すること。また、この場合はグーグルサイトに書き込む必要はない。)
・使い終わったら、いつまでも持たずに、できるだけ速やかに返却すること。(演習室に来るのが面倒だからと長期間保持しない。これはとても大事!)
・前に使った人のものと思われる録音用件は、特に依頼がない限り、バックアップ済みとみなして消去してよい。(そうでないと、よくわからない用件がたまってしまい、混乱のもとになる。)
・フィールド演習などで確実に会う、あるいは、状況報告を聞きたい等の理由で伊藤から直接貸与された者は、直接伊藤に返却する(演習室に返却しない)。
<機材準備に関する留意点>
アクシデントに備えるために、貸し出し時に必ず入念に動作確認をしておくこと。
電池は新品、もしくは残量チェッカーで「Good」(残量区分で最も多い区分)が表示されるものに限る(インタヴュー中に電池を交換するのはほぼ不可能と思われるので、残量に不安のある電池は使わないこと)。
<使い方に関する注意>
■電源の入れ方について。本体横のスイッチを「電源」に向けて少し長めにややしっかりと入れれば電源が入る。初めて電池を入れた時には、日付・時間・操作音の初期設定を求められる。
■録音の操作について。最初に電池を入れたときには、初期設定の後、録音のメニュー・アイコン(マイクの絵柄)を選択する。この操作は本体前面の操作ボタンを用いる。録音ボタンと停止ボタンも本体正面にある。
■録音モードを事前に確認。
まずホーム画面に戻る。本体正面左下の「ホーム(長押し)」ボタンを長押し⇒メニューアイコンを左右に動かして「各種設定」⇒「録音設定」⇒「録音モード」。「MP3 48kpbs」はモノラル録音だが、インタヴューでの音声を聞き取るのに遜色はなく、録音ファイルのサイズも小さくて済む。「MP3 192kpbs」「MP3 128kpbs」でも、ファイルサイズが大きくなるが、特に問題ではない。
■前に使った人のデータが残っているとき、テスト録音を行ったときの消去の仕方
ICD-PX470の場合、ホーム画面(既述)から「録音したファイル」⇒「フォルダ」⇒「内臓メモリー」⇒「FOLDER01」と進む。次に本体正面右下「オプション」ボタンを押して、「1ファイル削除」または「フォルダ内全削除」を選択する。「削除しますか?」と表示されたらもう「はい」を選ぶ。
<パソコンへの取り込み方と編集の仕方>
本体裏の「USB」と書いているスイッチをスライドさせるとUSB端子が出てくるので、それをパソコンに接続し、USBメモリと同じ要領で音声ファイルをカット&ペーストで移動する。
音声ファイルの保存は(バックアップも含めて)各自で責任をもって行い、共有パソコンのデスクトップなどに置きっぱなしにしないよう気をつけましょう。。一定期間を経て削除されていない音声ファイル・フォルダは、こちらで削除することがあります
フィールド演習で文字起こしを手伝ったメンバーは、実習終了とともにファイルを消去しておくこと。