テーマ「北陸新幹線が与える富山県への影響」
問題意識:2015年3月14日に北陸新幹線東京ー富山・金沢間が開業して一年。新幹線開業は、地方都市(富山・金沢・長野)の商業や観光面にどう変化をもたらしたか。その変化というのは良いことだけなのか。
また、先行研究より過去に新幹線開業をした地方都市ががどのような影響を受けたのか。これを参考に富山県にも今後ありえる変化を予測する。
基礎概念
・北陸新幹線・・・
上信越・北陸地方を経由して東京都と大阪市とを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)であり、整備新幹線5路線の一つである。(平成27年)3月14日現在、高崎駅- 金沢駅間が開業しており、高崎駅 - 上越妙高駅間は東日本旅客鉄道(JR東日本)により、上越妙高駅 - 金沢駅間はJR西日本により運行されている。最高時速260Km/hで東京ー金沢間を最短で2時間28分で結ぶ。金沢・敦賀間は平成34年度の完成・開業を目指し現在建設工事が進められている。(wikipedia)
・ストロー効果・・・
新幹線や高速道路などの交通網の整備によって、それまで地域の拠点となっていた小都市が経路上の大都市の経済圏に取り込まれ、人・物・お金がより求心力のある大都市に吸い取られ流通していく現象。(コトバンク)
主な研究者
・近藤 諭
志學館大学法学部教授。
専門分野 現代社会論、コミュニケーション論、社会学理論。
主著 2006「都心部商店街の将来像 : 新幹線開業、大型複合商業施設開業を迎えた〔鹿児島中央駅〕一番街商店街の現状から」
(研究紀要 27(1): 79-102,志學館大学人間関係学部 )
・佐無田 光
金沢大学 人間社会研究域 教授
金沢大学人間社会研究域附属地域政策研究センター長。
専門分野 地域経済学、地域政策論。
主著 「ニュースを読み解く 北陸新幹線の開通と地域経済への影響」
(経済科学通信 (138), 9-14, 2015-09 )
理論
先行研究として
(鹿児島県の場合)
近藤諭の論文より
2006「都心部商店街の将来像 : 新幹線開業、大型複合商業施設開業を迎えた〔鹿児島中央駅〕一番街商店街の現状から」
(研究紀要 27(1): 79-102,志學館大学人間関係学部 )より
[九州新幹線について]
平成16年3月平成16年3月13日 部分開業(新八代~鹿児島中央)
平成23年3月12日 全線開業
・近藤さんが行ったアンケートについて
調査方法:調査法質問紙を用いた留置法 1週間後に調査員が回
調査目的:九州新幹線開業とアミュプラザ開業に伴う、既存商業施設への「波及効果」の認識、商店街活性化への意識の把握
調査時期:H16年9月14日(休業の店舗には15日ー20日にわけて配布)
調査対象:鹿児島中央駅一番街商店街振興会加盟店舗65店舗
回収数:58店舗 回収率:89.2%
調査した内容
・調査対象店舗の立地区分、業種構成、企業形態、後継者について、営業年数、代表者の年齢、従業員数らの単純集計
・一番商店街の満足度、一番商店街の満足度と新幹線開業時点での期待度との関連と新幹線開業時点での期待度との関連、一番商店街の満足度と新幹線開業後での期待度との関連、一番商店街の満足度とアミュプラザ開業による期待効果との関
・業種と商店街復興策への評価 クロス集計、営業年数と商店街復興策への評価
・商店街の将来像について、商店街の将来像について(主成分分析結果)
・最寄り品と買回品物別購入先、最寄り品購入先の商店街に望む施
・商店街の将来像 主成分分析結果(成分行列)より 96ページ 表4-8
調査結果
●商業施設の開業は、購買客の流動状況、交通の流量、都市の求心力のバランスに大きな影響を与えた。
●新幹線が開業してから経営業態は個人経営・小規模店舗の減少が著しい。特に「織物・衣服・身のまわり品」は、事業者数・従業員数・年間商品販売額すべて減少しつつある。「飲食料品」は従業員数は増加しているが、残りは減少している。
●最寄り品(食料品、日課雑貨品、実用衣料品)については地元志向が強く、足を伸ばして購入先を広げない傾向。だが、買回品(高級衣料品、身の回り品、文化品)はその逆の傾向ある。
●店舗が減少している地域・・・西駅地区、上町、伊敷・草牟田地区。
→上町、草牟田地区は地元に密着した店舗が多い、主に近隣住民による徒歩やバスなどの交通手段に頼る客層をターゲットにしていることで共通している。
課題
●高速交通手段を用いることで、これまで入手できなかった商品に手が届く「欲望」を味わうことになった地元の人々の志向を、今後どこまで地元に抑えれるか課題。
●「地元密着志向」・・・高齢者思い、高齢者中心、地元住民中心であると考えている。若者中心にはマイナス的。
「新規客層開拓志向」・・・若者と観光客に配慮し集会やイベントが開催しやすい商店街であると考えている。
「革新的取り組み志向」・・・国際化、子供の社会体験を提供、インターネットによる情報発信、集会イベントが開催しやすい商店街にすべきと考えている。従来の商店街の取り組みに不足していた部分を補う必要性があるとの意識している
「地元密着志向側」「新規客層開拓側」らは、顧客獲得の方向が対照となっている。
(地元志向は、高齢者・地元民だが新規客層開拓側は、若者・観光客向けと考えている。)
→「地元密着志向側」「新規客層開拓側」らの相反する志向をどうしていくのか。。。課題
相反しているため。。。
商店街の立地条件、個々の店舗が抱える問題、様々な客層を対象とした店舗が営業しているため商店街全体として狙いとする客層を設定しにくい。
●最寄り品購入先の商店街に望む施設についての調査結果で「西駅地区」では、「駐車場」「預金自動引き出し機」「レストラン・喫茶店」「休憩施設・ベンチ」の割合高い。
「預金自動引き出し機」が、商店街でありながらそのような施設がないから不便を感じている。だが治安・防犯の面からみて難しい(商店街独自の努力では解決困難)
→つまり「治安・防犯」の面で問題があるのか?どう「治安・防犯」についてはこれ以上細かく書かれておらず。
(金沢・長野県の場合)
佐無田光の論文より
「ニュースを読み解く 北陸新幹線の開通と地域経済への影響」
(経済科学通信 (138), 9-14, 2015-09 )
●ストロー効果よりも、新幹線に期待して計画される地元の開発行為のうほうが、往々しにして深刻な影響を伴う。
→地域消費のぱいが劇的に増えるわけでもないのに、新幹線駅前等に大体的に投資すること。
地元の店同士つぶしあって既存の商業集積が減る。
例 長野県と石川県例が挙げられている。
長野県の場合・・・長野新幹線開通後、佐久平新駅周辺では郊外型大型施設の開発が進んだが、新幹線駅が設置されなかった小諸や佐久市街地、中軽井沢駅は衰退した。
金沢の場合・・・金沢は、新幹線開業前から駅周辺の開発が活発化して賃料が上がり、武蔵・南町といった古い中心街のオフィス空席率が歴然。観光客の集中する東茶屋街、近江町市場では店や観光客向けの飲食店が増え、金沢らしい奥ゆかしい雰囲気がなくなってきたと批判され始めている。
(富山県の場合)
●開業一年前日本政策投資銀行試算では、北陸新幹線開通による富山県への経済普及効果が88億円と予想されている。
(佐無田 光「ニュースを読み解く 北陸新幹線の開通と地域経済への影響」(経済科学通信 (138), 9-14, 2015-09 )より)
●北陸新幹線建設費の三分の一が地元負担であり富山県の負担は、約2356億円。なぜここまで巨額であるかというと、1990年、海部内閣当時に整備新幹線の着工条件を申し合わせた政府の与党合意で、財源が借金(県債)だったから。富山県知事の石井は当時の政府の与党合意を「平成の不平等合意」と批判。後に、国と県で交渉を重ね地元負担は軽減された。
しかし、この新幹線開業により様々な問題が生じることとなった。
↓
○北陸本線の経営分離
○関西・中京圏への利便性低下
○空港利用客の減少
○駅前ビジネスホテルの危機
(又市 秀冶 新潟自治 : 新潟発信の自治情報誌 (58), 30-33, 2014-01 より)
●YKKは東京の本社の一部を富山県黒部市に移し企業の地方活性化を図った。黒部だと直接幹部とのコミュニケーションがとりやすい、技術戦略知れる機会増加。
(「北陸新幹線開通で本社機能一部移転 YKK、富山でものづくり強化」 日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy 24(5), 100-105, 2015-06 日経BP社 ; 1992- より)
● 富山県は平成18年度から 平成26年度末までに予定されている北陸新幹線の開業など基幹的な交通体系の整備をし、ストロー効果の懸念や地域間競争の激化に対応できるよう、民間と行政が一体となって地域の活性化に向けた戦略を検討し、今後の具体的な取り組み内容を明らかにしていく。
未来とやま戦略アクションプラン(2つの重点分野)
「観光産業の振興と交流人口の拡大」
① 新たな観光資源・ルートの開発
② 観光客の受入態勢の整備
③ 観光客の誘致に向けたPR
④ 広域・国際観光の推進
⑤ 交流人口の拡大
「人が集まる魅力的なまちづくりと地域活性化」
⑥ 歴史・文化・自然・産業など地域の特色を活かしたまちづくり
⑦ 魅力ある中心市街地の形成と活性化
⑧ 新幹線を拠点としたまちづくり
⑨ 優れた立地環境を活かした産業振興
具体的には。。。
・とやま未来遺産再生・発信事業
・世界文化遺産登録推進事業
(村椿 晃「北陸新幹線の開業に向けた富山県の取組みについて (特集 新幹線と地域振興」) 北海道東北地域経済総合研究所機関誌 (58), 9-11, 2007-07 より)
文献リスト・メモ
○検索語 新幹線 地域
◎●磯村,英一 (Isomura,Eiichi),1972「新幹線と地域開発」,『地域開発』11: 1-10,日本地域開発センター. //JPN ・・・附属図書館にあり
・舩橋,晴俊 / 勝田,晴美 / 長谷川,公一 / 畠中,宗一 (Funabashi,Harutoshi / Katsuta,Harumi / Hasegawa,Koichi / Hatanaka,Munekazu),1984『新幹線をめぐる地域紛争の社会学的研究』. //JPN
♦●近藤,諭 (Kondou,Satoru),2006「都心部商店街の将来像 : 新幹線開業、大型複合商業施設開業を迎えた一番街商店街の現状から (The Future Image of the Shopping Center in the City Center)」,『研究紀要 (Research Bulletin of the Faculty of Humanities Shigakukan University)』27(1): 79-102,志學館大学人間関係学部 (Faculty of Humanities, Shigakukan University). //JPN
メモ
・この論文は九州新幹線開業と複合大型施設のオープンにより鹿児島県の商店街がどんな影響を受けたのかについて
・商業施設の開業は、購買客の流動状況、交通の流量、都市の求心力のバランスに大きな影響を与えた。
・高速交通手段を用いることで、これまで入手できなかった商品に手が届く「欲望」を味わうことになった地元の人々の志向を、今後どこまで地元に抑えれるか課題。
・新幹線が開業してから経営業態は個人経営・小規模店舗の減少が著しい
・最寄り品(食料品、日課雑貨品、実用衣料品)については地元志向が強く、足を伸ばして購入先を広げない傾向。だが、買回品(高級衣料品、身の回り品、文化品)はその逆の傾向ある。
・地元密着志向側と新規客層開拓側らの相反する志向をどうしていくのか。。。課題
・商店街の店自体に不満を抱くいがいにその周辺の「治安・防犯」も不満のひとつとなる
・商店街が地域社会に果たす社会的責任①地域の拠点としての商店街②地域の環境拠点として商店街③地域の福祉拠点としての商店街④地域の交通節点としての商店街⑤地域の情報拠点としての商店街 黒川(2004)
〇ー近藤論文についてー
行ったアンケートについて
調査方法:調査法質問紙を用いた留置法 1週間後に調査員が回
調査目的:九州新幹線開業とアミュプラザ開業に伴う、既存商業施設への「波及効果」の認識、商店街活性化への意識の把握
調査時期:H16年9月14日(休業の店舗には15日ー20日にわけて配布)
調査対象:鹿児島中央駅一番街商店街振興会加盟店舗65店舗
回収数:58店舗 回収率:89.2%
調査した内容について(大まかに)
・調査対象店舗の立地区分、業種構成、企業形態、後継者について、営業年数、代表者の年齢、従業員数らの単純集計
・一番商店街の満足度、一番商店街の満足度と新幹線開業時点での期待度との関連と新幹線開業時点での期待度との関連、一番商店街の満足度と新幹線開業後での期待度との関連、一番商店街の満足度とアミュプラザ開業による期待効果との関
・業種と商店街復興策への評価 クロス集計、営業年数と商店街復興策への評価
・商店街の将来像について、商店街の将来像について(主成分分析結果)
・最寄り品と買回品物別購入先、最寄り品購入先の商店街に望む施
・商店街の将来像 主成分分析結果(成分行列)より 96ページ 表4-8
「地元密着志向」・・・高齢者思い、高齢者中心、地元住民中心であると考えている。若者中心にはマイナス的。
「新規客層開拓志向」・・・若者と観光客に配慮し集会やイベントが開催しやすい商店街であると考えている。
「革新的取り組み志向」・・・国際化、子供の社会体験を提供、インターネットによる情報発信、集会イベントが開催しやすい商店街にすべきと考えている。従来の商店街の取り組みに不足していた部分を補う必要性があるとの意識している
「地元密着志向側」「新規客層開拓側」らは、顧客獲得の方向が対照となっている。
(地元志向は、高齢者・地元民だが新規客層開拓側は、若者・観光客向けと考えている。)
→相反する志向をどうしていくのか。。。課題
・店舗が減少している地域・・・西駅地区、上町、伊敷・草牟田地区。
→上町、草牟田地区は地元に密着した店舗が多い、主に近隣住民による徒歩やバスなどの交通手段に頼る客層をターゲットにしていることで共通している。
・「織物・衣服・身のまわり品」は、事業者数・従業員数・年間商品販売額すべて減少しつつある。
「飲食料品」は従業員数は増加しているが、残りは減少している。
・不満について・・・商店街の立地条件、個々の店舗が抱える問題、様々な客層を対象とした店舗が営業しているため商店街全体として狙いとする客層を設定しにくい。
・「治安・防犯」も不満のひとつと以前書いたが再度読み直すと間違って解釈しているところがあった。
↓
最寄り品購入先の商店街に望む施設についての調査結果で「西駅地区」では、「駐車場」「預金自動引き出し機」「レストラン・喫茶店」「休憩施設・ベンチ」の割合高い。
「預金自動引き出し機」が、商店街でありながらそのような施設がないから不便を感じている。だが治安・防犯の面からみて難しい(商店街独自の努力では解決困難)
→つまり「治安・防犯」の面で問題があるのか?どう「治安・防犯」についてはこれ以上細かく書かれておらず。
CiNii Artcles より
検索語 地域 新幹線 影響
♦◎・ニュースを読み解く 北陸新幹線の開通と地域経済への影響
佐無田 光 経済科学通信 (138), 9-14, 2015-09 ・・・附属図書館あり
メモ・開業一年前日本政策投資銀行試算
石川124億円、富山88億円経済普及効果が予想されている。
・新幹線の開業による観客効果よりも建設にともなって動くお金のほうが大きい。
→建設事業は一過性あるが地元負担は累積してく。
・北陸新幹線開通金沢開通から数か月たち、石川・福井の主要観光施設は前年度より3割増し観光客。
新幹線開通のマイナス面としてストロー効果も懸念されるが、時代背景の違いもあり一概に言えない。
→日本経済の構造変化ほうが大きい
・ストロー効果よりも、新幹線に期待して計画される地元の開発行為のうほうが、往々しにして深刻な影響を伴う。
→地域消費のぱいが劇的に増えるわけでもないのに、新幹線駅前等に大体的に投資すること。
地元の店同士つぶしあって既存の商業集積が減る。
例 長野県と石川県例が挙げられている。
長野県の場合・・・長野新幹線開通後、佐久平新駅周辺では郊外型大型施設の開発が進んだが、新幹線駅が設置されなかった小諸や佐久市街地、中軽井沢駅は衰退した。
石川県の場合・・・金沢は、新幹線開業前から駅周辺の開発が活発化して賃料が上がり、武蔵・南町といった古い中心街のオフィス空席率が歴然。観光客の集中する東茶屋街、近江町市場では店や観光客向けの飲食店が増え、金沢らしい奥ゆかしい雰インキがなくなってきたと批判され始めている。
・北陸新幹線開業と富山県の課題 (特集 正念場 2014年を拓く) -- (迫る新幹線開業)
又市 秀冶 新潟自治 : 新潟発信の自治情報誌 (58), 30-33, 2014-01
メモ・・・北陸新幹線建設費の三分の一が地元負担→富山県の負担は、約2356億円。。。
なぜここまで負担が
1990年、海部内閣当時に整備新幹線の着工条件を申し合わせた政府の与党合意で、財源が借金(県債)だったから。
富山県知事の石井は当時の政府の与党合意を「平成の不平等合意」と批判。
・のちに、国と県で交渉を重ね地元負担は軽減された。
しかし、この新幹線開業により様々な問題が生じることとなった。
○北陸本線の経営分離
○関西・中京圏への利便性低下
○空港利用客の減少
○駅前ビジネスホテルの危機
○検索語 地域活性化
丸山,康司 (Maruyama,Yasushi),1996「<社会調査報告> 観光政策と地域活性化 : 政策ニーズを手掛かりとした選択肢 (<Reports of the Social Survey> Tourism and Community Development)」,『相関社会科学 (Komaba Studies in Society)』5: 84-93,東京大学教養学部教養学科第三(相関社会科学)・大学院総合文化研究科相関社会科学専攻 (Tokyo Daigaku Kyoyo Gakubu Kyoyo Gakka Daisan Sokan Shakai Kagaku Daigakuin Sogo Bunka Kenkyuka Sokan Shakai Kagaku Senko). //JPN
○検索語 観光 都市
奥田,道大 (Okuda,Michihiro),1982「大都市の<まち>構成と魅力」,『観光』187: 19-25,日本観光協会. //JPN
奥田,憲昭 (Okuda,Noriaki),1996「観光都市と交流人口 (The Tourist City and Demographic Fluidity)」,『研究所報 (Bulletin of the Research Institute of Economics Oita University)』30: 47-90,大分大学経済研究所 (Research Institute of Economics Oita University). //JPN
久山,満夫 (Hisayama,Mitsuo),1954「都市観光調査に関する一考察」,『都市問題』45(5): ,東京市政調査会. //JPN
野田,浩資 (Noda,Hiroshi),2002「変化するまなざしに応えるまち : 観光都市への社会学のアプローチ」,『京都府立大学地域学術研究センター年報』9: 18-22,京都府立大学地域学術研究センター. //JPN
○検索語 観光 地域社会
油川,洋 (Aburakawa,Hiroshi),1996『観光と地域開発 (Tourism and Regional Development)』内外出版. //JPN
石原,照敏 / 吉兼,秀夫 / 安福,恵美子 (Ishihara,Terutoshi / Yoshikane,Hideo / Yasufuku,Emiko),2000『新しい観光と地域社会 (Alternative Tourism and Community)』古今書院 (Kokon Shoin). //JPN
田,直之 (Suda,Naoyuki),2000「時間社会学と地域社会学のレジャー分析視点 : 構造的レジャー社会学の貢献 (Contributions of Perspectives of the Sociology of Time and Community Sociology to Structural Sociology of Leisure)」,『研究紀要 (Kenkyu Kiyo)』22(4): 81-120,青森大学・青森短期大学学術研究会 (Aomori University & Aomori Junior College Gakujutsu Kenkyu Kai). //JPN
吉兼,秀夫 (Yoshikane,Hideo),2000「新しい観光と地域社会のあり方 (Alternative Tourism in Local Society)」,石原,照敏 / 吉兼,秀夫 / 安福,恵美子(編) (Ishihara,Terutoshi / Yoshikane,Hideo / Yasufuku,Emiko (ed))『新しい観光と地域社会 (Alternative Tourism and Community)』: 118-121,古今書院 (Kokon Shoin). //JPN
○検索語 北陸新幹線
湯浅,陽一 (Yuasa,Yo-ichi),1996「「負荷」の格差的転嫁 : 北陸新幹線建設と在来線の経営分離問題 (<Articles> The Differential Shift of Burden : A Case Study of Hokuriku-Shinkansen)」,法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻社会学専攻委員会(編) (The Committee Majoring in Social Sciences, Graduate School of Hosei University (ed))『社会研究 (Shakai-Kenkyu : Journal of Social Sciences)』26: 105-129,法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻社会学専攻委員会 (The Committee Majoring in Social Sciences, Graduate School of Hosei University). //JPN
20160603検索
検索語 北陸新幹線 富山
♦◎・北陸新幹線の開通と金沢、富山、高岡の三都市の変化、
伊能 忠敏
会計と監査 66(10), 44-47, 2015-10 ・・・附属図書館にあり
メモ
富山についてはあまり書かれておらず、金沢がメインであった。
・金沢に新幹線が開通してから・・・観光客はかなり増加した。しかし、都市内交通は渋滞。中心商店街の片町は、秋店が増えさびれていった。品の良い城下町の風情が失われていっている。
・富山では、路面電車が新幹線こうかまで乗り入れたので乗客が3割増えた。在来線のこうかができれば富山駅周辺もっと活性化する。
・北陸新幹線開業により、新潟との連絡が不便になった。
反対に長野とは便利になった。
♦◎・北陸新幹線開通で本社機能一部移転 YKK、富山でものづくり強化
日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy 日経情報ストラテジー = Nikkei information strategy 24(5), 100-105, 2015-06 日経BP社 ; 1992- ・・・日経BP、附属図書館にあり
メモ・・・YKKは東京の本社の一部を黒部に移す→企業の地方活性化
・黒部だと直接幹部とのコミュニケーションがとりやすい、技術戦略知れる機会増加。
・しかしいくつか問題あり
特に住宅の問題→YKKグループは、「パッシブタウン黒部モデル」検討。
◎・北陸新幹線の開業に向けた富山県の取組みについて (特集 新幹線と地域振興)
村椿 晃 北海道東北地域経済総合研究所機関誌 (58), 9-11, 2007-07
メモ・・・富山県は平成18年度から 平成26年度末までに予定されている北陸新幹線の開業など基幹的な交通体系の整備をし、ストロー効果の懸念や地域間競争の激化に対応できるよう、民間と行政が一体となって地域の活性化に向けた戦略を検討し、今後の具体的な取り組み内容を明らかにしていく。
↓
未来とやま戦略アクションプラン(2つの重点分野)
「観光産業の振興と交流人口の拡大」
① 新たな観光資源・ルートの開発
② 観光客の受入態勢の整備
③ 観光客の誘致に向けたPR
④ 広域・国際観光の推進
⑤ 交流人口の拡大
「人が集まる魅力的なまちづくりと地域活性化」
⑥ 歴史・文化・自然・産業など地域の特色を活かしたまちづくり
⑦ 魅力ある中心市街地の形成と活性化
⑧ 新幹線を拠点としたまちづくり
⑨ 優れた立地環境を活かした産業振興
具体的には。。。
・とやま未来遺産再生・発信事業
・世界文化遺産登録推進事業
◎・富山のまちづくりと北陸新幹線開業 (特集 街が変わる : "新"北陸を徹底研究) -- (エリアフォーカス[富山])
SC Japan today (478), 13-15, 2015-05
・北陸新幹線延伸に伴う地域経済への影響分析
鯉江 康正 地域研究 : 長岡大学地域研究センター年報 (12), 17-41, 2012
Amazonより検索
2016.0616
検索語 北陸新幹線 富山
藤澤和弘(著者) 「北陸新幹線レボリューション: 変わる街と人」 (交通新聞社新書) 2015/8/25
森口将弘 (著者)「富山から拡がる交通革命―ライトレールから北陸新幹線開業にむけて 」(交通新聞社新書) 2011/12
検索語 新幹線 地域
平石和昭 「新幹線と地域振興―新幹線をより有効に活用するために」 交通新聞社 (2002/03)
朝日新聞(著)「北陸新幹線が開く世界 激変する沿線地域の観光・ビジネス事情を追う (朝日新聞デジタルSELECT)」朝日新聞社 (2014/4/4) Kindle版