武道教室5日目

武道教室も今日15日から後半戦です。

先週までで一本目「前」、二本目「後」r六本目「諸手突き」を見よう見まねで稽古しました。

でも・・・なぜ、三本目~五本目を飛ばしたの?・・・ですが、それらの技は初心者に少し難しいことと、小学生は身体を動かすことを優先させた方が居合への興味が継続すると判断したためです。六本目は前後に大きく切り下しますので迫力もあり、座技以外に歩きながらの技もある、ということを知ってもらうためです。

同好会では大人の入門者は順番通りに覚えてもらいますが、子供たちは「覚えやすい技」「大きな動きのある技」を覚えた方が習得が早いと考え、徐々に技レベルをアップする稽古法を取り入れました。

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左の動画は一本目「前」の稽古です。

2人の子供たちに道着を着せて実際の演武に近い状態で稽古し、後ろで観ている保護者の方に実際の稽古の様子を見てもらおうと考えました。保護者も初めて我が子が居合道着を着て、腰に模擬刀を指している姿は新鮮なので、スマホで写メったり動画撮影をしていました。

まだ数回の稽古なので演武はこの状態ですが、本人たちは一生懸命に演武を真似ているのです。繰り返しますが、どんな高段者でも最初は皆こういうことを経験して上達したのです。

これ以外に二本目を稽古しました。一本目と足の動きが左右逆になるだけで上半身は動きが似ているので子供たちも覚えやすいと思います

今回は三級審査を受けるかどうか意思確認をしました。審査日まで2ケ月半ほどなので、しっかり稽古すれば合格は可能です。

ただ、教室は残り実質6時間しかありませんので、補講しないといけないのも現実です。道同好会で補講は考えていますが、一般会員を教える時間も少なくなることが悩みです。かと言って昇級審査を受けたい小学生を見放すのは出来ず、2~3人なので「まぁ、なんとかなるか・・・」の気持ちで対応します。

武道教室は受講生に道具類を買わせないでくださいと指示されているので、昇級審査には同好会のストックしか提供できません。今後、居合道を続けようと考えている場合は、個人ごとに購入の方向で進めないといけないのだろうと思います。

野球やサッカーなどのスポーツ競技に子供たちが参加する時の費用を調べると、少なくとも5万円ほど(実際は月謝や移動費で倍くらい)掛かるようです。剣道も同じくらいですから、居合道を続けようとすれば、ある程度の出費は仕方ないのかもしれません。

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上の動画は六本目「諸手突き」の稽古の様子です。これもまだ数回しか稽古していないので、高段の先生からは「こうではない」とお叱りの言葉をもらいそうですが、これから少しずつ形を整えていきます。絵で言えば下書きスケッチの段階と思って下さい。