春季研修会と昇級審査

3月27日は、大分県武道武道スポーツセンターで春季研修会と昇級審査会が開催されました。

スケジュールは8時半~16時まで、ほぼ1日かけて行われますが、お昼頃に昇級審査が挟み込まれています。同好会からは昇級審査に3人、三級・二級・一級にそれぞれ一人ずつ挑戦しました。

それ以外の時間は全て全剣連居合の研修で、講師の東八段範士から細かな所作や手の内を教えて頂くことが出来ました。と言っても、日曜稽古ではいつも習っていることですから「あぁ、そこでこの手の内を使うんだよなぁ」と判るのですが、頭で理解していることと身体を動かすことは別次元・・・なかなか思うように動かないので稽古は大事です。

日曜稽古に参加していない方は初めてのことかもしれませんので、さらに習得には時間が掛かるのだろうと思います。

研修会では所作の補助は全国大会経験者のFさんで、模範になる正確で明快な居合演武を為されていました。いつも感じるのですが、Fさんのような居合が出来るといいな・・・と、イメージ造りをするのですが、そこはなかなか出来ません。稽古だけで無く、天性の資質というものがあるのでしょう。

大分県武道スポーツセンターの剣道場です

とても立派な施設で、大分県で居合道を始め、武道を志す者にとって大変ありがたいです。


左写真は研修会での様子、右は東範士八段の説明を具体的に演武する藤川錬士六段です。

藤川六段のような居合が出来ると良いのですが、そこへの到達はなかなか出来ません。

そんな練習を午前中一杯行い、お昼前に昇級審査が始まりました。

挑戦した3名とも稽古は十分ですが、会場に立つと緊張も高まるので、普段しないような失敗をしてしまうこともあります。特に、二級審査は小学生のNさん、一人での審査なので見ている側もドキドキです。幸いにも失敗することは無く、二級審査に求められる内容の演武が出来ました。三級のKさん、一級のNさんも無事演武は終了し「これなら合格間違いなし!」という感じで結果発表を待ちます。・・・


結果は全員合格!

昇級審査で不合格になると、居合道を始めようとした意思まで壊れてしまいかねないので、合格はとても大事なことだと思います。とりわけ、将来を期待される若い人たち、特に小中学生は何とか合格して居合道人口を増やすきっかけになってくれるとありがたいと思います。合格した方たち、合格させてくれた審査員の方には感謝したいです。今はまだ演武は不十分でも、磨けば光る素質を持っている・・・皆そうだったはず、審査員も同じ道筋を通ってきたはずです。

合格した人たちも次を目指してまた稽古に精進しましょう!