新しく入門者あり
投稿日: 2017/02/26 13:23:59
判田武道場に新しく若い男性が稽古を始めました。
28歳の会社員の方で、Sさんといいます。判田道場では久方ぶりの男性の入会です。
判田道場は現在、私を除いて5名が稽古をしていますが、その全員が女性という大分居合道同好会女子部のような様相でした。
久しぶりに男性が、しかも青年が入門するので多少はバランスを戻した状態です。これからも稽古を続けてもらいたいと思います。
昨日、2月25日は2回目の稽古で、まだ礼法の段階です。
皆さんここを通過するのですが、なかなか難しそうで、刀の持ち方が逆になったり、置くとき取る時の作法などに四苦八苦していました。
”私も最初はこんな感じだったなぁ~”と、25年前を思い出しながら、私が習ったように「そこは、こうですよ」とアドバイスをしました。
彼は2時間、熱心に礼法を稽古していました。
本当は ”早く刀を振りたい”、だろうな・・・と思いましたが、居合道の基本となる礼法の大切さを説明し、稽古時間を過ごしてもらいました。
1回目の稽古が終わって翌日、稽古の感想メールが届きました。
それには「とても楽しい稽古でした」という内容。
礼法はそれほど楽しくはありませんが、これから居合道を学んでいきたいという意欲を感じ、とてもうれしい気持ちになりました。
頑張りましょうね。
Sさんは、お父さん・お祖父さんが居合を学んでおられたそうで、その頃の模擬刀を持参してきました。
さすがに古さを感じさせ、重量やバランスも居合には少し厳しい仕様でしたので、「それは大切に持っておかれて、稽古用に模擬刀を購入した方が良いでしょう」と説明し、近々、注文することになりました。
私も祖父が備前伝の真剣を持っていましたが、戦後に廃棄することとなり家には伝わっていません。
私が居合を始めてしばらくして真剣を作刀しましたので、その代りとして伝えようと思っています。
Sさんには次回から実際に刀を振ってもらいます。
でも、刀を振るのがこんなにも難しいとは思わないと思います。
私も最近、日曜稽古会で刀を振る難しさを再確認した次第です。
一緒に上手くなれるように頑張りましょう!