居合用真剣を作る
居合を始めるには刀が必要です。
初心者はまず数万円~10万円程度で模擬刀を購入し、しばらくはそれで居合の技や所作、理合を学んでいきます。
しかし、3段くらいになるとそろそろ真剣が欲しくなってきます。
初心者の頃から真剣を使っている裕福な方?もお見受けしますが、真剣は高額なので多くの方はコツコツ貯金しなければなりません。
居合用真剣は大体60~70万円が相場のようで、既製品の真剣(拵えまで全て揃った真剣)では40万円後半のものもあります。
でも、折角作刀するのですから、自分に合ったもの(いわゆるオーダーメイド)を作りたいですよね!(^^)!
そうなると、どうしても色々と好みのオーダーが出て高くなってしまいます。
ところで、居合の試合や全国審査に行くと居合刀専門店の旗が会場の脇にあるのを見た方は多いと思います。
出店されているのは主に岐阜県の濃州堂さん、美濃熊さんの2店でしょうか。
ここで居合用真剣を注文することができます。
もちろん、ネットには居合用真剣を製作・販売しているお店がありますので、それらを当たってみるのも一手です。
私は濃州堂さんで作刀をお願いしましたので、その流れを写真でご紹介いたします。
なお、使用している写真は濃州堂さんからの好意で頂いたものですので、おそれいりますが、他への転写はご遠慮下さい。
さて、作刀といっても刀鍛冶が最後まで刀を仕上げて納品しているわけではありません。
刀身を作るのは刀鍛冶さんに違いありませんが、最終的に鞘に収まって届くには多くの職人さんの手を経ているのです。
これを簡単に紹介いたします。