高段者講習会に参加しました

7月25日日曜日、別府市民体育館で四段以上を対象にした「高段者講習会」が開催されました。

毎年、梅雨明け後の暑さの厳しい頃、高段者講習会が行われますが、ちょうどこの時期は全日本居合道大会の選考会を行わねばならないので、それに合わせての開催となっています。今年はどうだったでしょう・・・か?

何年か前・・・快晴のもとで実施した時は風も無く、汗が滴り落ちる状態でしたが、今年はコロナ対策もあって大型扇風機を各所に配置し、館内の空気が動くので、思った以上に暑くなかったのは幸いでした。

講師は東先生が主導され、日曜稽古の内容で練習が行われました。

実は会場は本来、地区講習会で使った大分県武道スポーツセンターを予定していたそうですが、当日がコロナワクチンの接種会場になって、場所をいつもの別府市民体育館に変更を余儀なくされてしまったのです。

武道スポーツセンターはエアコンが完備されているので、真夏でも割合快適に稽古できるのですが、別府市民体育館は施設も古く、そうした快適な装置はありません・・・もっとも、日曜稽古でもこの施設の剣道場を使っていますから、汗を掻いて稽古をするのは当たり前のことなのです。とはいえ、新しい施設では無かったのはちょっと残念でした。

研修では東八段範士から日曜稽古会と同じ内容で、丁寧に着目点を絞った指導をして頂きました。日曜稽古会に参加する私にとって、研修内容は通常どおりなのですが、頭で理解できても身体を動かすと幾つも不具合が発生します。

八本目の顔面当ての演武では、東先生から「ほらほら、後ろを向き直る時に身体が浮き上がっているでしょ・・・足や膝の使い方がそれではダメなんです」といった感じなのです。

こういう間違った癖は自分では判らないし、それがそのまま身につけば容易に改善できません・・・指摘されることはとても良い体験になるのです。

大分居合道同好会は人数は増加していますが、まだまだ初心者が多く、高段者講習会に参加する段位までもう少し時間が必要です。でも、近々四段になるであろう会員がいますし、その後に続く人も居ますので今後が楽しみです。