コロナ時代の居合道

投稿日: 2020/08/24 4:19:44

 新型コロナウイルス感染症の拡大を抑える措置として、マスクを着用しての居合道稽古となっています。最初は使い捨てマスクを使っていましたが、梅雨のムシムシした湿気と高温ではマスクの内側に汗が付く・・・というか染みこんで密閉状になり、呼吸できなくなることが判りました。これは本当に苦しいことでした。マスクをせずに運動ができることの素晴らしさを身をもって体験しました。

 そこで、色々なマスクをネットで検索し、「あれがいいかなぁ~」「いやいや、これが涼しそう・・・」といった商品選びに精を出していることがありました。結局購入したのは、洗える布製マスクとして、次の3商品です。

【1】居合マスク

 東山堂さんで予約販売していた専用マスクです。見た目は厚手の生地のようですが、実際は薄くて呼吸は楽でした。でも、楽=通気性が良い=ウイルス自由行動・・・みたいな感じで、外からの感染を防ぐイメージは無いです。

 クシャミなどで拡げないことが目的のようで、マスクはそんな物だそうです。見た目は、時代劇のような感じで、なかなか良いですね(^o^)

【2】これは、ハイドロ銀チタンとかが織り込まれているという、科学的なマスクです。

 見た目は薄い灰色で普通のマスクと大差ないです。でも、性能表示が「効果あるよ!」と訴えていて、ついつい手がでました。装着感も普通ですが、厚みがあるので口元に熱が溜まります。

 悪くないですが、稽古では1回しか使っていません。先日、ほかの洗い物の間に挟まっていることに気づきました。不織布マスクは手洗いしましたが、これは洗濯機に入れてしまって見失っていたのです。

【3】三番目のこれは、Tiotioという抗ウイルス剤を使用しているという商品で、白と水色の2枚セットです。

 見た目はごく普通のマスクで、鼻の部分に型崩れの金属板?が入っています。呼吸は割と楽ですが、汗をかくとマスクが密閉状態になりやすく、酸欠気味になるのがマイナスです。それと、汗が付くとマスクが重くなるのか、紐が弱いのか、マスクが下がり気味になりやすいのです。普段使いには問題無いですが、長時間の稽古では厳しいです。

 布マスクは不織布マスクに比べると、洗える点で経済的ですが、私は不織布マスクも毎日手洗いして乾かし、それをまとめてビニール袋に入れてます。マスクが入手できなかった頃、そういう使い方をしていましたので、それが習慣になっています。不織布マスクも手洗いで5回以上、、、10回くらい使えます。洗いすぎると徐々に毛羽立ってきますので、それがそろそろ寿命のサインです。使い捨てなくても、布マスクの機能と同じレベルであれば10回は使えそうです。毛羽立つことと、稽古で汗を掻くとマスクが密閉状になるので苦しいです。布マスクには叶いません。

 本当は、ユニクロのマスク(エアリズム)も試したかったのですが注文殺到で手に入りません。水着マスクも涼しそう・・・まだ、試したわけではありませんが、欲しい商品の1つです。商品名「ピッタマスク」も買っていますが、勿体なくて、まだ使っていません。

 居合道の日記なのか、マスク愛好家の日記なのか、判らないような内容になってしまいました(^_^;)

 上の感じのマスク、、、頭巾ですが武の世界にもありましたね。こういう雰囲気で稽古をしても面白そう・・・でも「稽古は真剣にしなさい!」って怒られてしまうでしょう。子供の頃は、風呂敷で頭巾とマントにして、プラスチックの刀を差して遊んでました。それから55年が経ち・・・あまり変わっていないようです。大瀬康一さんの「隠密剣士」を毎週リアルタイムに観ていた世代です。若い方は知らないでしょうね~霧のとんべぇ?でしたか・・・牧冬吉さんも好きでしたね~引用:TBS時代劇から

 日曜稽古に行くと、皆さん様々なマスクを着用していて、これが結構面白いことが判りました。剣道マスクを着用している方、手ぬぐいで自作されている方・・・お医者さんの先生はプロの医療マスクの使い古しを装着されていました。普段は居合道でしか繋がりが無い方々ですが、マスク1つから趣味やお仕事が想像でき楽しく稽古をしています。高年齢のTさんの黒のレースのマスクカバー、、とってもお洒落ですよ。

 当分、こうした状況下での稽古なのでしょうが、熱中症にも気をつけて、安全な稽古を続けていきたいです。そうそう・・・口に氷を含んでマスクして稽古すると、口の周りが涼しくなるのでお薦めです!