リベンジ!六段審査会

投稿日: 2017/07/03 14:16:40

今年も六・七段の全国審査会が始まりました。

6月23日は東日本ブロックは岐阜県で、翌週30日の西日本ブロックは大阪で開催です。

この日のために毎週土曜日の判田道場、翌日の別府での日曜稽古会への参加、さらに、毎朝15分と昼休み30分を使った会社での木剣の素振りと形稽古を続けてきました。

しかし、練習量は増えても審査が近づくと心がモヤモヤ。

あ~、いやになってしまうなぁ~、とか、鬱々した気持ちになってきます。

何せ、審査会は古流2本、制定指定技の3本の併せて5本を、礼法を含めて6分以内の制限があり、これを六段の品格をもって演武しなければなりません。5本ですが一発勝負です!

これって、とても緊張しますし、失敗が許されません。

しかも、審査料・新幹線などの交通費、それに宿泊費など6~7万円の出費も掛かっています。

それが、僅か5本の演武で決まるとなると、やはり真剣に取り組まざるを得ません。

昨年、初めての六段審査を受けに香川県高松市まで行きましたが、行く朝から身体がだるく気分が悪い状態でした。

うどん県香川に行って本場のうどんも食べられると、半ばウキウキした気持ちでしたが、とにかく絶不調!

結局、肺炎手前の高熱で審査会場にたどり着いたものの、審査の場に立つのが精一杯という情けない状態で演武。

結果は当然NGでした。

問題は自己管理の失敗、稽古後の水シャワーとエアコンでの冷え、戦う前に「お前はすでに死んでいる」状態でした。

こうした失敗を経験に、再び1年間の稽古を行い、体調を整えて大阪に出陣しました。

昨年と変わったことは、別府の日曜稽古会での基本練習が1年前より身についたことでしょうか?

左手の握り、右手の緩め、軸足、重心、膝の曲げ伸ばし、歩み足と送り足、かぶりと抜き付け、血振り・・・あ、ほとんど全部修正されている・・・こんなに間違った居合いの動作を行っていたのですね~

それらを少しずつ身につけた(完全ではありませんが)ことで、自分の居合いにも少し自信が芽生えてきました。

しかし、この稽古を全て無にしてしまうのは、気負い、力任せ、勢い余った乱れた動作、揺らぎなどです。これが審査の強敵なのですが、なかなかこれを退治することが難しい。

このような気持ちを胸に、再び博多駅から新幹線で一路大阪に向かうことになりました。

この続きはまた・・・