春期昇段審査・段別選手権

投稿日: 2019/05/06 3:08:17

4月29日は恒例の昇段審査、段別選手権対愛です。

恒例とはいえ、昨年は昇段審査が5月20日と変則でしたが、今年からはまた元通りです。

私は六段になってしまったので段別選手権に出場できませんが、審判や得点係で参加しなければいけません。

これまでは八時半には会場到着が必須でしたが、これも少し遅れて参加となり、10時前に会場に入りました。

その頃はすでに昇段審査の実技は終了していて、合格者発表待ちでした。

同好会からも審査に臨んだ方が居ましたので気になっていたのです。

前日の稽古も確認して、大丈夫だろうとたかをくくっていたところ、まさかの不合格でした!

何で?

審査の不合格者の評価点元々教えてもらえないので、どういった点を今後注意すれば良いか感想をおたずねしたところ・・・

「段位に相応しいレベルとして少し不足」というお話でした。

これが居合の難しいところでもあります。

特に、段位が上がるほど審査もポイントも変わってきますので、今までどおりの居合では昇段しないということが判りました。

それでも、”どこが悪かったのだろう???}

午後からの段別選手権の前に彼が練習していたので観ていると、確かに段位には少し及ばない演武であると納得しました。

形は出来ていましたが全体に忙しく、悪くいえばガチャガチャした居合になっていたのです。

つまり、居合わせていない居合であることは明白でした。

こういう部分を稽古で改善しないと昇段は難しいのだろうと思います。

後日、デジカメ動画を見る機会があったので観てみると、顔すら判別できない遠景の粗い画質ながら、この動きでは難しい・・・

という状況であり納得できました。

居合は自分では上手く振れているのかどうか判らないことが多いので、そんなときは時々自分でビデオを回すなり、第三者の立場で確認することが必要であると再認識しました。

不合格の彼は、午後の段別選手権では準優勝という成果なので、試合での勢いはあるわけですが」、審査は別物と納得したことと思います。

秋の昇段審査に向けて気を取り直していましたので、色々な問題点を克服し、合格に向けてまた頑張ることだと思います。

居合は自分との戦いですから、こうした失敗も自分自身にとっては反省あり、また達成したときの喜びもあると思います。

不合格になったことは残念ですが、そこにも得ることがあったと私は思います。