高段者講習会と団体対抗戦

投稿日: 2015/10/04 6:56:07

8月30日

今日は午前9時から別府市民体育館で居合道高段者講習会と団体対抗戦です。

午前中は5段以上約50名が範士八段の東先生と教士八段の瀬山先生から、全剣連制定居合の技のポイントや、理合、所作について詳しく講習をして頂きました。

居合は形だけを見ると容易に覚えられそうな感じを受けますが、正確な居合を身につけることは非常に難しいものです。頭で理解しても体を動かそうとすると様々なところに問題が出てきます。手の内を明かす・・・の言葉どおり、指先の細かな扱いが居合には不可欠だということが判ってきます。ただ、判っていても出来ない・・・でも、それを出来るようにすることが居合の修練、いわゆる練度の向上になるのだろうと思います。

居合を始めて数ヶ月~数年で辞めてしまう初心者も多いのですが、少なくとも5段以上となれば、そういった奥深さを理解しながら今後も続けていくのだろうと思います。

午後は県内の稽古場で練習に励んでいる団体チーム同士の対抗戦です。

大分居合道同好会ではA(金池)・B(判田)の2チームを参加させました。団体戦は先鋒・中堅・大将の3名1チームで、原則はそれぞれ3段・4段・5段ですが、各段位保持者がいない場合は下位の段位も参加できます。これが案外プレッシャーになるのです。

なぜかというと、初段と3段の試合という段別選手権では実現しない「下克上」対戦があるからです。

Aチーム(金池)は初段・2段・5段、Bチーム(判田)は初段・初段・5段の組み合わせです。初段や2段の選手は格上相手なのでリラックスできますが、5段が下位の段に負けるのはショックです。それは稽古不足なので、「もっと、稽古をしなさい」という忠告にはなります。

結果は、両チームとも1回戦は勝ち抜きましたが、2回戦で優勝・準優勝チームに当たり、残念ながら入賞はできませんでした。それでも、Bチーム(判田)のSさん親子のお母さんが念願の初勝利!しかも4段から勝ち取りました。熱心に稽古をしている姿を見ていると頭が下がりますが、結果は付いてくるものです。初勝利おめでとうございます。

楓さんも1回戦は2段に順当勝ちましたが、2回戦は残念ながら敗れました。

私も1回戦は何とか旗が揚がりホッとしましたが、2回戦は伸び盛りの若き5段に当たり順当に負けてしまいました。

やはり、稽古は結果に表れるということを再認識した団体戦でありました。