京都大会

投稿日: 2019/05/06 3:41:10

六段錬士になったので、京都大会に参加してきました。

京都大会は今年も5月1日から5日間、各種の武道が平安神宮の武徳殿で開催されました。

居合道の演武は2日のお昼頃ということで、遅れないように前日から京都市内に宿泊!

今年は4月30日に天皇陛下の退位、翌1日は新天皇陛下の即位と、国内の大きな行事が連休の真ん中に集中し、とても大変な京都旅行になると思っていました。ホテルや切符の手配を3月中旬から初め、新幹線も1ヶ月前に駅に並んで購入という、慌ただしい準備でした。

でも京都・・・やはり、いつ来てもいいですね~。

前日に錦市場などを見学しましたが、もう身動きが出来ないほどの混雑振りで大変!

でも、ここがスカスカでは面白さも半減です。

しかも、私たち夫婦と娘夫婦が一緒の初めての旅行にもなりました。

娘のご主人はカメラ撮影がプロ級なので「撮ってね~」とおい願いしたので、気持ちは演武に集中できます。

何せ、初めての平安神宮、武徳殿なので要領は全く判りません。

隣の武道センターに行くとかなりの人数の先生方が練習に励んでいました。いつも別府稽古に参加している方々も練習に勤しんでおられたので少し安堵!

時間が刻々と近づきますが、試合いとは違うので割と落ち着いて待つことが出来ました。

センターでの練習後に2階席で見学していると、同じ流派でも形が違うことがハッキリ判ります。

でも、高段の先生にも別府稽古だとは注意を受けるだろうと思われる先生がいらっしゃるので安心しました。

逆に、段位は判りませんが、素晴らしく締まった居合を抜く先生も多数おられます。あ~すごい!

日本全国から連休の京都に来られる方々なので「熱心な先生」には違いありません。感慨に耽ったりしました。

そろそろ、自分の順番なので刀を持って降りていく途中、階段で水野八段先生とすれ違いました。登ってこられるので、階段の降り口で待っていたところ、「降りてください。大丈夫ですよ」と声を掛けてくれました。

箱根大会などでの居合の姿は厳しいのですが、口調はとても柔らかい印象です。

「あ~、やはり高段の先生はこうなんだなぁ~」と感動しました。

他にも、お名前を存じ上げている高段の先生と何人もすれ違いましたが恐れ多く、挨拶することも出来ず残念でした。もう少し高段になってからではないと緊張しますね。

こんな体験をしながら時間が過ぎ、武徳殿に入り演武開始を待ちました。

演武の床が滑るということは小坂先生に聞いていたので、足裏で確認したところそのとおり!

ここで長年稽古した人たちが足の裏で削った・・・もはや研磨した状態ですよ~。

演武上の説明を案内者から受け、いよいよ演武場へ。

実はこの時、まだ何を振ろうか決めていませんでした。

とにかく初めてなので、基本として初発刀・颪、の古流と、六・七・十の制定の技に決めました。

いつもは緊張しますが、ここでは初心者なので緊張があまりなく、いつもの別府稽古会の雰囲気で抜くことが出来たのは幸いです。

滑る床も適度でした。

演武中に正面にはカメラマンが何人も居ましたが、彼らはお目当ての先生を撮影するので、こちらを撮っているわけではないなぁ~と気にもなりませんでした。

演武が終わってすぐに娘夫婦と会い、写真撮影も上手くいったと報告がありました。

おまけに、演武の時に掲示される流派・名前の入った半紙をもらってくれていて、それを持っての記念撮影もしてくれました。

初めての京都大会でしたが、居合をしていたことでこの場所に夫婦二人と娘夫婦と一緒に来られたことはとても良かったです。

さらに、この日の夜は娘夫婦に還暦祝いもしてもらい、うれしさの三乗くらいの良い連休になりました。

次は、七段に合格して出場したいと思います。その間でも機会があれば参加しようと思います。