武道教室4日目
武道教室も4日目・・・半分まで来ました。
前回は稽古の途中で礼法を初めて習いましたが、今日はそれを実際に行ってから稽古に入りました。礼法は最初は難しいですが、何度も稽古で練習するうちに自然にできるようになりますので大丈夫です!・・・さて、今日の目標は1本目「前」、次は2本目「後」の座り技2本と、6本目「諸手突き」の立ち技を覚えていきます。そして、4年生の男の子と、大人の方には道着を実際に試着してもらい、袴捌きも含めて技の稽古をすることにしました。
それでは、1本目「前」の演武です・・・まだ2日目なので試行錯誤で腕や足を動かしていますが、これを繰り返しながら修正していくことが居合道の大事な稽古になります。本当は、この技の意味を説明しないといけないのですが、子供達(大人を含めて)には、形を真似するようにして覚えよう!・・・という風に教えています。武道教室は全8回なので、ある程度前に進んでいかないといけないのです。
さて、1本目を稽古したら、次は同じ動作が左右逆になる2本目「後」の習得です。
言っておきますが、まだ演武稽古は2日目です・・・そんなにうまくできるはずがありません。でも、間違えながら少しずつ技を覚えていくことを私たちはみんな同じように行ってきました。最初からできる人などいませんし、出来ないのが当たり前です。全国大会レベルの人たちでも、始めた直後は全然身体を動かすことが出来なかったはずです。
動画には二人しか映っていませんが、実はこの時間帯・・・休憩中です。
左の子供さんは5年生、右の小柄な男の子は4年生です。二人とも稽古にとても熱心です。小学生は15分間隔で給水など休憩をとるように指導していますが。それをすぐに済ませ、自主的に稽古をしたいと言ってきたのです。
前々回は片方の男の子が道着を着用していましたが、今度はもう一人の子が試着しています。保護者の方からも「かっこいい!」という声が聞かれ、本人たちも本格的に道着を着用すると、やる気がさらに出るようです。
そろそろ、稽古時間も少なくなりましたので、いよいよ立ち技の6本目「諸手突き」の習得です。
居合道の稽古は大体、1稽古あたり3本程度の技を習得するように計画しています。同じ技を繰り返して精度を上げるのも良いですが、形を複数覚えるのも子供たちの興味を引く教え方になると考え。練度は上がりませんが、興味を持たせることを最優先にしました。新しい技を覚えるのは面白いからです。
動画では踏み出す足が左右逆だったり、振り返る時に左回りが右回りになっていたりすることがあります。でも、今それを細かく指導しても意味はありません。私たちも同じようなことをしながら徐々に正しい居合の形を身に付けてきたのです。最初からできるわけはありません。
今日の稽古はまだ4回目で、形の稽古に至っては2回目です。それで、ここまでできるのですから子供たちの成長は著しいです。大人も一人、子供たちと一緒に稽古をしています。その方は別の武道をしている中で日本刀を使った居合を学び、その武道に生かしたいという目的があると聞きました。それだから大人ですが習得は早いです。目標があると覚えるスピードが速まることが分かります。
そんな感じの4回目の武道教室でした。次回は6月15日の土曜日・・・来週連続です。
また、頑張っていきましょう!