七段審査その4
観覧席に戻って、特に思い残すことはないかなぁ・・・「前」の切り下しで刀が正中線の少し右側から出たかもしれない・・・袈裟切りの立ち上がりで若干前に踏み込んだ・・・それが納得できない内容でした。それでも、結果が出るまではドキドキです。
審査員が演武中で用紙にチェックしていましたので、“あ、たぶん減点された”という気持ちが幾つか残りました。
被った刀の切先がキチンと水平になっていたか・・・普段の稽古でキッチリできるようにしたつもりですが、本番では下がっていたのでは?
という心配もありました。
15分ほどして「七段第1グループ40名の審査合格発表を行います」と館内放送があり、二階の玄関脇に合格者番号を貼り出すことが知らされました。
貼り出しを見るのは緊張するので遠くから作業を見守ると、紙に私の受験番号らしきものがチラッと見えました。
「もしかして?」と少し期待しながら発表会場に近づくと・・・ありました!・・・
すぐ自分の胸に付けた受験番号と何度も見合わせて照合し、合格を確認しました。
発表はこれだけで合格証明書のようなものはありません。
受験ゼッケンを返したら本当に合格したかどうかも判りません。
係の方に聞くと「全剣連のホームページで水曜日に名前が出ます」とのこと。
それまでは何か不安定な気持ちですが、まぁ合格したんだ、ということで発表掲示を写メって納得することにしました。
観覧席に戻って着替え、結果を待っている家族や同好会のラインで連絡すると、すぐ家族から返信がありました。
同好会の方からも祝福のメッセージが届きました。
ありがとうございます。
心配なのは “証拠がまだない” ということで・・・見間違えだったらかっこ悪いなぁ~という気持ちが水曜日まで続くことになります。
追伸:全剣連のホームページでは火曜日の夜に掲示されていたらしく、会員から「名前が出てますよ」とラインがありました。
県内のほかの同好会の方からも「おめでとう」のメッセージが届き、ようやく合格を実感しました。
こういう感じに貼り出されます
七段最初の20名の合格発表
第2会場の合格者の最終掲示
審査も終わり、午後は時間が空くので一度ホテルに戻って荷物を置き、気持ちの面で何かとお世話になったアニメ「響けユーフォニアム」の聖地である宇治市観光に行くことにしました。
もちろん、不合格でも行く予定にしていたので行動は変わりません。
でも、やはり合格していくのとでは段違いです。
京都駅からJR奈良線で数10分で宇治駅、そこから宇治橋周辺のアニメの聖地を歩いて回り、描かれていた街並みや風景を見物しました。
景色はアニメほぼそのままであることに驚かされ、さすが京都アニメーションの技術力は凄い!と堪能しました。
一番行きたかった大吉山展望台は数日間の寝不足と体力の限界で行けませんでしたが、それ以外の主な場所は巡行してきました。
主人公がいつも座っているベンチもありました。
ただ、常に誰かが座っているので遠くから空くのを待ち、空いたら急いで座って撮影です。
私はリアルタイムで鉄腕アトムのアニメを見ていましたので、生まれた時からもうアニメ世代なのです。
帰途は主人公達が通学で使う京阪京都線に乗って、途中の駅でも「あ、ここは・・・」など思いながら、17時頃に京都駅に戻りました。
本当に長い1日でした、この日だけで16km!・・・2万歩も歩いていました。
宇治に行ってきました
喜撰橋と鵜飼いの遊覧船
宇治神社の参道