七段審査その1

 令和6年3月2日土曜日、6時半起床!

 いつもはまだ寝ている時間ですが、今日は居合道七段審査で京都に出発する日です。

天気・・・明るい曇り空で気温は2~3度、少し寒さを感じます。

 簡単な食事の後、京都で3日間過ごす荷物をカートに詰め、真剣は刀袋で肩にかけ、さあ出発です。

最寄りのJR駅は二日市、近くに車を停めて快速で博多駅まで15分・・・

新幹線は10時半ですが、途中で何が起きるか判らないので、2時間前の8時半には二日市駅を発ちました。

 

 刀袋に入れているとはいえ真剣なので荷物トラブルがあると嫌です。

 配布された「携帯理由書」も一緒です。

 博多駅で2時間待つのも退屈ですがスマホがあれば時間つぶしも難しくはありません。

 そうして時間を過ごし、定刻通り新幹線は出発しました。

 博多から京都までは2時間40分程度です。

 昼食は京都で食べよう・・・の気持ちで時々居眠りし、定刻通りに京都駅に到着。

 京都は何度か来たことがあり、仕事でも滞在したことがあるので迷うことはありません。

宿泊は烏丸御池駅の近くのハートンホテル。

ここも仕事で泊ったことがあるので問題なし・・・ただ、重いカートは地下鉄の昇降りはエレベータを使いますが、エレベータは必ずしも利便性の良い場所にあるわけでは無く、移動距離が延びてしまうという問題もありました。

新型新幹線N700S系に初乗りです

右は今回宿泊した京都ハートンホテル

 チェックインは14時・・・ハートンホテルは14時~翌日12時まで滞在できるので、のんびり過ごすには最適です。(この効果は博多に戻る最終日3月4日に改めてありがたく感じました)

 さて、昼食をまだ摂っていませんし、近くに何があるかも分りません。

 早速、ネット検索すると歩いて数分の所にカレー店がありました。ネットはこんな時に非常に便利ですね。

 タブレット1枚でほぼ生活情報に困ることがありません。観光では必需品です!


 カレー屋さんは「白川」といって元々は白川通り沿いにあったお店だそうで、アットホームの雰囲気でした。

 明日の審査で「勝つ」ことを意識し「チキンカツカレー」を選びました。

 実は前回、六段受験の時も「カツ丼」を食べたことで合格したという縁起かつぎです。

 ここまでくると技の見直しはあまり意味が無く、神だのみの方が安心です。神だのみで気持ちが落ち着くなら悪くないでしょう。 

審査前日は時間の経つのが遅いです。

夕方まで数時間あるので、翌日の順路を探索するため武道センターまで行ってみることにしました。


地下鉄「烏丸御池駅」から東西線で「東山駅」まで約5分、そこから琵琶湖疏水沿いに北上すると京都武道センターです。

東山駅からは徒歩15分ほどなので「明日は30分あればいいかな」ということで予定が決まりました。

 ホテルに「タクシーを予約できますか?」と聞くと「タクシーはなかなかありませんよ」の返答だったので、公共交通と自分の脚を信じて行った方が間違いないと決断しました。

 武道センターでは空手の大会があっていたようで、居合道の準備は全く行われていません。

 おそらく、明日の朝から準備かもしれませんが、係員の皆様お疲れさまです。帰りは武道センター横の武徳殿を見て、来た道と違う京阪電車の丸太町駅の方向に歩くことにしました・・・ 

カレー屋「白川」チキンカツカレー食べました

審査前日の武道センター・・・まだ何もない

武徳殿・・・また演武に来たいですね

 武道センターは東西線で行くルートと、京阪地下鉄を使う2通りがあるのです。その確認で歩いていると、左側に刀のギャラリーを見つけました

 ギャラリー東山堂・・・居合の小道具を注文している東山堂さんの現代刀専門のギャラリーでした。

 これは予定していなかったので嬉しくなって見物に入りました。

 

 内部は落ち着いた感じで、壁面を利用したガラス製の陳列棚に多数の現代刀が飾っています。刀匠のお名前には知った方も多く、私の愛刀を作刀した方の弟さんの作品もありました。こういう美術刀剣は居合には使いませんし、金額も数100~500万円と高額なため勿体なくて使えないです。見て楽しむ刀ですね。私たちが使う刀は日本刀の製法ですが、振りやすいように重さやバランスを調整します。ある意味実用的な日本刀と言えばいいかもしれません。

 日本刀は歴史の中で使い方に応じて変化したので、居合用だからダメ、美術用だから素晴らしいとはならない気がします。

 お客さんは欧米の方ばかりで、日本刀が好きなのでしょう、写真を撮影したり係の人に質問したりしていました。東山堂さんの担当者は英語で対応していましたが、観光地は英語が判らないとダメだなぁ~と感心して聞いていました。10年近く前に北海道に行った時、道路沿いのメロン販売店で若い地元の男性がペラペラの英語で話していたのを思い出しました・・・凄いですね~

 結局、丸太町経由は乗換駅(三条駅)で結構歩かなくてはならないことが判ったので、ルートは予定通りの東西線東山駅での移動に決定です!

 

ホテルに戻るともう夕方・・・晩飯を食べるお店を探そうにもあまり遠くまでは行きたくありません。

ここ数日は冬型の気圧配置で風邪をひいては何もなりません。

タブレットを使ってご飯処を探すと、近くにやよい軒がある!・・・おいおい、京都まで来てやよい軒かよ・・・と思う人もいるでしょうが、知らない街で翌日の審査を考えると不安材料が無いチェーン店は安心です。違うは京都は日本有数の観光地で外国人が多く、やよい軒にも外国人が沢山来ていました。

 普通の日本食を普通の定食屋で食べてみようということなのか、定食が届くと早速写メってました(^^)

 こうして、京都到着の1日目はゆっくり過ぎていくのですが、いつもと違うベッド翌日のことを考えると目が冴える・・・寝られません。

 まぁ、一晩寝なくても大丈夫だろうと思ってウダウダしているうち数時間くらい眠っていたようです。そのくらい寝れば問題ないでしょう。

ギャラリー東山堂さんの店舗

外国の方がいらっしゃいました

現代刀の展示販売(500万円級もあります)

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