昇段審査・研修会

投稿日: 2020/08/26 4:10:52

本来は4月29日に実施する予定でした、昇段審査と研修会がコロナ対応で延伸され、何とか8月22日に大分県武道スポーツセンターで開催されました。

昇段年だった方は、実施について二転三転し不安だったと思いますが、諸先生方のお力で何とか開催にこぎつけることができました。

受験者の皆様、開催に奔走された先生方、本当に大変だったと思います。

研修会も当日に纏めて実施することになったので、私も午前8時半の開場を待って武道場に入りました。

さすがに新しい武道場は全館エアコンも完備しており、ハードな稽古にも使えるようになっていますが、この夏の猛暑に耐えた身体はむしろ寒いくらいでした。

暑いの寒いのと文句ばかりで、武道を少し心がける人間として、まだ修業が足りなさそうです。

昇段審査は午前9時15分から開始・・・もちろん、初段から高段に区分して行われます。

今回、大分居合道同好会は全4名が昇段に向けて稽古を続けてきました。稽古中は何とか合格するだろうと思っても、昨年は残念ながら不合格という厳しさも体験しましたので、気を抜かずに落ち着いて丁寧に演武するように各自に伝えました。

初段は3名、うち1名は若い女性です。

彼女は毎週キチンと稽古をしていますし、考えながら演武をしていますので合格は確実!・・・と思ってもドキドキです。

礼法でミスをしないか・・・所作は正しいか・・・、終わりの刀礼は、色々と心配しながら拝見していました。

・・・が、問題無く丁寧にポイントを押さえた演武ができました。

次は60歳半ばの男性が2名です。

同じように心配しながら観ていましたが、致命的なミスはありません。

力のいれ具合も注意していたようで、いつものような上体のぐらツキも抑えられていました。

お二人とも丁寧を心がけていたようです。これなら大丈夫!・・・少しホッとしました。

最後は3段受験の男性です。

前回は残念な結果になりましたが、今回は稽古を進めていたということで様子を観ました。

礼法は問題無かったのですが、演武に入ると足捌きなどに無駄な動きが多く、力も入ってて心配しました。

3人1組での演武ですが、その中では一番上手く振れていたようにみえました・・・

しかし、大きな足捌きは午後の研修で東範士から注意を受けていました。やはり、そこは減点になっていたのだろうと思います。

                             演武開始です

県内での昇段審査は5段までで、5段は別府の日曜稽古で一緒に学んでいる79歳の男性Tさんです。

この年齢まで、キチンと演武ができるということはとても嬉しいことです。

同年齢の方には、足腰の筋力低下で歩行が困難になる人も結構いますが、しっかりとした立ち振る舞い、刀の扱いができており、稽古とほぼ同じレベルで演武を全て終了しました。

全参加者のうち、1名は技間違いで残念な結果になりましたが、それ以外の受験者は合格を手に入れることができました。

本当にお疲れ様でした。

また、上位段を目指して稽古しましょう!

筆記試験中・・・床で書くスタイルは変わりません