Jones Mill Run

Jones Mill Runのブルックトラウト(放流魚が野生化したものであろう)

場所

http://www.dcnr.state.pa.us/cs/groups/public/documents/document/dcnr_002564.pdf

アクセスマップ(数字は経緯度)

州道31号よりJones Mill Run Rdに乗り込む未舗装道路より到達するか(40.0673,-79.267302)、Laurel Hill State Parkより入り南下する2つのアクセス方法がある。前者を使うと南下して3つの目の橋の手前に駐車場がある。後者の場合Laurel Hill Park Rdと河川の交差する場所に駐車場がある。

特徴

分水嶺を挟んでRoaring Runの東に位置する。Roaring Runより広い分水界を持ち、水量もRoaring Runより豊富である。広葉樹に周囲を囲まれキャスティングは難しいが、Roaring RunやCamp Runよりは余裕があり、5番ロッドでもフルキャスト出来る場合もある。基本的に小さなプールが多くドラグを気にせず投げることができ、初心者でも良い釣果が期待できる。春に二回ブラウントラウトとブルックトラウトの放流が行われているため型のよいトラウトを釣ることもできるが、自然繁殖したブルックトラウトを釣ることも出来る。水温は低くSuckerなどのエサ取りは存在せず、代わりにブルックトラウトの稚魚が果敢にアタックしてくる。

ポイント

Laurel Hill LakeからLaurel Hill Park Rdの橋まで

水量は多いが水温も上がるため夏季には厳しいかもしれない。Laurel Hill Park Rdの橋(40.003917,-79.242411)の少し下流に大きなプールがあり良い型のブラウントラウトとブルックトラウトが泳いでいる。家族連れの格好の釣り場になるため魚はすっかりすれている。流れも緩やかで、倒木も多く、大物が潜んでいそうである。

Laurel Hill Park Rdから堰堤まで

下流域

Laurel Hill Park Rd横の駐車場(40.003917,-79.242411)からトレッキングロードを使い川沿いを登ることができる。小さいが深みのあるプールが見られ、渓相は良いが、アクセスも良く、釣り人のプレッシャーも高いせいか、あまり釣れない。堰堤の下のプールは大物が潜んでいて必ずといって良いほど釣果が期待できる。

堰堤からJones Mill Run Rdの橋まで

中流域

上流のJones Mill Run Rdの橋(40.022126,-79.26507)までトレッキングロードが並走するものの人が入ってこないためプレッシャーは低い。堰堤上のバックウォーターにはブラウントラウトやブルックトラウトの良い型が常駐しコンスタントな釣果が望めるが、遮るものがなく慎重なアプローチを要する。

Jones Mill Run Rdの橋(上流から三つ目)からJones Mill Run Rd の橋(上流から二つ目)まで

上流域

三番目の橋(40.022126,-79.26507}} )のすぐ上流は、開けた穏やかな流れとなり、アメリカ人好みの釣り場になる。常に誰かが川に入っておりプレッシャーが高い。Cherry Trailの橋が掛る上流はあまり人が入らず渓相も狭く、薮が多くなる。小さいが深いプールが断続的に有り、型のよいブルックやブラウンが潜んでいて、Jones Mill Runのエリアで最も良い釣果があった。上流の橋(40.050252,-79.264083)まで道路からのアクセスが難しく、割り込まれる危険も少なく、落ち着いた釣りができる。中間地点あたりに勾配がやや急な場所があり、魅力的な渓相をなす。座布団二枚ほどの面積にかかわらず30センチ前後のトラウトが数匹あつまる不思議な淵もここにある。このエリアでは珍しい深さを保っているためであろう。簡単に釣れるため、キープするとすぐに枯渇するので出来るならリリースしていただきたいものである。

Jones Mill Run Rdの橋(上流から二つ目)からJones Mill Run Rdの橋(上流から一つ目)まで

源泉より1km下流。次第に魚影は薄くなる

次第に水量は落ちてくるが、川が開けているためでキャスティングは容易である。チャラ瀬が多いがところどころで勝負できるプールがある。人が入った形跡は益々乏しくなり、すれてないトラウトによく出会う。しかしそれも下流1/3程度までで、上流に行くほど魚影は薄くなり、型も落ちてくる。

水源部

Jones Mill Runの始まり。2つの排水口から地下水が吹き出す

水源部は至るところから泉が湧くが、川底は浅く釣にならない

一本目の橋の横には二本の排水口がありそこから勢い良く地下水が吹き出ている。100年前にこの一帯で森林を伐採していた頃の水道設備であろう。この橋の上流はJones Mill Runの水源林となる。苔むした石の間に湧水が流れるが、川底は浅く釣りにはならない。渇水期にはすっかり干上がり、Jones Mill Runはこの排水口に始まる。かつて鉄鋼の街を支えるため、この一帯に製材所が設けられ、鉄道も伸び、林業が栄えた。やがて伐採され尽くし、利用価値のなくなった森は放棄され、州に売り払われることとなる。皮肉にも無秩序な伐採が公園の設立につながり森林の再生のきっかけとなった。Jones Mill Runの森が禿山になったのは60年ほど前、かつて栄えた産業の名残は極相に向かう森の中に消えつつある。 (大野 Aug. 2011)