運転

右側通行での運転をを練習する

日本との一番大きな違いは、やはり右側通行ということではないでしょうか? はじめは路上で少し運転の練習をして、慣れる必要があります。以下に注意点をあげます。

  • 「Shadyside や Squirrel Hill の住宅街の中であればあまり交通量がないので練習できると思います。」(大越 May 2003)

  • 「ピッツバーグは道路が広いのと、西海岸地域のように、ゆっくり走ってると後ろからせかされる、というようなことはまずないので、一般道を走っている分には、全く練習なしでOKだと思います。(パニクったら、右ウィンカーで停車して、後続車両に先に行ってもらうと楽ですね。)」 (森山@RI May 2003)

  • 「一番右側通行でどきっとしたのが、パーキングなど、センターラインが引いてない場所で、予想してなくて対向車が出現したときでした。当時はとっさにハンドルを左に切ってよけようとしてしまったので、対向車と同じ側へ進み、そのまま行くと衝突してしまう状況になりました。(しかし、そういう場所は基本的に徐行しているので、いずれにしても危険はないが) 」(森山@RI May 2003)

  • 「路上駐車が多いので必然的に死角が増えます.交差点の出入りは気を付けて下さい.」(寺島 May 2003)

  • 「道が結構3次元交差していたり、ふと間違うと大通りに出てずっと遠くに行ってしまうこともあるので、地図を携帯されるほうがいいかと思います。」 (大越 May 2003)

気をつけるべき交通ルールの違い

以下にpgh-jの皆さんの体験談を載せます。尚交通ルールについては、必ず、 Pennsylvania Driver's Manualを入手して、各自一度通読するようにしましょう。

  • 「"No turn on red"と書いてある以外は、常時右折可能なのが基本ルールである事。」(井上 July 2003)

  • 「右折車線が2車線ある信号のある交差点で、``No turn on Red の表示の下にかなり小さい字で、``except Curb Laneとありました。つまり、縁石に近い側の車線は赤信号でも曲がってよい。」(池澤 May 2003)

  • 「高速のインターチェンジで、本線に入る前に一時停止しなければならない場合がある。加速しながら合流するとは限らない。」(穐山 July 2003)

  • 「PAでは『一方通行の道から一方通行の道への進入ならば,赤信号でも左折して良い』ということにもなっています.試験用にもらえる Driver's Maual に書いてあります.経験的に,このルールを適用しているドライバーは,ほとんどいません.」(松田 July 2003)

  • 「PAでは夜間に田舎道を走る場合,1マイル毎にロケット弾 (rocket) を打ち上げ,10分停車し,家畜が道路に居ないことを確認する義務があります. PAでは運転中に馬の群れを見たら,道路脇に車を停車し,風景と同化するように車両を覆い隠す義務があります.もしも,それでも馬が興奮してしまったら,車両を茂みに移動する義務があります. Pittsburgh では,ロトーリーにロバを乗せるのは違法です。全部ホントーの話です。」(松田 July 2003)

運転習慣の違い

  • 「レーン変更、右左折時にウィンカーを出さない車が多い。」(大越 July 2003)

  • 「右折前に右に寄ったり、左折前に左に寄るようなことはまずない。道の真ん中にいるからといって、直進するとは限らないし、右端を走っていて、いきなり左折する事もある。」(井上 July 2003)

  • 「乗用車なのに、曲がる時に (トラックやバスのように) わざわざ外に膨らんで大回りする。」(井上 July 2003)

  • 「歩行者が車の前後を横断する時、車が自分の前を通過するよりも前に動きだす (車が通り過ぎた直後に横切ろうとする)。日本よりもタイミングが早いので、歩行者が動きだすのを見るとドキッとする。」(井上 July 2003)

  • 「"Pittsburgh Left" というピッツバーグ独特の慣習。交差点で先頭の車が左折しようとする場合、青になったら対向車は譲ってくれて、優先的に左折できるルール。100%常にというわけではないが、手などで合図してくれる車も多い。日本でも場合によっては譲るけど。」(大越 July 2003)

  • 「PittsburghでのコミュニケーションはThank youだけではなく、「ごめんなさい。」のジェスチャーに対して、手を振って「気にするな。」と帰ってくることもあります。こんなコミュニケーションが一日を気分の良いものにしてくれます。」(下山 July 2003)

その他運転時の注意点

  • 「道路脇に立っているSTOPの標識が住宅街の木で隠れていることがしばしば.」(大越 July 2003)

  • 「日本の信号機に比べ、より頻繁に、動いていない (電力が供給されていない) ことがある。動いてないときは、4 way stop と同じルール。特に、夜間に注意。街燈も消えて交差点の存在自体が、わかりにくい場合がある。」(穐山 July 2003)

  • 「トラックやバスの回転半径が日本では考えられないほど大きい。交差点であまり前で止まると、大型車の右折、左折を妨げる事になる。」(井上 July 2003)

  • 「左折専用レーンなどの表示が分かりにくい事が多い。」(井上 July 2003)

  • 「信号で、路面にセンサーが埋め込んであるところがあるので、止まる時はその上に停車する方が早く信号が変わる。」(井上 July 2003)「逆に、そこに止まらないと、ずっと信号が変わらないことも」(大越 July 2003)

  • 「古いhighwayのExit#システムは、州境あるいはそのルートの起点から順番に Exit1, Exit2と割り当てていくものでしたが、全米で新システムへの切り替えが進んでいるようです。新システムは、州境とか起点からのマイル数をExit#として割り当てるものです。そのため、旧システムと比べ番号がやたら大きい数字になっていると思います。このシステムだと、マイルポストの数字や今通過した出口のExit#と自分が降りたい出口のExit#を引き算すると、あと何マイルで自分の出口かを計算できます。一見便利なようですが、州境を通過する場合はマイル数がリセットされる場合があるので気をつけて下さい。Exit#が新しいシステムに切り替わったhighwayでは、大きな案内板の支柱に「OLD EXIT 13」というように古いExit#がかかれた小さい看板が付いています。」(池澤 May 2003)

  • 「片側3車線以上の道路で先が二手に分岐しているとき、今いる車線で目的の方向に行けるかどうか不安になったことありませんか? たとえば、ピッツバーグ方面が右に分岐するとして、手前の案内板には、

    • 1車線だけ右に行けるとすると、"Pittsburgh Right Lane"

    • 2車線以上右に行ける場合は、"Pittsburgh Right Lanes"

    • となっているはずです。単数・複数の理解は迷いを解消する! これに気づいたときは目から鱗でした。」(池澤 May 2003)

  • 「冬遠出をするときは車の中に毛布や寝袋を入れておくと良い。車が故障した時に、厳しい気温の中救助してもらうまでの対策。」(大越 Jul 2003)

  • 「道路に椅子が置いてあったら、駐車スペース確保のしるし。マナー的に、椅子が置いてあるのはだいたい自宅前。雪かきと関係しているため、冬に住宅街でよく見られる。」(嶋 Oct 2007)

  • 「10月後半から11月前半にかけての秋は、鹿の飛び出しが多くなります。特に日の出直後および日没直前の2時間は注意が必要だそうです。大抵3〜5頭くらいのグループで移動しています。」(稲田 2016)