冬対策
年によりますが、冬は結構雪が降ります。93年、95年の冬は雪が多く、(特に郊外では)非常事態宣言が出されたり、外出禁止になったりしました。 97年、02年は暖冬でほとんど積もりませんでした。
主要道路/生活道路の除雪はすぐに(夜の間に)行なわれるので、雪の深い路面状態が続くことは稀ですが、豪雪の場合は主要道路(Turn Pike等)が閉鎖されることがあります。屋外駐車場や私用道路の場合には雪かきする必要があります。
雪が降り始めるのは11月下旬から12月なので、その頃までには次のような項目をチェックしましょう。
タイヤの確認。場合によってはスノータイヤに交換。
バッテリの確認。古くなっていたら交換。
雪対策用品の購入。
不凍液の確認。
エンジンのかけ方
雪の日の運転車を出すのに雪かきする必要があります。(特に屋外駐車の人) バッテリが弱っているとエンジンがかかりにくい場合もあります。エンジンのかけ方のコツとして古い車(キャリブレータ車の場合)
アクセルペダルを床まで踏み込む。
キーを回して、セルモータをまわす。
エンジンが始動してブルーーンと吹き上がるので、ただちに、アクセルペダルをはなす。というのを覚えていてもいいですが、電子制御の場合は関係ないです。 また、ガソリンが非常に少ない場合はエンジンがかかりにくいです。ギリギリという状態は避けましょう。ノーマルタイヤの人は特にゆっくり運転しましょう。 雪が深い日は動けなくなることもあるので、外出しないのが一番です。(特に夜間)
冬期のタイヤ
ノーマルタイヤ
ピッツバーグでは、ノーマルタイヤで(ゆっくり)走っている人が多いです。雪が深い時には乗らないという人はノーマルのままでもいいかも知れません。 タイヤ交換の際はAll-weather, all-yearを指定すればいいでしょう。 Seven Springスキー場に良く行く人はスノータイヤを考えてもいいでしょうが、実際はall seasonで良い場合がほとんどです。2WD(二輪駆動)の車でも、トラクション・コントロールが付いていれば、スピンすることなどはあまりないようです。
スノータイヤ(studless tire)
ノーマルタイヤとスノータイヤの絶対グリップ力の差は10%程度という話しも ありますが、雪が深い場合にはスノータイヤが有効です。坂道の多い所や郊外でなかなか除雪してくれない場所の人はスノータイヤに変えることを考えてもいいと思われます。
スパイクタイヤ(studded tire)
スパイクタイヤを履いている車は非常に少ないですが、禁止されてはいません。PennDot のサイトによると、PAでは Nov 1~April 15まで許可されています。凍った路面では非常に有効です。
バッテリー
バッテリー寒い時はバッテリーの電圧が下がるので、弱ったバッテリーではエンジンがなかなかかからないことがあります。新品交換が一番です。交換したくなければ、長時間屋外放置する時は、ボンネットをあけてバッテリーから直接プラス(赤)端子を外して、放電を防ぐ。 バッテリーに段ボールなどの着物をきせて、保温する。 という手もあります。
また、冬季に限らず Battery Jump Starter を車に積んでおけば、万が一旅行先などでバッテリーがあがっても心配いりません。エンジンをかけるために、車につないぐ予備のバッテリーです。
持っていた方がいい物
雪をはがすスクレイパー(必須)
シャベル(屋外に駐車する人によい)
ブラシ
鍵穴溶解剤(defroster とか de-icer)
を用意しても良いかもしれません。お店についてはメンテナンス・修理を参照。